エンリコ+ミヨミヨのお散歩生活

第1回 2001年8月16日 砧公園編

殆ど輪行に参加しないエンリコ+ミヨミヨですが、どっこい世田谷方面ではぼちぼち自転車を楽しんでいます。ただ最近ミヨミヨは仕事で忙しく、自転車に乗る余裕がありません。というわけで、まずは私エンリコの自転車散歩生活を紹介します。

エンリコの愛車私にとって自転車はまさにお散歩の道具。徒歩では無理な距離を、自動車とは違う臨場感を味わいながら緩急自在に動き回れるのは、実に楽しいものです(自動車でのドライブもいいですけどね)。普段の行動半径は直線距離で3km程度、エリアとしては環七、環八、京王線、小田急線で囲まれたあたりです。殆どが住宅地なので、自動車の多い主要道路を避ければどこでも気持ちよくお散歩できます。

機種と装備は写真の通り。自転車と同じく新宿のジョーカーで買ったZefalのバッグを荷台に取り付けています。このバッグは取り外しが簡単で持ち歩きもしやすく便利。中には簡易工具、帽子、手袋、長ズボン用のバンド、ハンドタオル、地図、財布、本などを入れています。パンク応急修理用具はありませんが、お散歩なので商店街に行けば自転車屋さんはあるし、最悪うちまで押して帰ればいいので、気軽に構えています。

赤堤今日は快晴、家にいちゃもったいない、最高のお散歩日和だ!というわけで、今回は環八のすぐ外、世田谷美術館のある砧公園へ。最近は2週間に1回くらい通っている、私のいわば定番コースです。まずは赤堤地区の北寄りにある自宅から南下、戦前の区画整理で出来上がった住宅地を抜け、経堂駅へ。最近完成した小田急線の高架をくぐり、農大通り商店街を下ります。ここは人通りが多い上に自動車の抜け道にもなっていて、通るのに一苦労。世田谷ネイティブのミヨミヨによれば、昔はここに路線バスが走っていて、車窓からはお店の軒先に吊るしてある品物に手が届いたというから驚きです。

緑のトンネル農大通り商店街を抜けてから世田谷通りまでは、道を選ばないと思わぬ遠回りをしてしまいます。私は桜ヶ丘小学校の脇を通って農大の近くに出ることにしています。農大と桜ヶ丘中学校に挟まれた道は緑のトンネルが美しい。ここから桜ヶ丘三丁目辺りを抜けて世田谷通りを渡り、上用賀に入ります。この辺りには一方通行の出口に向かって「自転車専用」と書いた信号がいくつかあります。上用賀は碁盤目の街路網が分かりやすく、程なく砧公園へ。ゆっくり走っても30分はかかりません。道のりで5km弱でしょうか。

サンクン・テラスまずは世田谷美術館の前に駐輪して、サンクン・テラス(地上から階段を降りたところにある中庭)にあるセルフサービスのカフェ「ルソー(Rousseau)」へ迷わず直行。さあお茶だお茶だ。といってもコーヒーですが。暑いせいかテラスは無人で、閉店中かと思ったらお客さんは皆建物の中。でも外が気持ちいいので一人でテラスへ。眺めはこんな感じです。ここでは決まってケーキセットにします。コーヒーと、チョコレートケーキかチーズケーキのセットで550円。私はチョコレートが好きなのでいつもこちら。

ケーキセット写真はパラソルのせいで緑っぽくなっています。コーヒーは普通のものらしいけど、エスプレッソマシンで入れているせいか、なぜか美味しく感じます。自転車に乗った後だからかもしれませんけどね。ケーキは感動するようなものじゃありませんが、悪くない。時折吹く風に涼みながら、今日はヨシフ・ブロツキー著『ヴェネツィア−水の迷宮の夢』を読み始めました。でも真夏の紫外線が強すぎて、読書はすぐに断念。なお、優雅にランチを楽しみたい方はレストラン「ル・ジャルダン(Le Jardin)」へどうぞ。確か1,500円のランチメニューがありました。美術館では「福田繁雄展・福田美蘭展」をやっていましたが、これは観ずに次回の「勅使河原蒼風展」の前売り券を購入。

砧公園いよいよ砧公園ポタです。美術館の前庭の見事なケヤキや美しい芝などをゆっくり楽しんでから、サイクリングコースへ。1週1,667m、一方通行です(すみません、案内図の写真撮るのを忘れました、ウェブにも無いようです)。緑豊かで、快適!の一言です。

樹々の間から園内の広大な芝生で寛ぐ人達が見えたり(今回は夏休みのせいか屋外日焼けサロン状態だったので写真はやめ)、土手に囲われた武蔵野の街道のようなところがあったりと、変化に富んでいます。サインも丁寧で、よそ見をしそうなところには「まえをみて走ろう」、下り坂や曲がり角には「ゆっくり走ろう」。主に子供用ですが、ポタリストの心理をよく分かっていて笑えます。きっと、コース完成後誰かが自転車に乗りながらサインの計画を考えたんでしょうね。さっきサイクリングコースと言いましたが、ウォーキング、ジョギング、ローラーブレードをする人もいるので、安全には気をつけましょう。

サイクリングコースさて、快適なのは景観だけじゃなくて、まとまった緑があると真夏でも実際に気温が下がること。自転車で進みながら冷気を受ける心地よさは忘れられません。同じことは皇居外苑でも体験しました。サイクリングコースに囲まれた園内には遊歩道があり、ここも自転車でゆっくりと走ることができます。遊歩道には木陰を配するように設計されていて、感心します。

環八を跨ぐ歩行者・自転車用の橋この日は湿度も低く気持ちよい天気なので、コースをもう一周してから帰路へ。園内の丘からは環八を跨ぐ歩行者・自転車用の橋が延びていて、向かいの区営住宅のテラスに接続しており、自転車は斜路で地上に下りられます。橋の美観もそれなりに考えられていて、都内では珍しい施設です。大通りを信号待ち無しに安全に横断できると、お散歩も一層楽しくなります。

世田谷清掃工場の煙突後は来た道を逆行。ここで、ランドマーク(大きな目印になるもの)を紹介しましょう。お散歩コースを見つけるときにはいつも概略の地図を頭に描きながら適当に走るので、ランドマークは頼りになります。今回は何と言っても砧公園脇にある世田谷清掃工場の明るい迷彩柄?の煙突。写真は世田谷通りに下る坂の上から見たところ。小さくしか写っていませんが、これが至る所から見えるといっていいほど、砧公園へ行く時の案内役になります。

烏山川緑道ところで、農大通り商店街の南端のところに、こんなものがありました。何だか分かりますか? 実はこれは烏山川緑道といって、昔小川が流れていたのに蓋をして、上を緑のある遊歩道にしたものです。実際、すぐ脇の交差点は「経堂大橋」といって、橋は無くなって名前だけが残っています。さびしい限りですが、都市化が進んで水質が悪化し、おまけに子供が落ちたら危険だというので、戦後こういうことが至る所で行われたのです。

私がお散歩によく持参する「国土地理院1万分の1地形図−世田谷」を見ても、この烏山川緑道と北沢川緑道が画面を東西に横切っています。(なお、1万分の1地形図は、道路表現の正確さや微妙な高低差がよく分かる点で、お散歩用に重宝しています。)この辺に興味のある方は、鈴木理生著『江戸の川・東京の川』を読まれてはいかがでしょうか。

ラーメン屋英さて、しばし走って自宅の近所へ。お腹もすいたので、経堂に本店のあるとんこつラーメン屋「英(ひで)」で遅い昼食。ヒデといっても中田選手とは何の関係もありません。多分。このお店は赤堤方面では最もおすすめラーメン屋さんです。近くの日大文理学部の学生にも人気があるようです。今回は夏休みなので並ばずに入れました。ここの特長は、麺がかため・ふつう・やわらかめ、スープがこってり・ふつう・うすめの3種類ずつ選べること。ニンニクも少なめにしたり抜いたりできます。加えて、お昼はご飯付き。ラーメンにご飯というのもどうかと思いましたが、スープの上澄みに少し浸して食べると美味しいとの説明書きがあり、試してみたら結構いけました。私が頼んだのはかため−ふつうでニンニク少なめのとんこつラーメン、お値段は600円。

とんこつラーメンここでふと、一人でお散歩したせいか、自分の写真を撮っていないことを発見。でも近所の人に頼むのも格好悪いし、今回はパス。念のためいでたちを説明すれば、ポロシャツ+短パン+裸足にカジュアルシューズ。気楽が一番、って感じです。

さあ、お腹も一杯になったしそろそろ家に帰ろう、今日も快適なお散歩に満足!

次回をお楽しみに!

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uploaded:2001-09