リーガ(ラトヴィア) バルト三国その1

リーガの市庁舎広場
リーガの市庁舎広場

◆いざ出発

シベリア上空シベリア上空

11時発フィンランド航空A320はヘルシンキに向けて定時に離陸しました。 エコノミークラスの前から2列目席、一番前は赤ちゃんや小さい子供連れが占めていて、あちこちで赤ちゃんが泣いていて少しうるさい。 雪に覆われたシベリヤ大陸の上空をしばらく飛行してから北極海近くの氷に覆われた不毛の地を見下ろしている内に30分遅れで小雨のヘルシンキ空港に着陸。

乗り継ぎのリーガ行きまでは、何と10分しかない! EUの都市への乗り継ぎ客はヘルシンキで入国手続きをして下さいというアナウンス、しかもここで乗り継ぎのチェックインもしなければならない。 入国手続きをして、すぐにUターンして出国手続きをし、時間がないのでチェックインは省いて搭乗ゲートへ駆けつけたら、まさに搭乗中。 ここでチェックインをして何とか無事に機内に収まりました。

リーガ行きプロペラ機リーガ行きの双発プロペラ機

リーガ行きは60人乗り程度の双発プロペラ機。 スルスルとバックしてから、バスのように軽快に走って滑走路へ、あっという間に離陸しました。

ちなみに帰りも同じ飛行機で、このときは乗客20人程度。 搭乗ゲートで『重量バランスのため座席番号が変りました』と新しいボーディングカードをくれて、全員10列目から後ろに乗せられました。 フロントヘビーにならないように、ということでらしい。

このクラスの小型機が飛行機らしくて一番好きですね! 1時間10分の飛行で晴天のリーガ空港に到着。

◆ラトヴィアの首都、リーガ

人口80万のこの都市の第一印象は、少し薄汚く、殺伐とした雰囲気でした。 その原因はすぐに分りました。 新市街地といえども建物はかなり古く、薄汚れている。 それと、ウクライナと違って路にほとんど街路樹がないためです。 道幅も狭く、街路樹を植えるスペースは無いようでした。

リーガの運河リーガの運河

しかし、街の中には緑豊かな公園がたくさんあり、旧市街を隔てる運河やダウガヴァ川のほとりは緑地帯が広がり、少し目が慣れてくるとなかなか味わい深く、活気のある街であることが分ってきました。

この運河を境界に新市街と旧市街が分かれています。 運河の周囲は公園、右側が旧市街。

城壁リーガで残っている数少ない城壁

投宿したのは中央駅から延びる目抜き通りに面した古いホテルでしたが、清潔な感じです。 最初の二泊は中庭に面した4階の静かな部屋、その後は3階の街路に面した、外の眺めを楽しめる部屋に変わりました。

ホテルからの眺めホテルからの眺め

道路に架かっている三筋の旗はラトヴィアの国旗です。上下のくすんだ赤は血の色で、真ん中の白い部分は遺体が横たわっていた痕だという、なぜか血生臭い。

この街の公共交通手段はトラム、トロリーバス、バス、マイクロバスです。 トラムは全体が広告に覆われ、看板が走っているよう、トロリーバスはキエフよりも新しい車両で快適です。

旧市街

旧市街の路地旧市街の路地

新市街から運河で隔てられた1ヘクタールに満たない狭い地域で、石畳の狭い路が迷路のようにはしっています。 そのために車の通行がほとんどありません。 この狭い範囲に17世紀前後の古い教会や様々な建物が密集しています。

旧市街にはこのように車が通れない路地があくさんあり、安心してビールが飲めます。

デパートのガレリア旧市街にあるデパートのガレリア

左側が古い建物、右が新しい建物で、間にガラスの屋根を架けてブリッジでつなぎ、心地よい空間を作っています。

新市街

19世紀から20世紀初頭の建物が主で、見事な彫刻が施されたアールヌーボーの建築をたくさん見ることができます。 トラム、トロリーバス、車、がひしめき合って走っています。

投宿していたホテルの通り投宿していたホテルの通り

新市街の通りはこんな感じが多い。 建物の意匠はかなり手が込んでいるものが多く、 右側の塔が付いた建物が投宿していたホテル。 この建物はかなり規模が大きく、今で云うところの複合建築で、ホテル以外に店舗や住宅、ユースホステルまで入っています。

アールヌーボーの建築見事な彫刻が施されたアールヌーボーの建築がたくさん。

現代建築古い建物に混じってガラスカーテンウォールの現代建築も点在。 ガラスに映り込んでいる風景がたまらなく良いね!

中央市場運河を挟んでバスターミナルの向かい側にあるのが、20世紀初頭に建てられた巨大な中央市場。 屋外でもたくさんの店が商いをやっていました。

市場の内部市場の内部です。 この建物はラトヴィア領内にあったある施設をここに移設して市場にしたものです。

*ここでクイズ:『ある施設』とはいったい何でしょうか? (答えはこのページの最後にあります)

ダウガヴァ川の畔ダウガヴァ川の畔は市民の憩いの場になっていて、このときは美女がおしゃべりに夢中の様子でした。

遊覧船ミシシッピー川の蒸気船を模した遊覧船です。 外輪はもちろんダミーです。

中央駅

広い駅前広場を囲むように建つL字型の駅舎は、石張りの壁とハーフミラーのカーテンウォールでできた現代建築です。 この中で駅の機能はごく一部で、あとはショッピングなどとの複合施設になっています。 2階がプラットホームになっていて、屋根も何も無いみすぼらしいものでした。 今回の三つの国全てにおいて鉄道は衰退し、寂しい状態でした。

郊外

民俗野外博物館民俗野外博物館

郊外にはソ連時代のアパートに混じって大型ショッピングセンターやカーディーラーが点在し、街路樹が多い。 街から10キロほどのところに民俗野外博物館があります。 湖の畔の広大な松林に18世紀を中心とした木造建築を移設して展示してあり、中には16世紀ぐらいのものもありました。 似たような施設はバルトの他の都市にも、キエフにもあります。

板ブキの長い建物は現代のドライブイン・モーテルのようなものらしい。 納屋にはたくさんの古い馬車が陳列してありました。

湖の畔湖の畔で記念撮影。 白鳥がたくさんいました。 カメラを構えたら餌をくれると勘違いしたらしく、おびただしい白鳥が集まってきてしまいました。 何も持っていなかったので気の毒なことをしました。

※クイズの答え:ドイツのツェッペリン型飛行船の格納庫でした。 そういえばピーターベーレンスのAEGタービン工場に雰囲気が似ていると思いませんか?

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uploaded:2007-06-04