デュエルンのキエフ便り 2

“ジオポタの匠”“風の旅人”として多くの伝説を作ってきたデュエルン・レーフェンス
2006年1月、デュエルンが愛車“轟カル号”と共に向かった先はなんとウクライナのキエフ。
ついにジオポタ・キエフ支部誕生!

この章はキエフのデュエルンから送られてきたメイルを一部改訂して編集したものです。 日付けの新しいものが上になっています。

(編集/サイダー、監修/デュエルン)
2006.03-2006.04


04月29日(土)2006年 カチャ

ウクライナもメーデーその他できょうから4連休です。
5月9日(火)も何かの休みで、月曜日の8日がどうなるかはっきりしなかったのですが、今週はじめにこの日も休みに決定したようです。 そのかわり土曜日は仕事をするようにだと? 前日の夜に休日が決まる事もあるらしいです。 朝のテレビニュースできょうは休日になりました、とやるらしい!!

こちらで聞いた笑い話で、『こんなに休んでばかりいてバカじゃないか! いや、もっと休んでいる国がある、それは日本だ! 日本はバカか?』

家主のカテリーナさんが月末の家賃を受取に来たので、オデッサの写真を披露しながら旅の話をしていたら、家庭教師がきて鉢合わせ! 偶然にもこの二人、同じカテリーナという名前なのです。 以前、エカテリーナとカテリーナは同じ名前と言いましたが、補足するならば、こちらでは常にファーストネームで呼び合い、しかも短縮して呼びます。 カテリーナの正式な名前はイエカテリーナで短縮してカテリーナ。 しかしカテリーナと呼ぶ人は誰もなく、さらに短縮してカチャです。

民族建築の博物館勉強のあと、午後から郊外にある民族建築の博物館に行ってきました。

広大な丘陵地帯に17世紀からの古い建築がウクライナ各地から集められていて、極めて興味深いものでした。

殆どの建物が茅葺屋根で昔の日本の農村を想い起こします。 正面の建物は学校です。

園内の景色弁当持参でピクニック代わりにきているひとが多いようです。 園内を馬に乗って巡ったり、馬車に乗ったり、自転車で来て、そのまま自転車で廻ったりできます。

カチャ野外レストランでの昼食。 私は黒パンと野菜サラダとボルシチ。 家庭教師のカチャはにんにくの漬物が入ったサラダとガーリックソースをかけたパン、それと何かの肉料理を注文しました。


04月25日(火)2006年 黒海はほんとうに黒い?

オデッサの愛車朝の7時過ぎにオデッサに着き、駅前のマクドナルドで腹ごしらえしてからさっそく海に向かう。 朝早いとあって人影はまばらで、釣り人、犬の散歩、美容体操の人などがちらほら。

東京の桜はとっくに終わったと思いますが、オデッサは今が見ごろです。

黒海そしてついに轟カル号とともに遥々やって来ました。 黒海です。 感無量!

肝心の黒海の色ですが、やはり黒いです。 じつは正確を期す為に朝、昼、夕の三回足を運びましたがいつ見ても黒い色でした。

間近で見る海水の透明度はかなり高いです。 もう一つ他の海との際立った違いは、磯の香りがなく、砂浜に打ち上げられる海草類も見当たらないことです。 魚はけっこう釣れているようでした。

聞くところによると、太平洋に比べ塩分濃度が極めて薄いのだそうです。 私の想像ですが、海水中の青色を反射する成分が少ないのだと思います。

オデッサの街オデッサの街は、海に近い地域を除き平坦で自転車で走り易いです。 建物も3階建て程度と低く、キエフに比べると落ち着いた、やさしい印象です。

公園、広場、遊歩道の数は大変なもので、市民一人当たりの公園面積は相当なものと感じます。 街角のあちこちに銅像があるのも特色です。 キエフで見ない車椅子もここでは目にします。(激坂、段差だらけのキエフは介助なしの車椅子は不可能な街です。)

ポチョムキン階段映画「戦艦ポチョムキン」で有名なポチョムキン階段です。 下りた先が客船ターミナル。 階段と並行してケーブルカーがあり、自転車も乗せて良いか聞くとOK。 料金を聞くと無料だと言う。 なんと大らか!

人々の気質も少し違いを感じました。 轟カル号の注目度は凄まじく、一日で何人のひとが話しかけてきたか数え切れない。 少し有名人になった気分! 残念ながら彼らの視線は自転車に向いているのだけれど。

自転車のパーツにやけに詳しいレナールのようなおじさんに出くわして、シマノの何がどうの、カンパニョーロが、カーボンピラーが、と自転車談義をしていたら、この御仁カンパ仕様とシマノ仕様の2台のロードを所有しているとか。 またほかの場所では、こちらが日本人と分かると、片言の日本語まで飛び出す始末。 港街だけあって、日本に行った事がある船員も多いらしい。

ビキニで日光浴朝、人影のまばらだったビーチも昼ごろはごらんの通り、ビキニで日光浴するお嬢さんも!

単独ツーリングの常でいつもカメラ用三脚を持参しているけれども、ここでは一度も使う機会がなかった。 近くにいる人が誰でも気さくにシャッターを押してくれる。

オープンカフエことしは走りこんでいないので、久しぶりに朝から晩まで走っていたら、お尻は痛い、膝も痛い、全身の筋肉も痛い、痛い!!

夜になると街角のオープンカフエはどこも大賑わい!


04月24日(月)2006年 オデッサへ

イースターとイースターマンディの3連休を利用して、オデッサへ旅行に行ってきました。 自転車でオデッサをくまなく見てこようという魂胆です。 今回は昔シベリヤ鉄道で乗って以来のコンパートメント、それも贅沢にも二人部屋を予約して出発です。

キエフ中央駅のエントランスホールキエフ中央駅のエントランスホール

キエフ中央駅は寺院のような荘厳な造りで、左右のウイングに切符売り場と待合ホールがあり、左側のエスカレーターを上るとコンコースにでます。

コンコースは空港のゲートラウンジと同様に待合用のベンチとたくさんキオスク、バールがあります。 時計の付いたインジケーターには、列車番号、行先、発車時刻、ホームの番線が表示されて分かり易い。 この駅は国際列車と長距離の専用で近距離電車は隣接の別な駅から出ます。

コンパートメントコンパートメント

チケット(英語の記載がない)には21:34と22:04の二つの時間が記されていて、先がホームに入線する時間で後の方が発車時間かなと勝手に解釈していたら、21:34分が発車時間でした。 早めに来て良かった!

車内の廊下の天井には何故かポトスが這っています。 愛想のいい車掌(後にこやつ、とんでもない車掌とわかる)に招かれてコンパートメントに収まり、一息。

ベットの下にはちようど自転車が入るくらいの空間がありました。 窓の外は延々と人工林が続きます。 この国の植樹のこだわりは相当なもので、鉄道沿線だけではなく、高速道路や道の両側には徹底して樹を植えています。

相客が来ない内に酒を飲みだすのも如何かと、待つうちに、音もなく列車は走り始めた。

程なく、くだんの車掌が現れて、きょうこの部屋は一人だけだ、一人で占有する追加料金100グリブナ(約2000円)払えという。 一人も二人もこちらのあずかり知らぬ事だけれども、抗議できるだけのボキャブラリーを持ち合わせていないので、しぶしぶ払う破目に!

しかし個室をひとりで占有すれば、やはりリッチ気分で満足。

用意したウオッカをちびちびやりだしたら、注文したコーヒーを持って車掌が現れる。 目ざとくウオッカを見つけて俺にも飲ませろという。 勤務中だと思って少しだけ注いでやったら、指で示してここまで入れろという。 あっという間に半分飲まれてしまい、その後、頼みもしないに次つぎとウオッカやらビールやらつまみを持ってきては、二人の酒宴が始まり、気が付いたらウオッカの小瓶2本とビール4本を二人で飲み干し、翌朝オデッサに着いた時は完全に二日酔。 他人の金で散々ただ酒を飲んでいながら、こやつは昨夜の飲み代とつまみ代50グリブナ払えという。

オデッサ駅オデッサ駅

へろへろで着いたオデッサはあいにくの曇天!  黒海は本当に黒いのか?

次回をお楽しみに!


04月17日(月)2006年 小さなポタリング

ニプロ川ニプロ川:右側が旧市街、左側が中州を挟んでさらに同程度の川幅があり、その左が新市街

遅い春がやってきました。 窓先の街路樹も新芽が芽吹きはじめ、地域暖房も先週の水曜日に止まりました。 それと前後して体調を崩し、先週末はダウン!

中州に架かる歩行者専用吊橋中州に架かる歩行者専用吊橋

先々週の土曜日、二度目のポタリングにでかけました。 アパートから自走で、街の中心部を通り、ニプロ川を渡って中州までの往復です。 この街の舗装状態は極めて悪く、小径車には向いていません。 それにもめげずロードで走っている人がいます。

老人たち気の早い老人たちは河べりのデッキで早速日光浴。 窓枠の水色はウクライナ人の好きな色なのでしょうか? 街の至る所でこの色を見ます。 そういえばウクライナ国旗も水色と黄色でした。

街の中心部にて街の中心部にて

ガラスのドームは地下街のトップライトです。 寒い国だけあって至るところ地下街が発達しています。


04月04日(火)2006年 三ヶ月たって

早いものでウクライナに来て、きのうでちょうど三ヶ月経ちました。

やっと少し春らしい気候になってきました。 と同時に街に自転車が湧いてきて、この街では珍しいロードも見かけました。 しかし寒暖の変化が激しく、前日13度くらいになったかと思えば、翌日は雪が降ったりで、体調を崩すひとが増えています。

三ヶ月暮らしてみてのキエフの印象は、一言で言えば、街の洗練度は先進ヨーロッパに比べるとまだまだの状態ですが、それゆえ面白さもあります。 それとやたらと美女が多いこと。 ウクライナは世界一美人の比率が高いそうです。(これまで隣のベラルーシが一番かと思ってました。) しかし、美女というものは滅多に居ないからこそ貴重で価値があるもので、地下鉄の車内であっち見ても、こっち見ても美女ばかりだと有難味が薄れます。

三ヶ月暮らしてみて分かってきたこともありますが、依然として見えてこないのが人々の暮らしぶりです。 政治の世界は混迷しているし、景気も悪い、ホームレスも多い、アル中も多い、巷に出没する詐欺まがいの盗人もいる。 しかし、直接接するウクライナ人は皆極めて善良で気立てが良くひたむきで、日本人がいつの間にか忘れてしまったものを彼ら、彼女らは持っていて、気持ちが良いです。

前にも記しましたが、五月になるとキエフの街は一変すると言われていますが、窓の外の街路樹を見るとつぼみが少しふくらみ始めました。 一変するとは、たぶん街が花で被われるのでしょう。

先月から家庭教師を雇って、語学のレッスンを始めました。 ミワプッチのように流暢になりたいなどと、夢想しているわけではむろんなく、買物や最低限の日常会話ができるようになればと思っているところです。 毎週土曜日の午前中一時間のレッスンです。 一つ覚えるうちに、三つ忘れる年頃になりましたから、それは、それは大変です。 先生はこちらの女子大生にアルバイトでお願いしています。 勉強の後、彼女の身の上話など聞いていたら、少しセンチメンタルな気持ちになってしまいました。 老人とは言え、一人住まいに若い女性を招き入れるのですから、それなりに神経を使っています。

皆さんが佐渡を走っている頃、こちらも日本ほど多くはないにしろ、連休があるようで、自転車をもって小旅行に行く予定です。


04月02日(日)2006年 私のアパート

だいぶ日が長くなり、七時半ですがまだ明るいです。
こちらの人もあちこちで欠伸をしている人が目立ちます。 季節の変わり目だからでしょうか?  自分だけ眠いのかと思っていたら、そうでもないようです。

きのう5本で20円のボルトを買いに、20キロ以上はなれた郊外のホームセンターまでタクシーで行って来ました。 タクシー代往復で1600円! 安いと思うでしょうが、今は金銭感覚がローカルになっていますから、もの凄く高いのです。 緩み止め付きナットにしたので、轟カル号も復調です。 きょうは始めてバスに乗りました。この話題はいずれ交通事情で詳しく紹介します。

アパート内部私が借りているアパートの話題です。

キエフには賃貸専用のアパートはほとんどないそうです。 もともと住んでいた部屋を高い家賃で貸して、自分たちは郊外の安いアパートに住んで利ざやを稼ぐとか、お金のある人が投資目的で一部屋買うとか、のようです。 所有権は部屋の内部とバルコニーに限られ、共用部分の区分所有という概念はなく、ドアの外は道路と同じ感覚です。 歴史的建造物や景観保存地域を除いて、バルコニーをサンルームに改造することが許されているようで、ほとんどのアパートで改造が施されています。

アパート内部2私のアパートは6階建てで、1階は全て店舗です。薬局、布地屋、携帯電話屋、ゲーム屋さんなどがあります。 住戸の構成は階段室形式で、一つの階段に4住戸があります。 私のところはワンルームですが、他は2ルームのようです。 広い部屋に一人で住むのは気が進まないのでワンルームを希望していて、たまたま照会されたのがこの部屋でした。

古いアパートはどこも、共用部分が荒れ果て、足元が見えないほど薄暗く、最初の印象は廃墟かスラムに見えて、とても住む自信がなかったのですが、今では住めば都です。 その階段もアパートの周りも何時も掃除は行き届いていて、雪が積もればまだ寝ている間に綺麗に雪かきがしてあります。 家具付、什器付、週一回のリネン付で家賃月690ドルです。 この中には水道、給湯、ガス代が含まれます。 ここのサラリーマンの平均給与が500ドル程度と聞いていますから如何に高いか分かります。 当初廃墟かスラムに見えたこのあたりは、後で聞けば極めて富裕層か外国人でないと住めない地域だそうで、二度びっくり!!

間取り図24時間暖房しているので、夜誰もいない部屋に帰っても部屋が冷え切っている寂しさはないです。 洗濯物は浴室に掛けておくと半日で乾き便利です。

三つあるソファーは全てベッドになるので、最大4人泊れます。 もしキエフに来たら、ホテル代わりに使って下さい。 ホテル代はいりませんが、レトルトカレーかカップ焼きそば、とんかつソース持参のこと(笑)


03月18日(土)2006年 選挙

ところ変われば選挙も変わる! なかなか興味深いです。

各党の選挙活動風景各党の選挙活動風景

去年の暮れ、ウクライナとロシアの間で天然ガスを巡る争いがニュースになっていたのを記憶にあるでしょうか? 年明けそうそうにこれまでの二倍の価格で妥結しました。

その結果に不満をもった野党は、最高会議(日本の国会にあたる)を賛成多数で解散してしまいました。 ユーシチェンコ大統領(2年前の大統領選で反対陣営からダイオキシンを盛られた事件が記憶に新しい)の政府は議会では絶対多数を持っていない。

各党の選挙活動風景2その選挙運動が1月末から始まり、来週の日曜日が投票です。

二ヶ月に及ぶ長ーーーい選挙活動はものすごく派手です。 テレビ、ラジオは頻繁に政党のCMを流し、あちこちの街角では選挙用のチラシや新聞を配り、個別訪問もあり、キエフの中心部にある革命広場では毎週、週末に各党が入れ替わり立ち代り、巨大ステージを作って野外コンサートのようなイベントを開いています。 大勢の人々を動員しての行進もあります。 一人1000円位の日当で集めているとも聞きました。

ユリア女史の選挙看板ユリア女史の選挙看板(巨大看板が街のあちこちで見られます)

地方の票は決まっていて、勝敗はキエフの浮動票をいかに取込むかで決定するようです。 現在のところユーシチェンコ大統領の党とユリア女史の党ともう一つの党が三つ巴の争いになっているようです。

ユリア女史は次期大統領にもっとも近いと目されていますが、何かと話題が絶えません。 莫大な利権を持っていて、それに絡む疑惑でロシアから逮捕状が出ているとか、ウクライナ人ではなく、ポーランド人では?との出生の疑惑まで出ています。 女性の魅力を前面に出しての選挙活動に不快感を示す人もいます。


03月12日(日)2006年 お酒

お酒各種きょう初めて散髪に行って来ました。 美容院は女性の聖域と思っていますから、これまで日本でも一度も足を踏み入れたことがあませんでした。 こちらでは床屋と美容院の区別は無く、店内は若い女性客でにぎわっていて、目のやり場に困りました。 洗髪とカットで約400円でした。

きょうはお酒の話しです。 種類の多さは大変ものです。 冷やで飲む日本酒も好まれているようです。 焼酎はまだ見たことがありませんが、たぶんあるでしょう。

アルコール類は全体的に極めて安いです。 写真は最近愛飲しているお酒です。 左から、オボロン(ビール)独特のこくがあって美味しいです55円。 ベックス(ドイツブランドのビール)すこし辛口65円。 ステラ(ベルギーブランドのビール)最ものど越しがよく、いくらでも飲めてしまう85円。 いずれもアルコール度数が日本よりも多少高いので要注意!!

次が上級のウオッカこれまでウオッカをまともに味わったことがありませんでしたが、芳醇な味わいは癖になりそうです250円。 一番右が五つ星のコニャック、ブドウの香りが色濃く残り、サントリーVSOPよりも味わい深いです400円。 容量は何れも偶然500ccです。

これで飲んべいになるなと云われても無理ですよね!!


03月05日(日)2006年 ニプロ川(ドニエプル川)

ニプロ川やっと晴れたので、ニプロ川を見に行ってきました。(ロシア文字をローマ字風に読むとドニエプルと読めなくもない)

この川を挟んで、新・旧市街に分かれます。 川には鉄道橋や高速道橋、吊橋などたくさんの橋が架かっており、氷の無い季節は大型船が行きかっています。 ここから河口の黒海まで何キロあるのかわかりませんが、このへんの川幅でもそうとうなものです。 中州があって複雑な流れをしていますが、利根川の河口(銚子)よりも広い感じです。

氷の無くならないうちに川の中に立ってみたい! キエフに来た当初からの願いでしたが、今日やっと実現できました。

釣りをする人氷に穴を開けて釣る様子を間近に見てきました。 かれらは-25の気温でも釣りをやっていましたから、根性が違います。

氷を割って水浴び年寄りの男女4、5人が岸辺の氷を割って、水面を作っている。 何をするのかと見ていたら、男も女も素っ裸になり、この川に飛び込んだ!! 健康法でしょうか?

60年後のおばあさん60年後のおばあさんの写真も撮ってきました。


03月04日(土)2006年 黄金の門

黄金の門きょう、朝のうちは陽が出ていたので、午後はカメラを持って将来のお婆さん(笑)の写真を撮りに出ようと思っていたら、急に雪が降り出し、みるみる道は真っ白になってしまいました。

こうなると昼から酒を飲むしか方法がないですね。

先週の日曜日、キエフの観光名所になっている、黄金の門を見に行ってきました。 11世紀ごろに作られたもので、この門をくぐって街に入ったようです。 門があるから当然城壁が存在したわけで、その上部を木造の回廊が通っていたようです。 興味深いのは、その構造が正倉院と同じ校倉造りだったことです。

その下には赤や緑のテントが張られていて、これは今月行われる総選挙の選挙活動のもの。 各政党はそれぞれのイメージカラーを持っていて、あちこちの街角でマニフェストなど配って、派手に選挙合戦を繰り広げています。

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uploaded:2006-05-01