017 ジャヌカン/シャンソン集/ラヴィエ

アルバムの写真フランスという言葉が出たので、今回はフランスに行ってみようと思います。

シャンソンという言葉は、おそらくたいていの人が耳にしたことがあると思います。 フランス語による世俗の歌を指しますが、これらには15世紀のギョーム・デュファイなどによって作られた初期のルネッサンス期のものもあります。 しかしもっとも有名なシャンソンを残したのは、ここで紹介する、16世紀に活躍したクレマン・ジャヌカン(1485?-1558)なのではないかと思います。

このレコードについて

19の新しいシャンソン集と訳せばいいのでしょうか。 柔らかな響きのシャルル・ラヴィエ+フランス・ポリフォニック・アンサンブルのがいいかな。 しなやかで透明感があり端正な演奏です。 時に少しだけ弱いかなと思うことがあるし、ジャヌカンのはもっとぶっ飛んだ演奏が面白いと思うこともある。 そういう時にはクレマン・ジャヌカン・アンサンブルのもいいかもしれないけれど、僕の手元にはもうない。

じつは僕は、ラヴィエについてもフランス・ポリフォニック・アンサンブルについてもほとんどなにも知らない。 メンバーで知った名はリュートのホプキンソン・スミスしかない。 だから演奏家へのコメントは今回はなにもありません。 一つだけいっておくと、古い音楽をやる合唱のグループには男声だけのところが多いようですが(たとえはクレマン・ジャヌカン・アンサンブル)、これは女声を交えたものです。 だからか他の演奏に比べ、より柔らかな印象を受けます。

レーベル:ASTREE

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uploaded:2004