031 J.S.バッハ/無伴奏チェロ組曲/カザルス

アルバムの写真休憩を挿んだので、もう一つ大物でも大丈夫でしょうか。

これもバッハので、前回のヴァイオリンのと同様に6曲からなります。 コメントはほぼ前回同様になりそうなので省略しましょう。

僕は特に3番と5番が好きだな。

このレコードについて

またまたで笑われるかもしれませんが、こちらもたいへん古いもので、往年の名盤。 パブロ・カザルスによるものを揚げます。 厳しさではシゲティに共通するところがあるけれど、カザルスには『歌』がある。 絶対に手放せない演奏です。

レーベル:Dacapo

アルバムの写真2同じ曲です。 僕はこれも大好きです。 一時期はこればっかり聴いていて、カザルスはなくてもいいかな、と思ったほどです。 アンナ・ビルスマの古楽器によるもの。

僕の知る限りでは、この人は2度入れている。 これは古いほうで1979年の録音。 『語る』ようなフレージングがカザルスのとは、いや誰のとも、まったくちがう。 古楽器独特の柔らかな響きが印象的で、そのなかに静かな情緒を感じます。

彼の新しいほうは1992年の録音で、モダン仕様のストラデイヴァリウスをメインに使用している。 曲へのアプローチもずいぶんと違うように感じる。 語るようなフレージングは影を潜め、もっと歌うようにと変わった。 そして、そこから受ける印象はかなりロマンティックなものだ。 これはこれで、一種独特の世界だとは思うけれど、僕はやはり古い録音のほうがぴったりくる。

彼のこれらの演奏は2度、1983年と1993年とに聴いている。 2度目に聴いた時には、まさにレコードに聴くように、その変わりようにちょっと衝撃を受けた。 あんまり好きじゃあなかった、というより、よくわからなかった。 そして、なにか僕の聞き違えではないかと思って、新しいCDを買い求めた記憶がある。

最初の時はこのレコードにずいぶん近かったと思う。 歩むような、語るような響きが特別で、バロックのそしてバッハの新しい世界に出会ったと思えたほどだった。

レーベル:SEON

もう一つだけ。

藤原真理
ぼくは彼女の演奏がとても好きだった。 何回も彼女のを聴きに行った。
明るく、しなやかで、流れるようなバッハ。 ちょっと線は細いけれど、そこにはおそらく女性にしか表現できないだろうなにか、をいつも感じた。
レコードも出したがそれはあまり感心しなかったな。
これを書きながら、最近の彼女はどんな演奏をするのだろうかと思う。
機会があれば聴いてみたい。

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uploaded:2004