046 ジョスカン・デ・プレ/ミサ・パンジェ・リングァ/タリス・スコラーズ

アルバムの写真ルネッサンスの大御所中の大御所を忘れるわけにはいきません。

ジョスカン・デ・プレ(1440-1521)。 ネーデルランド楽派は幾人か紹介しましたが、この人はその頂点に立つといえるでしょう。

ネーデルランド楽派の人たちは皆、対位法の大家でしたが、この人のはその極致。 非常に強い表現力にはこの時代の誰とも違うものがあります。 ここでは代表作である表題のものを取り上げます。 パンジェ・リングァとは『舌よ、歌え』という意味だそうで、これの元の旋律はグレゴリオ聖歌にあります。 この曲はそれを豊かに展開しています。

このレコードについて

フィリップ+タリス・スコラーズ。 最初に元のグレゴリオ聖歌が入っています。 単旋の素朴ともいえる音の流れです。 そしてこの曲。 強い意思を感じる。 演奏は強く、柔らか。 女声が加わっているために、独特の柔らかさがあります。 僕は特別なものを除き、男声ばかりのより女声が加わったほうが自然に感じることが多い。 そういう理由もあってか、このグループのを聴く機会が多いようです。

レーベル:Gimell

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uploaded:2004