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香港 3

開催日 1985.09.24(火)- 09.25(水)

中国との国境
中国との国境

旅の紹介

◆  九龍から新界の中国国境付近に移動、アヒルが遊ぶのどかな田園風景を楽しみつつ境界のむこうの中国の発展を垣間見、カムティン(錦田)の城壁村で明代から続く空気を感じます。


九広鉄道九広鉄道

九龍のホンハム駅で列車に乗った私たち、向かうは中国国境です。 モンコック(旺角)を過ぎると長いトンネルに入りました。 トンネルを抜けるとそこは緑でした。 静かな田園風景が広がっています。 ここは新界、九龍や香港島とはまったく違う世界なのです。

10分ほど走ると高層の建物がズラリと並んでいるのが見えます。 どうやらシャティン(沙田)の住宅団地のようです。 この田園地帯も少しずつ開発が進んでいるようです。

上水上水

30分ほどで私たちを乗せた列車はションスイ(上水)に到着しました。 中国国境近くだから何もないかと思ったら、街は意外とにぎわっていて、新しい住宅団地が建設されはじめていました。

上水の交通標識上水の交通標識

面白い標識を発見、どうやら天秤棒にカゴをぶら下げた物売りはだめですよ、ということらしい。 なぜだめなのかはよくわかりませんが、この標識のすぐ近くを天秤棒をかついだ農民らしい人が平気で通ってゆくから面白い。

ロクマアチャウロクマアチャウ

ションスイから赤い車体のバスに乗り15分、さらに歩いて20分ほど行くとロクマアチャウ(落馬州)の国境展望台です。 ここばかりは本当にのどかなところでした。 池がたくさんあり、その中のところどころに白い斑点が見えるかと思ったら、それはダックでした。 池はアヒルの養殖池のようです。 少し先には川が流れています。 このサムチュン川の向こう側は中国なのです。 そうここが香港と中国との国境です。 中国側はアヒルの池ではなくただ緑が広がるだけです。 しかしその緑の端っこにはやはり高層ビルが建ち始めています。 中国も香港変換を睨んでか、このあたりの開発に乗り出しているようですが、アヒルと高層ビルという対比がなんともいえません。(TOP写真参照)

カムティンカムティン

ロクマアチャウをぶらぶらしたあと、ユンロン(元老)からカムティン(錦田)に行きました。 ここには15世紀の民朝から続く城壁村があります。 畑のなかにポツンという感じでレンガ造の高い塀が見えてきました。

城壁のたった一カ所の出入口城壁のたった一カ所の出入口

この塀に出入口はたったの一カ所しかありません。 この門の外側には、真っ黒な服に同じく真っ黒で鍔の先にひらひらとしたひだの付いた飾りのある帽子を被ったおばあさんが座っています。 村の入場料徴収係りです。 一元払って中に入れてもらいました。

城壁村のサイダー城壁村のサイダー

塀の中は同族の生活共同体ともいうべきもので、なんとここに住む人々の姓は一つしかないいうからびっくりです。 ここと同じような城壁村はかつて40ほどあったものの、この時点では6カ所しか残っていないそうです。

門から城壁の中を覗く門から城壁の中を覗く

中のメインストリートは巾一間ほどしかなく、その両側に民家の壁が続いています。 このメインストリートには男たちが何人も椅子を出してごろごろしています。 この通りを進んで行くと、男たちがボソッと声を掛けてきます。 よく見ればこの男たち、単にぶらぶらしているわけではなく、張り出したテントの下で農民が被るような帽子やひょうたんなどの土産物を売っていたのでした。 しかし商売っけはほとんどなしという感じです。

祭壇祭壇

村は一応観光名所になっているはずなのですが、私たち以外にそれらしい人はおらず、村の中で観光を伺わせるものは出入口の入場料徴収のおばあさんと、このわずかばかりの土産物売りだけです。 塀の中は特別きれいにされているわけではなく、ごく普通の生活が行われていて、洗濯物が干されていたり窓の上には九官鳥が籠で飼われていたりと、生活臭が漂います。

ここの宗教は仏教のようで、建物の一角には中国らしい大きな赤い祭壇が祭られており、通りの壁にはこんな小さな祭壇が掛けられています。

黒い民族衣装のおばあさん黒い民族衣装のおばあさん

メインストリートから一歩入ると道幅は半間ほどとさらに狭くなりになります。 これを行けば最後は迷路のようになり、迷子になりそうです。 そんなところで民族衣装を着たおばあさんに出会いました。 この村にいるのは男とおばあさんだけなのでしょうか、なぜか若い女性は見かけませんでした。

アジアっぽい建物アジアっぽい建物

新界から九龍に戻った私たちは翌日は、適当に街歩きです。 香港はどこをぶらついても楽しい、面白い!

高層ビルの周囲に竹が編まれています。 一体なにかな〜と思ったらこの竹、なんと建設中のビルの足場でした。 そこをジャッキー・チェンか忍者のように鳶が身軽に飛び回っているからなお驚き。 そこらじゅう活気に満ちあふれていて、こちらが街から元気をもらえます。 ぐちゃ〜っというアジアっぽい建物も楽しい。

軍将棋軍将棋

街角では男は老若を問わず、これ。 ちょっとした公園などには最初からテーブルにこの軍将棋の盤が刻まれているので、そういったところでは対戦する2人を取り囲むようにして、男たちがたむろしています。

地下鉄のゲート地下鉄のゲート

スター・フェリーは気分がいいので何度か乗りましたが、どういうわけか写真がない! 緑と白に塗られた楕円形に近い形の船体は、前後にスクリューが付いているのか、方向転換することなく九龍と香港島の間を往ったり来たりしています。

そのスター・フェリーの運行を脅かすのが海底トンネルとこちらの地下鉄です。 地下鉄は最近まで九龍側だけでしたが、香港島の港島線(Island Line)がこの年開通したのでとても便利になりました。

暗闇に向かう地下鉄暗闇に向かう地下鉄

その地下鉄でちょっとしたハプニングが。 乗り換え駅で下車しそびれると、車掌が廻ってくるわけでもなく突然、私たちの乗った電車は真っ暗闇の中に入っていったのです。 車内には人っ子一人いません。 そしてなんと車内の照明がパッと消えてしまったのです。

『エッ、どうなっているんだ〜。。』 とオロオロするもなすすべなし。 とにかく運転手のところに行ってみようということで、薄明かりを頼りに先頭車両に向かいます。

真っ暗で、人っ子一人いない地下鉄というのは相当に不気味です。 先頭車両までどうにかたどり着くとそこにはどうやら同じ状況でやってきた人が2人ほどいました。 人がいてとにかくほっとしました。 電車が停止すると車内の照明が点き、いきなり今度は逆方向へ走り出しました。 そこへ車掌がやってきたので事情を説明すると、電車は元の駅に戻るとのこと。 ほっ!

食材の露店食材の露店

その地下鉄でやってきたのがこちら。 食材のマーケットです。 ここにはライチーやマンゴスチンといった果物から大根や人参といったごくありふれた野菜までがずらっと並んでいます。 日本でよく見るような小分けされてパーケジに詰められたものはまったくなく、みんなザルなどの上にごろごろと積まれています。

大道芸大道芸

そんなマーケットの片隅で一人の男が着ていたシャツをぱっと脱いで、荷物からなにやら取り出し地面に並べ始めました。 何がはじまるんだろうと人々が集まってきます。 この男、どうやら大道芸を始めたようで、なにか液体を口に含んだなと思った次の瞬間、口から大炎が吹き出しました。 おお〜〜!

賑わう通り賑わう通り

マーケットも楽しければこういった大道芸も面白い。 道行く人を眺めているだけでも楽しい、屋台に集う人々をみても楽しい。 とにかく香港はなんでもぐちゃっとしていて楽しいのだ!

サイダーとサリーナサイダーとサリーナ

まあそんなぐちゃっっとした香港には別の顔も。 ロールスロイスで乗り付ける高級ホテルの高級レストラン、そこでは最高のディナーが。 まあ私たちの晩餐はタクシーで乗り付けた中級レストランでしたが。(笑)

ビクトリア・ハーバービクトリア・ハーバー

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uploaded:2008-10-01