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スペイン 3

グラナダからコスタ・デル・ソルへ

開催日 1988.09.07(水)- 09.09(金)

アルハンブラからアルバイシンを望む
アルハンブラからアルバイシンを望む

旅の概要

◆  バレンシアの小さな街から夜行列車で着いたのはアンダルシアのグラナダ。 バレンシアよりさらに光が強く、乾いた空気にグラナダの街が照らし出されると、その先の丘の上にアルハンブラ宮殿が浮かび上がります。 アラブ時代の古い街アルバイシンを散策し、アラブ建築の最高傑作アルハンブラ宮殿を堪能したら、アンダルシアの白い小さな村々を巡りコスタ・デル・ソルまで。

行程表

day 月日 行程 備考
16 09.07
(水)
Granada
 大聖堂、アルバイシン
夜行列車:Benicarló21:42 → Granada11:20
泊:Hostal San Joaquin* 2,400Pts
17 09.08
(木)
Granada
 アルハンブラ、ヘネラリフェ、カルトゥハ修道院
夜はサクロモンテのZambra la Rocioでフラメンコ
泊:Hostal San Joaquin* 2,400Pts
18 09.09
(金)
Granada → Salobreña
→ Málaga
レンタカー29,000Pts:Granada11:30 → Málaga18:30
泊:Hostal Castilla(Guerrera)* 2,200Pts
1F(フラン)= 22円、1Pts(ペセタ)= 1.1円、時差: -7h(夏時間)

大聖堂付近の路地大聖堂付近の路地

バレンシアの小さな街ペニスコラからベニカルロへ出て夜行列車に乗り14時間、昼前になんとか目的のグラナダに到着しました。 駅からはアルハンブラ宮殿がある丘の方をめがけてテクテクと歩き出します。 しかしここアンダルシアは先のバレンシアに輪を掛けて暑い! 宿を探しまわるとへとへとになりそうなので、観光にはさほど便利な場所ではないのですが、街の入口付近で適当に決めてしまいました。

アルバイシンアルバイシン

宿で休憩したのちまず目指したのは大聖堂です。 グラナダがキリスト教徒により陥落したのち、15世紀の始め頃から作られ始めたこのカテドラルはいろいろな様式が混じり合っていて、ムデハール様式も取り入れられているし、尖塔がないのでゴロッとした感じの少し変わった建物です。 横の細い路地には土産物屋がぎっしり。 ここの意匠にもアラブ的な装飾が多く使われています。 このあたりはイスラム時代には市場だったそうです。

ロバがのんびりゆくロバがのんびりゆく

次はグラナダでもっとも古い地区、アルバイシンを散策です。 白壁の家々が並ぶこの街区はイスラム教、アラブの時代に城塞都市として発展したものだそうで、敵を迷わすためか道は迷路のように入り組んでいて、注意しないとどちらに向かっているのかわからなくなるようなところです。

石を敷きつめるおじさん石を敷きつめるおじさん

ここでは街角でのんびりゆくロバに出会ったり、細かい石を道に敷きつめている工事中のおじさんがいたり、ぐちゃっとした路地もなかなか楽しいところで急坂や階段があちこちにあります。 

カルメン?カルメン?

そんなところにある民家の庭はみなきれいに手入れされていて、赤やピンクの花が咲き、薔薇のアーチがあり、セラミックのペイブメントや壁飾りがあります。 こんな家々の表札には、カルメン、カルメン、カルメンとみなカルメンだらけ。 ここらへんはみなカルメンさんち? いえいえ、そうではありません。 あとで知ったのですが、このあたりでは庭付きの一戸建ての住宅をカルメンと呼ぶのだそうです。

プラザ・サン・ニコラスからアルハンブラ宮殿を望むサン・ニコラス広場からアルハンブラ宮殿を望む

サン・ニコラス教会の前にある広場まで上ると眺望が開け、真正面の高台にアラブ建築の最高傑作アルハンブラ宮殿が現れました。  そのむこうの山並みはシエラ・ネバダでしょうか。 ここからの眺めは最高〜

アルバイシンの下の方サクロモンテ方面を見る

アルハンブラの反対側、アルバイシンの東側にはサクロモンテの丘があります。 写真ではわかりにくいのですが、丘の斜面には無数の穴が開いています。 これはジプシーの住む洞窟住居だとのことです。

翌日私たちはこのモンテネグロにあるZambra la Rocioというタブラオにフラメンコを観に出かけました。 本当に洞窟なのですが、意外に幅も奥行きもあり、真っ暗闇の奥に灯された小さな明かりの下で、まだ少女といったほうがいいような子が少し恥じらいながら足を鳴らし、真っ赤な衣装に身を包んだ女が炎のように舞います。 漆黒の衣装の老女はたったの30秒ほどで宇宙を作ってみせる。 強烈なフラメンコでした。

アルバイシンの下の方アルバイシンの下の方

この午後の散歩ですが、スペイン特有のシエスタ(昼寝)のおかげで主要な見所はほとんど閉まっていてちょっとがっかり。 そして猛烈に暑い! サン・ミゲル・バホ教会の西にあるサン・ミゲル・バホ広場からは、西方向に開けた赤茶けたアンダルシアの大地が強い日の光を反射して白っぽく見えていました。

アルハンブラ宮殿から市街を望むアルハンブラ宮殿から市街を望む

翌日はアルハンブラです。 歩いても充分に行ける距離なのですが、午前中からかなり暑いのでバスで行くことにしました。 ゆらゆらとバスに揺られてグラナダスの門をくぐり、上って行く坂の中腹は意外にもたくさん木々が生えていてびっくり。 アルハンブラは砂漠の中にあるのかと思っていましたから。。

アルハンブラはまずはアルカサバ。 重要な遺構らしいのですが、その真ん中は基礎だけ?で実はあまり面白くありません。 しかしその周囲から見渡す景色は見事です。

メスアールの宮殿メスアールの宮殿

次は王宮。 メスアールの宮殿は壁一面がものすごく細かく繊細なスタッコの装飾で覆い尽くされています。

続メスアールの宮殿続メスアールの宮殿

これでもか〜という壁面もすごければ、窓に入った格子のような細工もどうやって作るんだろうと思うほど細かい。

アラビア文字?とタイルアラビア文字?とタイル

アラブなのでやっぱりアラビア文字?

続々メスアールの宮殿続々メスアールの宮殿

とにかくここを見ただけで度肝を脱がされます。 ただただ見入るばかり。

アラヤネスのパティオアラヤネスのパティオ

アルハンブラは水を使ったことでも有名です。 こんな高台にどうやって水を引いているのか不思議ですが、その仕掛けは驚くほど高度なものらしい。

このアラヤネスのパティオは真ん中に大きな池があり、その廻りを建物が取り囲んでいます。

大使の間大使の間

そのアラヤネスのパティオの正面のコマレスの塔の中がこちら、大使の間です。 正式な接待用の部屋だとのことですが、その天井はモカラベスと呼ばれる、まるで鍾乳石のような飾りで埋め尽くされています。

ライオンのパティオライオンのパティオ

アルハンブラといえばこちら、ライオンのパティオ。 四周は細い大理石の柱が巡らされアーケドになっています。 真ん中には有名な12頭のライオンの像に支えられた噴水があります。 ところでこの像、本当にライオン?

続ライオンのパティオ続ライオンのパティオ

その昔、なんとここは王様以外の男は立ち入り禁止。 ぐるっと張り巡らされた2階の部屋には王の妃たちが住んでいたとのことで、ここは王様のハーレム・ゾーンだったのですね。

5つのアーチが美しい建物5つのアーチが美しい建物

アルハンブラは外の庭園も美しい。 この建物はパルタル庭園の端っこのほうにひっそりと佇んでいましたが、大きな水盤のような池と廻りの緑と青い空が見事な調和を成していました。

浴室の天井浴室の天井

ん〜ん、アラブ〜。

ヘネラリフェヘネラリフェ

アルハンブラの城壁の外、谷の向こうにあるのが、王様の夏の別荘ヘネラリフェ。 中庭にはきれいな花々が咲き、小さな噴水の水音が心地よく耳に響きます。 2階からは塀のむこうにアルバイシンの家々が見渡せる、すばらしい眺めがあります。

ヘネラリフェの庭ヘネラリフェの庭

こじんまりした庭ですが、とても美しい。

ヘネラリーフェからアルカサールを望むヘネラリーフェからアルカサールを望む

ヘネラリーフェからアルハンブラを見るとこんな感じです。 王様っていいですね〜

ここで私たちは王様は無理でもちょっとした貴族気分でも味わおうということで、パラドールへ向かいました。 このパラドールはアルハンブラ宮殿内の18世紀の修道院を改装したもので、さすがにアルハンブラと調和の取れた美しさ。 たいていパラドールではその地方の郷土料理を味わう事ができるので、レストランへ向かいます。 テラスからはヘラネリフェやシエラ・ネバダが見渡せとてもいい気分。

たくさんのお皿に一品づつ盛られた前菜にはじまり、メインはビーフの煮込み、デザートに紅茶のムース・ペパーミントソース掛け、ワインで3,300pts/人也。 オスタルの夕食が500pts/人なので、結構なお値段ではありますが、満足!

カルトゥハ修道院カルトゥハ修道院

アルハンブラのあとはカルトゥハ修道院です。 チュリゲラ様式といわれるかなりしつこい装飾が特徴の建物ですが、スペインのバロック建築としては典型的なものだそうです。 この装飾の技法はおそらくアルハンブラと同じだと思うのですが、時代の違いとイスラム教とキリスト教の違いがこれほどまでに印象が違うものにしているのに、ただただ驚くばかりです。

アンダルシアの小さな村アンダルシアの小さな村

グラナダからは、アンダルシアの小さな村々を巡ってコスタ・デル・ソルで一泳ぎしたのち、ロンダに向かうことにしました。 グラナダのTATというレンタカーやで、セアットのイビザという小さな車を借りました。 アンダルシアの小さな村々を巡るのには車でないとむずかしそうだからです。

グラナダから幹線道をひたすら南下していると、山間にポツ、ポツと小さな村々が現れ出します。 橋の上から覗くようにしてこういった村々を眺めるのはとても楽しい。

サロブレーニャサロブレーニャ

70kmほど走るとコスタ・デル・ソルの海岸に到着です。 ちょうどそこに、こんもりした丘にへばりつくような白い街が現れました。 サロブレーニャです。 このあたりから村々はみんなこんな感じの白い街になります。

サロブレーニャの街を入ったところの海岸で一泳ぎです。 ここの海の水は思ったより冷たく、ちょっと冷やっとしましたが、さわやかでとても気持ちよかった。 この海岸のレストランでサラダ、豆・ポテト・トマトのスープ、魚のフライ超大盛り、スイカのランチ、650pts/人 を楽しみました。 さすがに海のそばだけあり、魚介は新鮮でおいしい。

このあとは海岸線を西へ、一路マラガに向かいます。

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uploaded:2009-04-14