9201
開催日 | 1992.01.04(土)- 01.16(木) |
総合評価 | ★★☆ |
難易度 | ▲ |
◆ インドはどんな人にとっても、ちょっと興味あるところではないでしょうか。世界有数の人口があり、いろいろな民族かいて、いろいろな宗教があり、広大な国土の北にはヒマラヤ山脈が迫り、南はもうすぐ赤道。ターバンを巻いた男たちが大勢いて、女たちはきらびやかな衣装を身に纏う。シタールなどの独特の楽器と音楽があり、お釈迦様が生まれ仏教が生まれた国。インダス文明の国であり、ヒンドゥー教の聖地バラナシのガンジス川の大沐浴はちょっと壮観。ムガール帝国の白い大理石のタージマハール、砂漠の中のピンクやブルーの街。スルタンの国でカースト制度が残る国。カレーの国。騒音と喧噪と静けさが同時にあるところ。
とにかく、いろいろ、こちゃごちゃでぐちゃくちゃの世界! さっと駆け足ですが、インドの北部を東はカルカッタから西はジョードプルまで。
day | 月日 | 行程 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 01.04 (土) |
東京12:30 → 17:40バンコック18:40 → 19:40カルカッタ |
AI309 泊/The Oberoi Grand |
2 | 01.05 (日) |
カルカッタ カルカッタ → |
列車/22:00 8007-EXP→ |
3 | 01.06 (月) |
→ プリー →← コナラク | →08:10 泊/South Eastern Railway Hotel |
4 | 01.07 (火) |
プリー プリー → ブバネーシュワル |
車/ 泊/New Kenilworth Hotel |
5 | 01.08 (水) |
ブバネーシュワル ブバネーシュワル → デリー |
AIr/19:00頃→23:00頃ホテル着 泊/Oberoi Maidens |
6 | 01.09 (木) |
デリー デリー → バラナシ |
AIr/15:00頃→18:00頃 泊/Hotel de Paris |
7 | 01.10 (金) |
バラナシ バラナシ → アグラ |
車/24:00→ 泊/車中 |
8 | 01.11 (土) |
アグラ アグラ → ジャイプル |
→09:00 車/18:00→23:00 泊/Hotel Mansingh |
9 | 01.12 (日) |
ジャイプル ジャイプル → ジョードプル |
IC493/18:00→18:45 泊/Umaid Bhawan Palace |
10 | 01.13 (月) |
ジョードプール ジョードプール → デリー |
C494/20:25→22:15 泊/Oberoi Maidens |
11 | 01.14 (火) |
デリー | 泊/Oberoi Maidens |
12 | 01.15 (水) |
デリー デリー21:05 → |
AI304 |
13 | 01.16 (木) |
→ 08:00東京 | |
1Rs(ルピー)=6円、時差:-3.5h |
インドでもっとも強烈な街カルカッタ。道端では男たちが激論を交わし、薄暗い街角ではあちこちから物乞いの手が延びる。カーリー寺院では毎日、生け贄の山羊が山になる。香辛料の臭いと共に、ムッとする熱気が纏わリつく街だ。
カルカッタから南に400km。オリッサ州のベンガル湾に面した2つの魅力的な町を。美しい漁村プリーはヒンドゥー教の四大聖地の一つで、ジャガンナート寺院が、コナラクにはヒンドゥー教の太陽神スーリヤを祀る太陽神寺院があります。
オリッサ州の州都ブバネーシュワル。カリンガ国の都で中世にはマンゴーの地と呼ばれ、今なお500の寺院が残るお寺の街。三つの美しいヒンドゥー教寺院と郊外にあるジャイナ教の石窟寺院を巡ります。
ガンジス川の畔にあるヒンドゥー教の一大聖地バラナシ。ボートでガンジス川を漂い日の出を拝んだら、ガートで大勢が川に入る大沐浴を眺めます。その横には全国から集まった無数の遺体が次から次へと焼かれていく壮絶な風景があります。
アグラで北インド最大の観光名所、インド・イスラム文化を代表する建築タージ・マハルと赤砂岩のアグラ城、そして僅か14年で打ち捨てられた都ファテープル・スィークリーを巡り、ムガル帝国最盛期の建築を堪能します。
ラージャスターン州の州都ジャイプル。ピンク・シティと呼ばれるピンク色の街で、アンベール王国の『風の宮殿(ハワ・マハル)』と、今なお王様が住むシティ・パレスを巡ります。郊外にあるアンベール城では象タクシーに揺られます。
タール砂漠の入口にあるジョードプルで、巨大な城塞のメヘラーンガル砦を見学し、青く塗られた家々が続くブルー・シティを徘徊します。赤茶けた大地の中に立つマハラジャの館ではその立派さに驚き、この地方の独特の音楽を楽しみます。
リクシャーが走り回る大賑わいのデリー。インド最古のモスクの下で女学生とダンスを楽しみ、ムガル帝国の霊廟建築の原型となるフマユーン廟を見学したら、ぐちゃ〜、がちゃー、ごちゃ〜っとした、犬も売っている市場を徘徊します。
インドに行きたい! デリー大学に留学していた知人のケンリョウさんから情報収集しようと出かけると、その奥様ユウコさんも行ってみたいということになり、いつのまにかそれぞれの知人コウノさんとハッちゃんを含めた総勢6人のパーティーでインドに行くことになりました。グループでは海外に行ったことがない私たちは、どうなることかちょっと心配でした。
大勢集まると、いいこともあるけれど悪いこともあります。まず悪い点は何と言っても、個人の気の向くまま、足の向くままの旅が出来ないこと。時間的な拘束をはじめ、いろいろな縛りが出てくることでしょう。良い点はみんなでわいわいガヤガヤやって楽しいことかな。
さて行程の協議。カルカッタ、バラナシ、デリーくらいにしてあとは現地で状況を見て決めよ~ というのが私たちの案。しかし6人も集まるとやっぱり、タージマハルは見とかなくちゃ、とか、ピンク・シティにも是非行きたい、とか… まあそんな結果、一般的に良くある北インド周遊ツアーとなったのでした。しかも、コンダクター役となったケンリョウさん、『6人はちと大変だから』と現地ガイドを付けることに。ありゃ、これじゃあ普通のパケージ旅行だよ~。
いつもと同じに2人で適当に旅をするという最初の目論みからは大分趣旨が違ってしまいましたが、とにもかくにもこうして6人のプライベート・パッケージ・ツアーが組まれたのです。そしてその肝心の旅はアクシデントの連続で、元々の過密スケジュールがたたって超いそがし旅になってしまいました。やっぱり旅はのんびり行かなくちゃあ… ね。
しかしやっぱりインドは面白かった。いつかリベンジ、のんびりインドの旅!
本文は旅から15年の歳月がたち、大分記憶が薄れているので、単なる旅の記録という性格が強いものになっていますがご了承を。
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