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アグラ・ジャイプール

北インド周遊 4

総合評価 ★★★
開催日 1992.01.11(土)− 01.12(日)

バナラシのガンジス川のほとりで説教するバラモン
タージマハル

旅の紹介

◆  アグラで北インド最大の観光名所、インド・イスラム文化を代表する建築タージ・マハルを眺めたら西へ移動し、ラージャスターン州の州都、ピンク・シティと呼ばれるジャイプールで化粧を施された象タクシーに乗り、風の宮殿を!

  1992.01.11(土)

タージ・マハルの正門タージ・マハルの正門

バラナシからの列車は9時間ほど掛かって、ようやく朝9時にアグラに到着しました。 この列車、ガッタンゴットンととても眠れたものじゃあなかった! そんなわけでかなり疲れたので、ひとまずホテルで休憩です。

午後一番にやってきたのはこちら、お決まりのタージ・マハルです。 帽子のような、釣り鐘のようなものを冠った茶色の正門を潜ると、真っ正面にデーン、と真っ白なタージ・マハル。

タージ・マハルタージ・マハル

完全にシンメトリーと言っていいこの大きな建物は、ムガール帝国の第5代皇帝シャー・ジャハンが、お妃ムムターズ・マハルという人のお墓として造ったものだというからびっくりです。 タージ・マハルという名はこのムムターズ・マハルの名前が変化したものだそうです。

この皇帝、自身のお墓をこのタージ・マハルの裏に流れるヤムナー川の対岸に、こちらは白大理石ではなく黒大理石で作ろうとしていたとかで2度びっくりです。

基部の文様基部の文様

タージ・マハルはペルシア建築の影響が強く、白大理石の壁面の基部にはこのような唐草文様が描かれています。

イーワーン見上げイーワーン見上げ

イスラム建築を特徴づけるものの一つにイーワーンがあります。 部屋の4辺のうち1辺を戸外に向かって開いているもののことで、その正面にはアーチが架けられることが多いようです。

タージ・マハルとサリーナタージ・マハルとサリーナ

基壇は94m四方で高さ5.5m。 中央の廟堂は高さ55m、そして四隅に建つミナール(尖塔)は高さ42mという壮大なものです。

物乞い物乞い

タージ・マハルから1kmほどのところにあるアグラ城へ移動です。 タージ・マハルが白い墓なら、こちらは『赤い城』。 第3代皇帝アクバルによって着工されたもので、外側の城壁は赤い砂岩でできています。 観光地にはたいてい写真のような物乞いがいます。 この方は足が悪いようですが、中には目を背けたくなるような傷害を負っている子供もいます。 そんな人々の中には、親によって故意に体を傷つけられたものもいるそうです。

アグラ城の中アグラ城の中

一見木造建築?と思われるようなこちらは、ジャハーンギール殿。

アクバルはイスラム教徒とヒンドゥー教徒との融和をはかり、ヒンドゥー教徒を要職に登用したと言われています。 ヒンドゥーの寺院を思い出させるこの建築様式はそういったものの結果なのでしょう。 肘木状のものの装飾は、ほとんど木彫かと思われるような繊細なものです。

ファテープル・スィークリーのシルエットファテープル・スィークリーのシルエット

アグラの街を出、車で1時間ほど西に進むと、残照のなかにまるで影絵のシルエットのように、へんてこりんなものが浮かび上がってきました。 アクバルがアグラから遷都したファテープル・スィークリーです。 ここは水の確保ができなくて、わずか14年しか都としては機能しなかったそうです。

ラジャラーニ寺院の高塔夕焼け空のファテープル・スィークリー

建物はアグラ城の城壁と同様の赤い砂岩で出来ており、城門や宮殿はほとんど完全な状態で残っています。 建築様式もアグラ城と共通性があり、ヒンドゥーとイスラム文化の融合が言われています。 木造建築的な柱梁構造に見え、これが石造かと思わせるようなとても繊細なものです。

  1992.01.12(日)

ガンジス川の日の出アンベール城

前日アグラから車でジャイプールにやってきた私たちは、朝オート・リキシャーで街から北へ10kmほどのところにあるアンベール城へ向かいました。 この城はジャイプールに都が造られる前の王城で、もともとあった砦をムガル帝国のアクバル軍司令官が増改築しはじめ、1727年に現在の形になったとのことです。 ちなみにジャイプールは、ジャイ・スィン2世により1727年に造られた都で、王の名にちなんでジャイ・プールと呼ばれるようになったらしい。

象タクシー象タクシー

城の下の池から城までは150mほどの急な坂が続き、名物の象のタクシーがあります。 きれいにお化粧された象に乗るハッチャン、サリーナ、サイダー。 象の毛って針みたいに尖っていてちくちくするんですねぇ。

穀物売り穀物売り

お城の前には、いろんな豆みたいなものを売っている人がいました。 ここで売られていたもので、ぱっと見て名前がわかるようなものはなにもありませんでした。 お城の前ですが、現地の人々の食料ですね。

ガネーシャ門ガネーシャ門

さていよいよお城です。 絢爛豪華なガネーシャ門。 真ん中にガネーシャが見え、その上部には透かしのある窓があります。

勝利の間勝利の間

イスラム様式の影響を強く受けた部屋。 これは壁や天井に鏡をちりばめた幾何学的模様の装飾がある『勝利の間』。

屋上から周辺の街を見る屋上から周辺の街を見る

屋上からはなかなかの眺望。

ターバンの男ターバンの男

象タクシーからの眺め。 すごく高いのです、象さんの上は。 ちなみに象さんは立派な生身の生き物。 おしっこもうんこもします。 それもところかまわず。 象さんの近くを通るときは注意しないと、こういったものを大量に浴びることになりますゾー。

水の宮殿水の宮殿

ジャル・マハル(水の宮殿)。 これは通りがけの車窓から。  湖の中にぽっかりと浮かぶ宮殿で外観しか見られないとのこと。

髭そり髭そり

ジャイプールの街に戻ると、こんな床屋さんが路上営業中。

風の宮殿風の宮殿

ジャイプールのジャイは王様の名前でしたね。 ではプールは? こちらは『城壁に囲まれた街』という意味なのだそうです。 ここの旧市街もこの名の通り城壁に囲まれていて、そのほぼ中央に『風の宮殿』(ハワ・マハル)があります。

風の宮殿の正面風の宮殿の正面

『風の宮殿』は正面から見るとこの写真のように華やかで豪華なのですが、

すごく薄い!すごく薄い!

ちょっと横から見ると、その奥行きのなさにびっくりします。  これでよく倒れないものだと関心するくらいに薄いのです。

窓、窓、窓!窓、窓、窓!

その昔、宮廷の女たちはここから街を見下ろしたという、たくさんの窓と美しい透かし彫りのあるテラスが並んでいます。 テラス、そう部屋ではなくテラスなのです。 窓や透かし彫りのところにはガラスは入っていないので、風が吹き抜けるのです。 まさに風の宮殿ですね。

風の宮殿から外を眺める風の宮殿から外を眺める

旧市街の城壁の中はもとより都市計画されており、整然とした道が走り、立派な建物が建ち並びます。 このあたりはピンク・シティーと呼ばれ、ローズピンク色の砂岩で造られた建物が多く、きれい。 ピンクと言うより薄いレンガ色というか、オレンジに近い色です。

シティ・パレスの繊細な建物シティ・パレスの繊細な建物

『風の宮殿』の近くにあるシティ・パレス。 こちらには現在もマハラジャがお住まいだとか。 木造的、コロニアル・スタイル的な繊細な建物。 驚くべき密度の彫刻が施されている。

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uploaded:2008-09-19