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マリ 3 (ドゴン族の村)

Djiguibombo 〜 オゴソゴ 〜 ワリア 〜 Teli〜 Ende

総合評価 ★★★
開催日 1995.01.06(金) 難易度 ▲▲▲

ジギボンボの男の倉庫
ジギボンボの男の倉庫

旅の紹介

◆  ドゴン族の佳境に近づく。 奇妙な穀物倉庫の数々、割禮の場、仮面と彫刻、そしてついに断崖絶壁の中腹に地層に擬態するような穀物倉庫群が現れた。

ドゴン族の村の地図
ドゴン族の村の地図

  1995.01.06(金)

ジギボンボの村ジギボンボの村

ドゴンの村での最初の目覚めはニワトリが鳴く声で。

昨夜は気が付かなかったのですが、このジギボンボの村の家屋の多くは泥ではなく石で造られていました。 頭が平らなのが家屋で茅葺きのようなものが倉庫です。

稗から作られたドゴンのパンとも言うべきミレット・ガレットなどで簡単な朝食のあと8:30に村を出発します。

断崖のサイダーとサリーナ断崖のサイダーとサリーナ

30分ほどでオゴソゴという村を通過しますが、古来よりのアニミズムを守り続けている人々で村へは入れないそうです。

崖の上り下りを幾度となく繰り返します。 途中ピグミーの住居だという崖の上の方に小さな穴が開いたものの下を通過しました。 このピグミーとドゴンは神話上深い関係にあります。

断崖絶壁の上でちょっと休憩。 下を覗くと結構怖い。 さらに進むと崖の下にワリアという村が見えてきました。 オゴソゴ、ワリア、そしてこれから向かうテリーは元は同じグループだったそうですが、12Cごろに崖の上に住む人々と下に住む人々に分かれたのだそうです。

バオバブの木とテリーの村バオバブの木とテリーの村

歩いて歩いて歩いて、ようやく断崖を下り、しばらく行くと村が現れました。 昼ごろテリーに到着です。

テリーの村の構造はちょっと変わっていて断崖の中腹に穀物倉庫と古い住居が、そして下に現在の住居があります。

ドゴンの仮面ドゴンの仮面

下の村を散歩していると倉庫なのか土産物屋なのか、ドゴンのお祭りに使う様々なものが置かれたところがありました。 その壁の一部には伝統的な仮面が展示されています。

ドゴンに仮面はなくてはならないもの。 4月から6月ころなら村々で仮面の儀礼が見られるらしい。 この儀礼は死と深く結びついているもので、赤い腰蓑を着け、もろもろの動物や天と地、他の種族を表わす仮面などを被って踊られます。 非常に有名だからテレビなどで目にしているかも知れません。

テリーの断崖中腹にある穀物倉庫テリーの断崖中腹にある穀物倉庫

下から見上げた穀物倉庫群です。

地層に擬態しているようにも見え面白いのですが、その下の崖は崩れかかっているように思えるし、上部は崖が張り出し今にも落っこちて来そうな感じでちょっと怖い。

穀物倉庫穀物倉庫

中腹まで上ってみると、どうしてこんな不便なところに造るんだろうと考えさせられるくらいに足場が悪く大変なところです。

倉庫の高さは3〜5mといったところで、壁の頂部付近の細かい材木は屋根を構成する材料で、中央部の太いそれは建物の補強と内部の足場として使われるもののようです。

サクリファイスの場所サクリファイスの場所

この上の場所には様々な宗教的な場所もあり、こちらはサクリファイス(割禮)の場所だとか。 赤と白と黒の紋様にはそれぞれの色に宗教的な意味があり、赤は(確か)血を表わします。

ここの村にもあったはずだと思いますが『女の家』と言うのもあって、女は月経中はその中に籠らなければならず、男は近寄ることを許されないそうです。

そして一部には立ち入り禁止の区域があります。 もともとアニミズムのドゴンの人々は精霊と深く関わっており、なにかそんな場所なんだそうです。

断崖から望むテリーの村断崖から望むテリーの村

上のゾーンからの眺め。

サンガ付近を調査した民俗学者マルセル・グリオールらによれば、ドゴンの村は全体が人体の形を成しており、頭部に集会所、胸の部分に長老の家、両手の位置に女の家、足の付け根の部分に男性器の象徴である石の塔と女性器の象徴である石、そして足の先の部分に社や祭壇が配置されるのだそうですが、ここでは判然としませんでした。

我らがガイドのバビロンによればサンガ付近の一部はそのようになっているが、すべてのドゴンの村にそれを当てはめるのは無理があるとのこと。

下の穀物倉庫下の穀物倉庫

穀物倉庫の正面です。 この倉には開口部が3つあり、上部の50cmほどの開口が入れ口、下部の少し小さめの2つが取り出し口です。 中はたいてい4つの区画に分かれていて、稗やモロコシといった穀物が入っています。

下の村にも穀物倉庫はあり、日常的に使うものはこちらに入れているのだとか。

いろいろな形の倉庫いろいろな形の倉庫

ドゴンの倉庫には3種類あり、中央に見える穀物倉庫の隣のとんがり帽子は男の倉庫で農機具などが、そして手前の丸みを帯びた頂部だけが写っているものは乳房の形の女の倉庫で、炊事道具や家財道具が入れられるそうです。

エンデの倉庫群エンデの倉庫群

16時過ぎまでテリーで過ごし、日が傾き少し涼しくなったころ次の村エンデへと向かいました。

1時間ほどでエンデに到着。 こちらもテリーのように断崖の中腹に穀物倉庫群が並びます。

杵と臼杵と臼

昼間の庭先では女たちが稗を突き、近くで子供たちがすごろくゲームのような遊びをしています。

もう室内で食事の用意を始めたのでしょうか、杵と臼とはそのまま庭先にころがされています。

現代彫刻のようなドゴンの飾り柱現代彫刻のようなドゴンの飾り柱

仮面と同時にアニミズムを強く感じさせるのが彫刻。 プリミティヴと見ればそうだし、現代美術だと思えばそう見えもする。 ちょっとした小屋の軒先の柱に彫られていたものです。

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uploaded:2005-12-15