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ウランバートル

モンゴル 1

総合評価
開催日 1997.08.23(土)- 08.24(日)

ウランバートル近くの上空から
ただ草原だけが広がる。 時折現われる白い点はゲルだろうか

旅の紹介

◆  赤茶色のゴビ砂漠上空を通過しそれが緑の絨緞に変わると、モンゴルの首都ウランバートルに到着。 都市生活の一端を垣間見、観光名所を巡り、郊外への旅の準備をします。 定住ゲルと高層アパートの対比がなんとも面白いものに見えます。

モンゴルの地図
地図ベース:Perry-Castaneda Library Map Collection

  1997.08.23(土)

ウランバートル近くの上空からウランバートル近くの上空から

窓の下は赤茶一色だった。 ゴビ砂漠! それがいつの間にか緑一色に変わり、白い一本のうねうねとした筋が見えてきた。 そのうち別のすっとした筋。 飛行機がぐっと高度を下げると、それらはどおやら川と道らしい。

人工的なものはものこの道以外になにも見えない。 そう、時折白い点のように見えるのはゲルだろうか。

ウランバートルウランバートル

モンゴルの人口200万のうち60万人が集まる大都市ウランバートルに着陸すると、エンヘの友人ボロルマが待っていてくれた。 ちなみにウランバートルとは『赤い英雄』という意味だそうです。 

『エンヘさんから良くしてあげてねと言われています。 なんでも聞いてね。』 路線バスで市の中心部へと向かう中でボロルマからいろいろな情報を貰いました。

ボロルマのアパートボロルマのアパートにて 左サリーナ、右ボロルマ

『泊まるところは決めていますか?』 とボロルマ。

『エンヘは○○ホテルはどうかと勧めてくれたんだけれど?』

『あそこはモンゴル人がほとんどで、夜騒ぐからかなりうるさいですよ。 お湯も出ないし…。 よければうちに泊まってください。 一部屋の小さなアパートですが、私は彼氏のところに泊まるから。』

というわけで、いきなりボロルマのアパートへと向かう。 郊外の8階建ての高層団地でエレベーターもちゃんとある。 1DKの小さなアパートで風呂もキッチンも整備された清潔な部屋です。

『じゃあ、ここにお世話になりますからよろしくね!』 彼氏の家は向いのアパートで至極便利。

その後市の中心部にあるスフバートル広場を散策してウランバートルをちょっとだけ覗いた。

  1997.08.24(日)

ザハ(市場)ザハ(市場)

『どこへ行きたいですか? 今日は休みですから案内しますよ。』 とボロルマ。

『やっぱり最初はザハ(市場)!』 ということでバスに乗りやってきました。 ここに来れば手に入らないものはないというくらいに凄い。 大きいものはゲルや車、衣類はもちろん煙草やお茶、犬や小鳥まで。 お茶はこれは土の固まり?という感じの真っ黒な直方体なのにちょっと驚き。 大きな木の車輪のようなものを担いで帰るおじさんがいます。 あれはなんだろう。

ここで値切るのが当たり前の人にちょっと忠告。 この国に値切るという概念はどうやらないらしいんです。 なんてったって社会主義国家ですからね。 ボロルマに『まけてちょうだい! ってなんていうの?』って聞いたら『… あ〜、それはこの国には言い方がないんです。 無理して言うなら○○だけれど、言わないほうがいいですよ。 けんかになるかもしれませんからね。』 とのこと。

板塀と装飾板塀と装飾

ザハを出、ぶらぶらしていると妙な塀のあるエリアに来ました。 板塀で囲まれた向こうにはなにがあるんだろう? 出入口らしいところにはちょっとした装飾がほどこされている。

中を覗くとそこにはひっそりとゲルが置かれていた。 ゲルとはモンゴル遊牧民族の伝統的な住いで、中国領の内モンゴルではパオと呼ばれ、簡単に言えば円形のテントのようなもの。 遊牧(移動)するのに適した大きさと材料、工法で作られたすばらしいものです。

定住ゲル定住ゲル

『ウランバートルに住む人でも、やっぱり伝統的な住み慣れたゲルでの生活が良くて、こうしてゲルで生活している人々が沢山いるんです。』 定住ゲルと呼ぶらしく、周辺ではなんと羊やヤギが放牧されていました。

『今はアパート住いだけれど、私も本当はゲルに住みたいのよ。』とはボロルマ。 職のため仕方なくウランバートルに住み、仕方なくアパート住まいという人はかなり多いそうです。

ガンダン寺の香炉ガンダン寺の香炉

野外のザハから屋内の食品を扱うザハを巡り、やってきたのはガンダン寺。

私たちに馴染み深い仏教寺院なのですが、チベットの影響を大きく受けています。

これは形は少し違うけれど、香炉。 線香の煙りを身にしようと手を伸ばす人たちです。

ガンダン寺ガンダン寺

日本のお寺とはずいぶん赴きが違うけれどこちらが本殿かな。

手前で赤い服を着て寝そべっている人はかなり御高齢のおばあさん。 五体投地をしているのです。 本来の五体投地は出発地より目的のお寺まで本当に地面を尺取り虫のようにして進むのだと思いますが、ここでは斜にした簡単な寝台のようなものが設えてあり、この上で幾度も五体投地をすることにより、目的地までしたのと同じことだとされているようです。

マニ車マニ車

ラマ教、密教系のお寺に行けば日本でも目にすることがあるマニ車。 ドラム缶のようなものになにやら呪文のようなものが書いてある。 クルクルと廻せばお経を唱えたことになるという便利なもの。 このまわりを廻るときには時計廻りと決っているそうです。 奥には人の背より大きい巨大なマニ車も。

味なおじいさんがクルクルクル、クルクルクル。

ホトルマンドルのゲルホトルマンドルのゲル

ホトルマンドル(ゲル博物館)に来るが日曜日は休みらしく、観光客はだれもいない。 係りの人に『今日は休みですか?』と聞くと、『ちょっと観るだけならいいわよ。』と入れてくれた。

こちらは移動用の台車が付いた特殊なゲルで、階級の高い人の移動先で使うものや戦車?のような用途のものがあるらしい。

ホトルマンドルの巨大ゲル内部ホトルマンドルの巨大ゲル内部

そして世界最大、直径24mの豪華なゲル。 パーティーや結婚式にも使えるらしい。 休みでない日には案内役が解説してくれるらしいのですが、モンゴル語だって。

トーノトーノ

トーノと呼ばれる円形の明り取り。 どのゲルにもみんなこのトーノがあり、被せた布で光量が調節できるようになっています。 ザハで木製の車輪のようなものを担いでいたおじさんは、これを持っていたんだね。

子供たちとサイダー子供たちとサイダー

ガンダン寺でひと休みしていると子供たちが寄ってきました。 ガイドブックを珍しそうに覗き込む子もいれば、『おまえは何人だ、どこからきた?』 とさかんに聞いてくる子もいる。 このなかにはストリート・チルドレンもいるのだろうか。

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uploaded:2005-07-25