0507-4
桜島周遊
開催日 | 2005年05月03日 (火) 晴れ |
参加者 | ジーク/マリー/サリーナ/サイダー |
総合評価 | ★★ |
難易度 | ▲△ |
走行距離 | 40km |
地域 | 九州 |
島の東側より
噴煙上げる桜島はごつごつとした男性的な山です。溶岩を間近に眺めながら、そのまわりを時計回りに一周します。島の南の溶岩道路は海も山も楽しめる快走道で、北の桜島港黒神線からは霧島が臨めます。東側の埋没鳥居の前後はかなりアップダウンがあります。
地図ベース:国土地理院20万分の1ベース 山旅倶楽部提供 (描画:カシミール3D 他)
地図:Googleマップ/gpxファイル/GARMIN Connect/Ride With GPS
発着地 | 累積距離 | 発着時刻 | ルート | 備考 |
---|---|---|---|---|
海潟温泉 | START | 発08:50 | R220 | |
溶岩展望台 | 7km | 着09:20 発09:40 |
R224 | 昭和に出来た溶岩の中の展望台 |
袴腰 フェリー乗場 |
18km | 着10:20 | 桜島港黒神線 | 鹿児島とを15分で結ぶフェリー乗場 頻繁に発着 |
白浜 昼食 |
27km | 着11:30 発12:00 |
桜島港黒神線 | 良い感じのおばあさんが一人でやっている、かけそばの店 |
埋没鳥居 | 35km | 着13:00 発13:10 |
桜島港黒神線 | やっぱりすごい 周辺はアップダウン多し |
桜島口 | 40km | 着13:40 | タクシーでフェリー乗場へ | |
鹿児島 | 泊:ホテルタイセイ/T9450円/S6300円/食事なし 099-256-6111 |
海潟温泉から桜島を望む
昨日のお天気からは想像ができない、すばらしく晴れた朝。
露天風呂からの眺めは、目の前に江ノ島、そしてそのむこうにあの桜島が!
海潟温泉を出発
今日は桜島を一周です。快晴のなか、目指す桜島をバックに記念撮影して、いざ出発!
溶岩道路を行く
R220からR224(溶岩道路)に入ると桜島です。もともとは本当に島だったそうですが、大正時代の噴火の際に半島にくっついたのだそうです。
展望台にて
すぐ脇に溶岩ゴロゴロの溶岩道路をすこし行くと右手に展望台が。このあたりは昭和の溶岩で出来ているところだそうです。良く見ると山頂から小さいながらも噴煙が。
下には土産物屋がたくさん並んでいて、今ではあまり作られなくなったそうですが、かつては桜島の代表的な産物だった小みかんや、逆にとっても大きな晩白柚(ばんぺいゆ)という柑橘類が売られていました。
袴腰へ向かう
R224(溶岩道路)は結構車が多く、そして勾配は緩いもののアップダウンがそこそこあります。
野尻川を過ぎたら、予定では湯之平展望台へ向かうはずでしたが、右折点を見落としてしまったので、R224をそのまま直進します。海岸沿いの旧道のほうが雰囲気が良さそうなのですが、ここも直進。自転車道があり、袴腰へは気分の良い直線の下りです。
島の北岸を行く
袴腰の桜島港フェリー乗場を過ぎると桜島港黒神線となり、車はほとんど通らなくなります。お店はほとんどなくなりますから、食料調達は港付近でね。
港からはフラットな道が10kmほど続きます。そして正面には、昨日雨中走行をした霧島の山々が。
『島の南半分とはすいぶん違ってこのへんは静か~』 とマリー。このへんはのんびり行きます。
東岸になるとアップダウンが
白浜でようやく一軒のそば屋を見つけて昼食。一人やっているおばあさん、『かけそばしか出来ませんがいいですか?』というような意味のことを薩摩弁でいいます。のんびりしたいい感じです。
白浜を出、島の東側に廻るとアップダウンが始まります。これが結構な勾配でアヘアヘ!
『今日も上りがあるなんて、知らんかった~~』 とジーク。どうやら昨日の雨中激坂上りで、登りのエネルギーは使い果たしたらしいね。
湾を見下ろす
入り組んだ湾の眺めはこんな感じ。なんの養殖でしょう、あちこちにイカダが並んでいます。
埋没鳥居
いくつもの坂を超えてやってきたのがこちら。『埋没鳥居』
写真で見るよりはるかにビックリものでした。大正の大噴火の際に、火山灰によって埋もれてしまったものです。なお驚くことには、ここの本殿は完全に埋没してしまったのだそうです。うしろの大木との対比がなんとも奇妙な感じでした。
島の東側から桜島を望む
鳥居を過ぎてもアップダウンは続きます。途中に採れたての美味しそうなビワの直販所が。一皿200円は超激安。坂の途中でなければ一皿ほしかったな~。
島の東側からの山の眺めは、ゴツゴツしていて、一層男性的な感じです。
フェリーで鹿児島へ
最後までアップダウンは続いたのですが、なんとか桜島口に到着しました。ここからさらに半周して港へ向かう予定でしたが、ジーク『僕は今日帰らなくちゃアならないから、バスで行く。』 ということで、自転車終了。バスは生憎なかったのでタクシーで移動です。
港からのフェリーは数分単位で発着しているような感じでとても本数が多く、移動時間も15分と、とても便利。
『さよ~なら~、さくらじま~』 といったかと思ったら、もう鹿児島到着です。
鹿児島中央駅でジークとお別れ
鹿児島中央駅まで移動し、お決まりの宴会に突入。『きびなご』の刺身など、まだ食していなかった薩摩名物と旅の話題をさかなに、『カンパイーッ!』
『海潟温泉の黒豚シャブシャブは食べ切れんかったな~。 霧島は雨やったけど、え~ところやな。一周でけんかったから、秋にでもリベンジしよ!』 と早くもリベンジ企画も飛び出し、大いに盛り上がりました。
このあとジークは空港へバスで向かいます。このバスは10分ごとに出る便利なものです。
しかし、やっぱりという感じで、『あれ~、フェリー・ターミナルにレンチ置いてきちゃったみたい…』 お疲れさまでした、忘れ物大王ジーク。
鹿児島の城山公園から桜島を望む
総合データ(GARMIN Connect:ルート、高度、速度など。ダウンロード可)
翌4日、東京組のマリー、サリーナ、サイダーは鹿児島市内の観光です。
激坂を登って城山公園へ。 桜島がとても近くに見えます。
城山公園散策
城山公園内の散策路は自転車を押してのんびりと。
この後、照国神社付近と磯庭園を巡ります。
鹿児島中央駅
一回りして戻ってきた鹿児島中央駅の目印はでっかい観覧車。
ゆったり、まったりの観光でのんびり過ごした一日です。
今年のゴールデンウィークは、激務の真只中。
しかし花粉症も終わり、若葉の美しいこの季節にはとにかく走るしかないでしょう!
九州出身の私ですが、鹿児島は行った記憶がなく(親は幼少時に連れていったと言いますが)、とても楽しみでした。
走ってみると、霧島・桜島はほんとにすばらしいところでした。
霧島はどこも緑のトンネルと白濁の硫黄泉!
桜島の荒々しい溶岩と美しい海!
薩摩弁はむずかしくてわかりませんが、薩摩の人たちはみんな親切で笑顔がステキでした。
心残りはやはり、快晴の中で「えびの高原」をダウンヒルしてみたかったことと、GPSログを見てわかるように、桜島一周に実は数10mほど欠けていること(笑)。
ぜひもう一度行きたいツーリングです。
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