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佐渡周遊3

大佐渡 西海岸 外海府コース

開催日 2006年05月05日 (金) 曇り 風強し
参加者 ジーク/ペタッチ/マーコン/ナオボー
マリー/ブンブン/サリーナ/サイダー
ビジター マーバ/マージ/ケロガメ
総合評価 ★★☆
難易度(P組) ▲▲ (▲△)
走行距離(P組) 77km (50km)
地域 甲信越

大野亀への坂をダッシュするマーバとそれを追うメンバー
大野亀への坂をダッシュするマーバとそれを追うメンバー

コース紹介

佐渡の北半分、大佐渡と呼ばれるエリアの西海岸を走ります。 その前にちょっと佐渡金山を見学、一度は見ておいて損はないところです。

佐渡は西側と東側では海の表情がまったく異なるといいます。 西側は荒々しく、海岸線も入り組んでいて岩場が多いようです。 尖閣湾はその代表的なものでリアス式海岸の景勝地です。 平根崎には甌穴があるようです。 岩屋口から先には大きなZ字型をした目に付く坂を始め、いくつかの坂があります。 しかしこの岩屋口から先、大野亀までの景色はすばらしく、海の碧も特別なものです。

相川以北は尖閣湾にちょっとだけ店がありますが、それ以外はまったくないといって良い状況なので食料の準備は事前にしておいたほうがいいでしょう。

走行地図
地図ベース:国土地理院20万分の1ベース 山旅倶楽部提供 (描画:カシミール3D 他)
想定ルート(xmlファイル。カシミール3D、GoogleEarth、GPSには拡張子を.gpxとしてお使いください。)
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プロフィールマップ
プロフィールマップ 描画:カシミール3D

発着地 累積距離 発着時刻 ルート 備考
新穂 Start 発07:30 田舎道、R350 P組タクシー
佐和田 17km 着08:10
発18:20

r31、r463
佐渡金山 27km 着09:15
発10:20

r45
P組合流、観光
尖閣湾
 昼食
36km 着11:00
発12:50

r45
ちょっと観光
平根崎 41km 着13:00
発13:30

r45
甌穴がある
小さなアップダウンあり
高千
(田ノ浦)
53km 着14:20
発14:45

r45

小さなアップダウンあり
岩屋口 65km 着15:30
発15:50

r45
ナオボーのみタクシー
ここから恐怖のZ坂150m
海府大橋 68km

r45
強い風で吹き飛ばされそう
ここからアップダウンあり
大野亀 77km 着17:15 泊:三景館(料理★★) 佐渡市願260  7,000円 0259-26-2440

今日は佐渡周遊のメインコース。 外海府の蒼い海を堪能しながら大野亀までです。

大佐渡スカイラインからの展望大佐渡スカイラインからの展望

今日もポタリング(P)組とスペシャル(S)組に分かれてそれぞれに宿を出発です。 昨日うらめしそうにS組を横目で見ていた新人マージが今日はS組に転向、さてマージは完走できるのか?

P組は佐渡のゴールデンルート、大佐渡スカイラインから金山へとジャンボタクシーで向かいました。 今日は残念ながらちょっと曇っていますが、それでも東は両津湾から内海府、西は真野湾から外海府まで見渡せたそうです。

一方のS組は大佐渡スカイラインはちょっと大変そうだし、車が多そうなので最初からコースから外していましたが、昨夜の打ち合わせで金山はP組といっしょに見学しようということになり、急遽行程変更。 真野湾の台ケ鼻をショートカットし金山で合流することになりました。

金山内部金山内部

ところが今日はとっても風が強いのです。 しかも南西の風とあって、S組は正面からの向い風を受けて進むことになったのでした。 しかも先頭サイダーのコース・ミスで真野湾までは真西に一直線(地図参照)のところを、田んぼの畦に迷い込み、脱出不可能となった上にダートのおまけ付き。 佐和田まで予定の4割り増しを走るという結末で待ち合わせ時間に間に合うか焦る焦る!

しかし、S 組がなんとか時間どおりに金山に到着したときには例によってまたしても P組は到着していないのでした。 お〜い逆だぜ、ペタッチ隊長どの!

まあ、そんなこんなですが無事 P組も到着し金山へ乗り込みます。 一回り小一時間の金山の展示は、かなりリアルな人形と当時使用されていた器具が場面ごとにわかるように設置されていて、解説文と合わせることでかなりのことが分かるようになっています。

『外へ出て酒を飲みてえな〜。 なじみの女にも逢いて〜な〜』 なんて語られていました。

奉行所前にて奉行所前にて

金山を出て相川に下ると奉行所があります。 ここで本日全員結集の記念撮影。

前列左より、『今日からS組やりまっせ!』のマージ、『あら、今日は昨日より距離が長いのね… 大丈夫かしら〜』のマーバ、いつもスイスイのお昼係りチューボー、写真班脱落、会計班のジーク。

後列左より、『ちっこいタイヤだけどがんばるよ〜』のケロガメ、遅刻常習犯 P組隊長ペタッチ、『今回はマーバのお世話係りで〜す』のマーコン、いつも出発に遅れるマリー、今回は役ナシのサリーナ、観光隊長ナオボー、カメラはいつものサイダーでした。

碧色の日本海と田んぼ碧色の日本海と田んぼ

さてここからいよいよ日本海を堪能です。

ググッと坂を下ると田んぼの向こうに深い碧色の日本海が見え出します。 佐渡はほんとうに狭いところにも水田が造られていて、今の時期はちょうど田植えの時期と重なり、どこも水が張られていてその姿をより一層美しいものにしています。

尖閣湾へ海岸を走る尖閣湾へ海岸を走る

穏やかなアップダウンを繰り返しながら、次の目的地へと向かうメンバーですが、あれっ、マーバがちょっと遅れ気味かな?

『マーバ、ギアはちょっと軽めにしていつでも一定の回転数でペダルを回すと疲れないよ。 ギアはこまめに変えてね。 坂に入る前にギアを軽くして。』 と後方に付いたサリーナ新人指導部長よりアドバイスを受けると、その後は快調に飛ばすマーバに変身!

『ゴツゴツした岩がたくさんね〜。 あっ、あれが尖閣湾かな〜〜』

目線の方向には、海に突き出したごつごつした岩場が見えてきています。

尖閣湾尖閣湾

尖閣湾は、ノルウェーの世界一の海岸美といわれる名勝ハルダンゲルフィヨルドを日本語にしたものだそうで、『日本の渚百選』にも選ばれている景勝地です。 その透明な海は『海中公園』に指定されているほどです。

リアス式のゴツゴツした岩場が連なり、そこからスト〜ンと落ちたところにある海の色は、曇り空にもかかわらずとても深い碧でした。 晴れた日はもっと素晴らしいんでしょうね。

残念ながら今日は風が強く海中を観察する船は欠航ですが、そんなので覗くのも楽しそうですね。 ここでのんびり散策と昼食を取って休憩です。

ハ〜イ、次は平根崎ですよ〜。 甌穴があるみたいですよ〜』 と先へ進むと、道路標識のようなちっこい看板があるだけで見過ごしそうになりましたがすぐに平根崎に到着。 肝心の甌穴は道路の近くにはそれとはっきり見分けられるものはほとんどありませんでした。 いったいどこに甌穴群はあるんだろう?

平根崎付近平根崎付近

平根崎を過ぎるとほぼ平坦な道になります。 車もあまり通らないので快適に進めます。

『ハ〜イ、次は高千の先の田ノ浦ですよ〜。 あかちょうちんがあるよ〜』 と先頭は昼食班で今日の仕事をすでに終えたチューボーですが、予備の飯所をしっかり押さえていました。 マーバも自分のペースを覚えたようでそのチューボーをぴったりマーク。 今回はおとなしいマリー、マーバの保護をサリーナに任せて自由になったマーコン、『わしゃあ、S組だぜ、ワッハッハッハ〜』とマージが続く。 最後尾のケロガメとジークは昨夜よりあやしい関係となり、後ろでなにやらヒソヒソ話。

田ノ浦にてサイダーの勧誘田ノ浦にてサイダーの勧誘

こうして一行は順調に高千の集落を越え田ノ浦に到着してひと休みです。

そこでサイダー、『P組の終点、岩屋口まではあと1時間ほどで着きます。 今日の一番楽しくて一番の見所はそのあとの大野亀までなんですが、車だと魅力は半減ですね〜。 最初の坂は距離が短いし、時間が充分あるから押しても行けますよ〜』 と P組をS組に勧誘。 P組のマーコン、ペタッチ、マリー、ナオボー、チューボー、マーバは顔を見合わせ、

“え〜ぇ、最初の坂はどれくらい?”

『勾配は7〜8%かな。 全部押して歩いても30分くらいかな〜』

“それじゃあ、そのあとは?”

『ちょっとアップダウンがあるけれどそんなにきつくはないよ、距離も短いし。 それよりなんてったってそこらへんの景色が素晴らしそうなんだ。』

ということで、全員その気になります。

先にZ坂先にZ坂

追い風で快調だったこともあり、小一時間で予定より少し早めに岩屋口に到着しました。 しかしその先に見えたものは… 大きなZ字型をしたすごい坂がバーンと目の前に立ちはだかります。

“え〜ぇ、あんなの絶対登れないよ〜”

『見た目ほどじゃあないですよ。 押してもすぐに頂上に着きますよ〜』

こうしてサイダーの口車に乗ったP組は、車の番をしなければならないナオボーを除き、なんと全員がS組に編入です。

『え〜ぇ… マーバ、本当に行くの?』 とその顔を覗き込むマージですが、

『ここまで来たら行くわよ!!』 と血気盛んなマーバです。 サイダーの口車に乗るとロクなことがない、というのがジオポタの伝説なのをマーバは知らないのでした。

ではでは、いざZ坂アタ〜〜ック! とZ坂の前で意気込みを見せるメンバー!

Z坂をダッシュするマージZ坂をダッシュするマージ

『ちょっと先に行ってみんなの写真を撮りま〜す!』 と先行してアタック開始のマージにジークが続く。

他のメンバーはみんなでヨロヨロと上り出します。 しかし案の定一人、また一人とバラけ、おのおののペースで上ることになります。

Z坂から尖閣湾方面への眺望Z坂から尖閣湾方面への眺望

Z坂の途中から下を見下ろせば、これまで走ってきた尖閣湾方面への眺望が開け気持ちいい。

しかしついにマーバが、

『私はも〜ダメ〜〜』 と脱落すると、どんどん脱落者が増えて行きます。

海府大橋付近を行く海府大橋付近を行く

しかし押せば押しただけ、ゆっくりと景色が堪能できるのがここの良いところです。 マーバと保護者のマーコンも最後は自転車にまたがりダッシュ! ちっこいタイヤでお疲れケロガメも無事山頂に到着です。 そこを車班のナオボーがみんなの荷物を乗せたタクシーの中から声援を送りつつ追い越して行きました。

山頂で呼吸を整えて再び出発すると物凄い風。 海府大橋の上では吹き飛ばされそうな勢いなので、用心しながら渡りました。 そこからは外海府を眺めながら、ゆったりとしたアップダウンを楽しみます。 そして最後は外海府に落っこちそうな激坂を下り、岩がくり貫かれたトンネルをいくつか潜るとついに大野亀が現われました。

大野亀を後ろに大野亀を後ろに

『お〜、ついにやってきた〜〜。 明日はあの大野亀をハイキングだよ〜』 と感動のぺタッチ山岳隊長と一同です。

強風の中、最後の上りへ強風の中、最後の上りへ

しかしここから最後の試練が…

標高0mに下りた私たちは大野亀の中腹あたりまで上らなければならなかったのです。 そして今まで追い風だった風が突然向い風になり、漕いでも漕いでも進みません。 ようやく坂を上り切ったと思ったその瞬間、突風で本当にあやうく飛ばされそうになった私たちはそこで下車、平地を押して進むことに。。

再び標高0mまで落下するとそこに本日の宿、漁師がやっている『三景館』がありました。

みなさまお疲れさまでした〜。 マーバは昨日に続き最高走行記録を更新となりました。 そしてS組編入のマージも無事完走です!

一風呂浴びて、グビッっとビール! あ〜、しあわせ〜 とそこに漁師のご主人がよかったらこれをつまみにど〜ぞ、と出してくれたのは『亀の手』。 このあたりでは別の名前で呼ばれているらしいけれど、これがビールにぴったり、激ウマです。 夕食は海の幸をふんだんに使った味も活もいい、とってもすばらしいものでこちらも満足。

夕食の後ラウンジで、たまたま休憩していたここのご主人から『トビシマカンゾウ』の話や、定置網の権利が年間65万円ほどで入札で決まること、それは時折一晩で700万円ほどのイカの水揚げがあり、そんなときにはイカ風呂状態に船がなることなどを聞いていると次第に話が弾み大変なことに。 これは明日のお楽しみです! ではみなさ〜ん、明日は早いのでおやすみなさい。

激闘マージ感想 by マージ

佐渡『折り畳み自転車でサイクリング』、都合で他の皆さんより一日早く切り上げたが、大変愉快な旅であり、記念すべき大きな思い出となった。 パソコンに映し出された写真を見ながら興奮さめやらぬ気持ちである。 サイダーさんをはじめ、メンバーの皆さんを思い出しながら、本名が分かるのは、マコーン、ペタッチ(なぜ『さん』をつけないか、姪っ子夫妻だから)だけである。 ジークさんはあやめ池、ケロガメさんは高崎と、居住区は分かったが実名は不明のままなので、なんとなく居心地の悪さがある。 何十年もの間、名刺交換の生活をしたせいだろうか。

2006年5月3日午前10時5分、集合場所の佐渡汽船両津港改札口、メンバーの皆さんと初対面、いささか緊張の中でご挨拶すると、関西弁が聞こえるではないか。 懐かしい言葉遣いにすっかりうちとけて、旧知の仲間のような雰囲気になる。 かって、近鉄沿線の学園前に住んだことがあるが、ジークさんは隣駅のあやめ池に住んで居ると言われ、一挙に話がタイムスリップする。 チューボーさん、ナオボーさんも関西弁、大阪勤務9年間で覚えた関西弁が出そうになる。

旅程表には「雨」という文字は無く全日「晴」とある。 特に3日は「快晴」とある。 これが見事に的中、雲ひとつ無い好天。 サイダーさんの長期予報は凄い。 仕事は気象予報士に違いないと確信する。 ドンデン山からの両津をはじめ周囲の景色は見事なもの。 芽吹いたばかりの草花に見とれてしまう。 サイクリングに来たことを忘れ、すっかり山の魅力に引き込まれてしまった。 名前がわかるのは『カタクリ』だけだった。 可憐だなと思っても名前がわからない。 草木とは名刺交換ができない。 知りたいがわからないという心地悪さがあるが、仮に分かってもすぐ忘れる年齢なんだよなーと妙に納得する。 一期一会、その瞬間を大切にということだろう。

11名中5名が女性なので、マーバも安心したようだ。 日頃の多弁が気になる。 もう一つ気になるのがパンクである。 『しまなみ海道』では、土砂降りの中でチューブ取替えをやったが大変だったという思い出がある。 『しまなみ海道』は、サイクリング道路が完備しているが、ここ佐渡では車道を走る。 しかし、車の数が想像したより少なくてホッとする。 長さ50mに及ぶ11名の隊列を気にして、車は大きく反対車線にはみ出して我々を追い抜いていく。 『クルマー』と声を掛け合いながら、ドライバーの気持ちを察して、できるだけ左によるが、車輪の口径が小さいので、路面の凹凸は要注意だ。 トンネルの出入り口での注意確認は欠かせない。 リーダーのサイダーさんの忠告に一つひとつうなずき、ライトなどを確認する。

5日の大佐度西海岸コース85kmの行程。 スタミナの配分を考えないとZ坂でダウンするだろう。 それだけはしたくない。 7時30分、先発のS組の一員としてサイダーさんについて総勢5人で走り始める。 昨日と違って心地よいスピード感がなんとも言えない。 相川までは向かい風、佐渡金山見学後はS・P両組、共に追い風に乗っての北上。 トンネルに入る時などは風に押され吸い込まれるようだ。 サイダー・サリーナさんの指導を受けながら走るマーバが素直に、そして次第に自信を深めているのが嬉しい。 尖閣湾を巡った後、岩谷口から山腹を見ると、Zの大文字がくっきりと見える。 これが今日一番の難所か。 折から空は雲に覆われ始めた。 夕景は無理か。 どういう風の吹き回しか、マーバが自分もZ坂にチャレンジするという。 はしゃぎ過ぎではないかと思いつつ、決して無理しないようにと黙許する。 自分としても下車することなくZ坂を登りきるぞと頑張ったがダメだった。 しかし、俄然気が強くなり、S組の資格試験に合格した気分になる。 三景館のビールが格別にうまい。 食後の懇談では、各自の経験談をはじめ、さまざまな情報交換が有難かった。

6日、大佐度東海岸を両津に向かって一気に南下、3日目であるが疲労感は無く快調に飛ばす。 宿で見た『2006佐渡ロングライド210』というポスターが頭をよぎる。 今回は約180km、いつかはチャレンジするぞとの勇気が湧いてきた。 佐渡は、他に『国際トライアスロン大会』の開催地でもある。 両津に近いところで、子ども達が『ガンバレー』と声援してくれた時、いまや世界的なサイクリングの島なのだと思った。 最終日になって、サイクリングで結ばれた仲間に『マージ』と呼ばれて、『はい』と応答できるようになった。 実名はともあれ、子ども時代に『あだ名』で呼び合った頃を思い出し、これがチームワークのカギだと悟った。 最後にGWをこんなに有意義に過ごす機会を企画し、ビジターとしての参加者に何事も丁寧に指導して下さった究極の達人サイダーさんに心からお礼申し上げます。

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uploaded:2006-05-23