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戦車道・城山湖・津久井湖・相模湖

開催日 2007年04月14日(土) 快晴
参加者 マリー/ムカエル/ルビオ/サリーナ/サイダー
ビジター くどうさん/はぎわらさん
総合評価 ★★
難易度 ▲▲
走行距離 52km
累積高度 950m
地域 首都圏

城山湖
城山湖

コース紹介

新緑の若葉を楽しむコースです。短いダートの田舎道から、かつて戦車道と呼ばれた多摩丘陵の尾根を通る8kmほどの尾根緑道をのんびり楽しんだ後は、城山湖、津久井湖、そして相模湖と三つの湖を巡ります。津久井湖までは上り、城山湖周辺から相模湖までは少々アップダウンがあります。ごく一部を除き交通量が少ない快適な道で、特に春におすすめのコース!

スライドショウ(03'23" 音声:BGMのみ)

走行地図
地図ベース:国土地理院20万分の1ベース 山旅倶楽部提供 (描画:カシミール3D 他)

地図:GoogleマップgpxファイルGARMIN ConnectRide With GPS

発着地 累積距離 発着時刻 ルート 備考
多摩センター駅
 標高88m
START 発10:10 団地内遊歩道など 京王線/小田急線
多摩都市モノレール線
田舎道の入口 4km 着10:55
発10:55
ダートな田舎道 1kmほど続く
マリーとルビオがパンク
野津田公園 6km 着11:45
発11:45
r57など 陸上競技場
付近一帯公園でWCあり
昼食
 うなぎ屋
9km 着12:00
発13:15
r57から脇道へ すずか/町田市図師町1447
042-792-2761
ふれあい桜館 11km 着13:40
発13:40
尾根緑道
(戦車道) 
緑道始点
途中WCあり
多摩美術大学 19km 着14:40
発14:40
R16など R16は交通量多し
日本閣を左折
境川 27km 着15:25
発15:25
田舎道
城山湖
 標高314m
32km 着16:30
発16:30
一般道
津久井湖 名手橋 42km 着17:40
発17:40
一般道 吊橋
相模湖駅
 標高216m
52km 着18:45 JR中央線

多摩中央公園多摩中央公園

春は桜と新緑。桜の次は初々しい緑を楽しもうとやってきたのは多摩丘陵。団地やその他の建物もたくさん建ち並んだけれど、まだまだ多くの緑があります。

多摩センターは、京王線、小田急線、多摩都市モノレール線と3つの鉄道が乗り入れているので便利です。まずはパルテノン多摩の南に広がる多摩中央公園をぐるっと一回り。お天気にも恵まれ、緑のなかを行くのはすがすがしい感じです。

団地の中を行く団地の中を行く

公園通りを下ったところにある団地の中に入ると、『え~、ここが団地の中?』という感じの緑いっぱいの遊歩道に出ました。黒い幹と若芽の緑の対比がきれいです。歩行者(あまりいないけれど)優先でのんびり行きましょう。快調、快調と思っていたらビジターくどうさんが行方不明! なにかの拍子にチェーンが絡まって復旧できなくなっていました。サイダーとサリーナが手伝ってなんとか復帰です。

田舎道田舎道

団地を抜けると一本杉公園。並木が美しい一本杉公園通りを下り、r18鎌倉街道と平行する田舎道に突入です。多摩のあまり手が入っていない一帯のようです。車がやっと通れるくらいのこの道は少しの区間ダートですが、おおむね舗装されています。小さな畑と森のいい雰囲気の中を、台湾から黄色いBirdyを買ってやってきたビジターはぎわらさんが飛ばします。

田舎道でパンク田舎道でパンク

快調に進んでいたら、『あれ~、パンクぅ~。。』とマリーが急停止。『マリーだってパンク修理くらいできるも~ん。』とタイヤレバーを取り出すも、おろおろ、ウロウロ。おいおい! マリーの手際の悪さを見るに見かねたサイダーが手伝ってなんとか復旧。この間、ビジターくどうさんとはぎわらさんは興味シンシンでじっと観察。ルビオはパンクには無関心らしく『おっ、あれはホオジロ、こっちは○○』とバードウォッチングに勤しんでいる。

『さ~ぁ、シュッパ~ツ!』と出かけようとすると今度は、『あれ~~、オレのもパンクしてる~ぅ。。』とルビオ。おいおい! バードウォッチングなんてしているからダッ!!

緑と花がまぶしい緑と花がまぶしい

3回のトラブルで大幅に遅れた私たちは予定外のr57芝溝街道の鰻やさんでお昼に。その後r57芝溝街道を離れカントリーロードに入りました。白、オレンジ、ピンクと色とりどりの花、そして鮮やかな緑が眩しいくらいです。しかしその道は草ぼうぼうの崖でおしまいに。『あれ~、行き止まりみたい…』 そんな時にはいつでもこの人、『獣道で上れるんじゃあないかな~』と、どんどん進むサイダー。ムカエルも負けじと駆け上がるも、どうやら獣道も途中でおしまいらしい。仕方がないのでぐるっと迂回して崖の上に出ました。

尾根緑道(戦車道)尾根緑道(戦車道)

するとそこは尾根らしく、眺望が開けています。少し進むと尾根緑道(戦車道)の入口が現れました。

『やっと着いた~!』 尾根緑道は桜美林大学のすぐ北側、ふれあい桜館のところが入口で、ここから多摩美術大学の先、R16まで8kmほど続きます。

尾根緑道(戦車道)続き尾根緑道(戦車道)続き

桜並木あり、ケヤキ並木あり、雑木林あり。場所により周辺の木々も舗装も景色も違いますが、とにかく快適な道です。緑道だから当然車は通りません。出席率抜群の新人ムカエル、バードウォッチャーでパンク野郎のルビオ、30年前にこのあたりを散歩していたサイダー、そしてパンク女王のマリーがルンルンと行く。

まだまだ尾根緑道(戦車道)まだまだ尾根緑道(戦車道)

ところどころ、木々の合間から南北が見渡せます。北には南大沢の団地、南には相模原の町を経て丹沢方面の山々が。ところでなんで『戦車道』というかというと、第二次大戦のころには近くに戦車の製造所があり、ここでその走行テストをしていたからなんだって。

快適な尾根緑道(戦車道)も多摩美術大学を過ぎるとおしまいです。ここから城山湖方面に抜ける道でもっとも快適なのは、造形大学から七国峠へ抜ける道だと思いますが、整備状況(昔はダートだった)がわからなかったので、ほぼ整備が終了したと聞く『みなみ野』を通ってみることにしました。

境川からカントリーロードを行く境川からカントリーロードを行く

R16はさすがに交通量が多いのですが、歩道があって助かりました。日本閣を左折すればおだやかな交通量の少ない道になります。みなみ野の新しい住宅地周辺はまだ国土地理院の地図に反映されていないのでちょっと迷いました。新しい町だけあって多摩の緑豊かなイメージではありませんが、年月が経てばここもそうなるのでしょうか?

東京と神奈川の境を流れる境川に出た後は快適なカントリーロードです。西へ西へと向かうと徐々に道幅が狭くなり、徐々に上りになります。5%がやってきて、8%になるとそれまで一群だったメンバーはバラバラに。へ~こら、へ~こらと最後の激坂を上ります。

城山湖畔近くにて城山湖畔近くにて

そしてついに城山湖に到着!(TOP写真参照) 本沢ダムを抱えるここは、津久井湖ともども発電のために造られた人造湖ですが、規模が比較的小さいことや周辺に何もなく森だけであること、見晴らしがあることなどが重なってか心理的にも受け入れやすく、とても美しいと感じることができるところです。残念ながら湖畔は立ち入り禁止ですが、周囲には5kmほどの散策路が設けられていて、時間があればこれを回るのも楽しいと思います。

『自転車では、散策路はちょっと無理だね~』 親子で来ていたお父さんが教えてくれました。そのお嬢ちゃんが『写真、撮ってあげますか?』と親切にシャッターを切ってくれました。お~、いい写真!

城山湖からの下り城山湖からの下り

周回散策路は無理でも、『発電所のところからお寺に抜ける道がある!』と向かうはやっぱりサイダー。しかしその入口でまたしても、『ここは自転車ではちょと…』と教えてくださる地元の方。仮に行けたとしてもダートのはずです。細いタイヤのルビオには無理っぽいねぇ。ということで一般道で津久井湖に向かうことにしました。ぐぁッ~と下りのこの道、車がいなくて緑たっぷりで快適でした。

津久井湖津久井湖

くるぐる、ぐるぐる。廻れや廻れ! どんどこどんどこ津久井湖北側の細い道を進みます。なかなか津久井湖は見えません。それでもどんどこどんどこ行きますと、『ほ~、これが津久井湖~』というところにやっと出ました。三井大橋が眼下に現れました。田舎道と湖というロケーションはとても素晴らしいです。

津久井湖北側のアップダウン津久井湖北側のアップダウン

しかしその景色は一瞬で終わり、道はますます細くなります。進行左手にちらっ、チラッと津久井湖を望みつつ小さな畑を横目に進みます。日が傾いてきて影がぐ~~んと伸びるようになると、なにやら山道風のところに突入。当然上りです。はふ、ハフ~、と上ります。重量オーバーぎみのルビオはアヘ、アヘ、ビジターくどうさんはゼイ、ゼイ!

津久井湖の名手橋津久井湖の名手橋

そのちょっと山道っぽい上りも終わり、ぐわ~っと下ると津久井湖に架かる吊橋の名手橋に出ました。ここを渡れば相模湖駅まではもうすぐです。落日の中をどんどこ進むジオポタでした。

津久井湖の緑津久井湖の緑

名手橋周辺の津久井湖畔の風景です。広葉樹が多いこのあたりにはそろそろ春の見ごろが近づいているようです。5月になったら山一面が萌葱色になることでしょう。

津久井湖の西端、道志橋を渡るとやや交通量が多くなり、ゆるやかなアップダウンが続きます。相模湖駅までは歩道をゆっくり行きました。その終着地の相模湖駅付近はなにやらお祭りのよう。民家の軒先にお祭りの提灯が吊り下げられていて、お囃子の山車(自動車だったけれど)が出ていました。日が落ちて相模湖はほとんど見られませんでしたが、お囃子があったのでいいことにしますね。

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uploaded:2007-04-16