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桃源郷・甲府盆地

開催日 2017年04月15日(土)晴れ
参加者 マージコ/ムカエル/キルピコンナ/ヨンチェス/サリーナ/サイダー
ビジター トシちゃん
総合評価 ★★★
難易度 ▲▲
走行距離 36km
累積高度 850m
地域 甲信越

甲府盆地の桃の花に囲まれて
甲府盆地の桃の花に囲まれて

コース紹介

桃源郷の甲府盆地を。まずは周林寺と慈雲寺のしだれ桜を堪能したら、桃園のピンク色に染まった甲府盆地の縁をたどります。見晴し台から満開の桃、スモモ、桜を愛で、温泉での一休みをはさんで笛吹川沿いを山梨市駅まで。

動画(07'01" 音声:BGMのみ)

地図:GoogleマップgpxファイルGARMIN Connectルートラボ

発着地 累積距離 発着時刻  ルート 備考
塩山駅
410m
START 発09:00 一般道 JR中央本線:お茶の水06:12→07:05高尾07:26→08:44塩山 1,940円
武田信玄像
甘草屋敷
かんぞうやしき
0km 着09:00
発09:30
一般道 300円、09:00-16:30、国重文
江戸時代、漢方薬の原料「甘草」を栽培
周林寺
550m
3km 着19:55
発10:05
一般道 しだれ桜(4月上旬)
慈雲寺
570m
4km 着10:15
発10:30
一般道 イトザクラ(4月上旬)
向久保日向薬師如来
610m
5km 着10:35
発10:45
一般道 塩山一帯の眺望
ここまで桃園
牛奥みはらしの丘
500m
8km 着11:05
発11:15
一般道 南アルプス眺望
勝沼ぶどう郷駅
470m
12km 着11:35
発11:35
一般道 新宿09:30特急→11:07勝沼ぶどう郷 2,870円
甲府盆地眺望、旧勝沼駅跡
大日影トンネル遊歩道
500m
12km 着11:40
発11:45
一般道 閉鎖中、旧中央本線下り線のトンネル、1.4km
遊歩道の先にトンネルワインカーヴ
パパソロッテ
470m
13km 着11:55
発13:35
一般道 昼食 0553-39-8763
シャトー勝沼
440m
14km 着13:40
発13:40
一般道 見学無料15分程度、レストラン鳥居平
旧田中銀行博物館
415m
15km 着13:45
発13:55
一般道 見学無料
祝橋
420m
16km 着14:00
発14:00
一般道 昭和6年建造のコンクリートアーチ橋
登録有形文化財、日川
釈迦堂パーキングエリア
450m
19km 着14:15
発14:30
一般道 釈迦堂遺跡博物館:200円、甲府盆地眺望
南の石林寺にしだれ桜
一宮町花見台
600m
23km 着15:25
発16:05
一般道 甲府盆地・南アルプス・富士山眺望
WC
ももの里温泉
440m
25km 着16:15
発17:30
一般道 520円(割引後)
笛吹橋
300m
32km 着17:55
発17:55
自転車道 笛吹川、南に富士山
山梨市駅
330m
36km 着18:20 歩成(ふなり) 0553-23-0253
JR中央本線:山梨市20:40→高尾→水道橋 2,270円
日の入り18:18/富士の国やまなし観光ネット笛吹観光ナビ桃の花の名所モモの開花予想

甘草屋敷前甘草屋敷前

天気予報と開花予報にやきもきしながら早起きして塩山駅に到着すると、青空とぽかぽか陽気が待っていた。「やった〜!」と『甘草屋敷』の前でジャンプするジオポタの面々。

この立派な建物『甘草屋敷』は旧高野家住宅といって、江戸時代に甘草を栽培していた民家で重要文化財に指定されている。

甘草屋敷の雛飾り甘草屋敷の雛飾り

甘草屋敷に入ってみると、豪華な雛飾りとつるし雛がたくさん飾られている。

つるし雛つるし雛

本場の伊豆のつるし雛は布製だが、こちらは主に和紙でつくっているそうだ。

鮮やかな手まりやいろいろな道具がとても華やか。

橋の向こうはピンク色橋の向こうはピンク色

甘草屋敷を出て、しばらく北上すると川にぶつかる。橋の向こうには既にピンク色が広がっている。いきなり桃源郷だ!

花園めざして走る花園めざして走る

青空、ぽかぽか陽気の中を、サリーナ先頭に桃の花園めざして走る面々。

桃と菜の花桃と菜の花

橋を渡って少し上ると、道の両側には桃の畑が広がり一面のピンク色。

菜の花畑の黄色との競演もある。

山並みと桃の花山並みと桃の花

そして、周囲は山に囲まれた甲府盆地。山の連なりを背景に桃色の霞がかかったよう。

濃い目のピンクの桃の花濃い目のピンクの桃の花

近づいて見ると、一つひとつの花はかなり大きめ。桜より随分大きく、そして濃い色だ。

桃畑を上る桃畑を上る

そんな桃畑をどんどん上って、

満開の桜満開の桜

小学校の満開の桜並木を下り、

周林寺周林寺

たどり着いたのは周林寺。門に覆いかぶさるように、大きなしだれ桜が咲き誇っている。

雪洞桜雪洞桜

この桜は『雪洞桜』といって樹齢約120年とのこと。

淡いピンクの洞にまあるく覆われて、歓声をあげるジオポタメンバー。

雪洞桜のアップ雪洞桜のアップ

花びらは少し細長めのすっとした上品なしだれ桜だ。

桃や桜の道を行く桃や桜の道を行く

周林寺をあとに、さらに桃や桜の咲き乱れる道をアップダウンして進むと、

慈雲寺慈雲寺

慈雲寺に到着。ここは観光客でかなり賑わっている。

こちらはイトザクラといって、なるほど、ピンクの糸が空から無数に落ちてくる滝のようだ。樹齢330年と言われ、山梨県の天然記念物に指定されている。かなり大きな桜で、なかなか全体像が見えない。

イトザクライトザクラ

大木から垂れ下がる淡紅色の桜は、お寺の庭をすっぽりと覆っている。

このお寺には樋口一葉の両親が通った寺子屋があったそうで、お寺の中には樋口一葉の文学碑もある。

ピンクと白の花咲く丘ピンクと白の花咲く丘

慈雲寺をあとに、細い道を上っていく。丘はピンクのほかに白い花をつけた木もたくさんある。

山並みが連なる山並みが連なる

振り返ると、白い花の背景には小倉山、扇山と山並みが連なっている。

向久保日向薬師如来からの眺め向久保日向薬師如来からの眺め

そしてさらに上ると、満開の桜が咲き誇る場所に出た。

ここは向久保日向薬師如来。石段を上った高台に小さなお堂がある。その桜の間から桃園の絶景が眼下に広がる。

スモモ畑を行くキルピコンナスモモ畑を行くキルピコンナ

しばらく景色を堪能した後、桃畑の中を下っていく。

「白い桃の花もたくさんあるんですね〜」とキルピコンナ。

「白いのはスモモだよ」とサイダー。

スモモの花スモモの花

スモモの花は枝に密集して、白い手まりのようにまるくなって咲いていた。

後ろに扇山後ろに扇山

桃畑、すもも畑の間を抜けながら、下りのはずなのになぜかダートの押し上りというイベントもあったりしながら、少し大きめの道まで下りてきた。後ろには塩山駅の北に連なる扇山。ここから見ると山並みの連なりが扇のようだ。

甲府盆地のピンクの絨毯甲府盆地のピンクの絨毯

この道をしばらく南下したところの右手に『牛奥みはらしの丘』がある。甲府盆地が一望に見渡せ、そこは薄桃色や濃いピンク、若葉の色がモザイクになって広がっている。

その先には南アルプスの山々が聳えているはずだが、春の霞でその姿は確認できない。

桃の花園の先に奥秩父山塊桃の花園の先に雪山

『牛奥みはらしの丘』からは、ワインディングする道をぐわーっと盆地の底まで下っていく。鉄道路線の下をくぐると、周囲にはまだ葉をつけていないぶどう棚が広がっていた。ぶどう、桃、さくらが入れ替わり現れる。

またしても現れたすばらしい桃の花園に、立ち止まるジオポタメンバー。

「きれいだね〜」と写真を撮っていると少しだけ雲が晴れて、桃の花のはるか先、北西の方角に頂に白い雪を残した山が見えた。

桃園をのんびり走る桃園をのんびり走る

桃園と山並みを楽しみながら走っていくと、コースはやや上り基調になってきた。日ざしもうららかなのどかな道を、のんびりゆっくり走る面々。

今度は満開の桜今度は満開の桜

すると、桃の次に今度は左手の斜面に満開の桜が続いている。上りのわっせわっせを忘れて盛り上がる。

勝沼ぶどう郷駅勝沼ぶどう郷駅

こうして楽しい道をどんどん進んでいくと、ひときわ桜が密集して咲き乱れているエリアに出た。勝沼ぶどう郷駅だ。

駅周辺の線路沿いは甚六桜と呼ばれる約600本の桜並木が壮観。

駅の南へ進む駅の南へ進む

駅からさらに桜に覆われた道を少し進むと、道はそこで終わり。自転車を置いて遊歩道となっている階段を上る。

2つ並ぶトンネル2つ並ぶトンネル

するとそこにはトンネルが2つ並んでいる。左手は中央本線の通る現役の新大日影トンネルで、右手は1903年(明治36年)から1997年まで使用されていた大日影トンネルだ。

大日影トンネルは、2005年にJR東日本から旧勝沼町へ無償譲渡され、2007年から使用されていた当時ほぼそのままの姿で1.4kmの遊歩道となっていたが、漏水や劣化のため、残念ながら約1年前の2016年4月25日から閉鎖されている。

大日影トンネル大日影トンネル

大日影トンネルを覗いてみれば、馬蹄形に積まれたレンガのトンネルがまっすぐ延々と続いている。1896年に始まった中央本線八王子駅 - 甲府駅間建設に伴い掘削され、1903年より単線として開通。ぶそうやワインの輸送に大きく貢献したそうだ。

1.4km先で大日影トンネルは終わり、その先のトンネルはワインの貯蔵庫として利用されている。

旧田中銀行博物館旧田中銀行博物館

昼食のあとは甲府盆地の縁を通る県道38号を南下し、シャトー勝沼へ。ワイナリーの見学も楽しそうだが今日は桃園中心ということで通過し、立ち寄ったのはここ『旧田中銀行博物館』。

大正9年につくられた洋風のかわいい建物で、2階は和室となっている。銀行社屋として使われ、戦時中は住宅としても使われたとか。

祝橋祝橋

さらに南に行くと、日川にかかる祝橋に出た。1931年(昭和6年)に開通したこのコンクリートの橋は、ぶどうの駅までの出荷用につくられたそうだ。

桃園の斜面を上る桃園の斜面を上る

盆地の縁の裏道をつなぎながら南へ進むと、中央自動車道にぶつかった。中央自動車道と並行して走る道を釈迦堂パーキングエリアまで西へ向かう。

そこで中央自動車道を横切ると、南側の斜面一体には赤、白、ピンクとさまざまな色の桃園が広がっている。そんな斜面をわっせわっせと上っていく。

桃源郷のパノラマ桃源郷のパノラマ

ハヒハヒ、と着いた斜面の高台からは、またしても桃の花のピンクにけぶる甲府盆地のパノラマが広がる。これぞ桃源郷!

空の一部には少し暗い雲が広がり、山並みの光と影が幻想的だ。

桃の花桃の花

濃いピンクの桃の花。

桃の花の下、ご満悦の面々桃の花の下、ご満悦の面々

ゴキゲンでポーズするのは、左からムカエル、キルピコンナ、サリーナ、マージコ、そしていかにも怪しいヨンチェスと、ビジター参加のトシちゃん。カメラはいつものサイダー。

桃と菜の花に囲まれたサイダー桃と菜の花に囲まれたサイダー

「桃の花の中でワシの写真を撮ってくれ〜」とサイダーが言うので、赤、濃いピンク、薄めのピンクの桃と黄色い菜の花が咲き乱れる斜面でパチリ。

ここの桃は枝がまっすぐな園芸種ですね。

真っ白な桃真っ白な桃

そしてふっくらと咲く真っ白な八重の桃。

桃と甲府盆地桃と甲府盆地

桃源郷の絶景に酔いしれるひととき。

桃畑の間を進む桃畑の間を進む

絶景ロケーションはまだあるらしい。盆地の縁に沿って、桃畑の間の細かいアップダウンを進んでいく。

青空が広がってきた青空が広がってきた

雲が再び切れて、青空が少しずつ広がってきた。ピンクの絨毯はひなたと日影のパッチワークになり、これまた美しい。

ムカエルを追うトシちゃんムカエルを追うトシちゃん

そんな桃園をアップダウンしながら、先頭を進むはムカエル、追うトシちゃん。

摘花作業する方たち摘花作業する方たち

へろへろ、とちょっと休憩していると、桃園で作業中の方が「自転車で大変ね。どこまで行くの〜」と声をかけてくれた。桃の花を摘花する作業をしているそうだ。

桃の花はちょっともったいないけど、おいしい桃をつくるためには必要な作業なんですね。

真っ赤な桃の花真っ赤な桃の花

その奥のお庭には、見事な真っ赤な桃と、黄色のレンギョウ。ちょっと入って写真を撮らせてもらった。

桃園をどんどん上る桃園をどんどん上る

その桃畑を過ぎると、道はひたすら上り。絶景を求めて黙々と上るムカエル、マージコ、キルピコンナ。

桃園のパノラマ桃園のパノラマ

ときどき振り返れば、桃園のパノラマがどんどん広がっていくのがわかる。

軽快に進むトシちゃん軽快に進むトシちゃん

さらに上り続ける。「すばらしい景色ですね〜」とブロンプトンで参加のビジター・トシちゃんは軽快な足取りだ。他の面々はどんどん引き離されていく。

一宮町花見台一宮町花見台

ようやく塔のような形の一宮町花見台が見えてきた。へろへろへろと上ってきたメンバー、「あれだ、もうすぐだ」と歓声が上がるが、この花見台に至る直前に傾斜が高まり激坂に。ひ、ひどい〜と打ちのめされてノックダウン。

到着してしばらく息を整えたあと、花見台に上ってみる。

花見台からの絶景花見台からの絶景

すると、またしても桃源郷の絶景が広がっていた。青空の下、日の光に照らされて、甲府盆地のはるか先の山裾までピンクの絨毯が広がっている。

花見台から下る花見台から下る

絶景にうっとりと見惚れる一同。でも、その足はガクガクだ。

本日のコースはまだ桃園の中のアップダウンを繰り返す予定だったが、全員一致で「温泉に寄って帰りましょう」に決定。というわけで、温泉目指してどんどん下る。

ももの里温泉を出発ももの里温泉を出発

『ももの里温泉』は露天風呂から桃源郷のパノラマを望む温泉で、気持ちよく汗を流した。

ただしショートカットするとはいえ、今日のゴールの山梨市駅まではまだ10km以上ある。また汗をかくのかな。。と不安げな面々。

西日を浴びて走る西日を浴びて走る

しかし、心配ご無用。ももの里温泉からは緩やかな下りがずっと続いていた。桃の花の中、西日を浴びながらムカエルを先頭にるんるん下っていく。

桃源郷を下るマージコ桃源郷を下るマージコ

空には雲がほとんどなくなり、桃園の中を軽快に下る。

「以前来て、桃源郷には自転車でぜひ来たかったんです! 今日はよかった〜」と満足げに走るマージコ。

笛吹川を渡る笛吹川を渡る

笛吹川を渡る。笛吹川は甲府盆地の東側を流れ富士川に至る河川で、その名前は『笛吹権三郎』という民話から来ているそうだ。

富士山が頭を覗かせていた富士山が頭を覗かせていた

橋を渡りつつ、ふと後ろを振り返ると、甲府盆地を囲む山の向こうに白い頭を覗かせている富士山が見えた!

川沿いの自転車道川沿いの自転車道

道路から笛吹川の川辺に下りて、川沿いの自転車道を進む。この川沿いにもピンクの桃園があった。ゴキゲンで走るサリーナ。

桃園の上の富士山桃園の上の富士山

途中、今後は富士山の白い頭を正面に見ながら、再び笛吹川を渡り対岸へ。川を渡ってさらに笛吹川沿いを北上する。

桃と菜の花の道桃と菜の花の道

笛吹川を離れ、ムカエル先頭に桃と菜の花の中を走る。山梨市駅はもうすぐだ。

山梨市駅山梨市駅

18時過ぎに山梨市駅に到着。今日はお天気にも恵まれ、桃源郷の美しい桃園の絶景、そして満開の桜、菜の花、レンギョウと、色とりどりの春の花を満喫した最高のポタでした。

それにしても、36kmしか走っていないというのに足はガクガク。ヨロヨロしながら夜の部に向かうジオポタだった。

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