1720-2

紅葉の奥志賀スーパー林道

紅葉の奥志賀 二日目

開催日 2017年10月08日(日) 晴れ
参加者 シロスキー/シンチェンゾー/キルピコンナ/サリーナ/サイダー
総合評価 ★★
難易度 ▲▲
走行距離 67km
累積高度 1,000m
地域 甲信越

奥志賀スーパー林道後半のピーク付近
奥志賀スーパー林道後半のピーク付近

コース紹介

志賀高原の入口までバス輪行し、一沼と琵琶池の紅葉を眺めたら、自転車に跨がり志賀草津道路から旧奥志賀スーパー林道に入ります。穏やかながらもどこまでも続くアップダウンと見事な紅葉を楽しみ、最後は野沢温泉へ豪快なダウンヒル。

動画(08'17" 音声:BGMのみ)

地図:GoogleマップgpxファイルGARMIN Connectルートラボ

発着地 累積距離 発着時刻  ルート 備考
湯田中温泉
610m
- 発08:10 バス 弁当用意、長電バス /840円/0269-33-2563/06:55,07:40,09:10
ジャンボタクシー/14km/8,000円/0269-33-3161
志賀高原 一沼
1,410m
START 着08:35
発09:20
R292
r471
サンバレー下車、志賀高原自然保護センター
紅葉の名所:一沼/丸池/蓮池
高天ヶ原
1,680m
7km 着10:40
発10:40
r471 たかまがはら
最高標高地点
奥志賀高原
1,460m
15km 着11:20
発11:25
r502 道の合流点後にホテル
少し先にゲート、補給はここまで
ゲート
1,200m
23km 着12:00
発12:00
r502 秋山郷への雑魚川林道分岐
ここから上り
カヤの平キャンプ場
1,460m
32km 着13:00
発13:40
r502 昼食:弁当、ブナ原生林
ロッジ/090-4547-5188/ランチあり
大次郎山 付近
1,570m
44km 着14:55
発14:55
r502 ここから下り
ヤナギランガーデン
1,380m
53km 着15:30
発15:30
r502 ここから急勾配の下り
喫茶&食堂あり
見晴台
950m
59km 着16:20
発16:25
一般道 r502から野沢温泉方面の道が分岐したすぐ下
日本の夕陽百選
野沢温泉
560m
67km 着16:50 泊:てらゆ/11,150円/0269-85-2242、 発18:00/9km
戸狩野沢温泉19:07→19:17飯山19:25→21:10上野/8,220円
日の入り17:21/野沢温泉野沢温泉観光協会

湯田中温泉湯田中温泉

今日はこの企画のメインイベント。奥志賀の紅葉を楽しみ野沢温泉へ下ります。湯田中温泉の朝は少し雲があるものの、朝日が昇っています。天気予報でも今日は晴れ。良き紅葉日和です。

朝風呂に浸かり、おいしい朝食をいただいたら、さあ、出発。

白根火山行きのバス白根火山行きのバス

私たちはまず、湯田中温泉駅の前から志賀高原までバス輪行です。長電バスに確認したところ、よほど混雑していなければ自転車の持ち込み可ということです。

この日は私たち以外に乗客は4〜5人で、問題なく乗れました。

湯田中温泉付近の山湯田中温泉付近の山

湯田中温泉の駅前は標高600mほどで、周囲の山にはまだ紅葉はやってきておらず、緑色です。私たちを乗せたバスは、猿が温泉に浸かることで有名な地獄谷野猿公園の入口をかすめ、どんどん高度を上げていきます。

道脇にちらっちらっと色付いてきた木々が現れるようになった頃、バスは志賀高原の入口のサンバレーバス停に到着します。バス停に至る直前には、道端にカメラを並べた人々がたくさん。どうやらみんな、一沼の撮影をしているようです。私たちはここで下車し、これ以降は自転車で上ります。

サンバレーバス停付近サンバレーバス停付近

この周辺には、紅葉の名所として知られる一沼、丸池、蓮池などがあります。私たちは自転車で上り出す前に一沼と琵琶池を覗いてみることにしました。

バス停から一沼に向かうと、すでに周辺はいい感じに紅葉しています。ここの標高は1,400mで、湯田中温泉より800mも高いのです。

琵琶池へ向かうキルピコンナ琵琶池へ向かうキルピコンナ

道路際に一沼付近の案内図がある入口を入ると、道は二手に別れ、一方は一沼、もう一方は琵琶池に通じています。

ここはまず琵琶池へ。

琵琶池琵琶池

赤やオレンジに色付いた木々の中を抜けていくと、下に琵琶池が現れました。

この対岸の木々は、紅葉にはまだ少し時間がかかりそうですが、この池はひっそりしていて、なかなかいい感じです。

琵琶池から一沼へ琵琶池から一沼へ

琵琶池を眺めたら、やってきた道を戻って一沼へ向かいます。

この周囲の紅葉はこんな。

遊歩道を行くシンチェンゾー遊歩道を行くシンチェンゾー

緑から黄緑、そしてオレンジに変わろうとする木、すでに赤くなったハゼの仲間と、グラデーションが美しい。

一沼一沼

歩いているうちに周囲にうっすらと霧がかかるようになりました。一沼に着いた時には、真っ白という感じに。

さっきまで晴れていたのに。。でも霧の一沼もまたなかなか乙です。睡蓮も黄色く色付いています。

一沼付近一沼付近

琵琶池と一沼を眺めたら、いよいよ自転車に跨がり、出発です。

写真は道路を挟んで、一沼の反対側の紅葉です。

丸池付近丸池付近

上り出すとすぐ右手に丸池が現れます。

このカーブのところはちょっときつく、斜度7%ほどで、えっさこらさと上って行きます。

奥志賀高原線分岐奥志賀高原線分岐

いくつかカーブを廻ると、大きな青い道路標識が現れます。ここでR292を離れ、左の奥志賀方面のr471奥志賀高原線に入ります。

この奥志賀高原線は、先のr502奥志賀公園栄線と合わせ、かつては奥志賀スーパー林道と呼ばれた有料道路だったそうです。奥志賀スーパー林道はここから野沢温泉村を経て、千曲川流域の栄村に至る66kmほどの道で、今日はこれを行きます。

向かいに西館山スキー場向かいに西館山スキー場

奥志賀高原線に入るとほどなく、正面に志賀1号トンネルが見えてきます。そのすぐ手前はジャイアントスキー場のゲレンデで、道の上にはリフトが横切っています。山の向かい側に見えるのは、西館山スキー場のゲレンデ。

志賀1号トンネルの横にはかつては旧道があったのですが、それはジャイアントスキー場のゲレンデになってしまっていて、すでになく、トンネルを抜けて進みます。この志賀1号トンネルは500mほどで、1mほどの歩道があるのでこれを行きます。

志賀山志賀山

トンネルを抜けて道がカーブした先に志賀山が頭を出すと、右手にトイレが現れ、その先で道は二手に分れます。

ここは左へ行くと志賀2号トンネルに、右へ行くとそれを迂回する旧道で、私たちは右の旧道へ。

志賀の源水志賀の源水

この分岐から道はガーっと高度を下げていきます。せっかく上ったのに。。

そして志賀2号トンネルへ向かう高架橋をくぐって、横湯川を渡ります。するとすぐ砂利道になり、カーブを廻るとそこは最近人が通った気配のない、草が生えた細道に。トンネルの出口まではまだ1kmほどありそうなので、この先は断念。戻って志賀2号トンネルへ向かうことにします。

すると来る時は気が付かなかったのですが、左手にちょっとしたスペースがあり、志賀高原清水公園『志賀の源水』が現れます。これは冷たくて甘く、おいしい水です。

志賀2号トンネルへ向かう志賀2号トンネルへ向かう

源水をいただいたら、えっこらよっこらして元の道に戻ります。

何とか気を取り直し、トンネルへ向かうはサイダー、シロスキー、サリーナ。

志賀2号トンネル付近の紅葉その1志賀2号トンネル付近の紅葉その1

すぐに先ほど下をくぐった高架橋が現れます。

ここはかなり紅葉が進んでいます。右手は赤。

志賀2号トンネル付近の紅葉その2志賀2号トンネル付近の紅葉その2

左手は緑色からオレンジ色に変わろうとしています。

志賀2号トンネル志賀2号トンネル

さて、志賀2号トンネルまでやってきました。このトンネルの延長は386mと短いのですが、歩道が60cmほどしかなく、自転車でその上は通れません。そして車道中央にポールが立っているため、交通量が少なくても、車は対向車線に回避できない構造です。

さらに具合が悪いことに、車道の端のちょうど自転車で通るあたりの舗装が剥げ、きちんと修繕していないので極めて危険な状態です。結局このトンネルは半分ほど走り、残りの半分は押して進みました。

発哺温泉分岐付近その1発哺温泉分岐付近その1

トンネルは恐ろしかったのですが、それを抜けると山はいい色です。白樺の白い幹も輝いて見えます。

発哺温泉分岐付近その2発哺温泉分岐付近その2

この先で道は志賀3号トンネルへ向かいますが、ここには迂回ルートがあります。

その道は発哺温泉(ほっぽおんせん)方面に向かい、途中から分岐します。

志賀3号トンネル迂回路その1志賀3号トンネル迂回路その1

この迂回ルートは誰も通らず快適で、紅葉もいい感じ。

志賀3号トンネル迂回路その2志賀3号トンネル迂回路その2

『ここはいいねぇ〜』 と、珍しく先頭を牽くシロスキー。

高天ヶ原到着高天ヶ原到着

この迂回路を出ると、ホテルとスキー場が現れ、高天ヶ原(たかまがはら)に到着。

志賀高原高天ヶ原の標識志賀高原高天ヶ原の標識

右手には志賀高原高天ヶ原の標識が建ち、雪のないゲレンデが雲の中へ延びていっています。

標高1,680m。ここが本日の最高標高地点で、この先15kmほどは基本的に下りです。

一の瀬一の瀬

スーっと下って『一の瀬』の大駐車場で一休み。ここは白樺林がきれい。

この反対側にはホテル群があるのですが、それを見たシンチェンゾーは、

『お〜、ここはシャレー志賀、昔、彼女とよく来たっけ!』 と感慨深そう。

雑魚川に沿うr471奥志賀高原線雑魚川に沿うr471奥志賀高原線

一の瀬の先で道は二手に分れます。左はホテル群とスキー場をつなぐ道で、右はr471奥志賀高原線。

空が開けて明るいのは前者で、木々が近いのは後者。今回は紅葉目的なので、ここは後者を。

黄色に色付く木々黄色に色付く木々

この選択は間違いではなかったようで、道はすぐに微妙な色を奏でる木々の中を行くようになります。

ここは黄緑色から黄色、そしてオレンジ色に移ろうとしています。

アライタ沢付近アライタ沢付近

雑魚川の支流のアライタ沢を越えると、周囲の木々はオレンジ色が強くなります。

中にはほぼ真っ赤なものも。

快調キルピコンナ快調キルピコンナ

『この道は素晴らしいですね〜 遥々やってきた甲斐がありました。』 と、紅葉に笑みが絶えないキルピコンナ。

雑魚川雑魚川

道は雑魚川に沿って続いています。雑魚川には天然のイワナがいて、釣り人には人気の場所だそうです。

これ以降、何度もこの川を渡ることになります。つまりこのあたりは基本的には下りなものの、細かいアップダウンがたくさんあるのです。

奥志賀高原その1奥志賀高原その1

雑魚川を渡るとその先で道はちょっと上りになり、上の道に合流します。

するとそこは奥志賀高原。

烏帽子岳烏帽子岳

西にはスキー場のゲレンデが、東には烏帽子岳と紅葉した森が見えます。

奥志賀高原その2奥志賀高原その2

その烏帽子岳をうしろに、記念の一枚。

奥志賀高原栄線に入る奥志賀高原栄線に入る

この先で左に奥志賀高原スキー場の分岐が現れると、ゲートが出てきます。道はここからr502奥志賀高原栄線になるのです。この奥志賀高原栄線は、ここまでの471号奥志賀公園線から繋がる奥志賀スーパー林道の一部で、奥志賀林道とも呼ばれるようです。ゲートは林道だった時代のものでしょうか。

この先、補給可能ポイントは17km先のカヤの平キャンプ場までないので、ここまでに飲料水などを確保しておいた方がいいです。

奥志賀高原栄線に入るとすぐに、雑魚川の支流のガキ沢を渡ります。

右に開ける雑魚川の谷右に開ける雑魚川の谷

奥志賀高原栄線は奥志賀高原線同様、しばらくは雑魚川の谷を行くので、基本的にはあまり眺望はないものの、このあたりは少しだけ右手に谷が開け、又七山あたりが見えます。

雑魚川と紅葉雑魚川と紅葉

その雑魚川に下ってきました。

雑魚川下流側雑魚川下流側

奥志賀高原牧場の東で源助沢が流れ込むこのあたりが、本日の紅葉の見所の一つです。

雑魚川上流側雑魚川上流側

カエデもいい色に。

雑魚川の橋の上で雑魚川の橋の上で

黄緑と黄とオレンジ色に染まった木々。

雑魚川の橋付近その1雑魚川の橋付近その1

ただ、ため息が出るだけ。

雑魚川の橋付近その2雑魚川の橋付近その2

ため息二つ。

雑魚川の橋付近その3雑魚川の橋付近その3

ため息三つ。

剣沢あたりの橋剣沢あたりの橋

このあたりは、停まっては写真を撮り、停まっては写真を撮りと、なかなか前に進みません。

のろのろ。。

剣沢あたりの紅葉剣沢あたりの紅葉

オレンジや赤ばかりでなく、緑も黄緑も黄色もきれい。

どこまでも続く紅葉どこまでも続く紅葉

真っ赤はハゼの仲間。

雑魚川林道分岐点付近雑魚川林道分岐点付近

ゆっくりゆっくり進み、このあと二度雑魚川を渡るとそこがこのルートの谷底で、標高は1,200mに。そして雑魚川林道の分岐が現れます。この雑魚川林道を行くと秋山郷です。雑魚川はこのあと雑魚川林道に沿って流れて行きます。

雑魚川林道の反対側にはこれまで同様のr502奥志賀高原栄線が続きますが、ここにもゲートがあります。その上には『野沢温泉43km』の標識が。この先、こちら側を流れる川は満水川となります。

カヤの平へ急ぐ面々カヤの平へ急ぐ面々

この時ちょうど正午で、予定よりなんと40分の遅れ! ここまで、紅葉が良すぎた〜

ゲートからは上りです。この日の昼食は『カヤの平』のキャンプ場を予定していますが、そこまではあと9kmほどあり、300mも上らなければなりません。

カヤの平まではまだだいぶかかりそうなので、少し急ごう。

赤シャツと紅葉赤シャツと紅葉

赤シャツのシンチェンゾーが牽き、サリーナ、シロスキー、キルピコンナと続きます。

満水川に流れ込む支流の滝満水川に流れ込む支流の滝

じわじわ上って行くと、満水川に流れ込む支流の小さな滝が現れます。

紅葉と滝という組み合わせは実に麗しい。

絶好調の紅葉絶好調の紅葉

オレンジ色に赤が混じって、ここはいい感じ。

サイダーサイダー

『紅葉は素晴らしいけど、腹へってきた〜』 と、足取りが重いサイダー。

サリーナ、キルピコンナ、シロスキーサリーナ、キルピコンナ、シロスキー

『まだカヤの平に着かないの〜』 と、こちらもお腹が鳴り出したサリーナ。

カラマツ林カラマツ林

カラマツ林に突入しました。

カラマツは落葉松とも呼ばれるように落葉樹で、きれいに紅葉もします。しかしここはまだ緑ですね。

シロスキーが牽くシロスキーが牽く

ここの上りは勾配こそきつくないものの、じわじわと体力を奪っていきます。

前に出てきてみんなを牽くシロスキー。一方のサリーナは、『ハンガーノックになりそう。。』 と、後退を始めます。

仕方がないので道端に座って、おむすびを一ついただきました。

カヤの平分岐付近カヤの平分岐付近

雑魚川林道の分岐点から7kmほど進むと、ようやくカヤの平への分岐が現れました。

カヤの平はその名のとおり平らなところなのですが、道は依然上りのまま。

カヤの平へ向かうシンチェンゾーカヤの平へ向かうシンチェンゾー

先行が仇となって、おむすびを食べ損ねた赤シャツのシンチェンゾーは、早く昼食にありつきたいと、ここでダッシュ。一人、彼方へと消えていくのでした。

カヤの平へ向かうサリーナとシロスキーカヤの平へ向かうサリーナとシロスキー

一方、おむすびを食べた残りの四人は、まったり進んで行きます。

カヤの平キャンプ場カヤの平キャンプ場

分岐から2kmほどで、標高1,460mのカヤの平のキャンプ場に到着。

ここにはカヤの平高原の案内所とロッジがあり、ロッジでは簡単な食事ができるようです。

私たちはここでお弁当をパクリ。

ブナ林入口ブナ林入口

カヤの平にはブナの原生林やシラカバの群生林があり、その林齢は250年ほどだそうです。

予定ではブナ林を散策するつもりでしたが、ここまで40分も遅れているので、これは残念ながら断念。20分遅れとし、カヤの平を出発します。

再びr502奥志賀公園栄線再びr502奥志賀公園栄線

やってきた道を戻り、再びr502奥志賀公園栄線に入ります。

満水川上流部付近満水川上流部付近

満水川まで穏やかに下るとそこから再度、緩いながらも上りが始まります。

後半のピークは1,570m。そのピークに向かって、徐々に高度を上げていきます。

赤の中を進む赤の中を進む

そしてここからが、後半の紅葉のピークゾーン。

オレンジ色の中を行くオレンジ色の中を行く

赤があり、オレンジ色のシャワーを浴びて進みます。

木島山あたり木島山あたり

奥志賀スーパー林道の紅葉は当たりでした。このルートで一つだけ不満を言えば、絶景の遠望がないということでしょう。

右手の眺望が少し開きました。あの山は木島山でしょうか。ここは見渡す限りの遥かな展望とはいかないものの、その不満を少し晴らすことができるところです。

紅葉のピーク紅葉のピーク

山影は見えないものの大次郎山の山頂が近付き、後半のピークが近くなってきました。

すると心なしか、勾配がきつくなります。

後半の高度ピーク付近後半の高度ピーク付近

右も左も正面も、ここは紅葉のピーク。

この見事な色の中を、高度のピーク目掛けて上って行きます。(TOP写真)

ピーク先ピーク先

『奥志賀林道竣工記念』と掘られた石碑が建つカーブに来ました。ここが後半のピーク、標高1,570m地点です。雑魚川林道分岐からの上りは、標高差は300mと小さいのですが細かなアップダウンがあり、距離は20kmと少し長かったです。

予定より15分遅れでこの石碑の前を出発します。カーブを廻ると道は下り出し、すぐに右手の視界が開きます。幾重にも重なる山の稜線の間に、白い雲が漂っています。ここは幻想的。

目の高さに雲目の高さに雲

次のカーブまで下ると、目の高さに雲が浮かんでいます。ここで突然シロスキーが、

『あ、あそこに見事な城がある。』 と、言います。みんなでそちらを見るも、それらしいものはどこにも見えません。このお城、城好きでロマンチストのシロスキーだけに見えたのでした。

下り下り

さて、あとは野沢温泉に下るだけです。ビューンと下って下って、さらに下って、快調に野沢温泉に到着! の予定が、予定はいつでも未定。。

『あや〜、パンク〜』 と、シンチェンゾーがストップ。なんとかパンク修理を終え再び下り出すも、五分もたたないうちにまたパンクです。

こりゃ〜、まずい〜。今日、キルピコンナとサリーナは東京へ帰らなければならないので、あまり遅れるわけにはいかないのです。すでに先ほどのパンクで、20分以上の遅れになっているのです。キルピコンナとサリーナ、そしてシロスキーに先に下ってもらい、シンチェンゾーとサイダーでパンク修理を始めます。

見晴台より野沢温泉を見下ろす見晴台より野沢温泉を見下ろす

この二回目のパンク修理に手間取り、慌てて三人を追うシンチェンゾーとサイダー。脇目もふらずカッ飛んで、 日本の夕陽百選に選定されている見晴台まで下ると、先行三人の姿がそこにありました。

この見晴台からは、下に野沢温泉のまちが良く見えます。条件が良ければ、北アルプスから北信五岳の飯縄山、斑尾山、戸隠山、黒姫山、そして妙高山が見えるのですが、この時は北アルプスは見えず、北信五岳は一番南の飯縄山とそのすぐ手前にある斑尾山が見えただけでした。

妙高山妙高山

しかし先行三人組が到着した時には、雲の上から妙高山が頭を出していたそうです。

ここで時計を見ると予定時刻ちょうどになっていました。途中の休憩ポイントをパスしたので、いつの間にか予定に追いついたようです。

野沢温泉熊の手洗湯野沢温泉熊の手洗湯

見晴台からは慎重に野沢温泉に下ります。野沢温泉は13の共同浴場があることで知られています。これらの共同浴場は村人の共有財産で、その近くに住む人々によって管理されていて、入浴料はありませんが、気持ちを賽銭箱に入れる仕組みです。

私たちの今宵の宿は、熊が発見したという古い湯で寺湯とも呼ばれた『熊の手洗湯』のすぐ近く。キルピコンナとサリーナもなんとか温泉に浸かることができました。もちろん、宿泊組の三人は、このあとゆっくりまったりと寛ぐのでした。

奥志賀スーパー林道の紅葉は、想像以上に素晴らしいものでした。まだもう少し紅葉は進むかもしれませんが、見頃と言って良い頃合いだったと思います。出発地と到着地が温泉というのも、それに輪を掛けて旅を充実したものにしてくれます。

明日はここ野沢温泉の外湯巡りをして、ゆっくり出発し、千曲川沿いを遡り、長野の善光寺にお参りします。長野の直前に砂利道の三登山山麓林道がありますが、さてはて、どうなることやら。


関連レポート

0912野沢温泉

< 前日へ 紅葉の奥志賀 TOP 翌日へ >
日本自転車コースリスト GEO POTTERING home