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ルーマニア

コース紹介

2006年夏、旅の出発地点はハンガリーのブダペスト。　メインはルーマニア北部で、北西のマラムレシュ地方では尖塔を持つ木造教会を訪ねながら素朴な村めぐり。　北東の南ブコヴィナ地方では外壁のフレスコ画が美しい修道院をめぐります。　そして自転車で国境を越えウクライナに入り、キエフで赴任中のデュエルンと合流です。　最後はトランジットで立ち寄った美しい街ウィーンを散策。

ルーマニアの田舎には、中世から変わらないかのような丘陵地の村々や牧草地の風景と、そこで働く人たちがいます。　大きな鎌で草を苅る男たち、大きな熊手でそれをかき集める女たち。　馬車が行き交い、農具を手にした民族衣装の人たちが歩くなかを、手を振りながら自転車で走り抜けます。　村のバラリエ（飲み屋）では、農作業を終えた男たちがいい気分。　『どっから来たのかい？　まあ飲もうぜ～』

世界遺産となっているマラムレシュの木造教会群や南ブコヴィナ地方の修道院はすばらしいものですが、特にマラムレシュ地方はまだ観光化が進んでいないので、レストランや宿泊施設は多くはありません。　バスや鉄道も便は少ないので、ゆとりを持った計画が必要でしょう。　でも人々はとても親切で、『うちに泊まったら？』と何度か誘われました。　人とのふれあいがとても楽しいところです。

ウクライナに入ったとたん、ルーマニアに比べて物静かな感じが漂います。　そしてさらにレストランや宿泊施設が少ない！　『観光』の概念がないのかと思うほどです。　それでもキエフは緑が多く美しい都会で、デュエルンの案内もあって充分に楽しめました。

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概要

ルーマニア：スライドショウ（07'04"　キャプション付　音声：BGMのみ）
ブダペスト・ウクライナ・ウィーン：スライドショウ（06'03"　キャプション付　音声：BGMのみ）

ハンガリー　ブダペスト

ブダペストは『ドナウの真珠』または『ドナウの薔薇』と呼ばれる美しい街で、ドナウ川を挟み特徴のある二つのエリア、ブダとペストに分かれます。

歴史ある主要な観光ゾーンは自転車で巡るのに適当な大きさで、道路の一部には自転車レーンが設けられています。

ルーマニア　マラムレシュ地方

ルーマニア北西部のマラムレシュ地方の旅は、世界遺産にもなっている伝統的な木造教会を巡ります。

のんびり走る馬車を追い越し、ゴロゴロ石のダート道をこなし、丘を上り下りしていると、遠くに細長い教会の尖塔が見えてくる。　美しい草原の彼方に見える、そんな村巡りが続きます。

ルーマニア　マラムレシュ地方2

木造教会と独特の門扉が並ぶ村を訪ねながら、丘を越え、谷を抜けていきます。　ローカルなスパ・リゾートも楽しめます。　ここからいよいよカルパチア山脈へ突入！

ルーマニア　南ブコヴィナ地方

ルーマニア北東部に移り、外壁を鮮やかなフレスコ画で埋め尽くされた修道院のある南ブコヴィナ地方を巡ります。

自転車コースとしてのハイライトはモルドヴィツァからスチェヴィツァへの緩やかな峠越え。　そして、素朴な村の民宿の暖かいもてなしも、旅の大きな楽しみです。

ウクライナ

自転車で陸路国境越え、ルーマニアからウクライナに入ります。

大学の街チェルニヴチから城壁のある古都カムヤネッツ・ポディルスキへ。　夜行列車で到着したキエフでは、赴任中のデュエルンと感動の再会。　そして、文化の香り高いキエフの街を疾走します。

オーストリア　ウィーン

ウィーンで見所いっぱいの旧市街は、建物を眺めたりカフェで休憩したりしながら、ぶらぶら歩きがとても楽しい。　そして、中心から少し離れたシェーンブルン宮殿やドナウ川など、周辺は自転車散歩に最適です。　夜はもちろん“音楽の都”を満喫！

参考資料