イタリア 2

フィレンツェ〜グレーヴェ・イン・キャンティ

総合評価 ★★
開催日 2007.10.10(水)晴れ時々曇り 難易度
参加者 サリーナ/サイダー 走行距離 33km

ぶどう畑
ぶどう畑

◆ コース紹介

ローマを離れ新幹線でフィレンツェに向かった私たち。 いよいよここからが今回の旅のメインイベントです。 トスカーナのフィレンツェから南に広がるキャンティにはあのコケコッコーマークのすばらしいワインがあります。 そのワイン畑ならぬぶどう畑を眺めつつ、140種類以上のワインのテイスティングができるエノテカ(ワインが楽しめるところって感じの意味かな?)があるグレーヴェ・イン・キャンティまでのんびりサイクリング。

パッチワークのぶどう畑は美しく、その中を行くアップダウンの坂道がすばらしい!

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ローマから新幹線で1時間半、意外とローマとフィレンツェは近いのですね。 ヨーロッパには自転車持ち込み(折り畳まないでそのまま)可能な列車が多いのですが、私たちが使った新幹線ES(ユーロスター)にはそのサービスがないので折り畳んで持ち込みます。 日本の新幹線のようにデッキ付近に荷物置き場があり、そこに2台とも収容できました。

さて、フィレンツェの陸の玄関サンタ・マリア・ノヴェッラ駅にやってきた私たちは、駅でのんびりと自転車を組み立てます。 外の空気がローマより爽やかな感じがするのは気のせいでしょうか。 この日はフィレンツェでゆっくりするという案もあったのですが、ローマの人ごみに疲れた私たちはすぐさま都市部を離れて人口密度の低いところへ移動したいという思いが強かったので、すぐさま移動開始です。

駅から南下してアルノ川に向かいます。

ちらっとかすめたフィレンツェのシニョーリア広場ちらっとかすめたフィレンツェのシニョーリア広場

駅前のサンタ・マリア・ノヴェッラ大聖堂をかすめ、暗い路地のむこうにフィレンツェの象徴ともいえる、あの赤い瓦屋根のブルネレスキーのドゥオモがちらっと顔を覗かせたけれど、ここで立ち止まっては先に進めなくなると、とりあえずグッと堪えて前に進みます。

シニョーリア広場シニョーリア広場

イタリアの都市の道は、建物の高さに比べて幅が狭いのでたいてい薄暗い。 そんな薄暗い路地の先にパッと輝く光が見えたので思わずそちらへ進むと、なんとそこはあのシニョーリア広場でした。 しかし、ここは自転車では通れないくらいの人だかり。 有名なダビデ像は巨大なのでかろうじて見えますが、他に見えるのは人の頭ばかり。 ありゃま…

アルノ川沿いを行くアルノ川沿いを行く

フィレンツェは後回しととにかくシニョーリア広場の人ごみを抜け、やっとアルノ川に出ました。 アルノ川を渡るとすぐに郊外になります。 やっぱりヨーロッパの都市ってみんなちっちゃい。 周囲は紅葉にはまだ早いけれど、空は秋まっさかりという感じです。

フィレンツェから今日の目的地グレーヴェ・イン・キャンティを経てシエナまでは、一本道のSS222を行きます。 シエナまでは別に高速道路があるので、SS222は準幹線といったところでしょうか。 しかしやはり大都市のフィレンツェ近郊は交通量が多いので、5kmほど先のポンテ・ア・エマまでは、幹線を避けてミケランジェロ広場がある丘の麓を行くことにしました。 その道、交通量は少ないものの最初から上りでアヘアヘ。 ありゃ!

ワイン畑?ワイン畑?

ポンテ・ア・エマからSS222に入ると周辺はワイン畑に。 いやいやワインは生っていませんでした、ぶどうです、ぶどう畑がすぐに現れだします。 しかし案の定結構な交通量です。 そしてこちらも上りときました! それでいきなり方針を変更し、SS222を離れインプルネッタ経由でグレーヴェに向かうことにします。

ここがインプルネッタへの曲がり角かな〜、と思ったところで地元の人に尋ねるともうしばらくSS222を直進しろという。 しばらくしたら看板が出ているからそこを曲がれって。 そんな訳でどんどん進むサリーナです。 廻りはいつしかオリーブ畑に。 ってこのあたりには、ぶどう畑かオリーブ畑しかないのですが。 空がすばらしい秋になっています。

快調に飛ばすサリーナ快調に飛ばすサリーナ

しかし、いつまでたってもインプルネッタの看板は出てきません。 どおやらさきほど道を尋ねた人はストラーダから入るルートを教えてくれたようです。 仕方がないのでインプルネッタはあきらめてどんどん直進します。 10kmほど走りストラーダ近くになると交通量もぐっと少なくなります。 道は相変わらず小刻みなアップダウンを繰り返しつつ、おおむね上りです。

ようやくインプルネッタの看板が出て来たのですがやっぱりそこはストラーダのほんの少し手前でした。 これからインプルネッタに向かったのでは迂回ルートの意味がないとそのままストラーダ・イン・キャンティの街に入ります。

ストラーダのバールストラーダのバール

ここでお昼にしようと思ったのですが、街はとっても小さくてレストランを探しているうちに街を抜けてしまいました。 次のレストランがありそうな街まではちょっと距離があるので、戻ってレストランを探し直します。 ようやく広場の前に小さなバールが見つかったので入ることにしました。

バールってBARと書き、英語読みならバーですが日本にあるバーとは似ても似つきません。 日本のものでいうならバーより喫茶店に近いのですがそれもちょっと違う。 ニュアンスで近いのはコンビニかファミリーレストラン。 街にはどこにでもあって、だれでも気軽に入れて、コーヒーからグラッパまで飲み物ならたいていのものがあり、所によっては簡単な食事もできるすばらしいところです。 子どもがミルクを飲んでもOK、おじいさんが昼間っから一杯やったってOK、朝は大抵の人が出勤前にクロワッサンとカプチーノって感じです。

ここのバールでちょっとした昼食にありつきました。

坂とぶどう畑坂とぶどう畑

周辺のぶどう畑はこんな感じ。 日本でぶどうって言うと、背丈より高い棚に生っていて上の方に実が付いていることが多いですが、ここではちょっと違います。 緩やかな傾斜地に、1mくらいの高さのぶどうがきれいな畝を作っています。 ぶどうの収穫は9月上旬のようで、残念ながらもう実は付けていませんでした。

延々と上り延々と上り

ストラーダ・イン・キャンティの街を出ると一旦グッワ〜っと下って、その後はまたまた上りです。 緩い丘がその後もいくつも続きます。 周辺はぶどう畑かオリーブ畑でなかなか眺めはよろしい。

サン・セバスティアーノ門グレーヴェ・イン・キャンティ

今日は30kmほど走っておしまいの予定です。 その心は… それはあとで。

ストラーダから10km、1時間弱走るともう今日の終着点グレーヴェ・イン・キャンティに到着しました。 14:30過ぎ、インフォメーションに着いたものの開いていません。 あれっ、今日は休みかな〜、と思いつつきょろきょろ見回すと、午後は14:30からとある。 しばらく待つも開く様子はない。 まあこういう点はけっこういいかげんなのでしょう。

幹線道路を離れ、トンネルを抜けるといい感じの街になりました。

B&B到着B&B到着

細い道路沿いには2階建くらいの住宅が並んでいます。 ストラーダもそうでしたがこのあたりの建物はみんな低層で高い建物はまったく見当たりません。

小さな川沿いの道を進むと短いものの激坂です。 な、なんと20%かぁ〜 その坂の上に私たちのB&Bはありました。 門でベルを鳴らすと、すぐに玄関が開きご主人がむかえてくれました。

『やあやあ、良く来たね、 お〜、かわいい自転車だね、どこから走ってきたの?』 ととってもフレンドリー。 部屋は広くて快適、テラスからの眺めがすばらしく、バラが良く手入れされて咲いていました。 すばらしい宿に当たるとハッピーになりますね。 だからこの日はとてもハッピーです。

グレーヴェ・イン・キャンティの広場グレーヴェ・イン・キャンティの広場

宿でゆっくりくつろいだあと街に出てみました。 ここはとっても小さな街で、30分もあれば隅々まで廻れてしまうのではないかと思うくらいの大きさです。

5分ほど歩くと広場に出ました。 珍しく三角形をした広場で鋭角の頂点に教会が建っています。

広場の建物とポルティコ広場の建物とポルティコ

この広場のまわりの建物は他よりちょっと高くて3〜4階建てです。 1階がポルティコになっていていろんなお店が並んでいます。 ポルティコの上はテラスで草花などで美しく飾られていて気持ち良さそうでした。

ウィンドウ・ショッピングをしている人々の中にサイクリストがいました。 その目の先には華やかなショーウィンドウが。

キャンティマークのバイクスーツキャンティマークのバイクスーツ

お店の中はキャンティマーク、あの鶏マークだらけです。 もちろんワインは山のように並んでいます。 しかしショーウィンドウにあったのは、なんとこんなコケコッコーマークのバイクスーツ。 ちょっとほしかったかも(笑)

グランド・エノテカにてグランド・エノテカにて

キャンティといえばワイン、グレーヴェに来た最大の目的はこれです。 なんとこの街にはトスカーナの140種類以上のワインがあるエノテカがあるのです。 エノテカって一般的にはワイン・バーを指すようですが、ここはワイン・バーではなくワイン博物館になっていて、さらにワインのテイスティングができるところなのです。

博物館には古い樽や巨大な栓抜きなどが並べられています。 そしてその奥がワインの試飲コーナー。

『お〜、ここここ!』

『すごい〜、いっぱいならんでいる〜、どれにしようかな〜〜』

テーブルごとに種類が違い、ここはI.G.T. Toscanaです。 1種類0.4ユーロくらいからなので、気軽にテイスティングできます。 次から次へとテイスティング、じゃあなくて本当は単に飲んで廻っただけです。(笑)

エノテカで気分が良くなった後、もっとワインを楽しもうと近くのレストランへ向かいました。 こちらはもちろんおいしい食事付きで、ズッキーニとパルメザンチーズのリゾット、キアーナ牛のカルパッチョが最高、もちろんワインもブオノ〜〜

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uploaded:2007-11-08