1717-2

ハワイ島 2

Honokaa~Waipio Valley~Waimea

開催日 2010.06.17(木)晴れときどき曇り
参加者 サリーナ/サイダー
総合評価 ★★★
難易度 ▲▲
走行距離 58km

ワイピオ渓谷
ワイピオ渓谷

◆ コース紹介

ハワイ島の東岸、ハマクア・コーストの最北端にあるワイピオ渓谷を散策し、緑の草原の中を走って、コハラ山脈とマウナ・ケアの間にある牧場の町ワイメアまで。

のんびりしたホノカアの宿に荷物を置き、まず13km先のワイピオ渓谷まで。 見晴し台から絶景の海辺の渓谷を眺めた後、谷へ下って川沿いにタロイモ畑や滝を見学し、海辺に行けば黒い砂のビーチが待っています。

ホノカアに戻ったあとは、車の少ない旧道でワイメアへ向かいます。 この道は、景観の変化に富んだ楽しいコースです。 大木に囲まれた静かな道を400mほど上り、標高800mになると突然周辺の景色は見晴らしの良い牧草地に変わり、ここからは緩やかなアップダウンの繰り返しとなります。

広々とした気持ちのいい牧草地を走った後はいったん幹線道路に入り、その後脇道に入って雄大なマウナケア山を左手に見ながらワイメアへ。 ワイメア中心部に近づき幹線に戻ると車が多いのでちょっと注意が必要です。

ワイメアは標高850m前後にあり、爽やかな気候で朝晩はちょっと寒いくらいです。 パーカー牧場など見所も多く、ハワイ島では有名なレストランも立ち並ぶオシャレな町です。

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総合データ(GARMIN Connect:ルート、高度、速度など。ダウンロード可)

発着地 累積距離 発着時刻  ルート 備考
Honokaa START 発08:25 Honokaa-Waipio Rd 泊:Honokaa Club
Kukuihaele
ワイピオ渓谷見晴台
14km 着09:15
発11:40
Honokaa-Waipio Rd ワイピオ渓谷ハイキング/7km
/ヒイラウェ滝/ブラックサンドビーチ
Honokaa
 昼食
27km 着12:35
発14:00
Old Mamalahoa Hwy 昼食:Jolene's Kau Kau Korner
宿で荷物をpickup
牧場入口 36km 着15:30
Old Mamalahoa Hwy 牧草地に入る
Mamalahoa Hwy
合流点
46km 着16:20
Mamalahoa Hwy 途中道を間違え住宅地の袋小路に入る
正しくは5kmほどで左折
Mana Rd
合流点
52km 着16:45 Mana Rd
Kahilu Rd
左折しMana Rdに入る
600m直進後、右折しKahilu Rdへ
Mamalahoa Hwy
合流点
56km 着17:00 Mamalahoa Hwy Mamalahoa Hwyに入る
交通量がやや多い
Waimea 58km 着17:10 泊:Kamuela Inn/★/$66/朝付
夕食:Merriman's /フランス料理

ホノカアクラブ入口にあるサトウキビ畑の絵ホノカアクラブから海を眺める

鳥のさえずりで目覚め、まずはホテルで朝食です。 『ちょっと準備が遅くなっちゃった~』と言いながら、ダイニングでパパイヤを切ったりパンを並べたりするスタッフのアニェルさん。 昨夜は『ホノカアボーイ』の本を貸してくれたりと、とても気さくで親切です。

コーヒーとパンやフルーツケーキ、バナナ、パパイヤといただいていると、スタッフのおじさんがやってきて、ちまきやココナツのもち、ライチを追加。 マーケットに行ってきたらしく、さらに豪華な朝食となりました。

ホノカアクラブ入口にあるサトウキビ畑の絵ホノカアクラブ入口にあるサトウキビ畑の絵

たっぷり食べたあと、今日はまず午前中にワイピオ渓谷観光です。

ホノカアクラブの前にはサトウキビ畑で労働する人々の絵が掲げられています。 このあたりはその昔はサトウキビの産地で、多くの日本人労働者が働いていたそうです。 近くには当時労働運動を主導して殺されたゴトウ・カツという人の記念碑があります。

ワイピオ渓谷へ向かうワイピオ渓谷へ向かう

ホテルに荷物を預けて13km先のワイピオ渓谷見晴らし台のあるククイハエレに向けて出発。 ホノカア・ワイピオ・ロードは交通量も少なく、ときどき海が眺められて快適です。

ワイピオ渓谷への旧道ワイピオ渓谷への旧道

ワイピオ渓谷まであと2kmのところで、道が二手に分かれます。 どちらを行っても見晴らし台にたどり着きますが、行きは旧道を通ってみました。 この道沿いには少し住宅もみられ、ハイビスカスやブーゲンビリアが花を咲かせていい雰囲気です。 散歩に飛び出してきたワンちゃんたちに、ちょっとビビるサイダー。 『おとなしいから大丈夫だよ!』とあとから出てきた飼い主さん。 

アートギャラリーアートギャラリー

この旧道の途中にはアートギャラリーを併設したおみやげ店があり、ワイピオのインフォメーションセンターも兼ねています。 カフェもあるようでしたが、朝食タップリの私たちは先へ向かいます。

見晴し台からのワイピオ渓谷の眺め見晴し台からのワイピオ渓谷の眺め

そして旧道の最後には、短いけどかなりの激坂が待っていた。 あへあへ、とたどり着いたところには駐車場があり、その先には…

『おおお~!』

見晴し台は海に向かって開いているV字谷の一方の先端の高台にあり、波の打ち寄せる海岸、向かいのもう一方の高台、その間の左手に広がる緑豊かな谷が一望に見渡せます。 絶景だ~

谷へおりる激坂ロード谷へおりる激坂ロード

見晴し台の駐車場に自転車を置き、ここからはワイピオ渓谷ハイキング。

まず高台から谷底へ標高差250mを下ります。 このワイピオヴァレー・ロードは、一応ロード(舗装路)なんですが、推定30%はありそうなくねくねの超過激坂! 自転車では私たちには上りばかりか下りもとても無理そうです。 というわけで、歩いて30分くらいかけて下って行きます。 ちなみに四駆なら車で谷まで下りることはできますが、運転に慣れていないとかなりヤバそう。

ワイピオ渓谷の住まいワイピオ渓谷の住まい

谷底に下りると川が流れ、緑が生い茂る中にいくつか住まいも見られます。 写真の家の前にはパイナップル。 タロイモの栽培なども行われているそうです。

川を渡る地元の車川を渡る地元の車

谷の奥まった方向に歩いていくと、川が行く手を阻んでいます。 水深は膝くらい。 地元の人たちの車はジャブンと入って突っ切っていきましたが、軟弱な我々はここでひきかえします。

ヒイラウェ滝ヒイラウェ滝

本当はその先にこんな滝(ヒイラウェ滝)があるのですが、少し遠くからだけど見えたからいいことにしました。 ここ数日は雨が少ないとのことで、滝も細く、2つあるはずの滝の一方は水が流れていませんでした。 滝を背に、今度は海辺へと向かいます。

ブラックサンドビーチブラックサンドビーチ

マンゴーやタロイモが生い茂るダート道をしばらく行くと、黒い砂の海岸に出ました。 その名も『ブラックサンドビーチ』(そのまんま。正式名かなあ?) 早速、波に足をつっこんで『きもちいい~』 波は結構荒い感じでした。

見晴し台に向かう激坂の中腹見晴し台に向かう激坂の中腹

この先のハイキングコースとしては、向かいの高台を上り、さらにその先の谷を下りたキャンプ場まで行く『ムリワイ・トレイル』というルートがあるようです。 でもあの高台を上ってまた下りて、というのは私たちにはかなりキツイので、あっさりパス。

ビーチでちょっと遊んだあとは、帰りの激坂上り! 日差しが強くなり汗だくになりながら、えっちらおっちら250mを上ります。 平気そうな顔ですが、写真の中腹までですでにかなりへろへろ。 このコースで合計7kmのハイキングでした。

見晴し台の監視所見晴し台の監視所

ようやく見晴らし台に戻ると11時を過ぎていて、観光客も増えてきました。 ここにはレンジャーが常駐する監視所があって、観光客のいろいろな質問に答えていました。 私たちが行くときにも、『水もってる? 帽子は?』と声をかけてくれました。

ホノカアのレストランホノカアのレストラン

ホノカアへの帰り道はかんかん照り、汗だくでホノカアに着くとちょうどお昼時です。 街角にあるレストラン『ジョリーンズ・カウカウコーナー』に入ってみました。 白と青で統一されたお店は涼しげです。

ダブルチーズバーガーダブルチーズバーガー

このレストラン、肉・魚の定食などメニューはいろいろありますが、何と言ってもおトクなのはこれでしょう。 レタス、トマト、アルファルファ、タマネギなどの野菜と、とろけるチーズがかかったジューシイな巨大ハンバーグの『ダブルチーズバーガー』! これだけで大満足、満腹です。

オールド・ママラホア・ハイウェイオールド・ママラホア・ハイウェイ

昼食後、ホテル・ホノカアクラブに預けていた荷物を受け取り、今日の宿泊地ワイメアへ向かいます。

ワイメアへは幹線を避け、旧道のオールド・ママラホア・ハイウェイを通ります。 まずはホノカアの中心地からこの旧道に至るまでの激坂に汗、汗。 しかし、ここからさらにワイメアまでは標高差500mもあるのでした。

旧道をゆく旧道をゆく

ホノカアからはずっと上りが続きますが、勾配は7%くらい。 車は少なく木々に囲まれ、ときどき民家の前を通る静かな道はなかなか快適です。

林の中の旧道を進む林の中の旧道を進む

上るにつれて、気候が変わり植生も変わってきたようです。 道の回りは葉っぱの大きい濃い緑から変わって、背の高い林に囲まれるようになりました。

牧場に出る牧場に出る

そしてホノカアから1時間半ほど走ったところで、突然あたりの景色が一変。 視界が開けて一面に牧草地が広がる丘陵地となり、その中を緩やかなアップダウンを繰り返しながら旧道が続いています。

牧草地の中をゆく牧草地の中をゆく

『わあ、ここは阿蘇山のミルクロードみたいだね~』とサリーナ。

『おお、牛がいる~』とサイダー。

走りながら写真を撮ろうと柵に近づくと、私たちをじっと見ていた牛たちが、突然自転車を追いかけて一斉にドドドドーっと駆け出した。 柵の向こうだったけど、ちょっとビビりました。

牧場の馬牧場の馬

牧草地のどこかに見所の『洞窟』があるとガイドブックに書いてありましたが、サインもなく見つかりませんでした。 牧場の間のルートは10kmほどで、その後いったん幹線道路のママラホア・ハイウェイに入ります。

住宅地の裏道を行く住宅地の裏道を行く

ママラホア・ハイウェイはワイメアに近づき、交通量もさらに多くなっています。 しばらく走ったあと迂回して、ママラホア・ハイウェイと並行するカヒル・ロードを走ります。 こちらは車はほとんどなくのんびりした裏道です。

少し姿を見せたマウナケア少し姿を見せたマウナケア

急に黒い雲がやって来たかと思う間もなく、サーッと霧雨が降ってきました。 あとにはうっすらと虹が出ます。 ここワイメアは結構雨が多いところだそうです。

空が晴れてくると、進行方向左手、南側に少しずつ姿を見せてきたのは、4,205mのマウナケア山です。 残念ながら頂上はまだ雲に隠れています。

ワイメア中心部に近づいて再び幹線道路のママラホア・ハイウェイに戻り、17時過ぎに本日の宿カムエラ・インに到着。 必要なものは揃った簡素な宿でした。 『カムエラ』とはこの町ワイメアの別名です。

フレンチレストラン『メリマンズ』フレンチレストラン『メリマンズ』

ワイメアはレストランや店舗が揃い、教会や病院もあるハワイ島北部の中心的なまちです。 標高850m前後にあり、気候も涼しくオシャレな高原の町といった雰囲気。

この日の夜は、ホテルに近いフランス料理店『メリマンズ』でちょっと豪華な晩餐です。 ここの名物料理は和食からイメージしたというアヒ(まぐろ)のたたきのポン酢添え。 あれ、これってフレンチ?? でもとりあえず美味でした。

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