9807

アルヴァ・アールトの建築巡り

開催日 1998.07月〜08月
参加者 サリーナ/サイダー

セイナヨキの教会
セイナヨキの教会

◆ 概要

フィンランドを代表する建築家、アルヴァ・アールト(1898 -1976)の仕事のいくつかを見て回ったので、その紹介です。

■ヘルシンキ

厚生年金会館(1952-56)

ハーパマキ駅にて外観

アールトにしては少し固い方形のファサード。 赤茶の煉瓦(タイル?)に黒いスチールサッシ、緑青が噴いた銅の笠木。

ハーパマキ駅にて図書室

アールトが好んだ円形の連続するトップライト。 天井は低めで落ち着いた空間。 プロポーションの妙。

ハーパマキ駅にてホール?

格子の天井から、いかにもアールトという照明がぶら下がっている。

ランプランプ

廊下にあった?ランプ。 陰影がとても美しい。

フィンランディア・タロ(フィンランディア・ホール)(1962-71)

ハーパマキ駅にて大ホール

白大理石張りの外壁は反ってしまっていて大改修だった。 仕上の大理石と躯体の間に断熱材を発見。 外断熱らしい。

大ホールの壁の装飾(写真では黒く潰れたところ)は木を束ね合わせたようなデザイン。 落ち着いた照明が心地よい。

アカデミア書店(1966-69)

売り場からトップライトを見る売り場からトップライトを見る

白大理石の内装に変わった形のトップライト。

アールト自邸(1935-36) ヘルシンキ郊外ムンキニエミ

庭から庭から

黒に近い茶に塗られた羽目板の二階は住居。 レンガに白いペンキのアトリエ。 道路側からも庭側からも一切の誇張がない抑制の利いたマッス。 インテリアもさりげなく自然だ。

■エスポー、オタニエミ

ヘルシンキ工科大学(1949-66)

大ホール外観大ホール外観

アプローチは大ホールの側から。

大ホール内観1大ホール内観1

光の妙。

大ホール内観2大ホール内観2

やわらかい構造。

■セイナヨキ

セイナヨキのタウン・ホール(1958-87)

メインエントランス側メインエントランス側

遠方に教会の塔。

議場とピロティ議場とピロティ

競り上がったマッスが議場。 一階はピロティ。

玄関ホール玄関ホール

さりげないデザイン。

会議室?会議室?

小さなガラスの照明がぶら下がる。

セイナヨキの教会(1958-60)

外観外観

体育館のような素っ気ない外観にずんぐりした塔。

正面祭壇正面祭壇

横からの光が印象的な祭壇。

正面を見る正面を見る

天井からぶら下がった照明がちょっとしたアクセントに。

明かり取り明かり取り

変わった形の明かり取り窓。

セイナヨキ市立図書館(1963-65)

ハイサイドライトのある外観ハイサイドライトのある外観

裏側の扇のように広がった凹凸の外観は、ハイサイド・ライトのルーバーとプレーンな腰壁の対比が面白い。

下のフロアより下のフロアより

こじんまりした図書館だがインテリアがすばらしい。

上のフロア上のフロア

1m強ほどの段差が付いた二つのゾーンからなる。 中央部の下のゾーンは落ち着いた雰囲気。

■セイナツァロ

セイナツァロの村役場(1950-52)

道路側外観道路側外観

ユヴァスキュラから南に15kmほどのところにある小さな村の役場。 アールト中期の傑作。

煉瓦の外壁、端正なフォルムの外観。

この時点では町村合併により役場ではなくなり、町民会館のようなものとして使われているとのこと。

森側外観森側外観

裏手は美しい松林。

中庭中庭

こじんまりした中庭はいい感じのスケール。

ラウンジから中庭を望むラウンジから中庭を望む

細かい割付けの木のサッシ。

階段階段

外壁同様、内壁仕上も煉瓦。 ハイサイド・ライトの光が絶妙。

ホール天井ホール天井

木製の合成梁とそこから出る屋根を受ける細い枝のような構造。

明かり取り窓明かり取り窓

格子状の桟が入った窓は装飾的。

照明とアート照明とアート

廊下の壁の照明は簡素な木の板を組み合わせたもの。

■イマトラ

ヴォクセンニスカの教会(1956-58)

玄関付近玄関付近


裏側外観裏側外観

玄関はさりげなく、ぐるっと回った後ろ側の形態は内部空間が三つに分割できるゾーン構成がそのまま現れていて、面白い。

内部正面側内部正面側

白い壁と天井に白い十字架が三つ。 現地ではスリー・クロス・チャーチと呼ばれるようだ。 横の高い窓にはちょっとした装飾が。

オルガン、バルコニー、ハイサイドライトオルガン、バルコニー、ハイサイドライト

正面右手に独特の形状をした白いオルガン。 ハイサイドライトも効果的で美しい。

ハーパマキ駅にてどこだったか?

この建物には形の異なる101の窓があるという。


ここからはアールトではありませんが、イマトラにあった建物です。

労働者住宅博物館

ハーパマキ駅にて外観

1890〜1960年代の工業労働者用の住宅。

内観内観

上の内観。 日本の庶民の住宅より立派。

もう一つの住宅もう一つの住宅

こちらはもう一つのタイプ。

旧国営ホテル(1903)

旧国営ホテル旧国営ホテル

お城型でアール・ヌーヴォー。 現ヴァルティオ・ホテル。

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uploaded:2009-11-03