2001年11月、GEO POTTERING にとって記念すべき、初の『本格バーベキューポタ』が霞ヶ浦にて行われた。 雨が心配される中での開催ではあったが、バーベキュー終了まではお天気も何とかもち、参加者はすばらしいバーベキューをに舌鼓をうったのであった。
この『本格バーベキューポタ』がいかにして実現したか、その全貌を、バーベキュー班のレナール隊長、ヒデッチ料理長が明らかにします!
バーベキュー班の面々
後列右からレナール隊長、つかさくん、ヒデッチ料理長、レナール奥方、ジーコマリア、ゆうこちゃん。前列左からミュウ&さや、サリーナ、ピー・ター・リー。
*機材やレシピの紹介は後にあります(データ編)
9月初旬、ヴェネーノのひとりごと。
--水辺を走る霞ヶ浦一周って秋なのかな--
企画者を名乗るサリーナ、あわててコース検討に入る。
(霞ヶ浦まであと2ヶ月)
水辺を一周すると100km以上で大変。どうせなら半周にして、家族連れもくるまで参加できるバーベキューなんかどうかな? と思い付きで提案する。
すぐにレナールから返事。--バーベキュー機材、当社にあります--
ありがたい、でも自転車で走らず運搬・設営担当してくれる人がいるかな?
すぐにミキーレから返事。--日程が合えばサポートしますよ--
う~ん、こりゃできるかも!?
(霞ヶ浦まであと1ヶ月半)
バーベキュー会場を探し当て、使用許可証を入手。銭湯も見つかった。バーベキューの買い出しをエンジェルハートに、サポートをピッタリ一家にお願いして、ついに正式案内が出された。
(霞ヶ浦まであと1ヶ月)
メニューOK、機材もOK!
仕事が入ったミキーレの代役・設営助手のジーコマリアはくるまで会場下見もしてくれた。あとは当日を迎えるだけ、とのんびりしてたら電話が鳴った。
--ゴメンナサイ! 子どもの具合が悪くて行けそうにないの--とエンジェルハート。
ガビ~ン!!買い出しは誰が!?
そして、サリーナはヒデッチに電話をかけた…。
(霞ヶ浦まであと1週間)
ヒデッチ料理長/レナール隊長/サリーナ
サリーナ ヒデッチ、突然料理番を振られて、お疲れさまでした!
エンジェルハートから都合が悪いと連絡があり、あせりました。もう参加者も20人になってたしね。ここはミュウ&ヒデッチに頼むしかないと、電話したんです。そしたらヒデッチしかいなくて。とりあえず無理矢理押し付けたんだけど…
ヒデッチ料理長 日曜日に事務所に突然の電話(自宅の電話と勘違いしていますね)。いきなり料理番の話をされて頭の中は『???』。
実は、事前にバーベキュー当日の仕事分担のメイルが送られていたのにサーバーの故障で受信できなかったうえ、ミュウは最近携帯のメイルしか見なくなっていたのでサリーナとの話が咬み合わなかったのです。
急遽ミュウのほうのメイルをチェック、設営班だったらしい我々はこの時点より料理番になった。というか、何も心の準備の無いままサリーナのなすがまま。
今回はエンジェルハートのピンチヒッターということで、彼らに出会った房総鹿島ポタでの私に降りかかった災難がふと頭をよぎり(注1)、胸騒ぎがしましたが、無事任務を遂行でき、ほっとしました。
注1)99年5月、ジオポタ初の長距離ツーリング。ヒデッチは仕事のため一旦ひとりで帰宅するが、家の鍵をミュウにあずけたままだったため、さんざんな目に。
サリーナ メニューやなんかは、どうやって決めたの? 一応こちらからリクエストもしましたけど。
ヒデッチ料理長 本来バーベキューは肉(=牛)なんだろうけど今回は見合わせました。
豚汁はレナール隊長、鮭のちゃんちゃん焼き・焼きそばは私たちの分担とメイルにあったので、あとは焼き物を用意すればいいのかなといい加減です。
でも『ちゃんちゃん焼き』は、鮭以外何が要るのかわからない。レシピは買い出しの前日Yahooで検索、2270件のヒット。何人分と明記しているレシピが意外と少なく、数ページ見始めたがすぐ戻り1ページ目レシピに決めた、これまたいい加減な奴です。
サリーナ ふ~ん、インターネットでレシピを探せるんだ。それにしても20人分って、量がよくわからないよね。そのあたりはどうしましたか?
ヒデッチ料理長 量は難しかったですね。
気持ち多めに食材を準備した結果、鮭の半身1枚と焼きそば1袋(3人前)、ソーセージ1袋そしてバーベキュー用の生野菜が残ってしまいました。
ちゃんちゃん焼きは12人前、焼きそばは15人前、おにぎり、はまぐり、エビ、ソーセージ、ミカンは1人1個プラスα。
予算が余ったのでキノコのバター焼き用にキノコ4種を用意。
終わってみるとちゃんちゃん焼き、焼きそばは定員の半分くらいの量でちょうど良く、このメニューに野菜がたっぷり入っているので焼き用の野菜は要らなかったと反省しています。自転車隊がもっとばくばく食べるかと思ってたんだけど、迷走して食欲までも消費してしまったようでしたね。
サリーナ あはは、お腹がすきすぎてたのかな。でもいろんなメニューがあったので、定員半分くらいの量でいいのかもね。当初は25人くらいの予定で20人分と思っていたので、参加者が減ったせいもあったよね。またお天気(と迷走)のこともあり、バーベキューを楽しむ時間が正味1時間と短かったのも要因でしょうね。
サリーナ 機材をすべて取り揃えてくれたレナール隊長、ご苦労さまでした!!
レナールがいなかったら、この企画はあり得ませんでしたね。バーベキューの機材を選ぶ場合、どういうところがポイントなの?
レナール隊長 搬入機材は、まずフィールドの条件によって決まってきます。
「水の確保は?」「火の確保は?」「車両から搬入経路は?」っていう3点が最重要項目だね。
サリーナ ではまず、水の確保と機材について教えてください。
レナール隊長 フィールドに炊事場があり水の確保が容易な場合は、簡単なバケツ等で水の確保ができますが、水場から距離がある場合は、ポリタンク等が必要。でも、ポリタンクはかさばるのでデリバリー時に不便だね。収縮するタンクもあるけど、快適さは普通のポリタンに軍配が上がります。というわけで、水場が近い場合はバケツ型の容器、水場が遠い場合はタンク型の容器ってことですね。ちなみに、水の使用量は5L/人必要で、これ以下だと不便を感じますね。
サリーナ 今回の霞ヶ浦では、炊事場がわりと近くにあったので、バケツにしたんですね。じゃあ、次に火については?
レナール隊長 フィールドのルールで、直火(直接、地面の上で石等を組み、かまどを作る)が禁止かOKか? それをまず確認する必要があります。 ただ、管理されているフィールドは、最近直火は禁止の場所が多いですね。特に禁止されていない場所でも直火はやめた方がいいと思う。 地面や地下にも『生命体』は存在し、直火によるダメージは、結構広範囲まで及びますからね。
サリーナ 直火はなるべくやめようってことね。霞ヶ浦で使った機材も、すべて台になったものでしたね。
レナール隊長 霞ヶ浦で使用したのは炭系とストーブ系の2種類です。
1 焚き火台:スノーピーク製焚き火台L 1台使用 (炭火を一括で着火しバーべキュー台への炭火の供給と管理用に使用)
2 バーベキュー台:スノーピーク製 ステンレス製のアクセサリーが豊富な器材3台使用
ホームセンター等のバーべキュー台は安価だが、薄い鉄製が多く火を入れると塗装が焼けて悪臭がし、熱で変形し、とどめに錆びるので、何回か使う気があればオールステンレス製のしっかりした物がお勧め。
3 ストーブ等:
3.1 コールマン製 ツーバーナー(ガソリン使用)
20年前のコールマン。部品の供給と簡単な構造の為、古さを感じさせないし、これが有るとアウトドアーをやっている雰囲気が盛り上がるが、着火時に儀式とメンテナンスが必要。<枝豆とトン汁で使用><2500kcal>
3.2 epiガス製のシングル大型ストーブ
5800kcalの頼もしい奴(普通の家庭用ガス台は2000k~3000kcal)。世界最大だが、燃料消費量も最大なので、ブースター(火の熱エネルギーの一部をガスタンクに返しガスの気化を促進するシステム)を使用しないと持続して火力が得られない。ガス消費量は1時間当り1kg。<トン汁に使用>
3.3 コールマン製液ガス使用のツーバーナーストーブ
気化ガスを使用せず液体のままストーブに送り込みストーブ内部で気化させるシステム。その為、ブースターは不要。外気温が低くい時に威力を発揮するはず。今回初登板の為、お気に入りになるかは、不明。<ポップコーンで使用><2500kcal>
サリーナ ふむふむ。霞ヶ浦で使ったバーベキュー台は、とても使いやすそうでしたね。
レナール隊長 一般にバーベキュー機材を選ぶ場合は、火の種類(燃料)を選択し、その特徴によって考えます。データ編に詳しく説明しておいたから、参考にしてね。
サリーナ 今回バーベキューに使ったのは炭ですよね。炭にもいろいろ種類があるんでしょう?
レナール隊長 炭はその性質上、「白炭」と「黒炭」とに大きく分けられ、炭化の温度と仕上げかたが異なり、見ためにも違いがあります。これも詳しくはデータ編を見てほしいんだけど、白炭の代表的なものが「備長炭」、茶道用の炭は黒炭です。
最も一般的な黒炭は、楢(ナラ)炭。2000円/6kg 位です。皆さんが「炭」というものは、ほとんどこの楢炭のこと。 今回もこの炭を使用しました。霞ヶ浦は短時間だったので、炭の使用量は600g/人 でした。通常は、800g~1kg/人 です。
少人数グループは若干多めに、大人数時はちょっと少なめに!!
サリーナ 事前準備、レナールは慣れていそうだけど、ヒデッチとミュウは、『さや』を連れて、買い物は大変だったでしょう? しかし、シャケやえび、はまぐりなど、ゴージャスなメニューをよくぞ揃えてくれましたね~。 買い物上手の秘けつを教えてください。
ヒデッチ料理長 食材は、近所の、生鮮3品とグロサリーのテナントが集まった御用達のスーパーで調達しました。一度に2万円の買い物は初体験なので、とりあえずカート2台にかごをそれぞれ上下2段装備。1台にはさやを納め、いざ出陣!
片手には電卓、途中の残高チェックは3回にもおよび、当然さやはぐずりまくり。
メインの鮭を探すが切り身しかないので、大将にちゃんちゃん焼きの件を話すと奥から半身登場。でも高そうなので値段を聞くと、計らないと解らないが1枚千円との答え。メインだからと3枚頼むとラッピングして付いてきた値札が3枚で1500円。(安すぎ!)
『加工していない分まけておくよ!』と魚屋の大将(ごっつぁんです!)。
これで気が大きくなり、予算が浮いたのではまぐり・えび等を買いあさりました。といった感じで、予算2万円はきれいに使いきってしまいました。
サリーナ なるほど~。あのシャケが合計1500円だったとは、驚きですね! 焼きおにぎりの登場もうれしかったです。おにぎりは大変だからって「もち」でもいいと伝えたのだけど、やっぱりあるといいね。 前日は徹夜したんじゃない?
ヒデッチ料理長 おにぎりが「もち」に変わってひと安心していたのも束の間、最終案内には(おにぎり・・・)の文字が・・・
『作れ』と小石川のほうからの悪魔のささやきが耳をかすめ、子供たちも食べやすいので一大決心おにぎり製作となりました。
効率良く作るため、樹脂製のおにぎり型を購入。当日の朝に作る時間は無いので前夜の作業となり、ミュウはさやを寝かしつけるつもりで一緒にうたた寝してしまったので、仕方なく1人で作業開始。
5合を炊き、型にご飯を押し込む、初めは分量が多すぎはみ出たりしたが段々ペースにのる。5合で14ケ出来た。その後もう5合炊き更に14ケ計28ケ完成。
その瞬間ミュウが起きてきて「あれっ、もう出来たの?」・・・
おかげ様で午前2時には就寝しました。
サリーナ ひゃ~、結局私がおにぎり要求したんでしたっけ? おにぎりは、料理長ヒデッチの汗の結晶だったわけね! ご苦労さまです!
サリーナ で、ついに当日を迎えるわけですが、バーベキュー設営にもご苦労があったことでしょう。すべておまかせだったのでわからないのだけど、設営ってどのくらいの時間をみておけばいいものなんですか?
レナール隊長 一番時間とテクニックを要するのが、炭の管理。着火から火力の調整と継足しのタイミングが要(かなめ)です。時間的には、器材搬入30分、器材設営30分、炭火準備1時間~1時間30分。従って準備に2時間は見た方が良いですね。後はスタッフの経験値に左右されます。これには食材準備時間は含まれません。
サリーナ 準備に2時間必要なの!? ってことは、12時半には始めようって言ってたから、10時過ぎから設営していたわけですね。いや~、もう改めて大感謝です!! 実際の設営場所はどうやって選ぶの?
レナール隊長 火を使うので、安全の確保と水場の確保が第一。今回は雨の心配があったので、屋根の確保をポイントに考えました。レイアウトは、食事をするエリアを風上、バーべキューエリアを風下にしました。煙が回らないようにです。そうそう、トイレも重要ですね!!
サリーナ なるほど! 自転車隊としてはおいしく楽しい企画だったけど、バーベキュー班は本当に大変でしたよね。 ヒデッチ料理長の方はどうだった?
やっと到着、もくもくと『食べるだけ』の自転車班。おいしいバーベキューを堪能!
ヒデッチ料理長 当日は、ピッタリー家をはじめ皆さんに手伝って頂き、スムーズ(?)に調理できました。レナール隊長、奥様、お疲れ様でした。また、ザル等を我が物のように使わさせて頂き有り難うございました! 焼そばは大久保シェフ、きのこのワイン蒸しはレナールシェフの手によるものです。レシピは後のデータ編を見てね。
サリーナ 今回はジオポタ始まって以来の大イベントで、おかげさまで大成功だったけど、今後、こんな企画をやるとしたら、どんな風にやったらいいと思いますか?
レナール隊長 う~む、自転車は移動を目的としていて、バーベキューは固定した場所で設営するもの。遊牧民と農耕民位の差はありますから、両方をいっぺんに楽しむとしたら、今回のように自転車班とバーベキュー班を分けないと成立しないと思うよ。
サリーナ 何とか自転車隊だけで(車班なしで)、バーベキューもやれないかなあ。
レナール隊長 各自がストーブを一個ずつ持ち、少人数レベルで、インスタント食品を作りコーヒーを入れるのがいっぱいでは?? それだけでも、1kg~1.5kgの重量増になりますね。炭で肉を焼いたり、焼きそばを作るのは、器材的に大変ですし遊牧民としての機動力が失われてしまいますよ。
サリーナ ふ~む。やはり、バーベキューセットを借りられるフィールドでやるか、あとは、遊牧民にならって自転車で荷物を引くトレーラー部隊を考えるかってことですね。スーツケースを牽引できるという、バイクフライデー組に期待したりして(笑)。
(対談おわり)
霞ヶ浦バーベキューの感想ですが、自分としては、たいしたことやってませんので。それよりも、前日の天気予報には、参りましたね。昼の天気予報では、いいこと言っていたのに、いつのまにやら悪くなって、本当にバーベキューできるのか心配でした。
レナール隊長は、慣れてますね。ホースまでもってきたのはすごいです。
ヒデッチ料理長&ミュウさん、大変でしたね。小さな子(さやちゃん)連れての買出し、大変でしたね。サリーナさんも、こくなこと頼むなあって、内心思いましたよ。それに、あのおにぎりヒデッチさんがひとりで作ったなんて、初めて知りました。本当にお疲れ様でした。
それに、水場の近くの日陰で下ごしらえをしていた女性陣のみなさん、寒そうでした。やっぱ、この時期日なたと日陰では、けっこう温度差がありますからね。みなさんに感謝、感謝。
チャンチャン焼きに豚汁うまかったですね。はじめは、肉ないの?と思いましたが、充分でしたね。みなさん、ありがとうございました。
おいしかった!さむかった!です。
私の役割は、野菜切りと調理ほんの少し、食べることいっぱい!!でした。
調理では、洗い場(水道の出る)で切ることができなかったのがちょっと不便でした。でも時間に余裕があったし、すぐ近くにテーブルがあったので問題なかったですよ。まあできれば、洗い場は広めで、水道の出るところで野菜切りや洗い物ができたほうがいいです。
それから、自転車隊の方々は時間に余裕をもった計画が必要かと…(予測はしていましたが)。
それにしても、レナールさんの準備の良さは感動ものでした。野菜を入れるザルやトレイなど、とても使いやすくてすごく助かりました。また、ベルト周りにぶらさげたナイフなどバーベキューの七つ道具(?)には、子どもたちも尊敬のまなざしを向けていました。
それから雨(雷)の予測を分単位でしていた「地元の人間」おおくぼさん、さすがです!
解説:レナール
1 焚き火 → 焚き火台、ドラム缶等
2 炭火 → バーべキューコンロ、七輪等
3 ガス・ガソリンの炎 → ガスストーブ、ガソリンストーブ(アウトドアのガス台はストーブと言う)
1 ホワイトガソリン(白ガソリン)
2 赤ガソリン(自動車用)
白ガソリンはストーブ等用に精製され純度の高いガソリンだが、少々高い(2000円/4L 位)。最近の器材は、自動車用の赤ガソリンも使えると謳っているが、赤ガソリンを使用すると、レギュレーター(気化器)にスラッジ(カス)がたまり易くメンテナンスで費用がかかるし、フィールドでの故障は最悪なので、超緊急用でしか赤ガソリンは使用しない。火力は2000kcal~3000kcal発生。ポンピング、プレヒート等の儀式が必要で、起動にテクニックを要するが、低温時や高高度のフィールドでも安定した火力が得られる。
3 灯油
灯油器材は最近減ったが、ランタンに根強い人気がある。ランタンは照明機材で、長時間使用が良くあるシーンなので、燃料代の安い灯油はぴったりだし、趣味性の高い(ブラス製品等)器材が豊富なのもこの分野。
4 アルコール類
アルコール器材は、数も少なく火力も弱いが、青白いゆらぐ炎は、ナイトフィールドでは、一段と雰囲気がよろしいし、静かなのもいい。テーブルにアルコール器材を灯し、スルメを炙りながらお酒を頂き星を眺めると、天動説の方が正しいと感じます。
5 ガス類
ガス器材は最近、種類も豊富で選ぶのに迷ってしまう。器材はメンテナンスが少なく、バルブを開けば直ぐ使用できることがポイントだが、低温時や高高度の時は専用のガスに切り替える事が快適に使用するために重要。
ガス器材の選択ポイント第一はガスボンベの口金で、これが合わないと使用出来ない。
口金の種類
・エピ、プリムス、スノーピーク等のねじ式
各メーカーは『自社器材には自社ガスを使用してください』と言っているが、自己責任が取れればどれでも使える。(私はエピのストーブにプリムスのガスを組み合わせて使っている)
・カセットコンロ用
食卓用のカセットコンロ用ガス。アウトドア器材でも使用できるものが何点かある。何処でも(100円ショップやコンビ)手に入り便利だが、充填ガスは殆どブタンガスの為、低温特性と火力が低いことが問題。緊急用ストーブとランタン用としかお勧めできない。
・コールマンの液ガス
コールマン専用。他に流用が出来ない。
・ソードガス(キャンピングガス)
この水色のボンベも専用が多く、購入に注意が必要。
ストーブで最初の1台を購入する時は、ねじ式のガスのシングルストーブがお勧め(ボンベの大きさや種類が豊富のため)。器材は、スノーピーク製の「地」が、出来もよくお勧め。
ガソリン器材は、次のステップでどうぞ!! 趣味性の高い器材がたくさんある。
炭はその性質上、「白炭」と「黒炭」とに大きく分けられる。
「白炭」は、炭焼きの仕上げ段階で窯口から空気を徐々に送り窯内を1000℃の高温にする。そうして白熱した木炭を窯外に引き出し、灰と土を混ぜて湿気を含ませた消粉をかぶせ、すばやく冷却したもの。「黒炭」は、炭化温度も400℃~700℃と低温。そのまま窯内で密閉してゆっくり冷却させたもの。白炭は高温で均一に炭化するため硬く、叩くと金属音がする。また樹皮がほとんど焼け落ち、表面に灰がついて白っぽいので白炭と呼ばれる。黒炭には炭化した樹皮がついていて色も黒、割れ目が多いのが特徴。白炭の代表的なものが「備長炭」、茶道用の炭は黒炭。
--炭の種類
1 白炭 木炭の一種で樫、楢(なら)、栗などの炭材を、石窯で最初は低温、後に高温で熱した後、窯の外に出して消粉といわれる土、炭粉をまぜた物で消火したもの。灰白色をしていて緻密で火持ちがよいのが特徴。
2 荒炭 松・栗などの柔らかい木を焼いて作ったもの。火力は弱いが炎の立つ炭。鍛冶屋がよく使うので鍛冶屋炭ともいう。
3 黒炭 木炭の一種で炭材を炭窯(すみがま)内で炭化した後、そのまま密閉して消火、冷却したもの。白炭にくらべて柔らかく点火しやすいのが特徴。
4 消炭 薪(たきぎ)や炭などの火を途中で消してつくる炭のこと。軽くて柔らかく、火がおきやすいのが特徴。
--バーベキューの燃料としての炭
1 備長炭:8,000円/2kg 位
最高級の白炭。ウバメガシを原木とした硬度15度以上の白炭の代表格。語源は江戸時代、紀州の商人、備中屋長左ェ衛門が考案、販売したことによる。火持ちが長く、温度の調整がしやすいので高級調理用に向いている。また固く粉が出にくく、木炭の科学的特性を生かして、健康、浄化、調湿等にも使用される。 着火はしずらく手間取る。
2 椚(クヌギ)炭:3,000円/4kg 位
最高級の黒炭。着火性がよく、火力がある。暖房や料理に最適。灰(あく)も白く綺麗で茶事の釜にも使用する。切り口が菊の花のように均一に割れ目があり、気品を備えて美しく菊炭とも呼ぶ。椚炭で沸かした湯はソフトで口当たりが良く、風情も加わり、心身ともに暖まる。
3 楢(ナラ)炭:2,000円/6kg 位
最も一般的な黒炭。皆さんが「炭」というものは、ほとんどこの楢炭のこと。 生産地は岩手県が有名。霞ヶ浦でもこの炭を使用。
4 その他
ホームセンター等のバーベキュー用炭は、中国製が多く原木は不明。焼きが甘く水分の含有率が多く着火しにくいため、コールタール等の石油製品を添加しており、網焼きでは料理が臭くなり、煙は目にしみる。
解説:ヒデッチ(豚汁はレナール)
◎材料(4人分)
・生鮭 半身
・塩 少々
・玉ネギ 1個
・ピーマン 2個
・キャベツ 小半分
・長ネギ 1本
・ニンジン 1本
・もやし 1袋
・生シイタケ 2枚 ・赤味噌、白味噌 各20g
・卵黄 1個
・塩、コショウ 少々
・砂糖 大さじ1と1/2
・酒 大さじ3
・みりん 大さじ1
・サラダ油 大さじ2
◎つくりかた
鮭は塩をふる。長ネギ、玉ネギ、ピーマンは輪切りにする。生シイタケ、ニンジンは細切りにする。キャベツはひと口大に切る。
※みそ、卵黄、砂糖、みりん、酒、塩、コショウをよく練り混ぜ、長ネギを加えて混ぜる。
鉄板にサラダ油をひき、強火で玉ネギ、ピーマン、キャベツ、もやし、ニンジン、生シイタケを軽くいため、塩、コショウをする。その上に鮭をのせ、※のみそだれを塗り、アルミホイルでふたをして中火で蒸し焼きにしたらできあがり。
◎材料(3人分)
・やきそば生麺(3食分)
・豚肉150g
・キャベツ1/3個
・ニンジン1/2本
・ピーマン 2個
・サラダ油 大さじ2
・塩、コショウ少々
・水 適量
・おたふくソース(または麺に添付の粉末ソース)
◎つくりかた
鉄板にサラダ油をひき、豚肉を炒め火が通ったら野菜を加える。野菜がしんなりしてきたら軽く塩コショウをし、さらに麺を加え炒める。野菜と麺が絡み合い麺が程良く焼けたら、水を差し蒸し焼きにする。水分がとんだらソースで味付けしてできあがり。
◎材料(28個分)
・米10合
・梅干し(1パック)
・しょうゆ適量
◎つくりかた
(前夜)米を炊く。米が炊きあがったら、樹脂製の『おにぎり型』に半分詰める。梅干の梅肉1/4を中心に置き更にもう半分詰め(詰めすぎないように)型を抜く。型の接合部を隠すため2~3回手でにぎりなおす。冷めたらパックに詰める。
(当日)網に乗せて両面焼く。仕上におにぎりにしょうゆ適量を好みでかける。少々焦げ目がついたらできあがり。
◎材料(12人分)
・えのきたけ 大3パック
・しめじ 4パック
・まいたけ 4パック
・えりんぎ 4パック
・バター 適量
・白ワイン 適量
・塩、コショウ少々
◎つくりかた
きのこ4種は食べやすい大きさにする。鉄板にバターを溶かし、きのこを炒め火が通ったら塩コショウで味を調える。仕上に白ワインを振りかけ蓋をし蒸し上がったらできあがり。
◎材料(20人分)
・豚肉 1500g
・シイタケ 10枚
・玉ねぎ 10個
・ジャガイモ(男爵) 1000g(注:メークイーンは溶けるから要注意)
・白菜 1個
・あぶらげ 4枚
・調味料(適量) カツオだし・コンソメ・白湯スープ・めんつゆ・干し貝柱(ホタテ)・味の素
・味噌 適量
・オリーブ油 少々
◎つくりかた
各食材を食べやすい大きさに切断。鍋にオイルをひき、豚肉と玉ねぎを炒め、火が通ったら水を加え煮えにくい野菜を入れ煮立たせる。煮立った所で各調味料を投入し残った食材を入れる。煮上がったら、火を弱め味噌を溶き入れ完成。 決め手は、『めんつゆ』。完成後、人に見られないように味見をしながら適量を入れる。
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