自転車コースの難易度測定器
難易度測定器(ver1.0)ダウンロード (Excelファイル:48KB)
■ 難易度測定器の意味
自転車で走るコースを考える上でもっとも重要なものの一つに難易度があります。
走行距離、坂の距離と勾配、舗装路か砂利道か、など。
経験の浅い方の場合は、舗装路の穏やかな平地なら想像できるけれど、峠や砂利道だとどうなのか?と躊躇することがあると思います。
そこで、峠や砂利道があるコースの難易度を、舗装路の平地の距離に換算できないか、と考えました。
私たちの経験値を元に作ったのがこの『難易度測定器』です。
舗装路の穏やかな平地を50km走ったら 難易度50
同じく100km走ったら 難易度100
上り坂が多い場合や未舗装路がある場合にはそれらの数値に適切な数値が加算されます。
下り坂が多い場合にはそれらの数値から適切な数値が減じられます。
難易度120 のコースとは、舗装路の穏やかな平地を120km走ったの同じくらいの大変さ、という意味です。
■ 準備
難易度測定器にインプットすべきものは
- 走行距離 ---走る沿面距離
- 累積高度+ ---上り坂の累積高度
- 累積高度- ---下り坂の累積高度
- 上り率 ---走行距離に対する上り坂の距離の占める割合
- 下り率 ---走行距離に対する下り坂の距離の占める割合
- ダート距離 ---未舗装部分の走行距離
- 粗面度 ---路面の状況応じた係数
なので、以下の手順で進めると良いでしょう。
1.コースを作る
2.コースからインプットすべきものを抽出する
- カシミール3D+山旅倶楽部オンライン地図サービス で1.のgpxファイルを呼び込む。
- gpxファイルのトラックを表示し、トラックポイントすべてを選択。
- ツールバー『編集』から『標高値の書き換え』を選択し『地図から標高を求めて書き換える』を実行、『上書保存』する。
- トラックを右クリックし『グラフ表示』を選択し、右欄の表から、沿面距離、累積標高(+)、累積標高(-)を読み取る。
- グラフから、おおよその上り率と下り率を読み取る。
3.未舗装部分は?
- 未舗装かどうかわからなくても難易度測定器は動きますが、
- わかっている場合は距離と路面の状況を把握する。
■ 難易度測定器を使う
- 最上段より難易度測定器をダウンロードする。
- 難易度測定器を開き、黄色の欄に条件をインプットする。
- 総合難易度欄に表示される数値が難易度。
■ 備考
- トンネル部分は標高値の補正が必要です。
- この難易度測定器は感覚的に作ったもので、科学的な根拠はまったくありません。
- Excelファイルなので係数などをアレンジしてお使いいただいても結構です。
- 本格的にやれば消費カロリーなどから算出できるようになるでしょうか?
GEO POTTERING
updated:2009-04-06