9501-2
開催日 | 1995.01.02(月)- 1995.01.14(土) |
総合評価 | ★★★ |
難易度 | ▲▲▲ |
◆ 数行の文字と一枚の写真がきっかけで来た西アフリカ、マリのドゴン族の村。そこにはかつて出会ったことのない神秘の世界があった。そしてジェンネの巨大モスクの下に広がる大マーケットにうごめくきらびやかな黒い波。そのどちらも琴線を震わせるなにかがあった。
地図:Googleマップ
day | 月日 | 行程 | 備考 |
---|---|---|---|
01 | 12.31 (土) |
成田11:55 (SN208) → 16:15Bruxells17:47 → 18:50Brugge |
泊:H.Oud Huis Amsterdam |
02 | 01.01 (日) |
Brugge | 泊:同上 |
03 | 01.02 (月) |
Brugge10:25 → 11:25Bruxells14:45 (SN501) → 19:45Bamako |
バマコタクシー/6,000CF 泊:Hotel de I'Amitie |
04 | 01.03 (火) |
Bamako 18:00→ | 泊:バス車中 |
05 | 01.04 (水) |
→08:00 Mopti | 泊:Bar Mali /4,000CF |
06 | 01.05 (木) |
ドゴンの村へ Mopti → Bankass → Kani Kombolé~Djiguibombo |
泊:村の小屋 |
07 | 01.06 (金) |
ドゴンの村 Djiguibombo〜Ogossagou〜Walià〜Teli~Endé |
泊:村の小屋 |
08 | 01.07 (土) |
ドゴンの村 Endé~Yaba-Talu~Doundouru~Begnimato~Dourou |
泊:村の小屋 |
09 | 01.08 (日) |
ドゴンの村 Dourou~Bandiagara~ Songo → Mopti |
泊:La Campement /15,000CF |
10 | 01.09 (月) |
Mopti → Djenne | 泊:La Campement /4,000CF |
11 | 01.10 (火) |
Djenne → Segou | 泊:Hotel l'Auberge /8,000CF |
12 | 01.11 (水) |
Segou | 泊:Hotel de France /6,000CF |
13 | 01.12 (木) |
Segou → Bamako | 泊:Hotel de I'Amitie |
14 | 01.13 (金) |
Bamako23:25 (SN519) → | 泊:機中 |
15 | 01.14 (土) |
→ Bruxells06:10 | 泊:Bruxells/Hotel New Sire |
16 | 01.15 (日) |
Bruxells14:30 (SN207) → | |
17 | 01.16 (月) |
→ 成田09:50 | |
1CF(セーファーフラン)=0.2 円、100CF = 1F(フランスフラン)、マリ共和国の有用地図集 |
ドゴン族の村々への拠点となるモプティ。ついに原色の衣装に身を包んだ人々がうごめく西アフリカだ! 泥の家と奇妙な形のモスクを眺め、川の民族、神話のボゾの村を尋ねて、いよいよ明日からドゴンの村だ、と思ったら大事件が発生!
ついに百数十kmにわたる断崖の中に暮らすアニミズムのドゴン族の村へ出発。砂嵐の中、馬に揺られながらバンカスから断崖下のドゴン最初の村カニ・コンボレへ行き、人が渦巻く市を眺めたら、崖登りの壮絶なトレッキングでジギボンボへ。
ドゴン族の佳境に近づく。奇妙な穀物倉庫の数々、割禮の場、仮面と彫刻、そしてついに、断崖絶壁の中腹に地層に擬態するような穀物倉庫群が現れた。崖上のジギボンボからバンジャガラの断崖を下り、テリーに立ち寄ってエンデまで。
バンジャガラの断崖に沿うドゴンの村々をトレッキング。崖下のエンデから砂漠のような平原を行き、崖を登ってベニマトゥで豚を殺生し、人々の生活を眺めたら、恐ろしいほどの高みにある崖の上からやって来た道を眺め、ドゥールーまで。
バンジャガラの断崖の上にあるドゴン族の村ドゥールーから、凸凹の悪路をモーターバイクでバンジャガラ村へ。ドゴンの集会所を覗き、現代のビールを呷って現世を感じたら、ドゴン族の宇宙・神話の世界を表わした壁画があるソンゴへ。
ドゴン族の村を離れて向かった先はジェンネ。そこには巨大な泥のモスクと、遠く隣国からも人々がやってくるという、エネルギッシュな月曜市がありました。そこではきらびやかな衣装の人々が渦巻き、ありとあらゆる物が売られています。
つやつやとした真っ黒な肌に陽の光りが反射すると、光はより強く、そして渦巻く男たちの肉体はより黒く輝いていった。二十歳ころ出会ったある数行の文字からは見事なアフリカが表出した。そしてその後一枚の写真が私を襲った。この二つの出来事が私の中にアフリカを決定付けた。私の中のアフリカは徐々に一つになり、ある時は意識の下へ、ある時は表層へと出入りした。そしてついに私のアフリカがゴロンと転げた。
ドゴンの村へ行ってみよう。衝撃の写真の世界へ。
ガイド ブック |
lonely planet (豪) West Africa |
バックパッカーのバイブル。第3世界のガイドとしては右に出るものなし! マリはたった60ペイジほどだが、これ以上の情報は他のガイドにはない。 表紙にはtravel survival kitとある! |
参考書 | 青い狐 マルセル・グリオール せりか書房 |
ドゴン族の神話の世界を世に知らしめた名著。 のちにドゥルーズ、ガタリ他に大きな影響を与えたといわれる一冊。 |
参考書 | 水の神 マルセル・グリオール せりか書房 |
ドゴン族の盲目の老人が33夜に渡り語った神話の世界。 水の精霊ノンモに始まる驚くべき神話体系が明かされる! 前掲書より難易度が高いように思う。 |
参考書 | 野生の思考 クロード・ レヴィ・ストロース みすず書房 |
原題は、La Pensee sauvage。 sauvageは野蛮人の意だが植物ならば『野生』という表現に置き変わる。 野生植物の無数の様態と同じく人間の野生の様態は、 その野に応じた神話・儀礼・親族関係などを生み出す。 人類学、構造主義へ大きな影響を与えた一冊で著者の神話論への一歩。 |
マリ 1 |
サイダー&サリーナの世界の旅 | GEO POTTERING home |