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開催日 | 1997.08.23(土)- 08.30(土) |
総合評価 | ★★ |
難易度 | ▲▲ |
◆ 遊牧民の国モンゴル。ゲルでの目覚めは遥か彼方の動物の鳴き声で。丘に上れば見渡す限りの草原に風が歌う。ゲルの煙突からは白い煙が立ち上り、夜には満天の星。馬やラクダに乗り、ナーダムを観て、草原でゴロンとすれば真っ青な空!
day | 月日 | 行程 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 08.23 (土) |
東京→ウランバートル | JL111/羽田06:30→関西07:45 MIAT9032/関西08:55→ウランバートル13:15 泊/ウランバートル:ボロルマのアパート |
2 | 08.24 (日) |
ウランバートル | 泊/同上 |
3 | 08.25 (月) |
ウランバートル→ブルド | 泊/ブルド(バヤンゴビ):ツーリスト・ゲル $50/人・三食 |
4 | 08.26 (火) |
ブルド→ハラホリン→ブルド | 泊/同上 |
5 | 08.27 (水) |
ブルド→ウランバートル | 泊/ウランバートル:ボロルマのアパート |
6 | 08.28 (木) |
ウランバートル→テレルジ | 泊/テレルジ:ジョルチン社のツーリスト・ゲル $14/泊人、$5/朝、$12/昼、$10/夕、$5/乗馬 |
7 | 08.29 (金) |
テレルジ→ウランバートル | 泊/ウランバートル:ボロルマのアパート |
8 | 08.30 (土) |
ウランバートル→東京 | MIAT9033/ウランバートル16:00→関西20:00 JL120/関西21:30→羽田22:45 |
1US$=750Tg(トゥグリク) |
赤茶色のゴビ砂漠上空を通過しそれが緑の絨緞に変わると、モンゴルの首都ウランバートルに到着。都市生活の一端を垣間見、観光名所を巡り、郊外への旅の準備をします。定住ゲルと高層アパートの対比がなんとも面白いものに見えます。
草原、草原、草原。ロシア製ジープで見渡す限りの草原を走り抜け、ウランバートルからモンゴル帝国の古代の首都カラコルムへの入口となるブルドへ。バヤン・ゴビで美しい砂漠の風紋を眺め、ゲルに泊まれば、夜には満天の星空!
朝の目覚めは遠く何kmも先の動物の鳴き声で。草原で遊牧民のゲルの組立てを眺め、ハラホリンでモンゴル最古の寺院エルデニ・ゾーを見学したら、オルホン川辺の遊牧民のゲルに立ち寄り、馬乳酒やチーズをごちそうになります。
ブルドからウランバートルへの帰路は、まず朝靄の草原を眺め、遊牧民のゲルを訪ねます。馬に乗る少女たちに連れられた村のナーダム(祭)では、立ち並ぶ馬の尻をかき分けて、草原で行われる力強いモンゴル相撲を観戦します。
奇岩で有名な水と緑豊かなテレルジでの〜んびり。恐竜のような奇妙な岩を眺め、馬に跨がって緑の草原を行きます。丘に上ればホーミーに合わせて風が歌うのが聞こえます。ゴロンとすれば、ただただ真っ青な空!
今年の夏休みは多く取れそうにない。近くて涼しいところで休養を、と思ったら知り合いのモンゴル人を思い出した。モンゴルならぴったりだ! 情報を入手すべくバトブヤンに会うとその友人エンヘを紹介してくれた。『モンゴルを個人で旅行するのはたいへんよ。友だちが現地で日本語を勉強しているから会ったらいいですよ。』
というわけで、エンヘの友人ボロルマと現地で会うことにした。結局彼女に旅の大部分をお世話になることになる。陸の移動は効率的とは言いがたい路線バスを利用するか車をチャーターするかヒッチハイクするかしかないようだし、宿は一エリアに一箇所か二箇所と少なく、電話が発達していないので手配もスムースに行かない。現地で旅行代理店に頼むよりおもしろそうだからね。
今回はウランバートル周辺をちょっと廻っただけに終わりましたが、それでもとても魅力的でした。何より見知らぬ旅人をゲルに招き入れてくれ、お茶を振る舞ってくれた遊牧民の人たちの笑顔が素敵でした。見渡す限りの草原のなかにぽつんとある白いゲルは思ったとおりの風景。いつかゴビ砂漠やカザフスタンの近くへも行きたいと思います。
P.S. 難易度を▲▲としましたが、実は私たちはさほど苦労をしていません。ボロルマがいろいろと面倒を見てくれたからで、それがなかったら▲▲か▲▲▲だったろうということで。ひとつ苦労をしたことを紹介すれば、食事ですね。ウランバートルなら探せばそこそこのレストランもあるのでしょうが、一般的には羊肉しかなく野菜も少ないうえ寒冷地だからか脂分が多いものが多いのです。簡単に言えば単調なこってり味で、今までの旅の中では一番きつかったかな。
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