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開催日 | 2000年06月03日(土) 曇り |
参加者 | サイダー/サリーナ/アブラハム/ミヨミヨ/エンリコ |
総合評価 | ★★ |
難易度 | ~ |
走行距離 | 46km |
地域 | 首都圏 東京都 |
浅川の砂利道を行く
東京の有名なコース、多摩川サイクリングロードと多摩川の支流『浅川』のサイクリングロードをつないで、上流から下流へと下るコース。サイクリングロードとはいっても専用道ではなく歩行者やジョギングを楽しんでいる人たちもいるので多少の注意は必要。道は平坦で一部を除いて良く整備されています。緑豊かなところも多く、迷う箇所もほとんどないので初心者にはもってこいのコースです。府中~調布は特に良く整備されています。
地図ベース:東京地図出版 ミリオン52 関東圏道路地図帳
地図:Googleマップ/gpxファイル/GARMIN Connect/Ride With GPS
発着地 | 累積距離 | 発着時刻 | ルート | 備考 |
---|---|---|---|---|
高尾駅 | START | 発10:20 | 一般道 | 高尾駅北口よりR20を渡り南浅川北側の民家の合間を東へ |
南浅川橋 | 1km | 自転車道 | 橋を南側へ渡り川沿いの自転車道(歩行者共用)へ入る 自然豊かでのんびりムード |
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浅川合流点 | 6km | 自転車道 | 川幅が広がり眺望も開ける ここまでは走りやすく快適。 |
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平山城址公園付近 休憩 |
16km | 着11:20 発11:40 |
自転車道 | 公園駅付近は局部的だが自転車道が途切れていて迂回 駅を過ぎて川に復帰、休憩 |
多摩川合流点 | 22km | 着12:05 発12:05 |
自転車道 | 一段と川幅が広がり爽快。 |
関戸橋 | 24km | 着12:15 発12:15 |
自転車道など | 関戸橋は歩道が広く、そこを走れば安全 |
郷土の森公園 昼食 |
26km | 着12:30 発13:50 |
自転車道 | 緑豊かな公園で移築された民家、軽食が取れるラウンジがある 自転車道は良く整備されていて走りやすい。 |
狛江市 | 34km | 自転車道? | 狛江市に入ったとたんに砂利道になり2kmほど続く | |
砧浄水場付近 休憩 |
38km | 着14:30 発14:45 |
一般道 | ここから自転車道を離れ、水道道路や環八を経由し下高井戸へ |
下高井戸駅 | 46km | 着15:30 | 水道道路は道幅が狭い上交通量がやや多いので要注意 |
高尾駅プラットフォームの天狗
サイクリングの出発点は高尾駅。プラットフォームに降り立つとでっかい天狗の顔が出迎えてくれます。高尾山に住むという天狗でしょうか。
鷹尾駅前にて
その高尾山を始めとして、山へ行く登山客の合間を縫って改札を出ます。やってきたのは左よりエンリコ、ミヨミヨ、サイダー、サリーナ、そしてカメラのアブラハムです。
浅川の土手
駅前から少々交通量のあるR20を渡り、南浅川へ出ます。多摩川の支流である南浅川は小さな流れで、脇には狭いものの自転車道があります。
浅川に合流すると視界が開け、川幅がぐっと広がります。浅川にも自転車道があり、桜並木の下をくぐったりして快適に進みます。一部砂利道もありますが、その距離は短く、環境がよいので楽しめます。
平山城址公園駅付近
平山城址公園駅付近では自転車道が途切れているところや、工事中で通れないところがあり、迂回を余儀なくされました。
平山城址公園駅付近の迂回ルート
しかし、そんなところもみんなでワイワイガヤガヤやりながら進めば、それはそれで楽しいもので、畑の脇のいい感じの道もありました。
ふれあい橋
高幡不動の近くでは歩行者専用のこんな橋が架かっていました。このあと、多摩モノレールの高架橋の下を潜ると、多摩川との合流点まではもうすぐです。
多摩川との合流点
合流点のすぐ手前では、ちょっとUターンするようにして小さな川を越えます。行く手の斜張橋のあたりが浅川と多摩川の合流点です。合流してからは快適な舗装路のサイクリングロードです
多摩川左岸
京王線の橋の下を潜ったあと、関戸橋を渡り多摩川の北側、左岸へ出ます。ここには浅川より広い自転車道が整備されています。しかし、散歩やジョギングを楽しむ人々も多いのでちょっと注意が必要です。
煙突は南多摩水再生センター、左手の樹木は郷土の森公園
ほどなく対岸に煙突のある南多摩水再生センターが見えてきました。その向かいのちょっとした林のように見えるところは郷土の森公園です。
郷土の森公園の民家ゾーン
郷土の森公園は、移設された古い民家や博物館、テニス場や体育館がある複合的な公園です。この中のラウンジでお昼にしました。
河川敷が広がった自転車道
午後の部も多摩川の左岸の自転車道を行きます。このあたりの自転車道は舗装状況が良く、スイスイ。広くなった河川敷の中は運動場などに利用されています。
広い川面とカヌー
多摩川の水量はこの時は意外と少なく、河川敷の中をあっちにいったりこっちに来たりで、見えたり見えなかったりと、どこでも良く見えるというわけではありません。ここは広がった水面が良く見え、中瀬の手前ではカヌーをやっている人がいます。
狛江市の砂利道
自転車道が府中市から狛江市に入ったとたんに砂利道に。狛江市側はほぼ全域(約2km)に渡り砂利道で、ちょっとつらいけれど、マウンテンバイクでなくてもなんとか走破可能です。
このあと砧浄水場付近で自転車道を離れ、水道道路などを通って下高井戸へ向かいました。
今回のpotteringでは(私にとってはポタリングというようなノンキなものではなかったのですが)普段なかなか味わうことの出来ない大きな感動と充実感を味わうことが出来ました。根性とか頑張る、などという言葉とは無縁の生活・性格なので、朝まではとても不安でした。走り初めて60分のポイントがまだ「八王子市」だったのでこの先どうしよう、と焦っていましたが、その先は見覚えのある景色、友達の家の町名、そして調布市あたりからは耳慣れた地名に勇気を貰った気がします。『世田谷区』の文字を見てからはひたすらこぎ続けてしまいました!
この爽快な気持ちは子供の頃に何かが初めてできた、という感覚に近いものがあります。また景色が移りゆくスピードも、徒歩とも車とも違ってとても心地よいもので、これは発見でした。平地であれば45kmクリアできる、という充実感で一杯です。
コース評価は★★☆だと思います。狛江市内の多摩川べりと世田谷区内の市街地がもっと良ければ、三つ星でしょう。多摩川の府中~調布は噂通りにいい道でした。やや単調ではありますが、水と緑がきれいだし、自動車を見下ろしながら走れるのも爽快です。高尾の辺りも並木がきれいで、傾斜も適度にあり、いい感じでした。全体として、都内屈指のコースだったのではないかと思います。
薄曇り、下りコース、自転車道主体、佳景、と諸条件が揃った賜物で、軟弱派でも楽しめました。それにしても完走できて我ながら驚きです。世田谷区に入ると急に元気倍増し、水道道路に興奮したりする自分を発見し、不思議な気分。
今回は殆ど車道を走ることなく『快適』の一言です。多摩川はTVで見ていたより自然が豊かなのに驚きました。また、相模川に比べ親水性に富んでおり人々に愛されている川と実感しました(人々のくつろぎ方が土日の湘南の海岸に似ていました。水辺の風景は似るのかな)。世田谷区に入ってからのミヨミヨの激走を見ていて、一ヶ月前の引地川の時の自分の状況と重なり合い思わず笑みが出てしまいました(あの時は40kmを過ぎた頃から自転車がなかなか前に進まず、サイダー&サリーナの後を着いくのが辛い状況でしたが、最後の10km、茅ヶ崎市に入ったとたんテンションが上がり、なんとか完走することが出来たのです)。
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