三崎口駅から田舎道を行く
今日の売りは『秘密のランチ』と『秘密のルート』。
二つの秘密にちょっと不安と期待を抱きつつ、結集したメンバーは少々少なめの5人。
さて、今回はどんなことになるのやら。。
三崎口駅から城ヶ島までは主要道をなるべく避けて、田舎道をゆっくり行く。車も少なく快適だ。有名な三浦大根をはじめ、いろいろな農作物がそこら中に。
城ヶ島公園から海を眺める
城ヶ島大橋を渡ると、小さな城ヶ島に到着。橋は広い歩道があるので安心して渡れる。
突端の城ヶ島公園に到着。展望台からは360度の視界が広がり、地球が丸いことが感じられる。天気がよければ大島も見えるという。
しかしちょっと風が強いね。さて、今日は追い風になるのか、向い風となるのか…
港の入口で
城ヶ島公園を後にし、再び城ヶ島大橋を渡り、来た道を引き返すのかと思ったら、あれ? いきなり田舎道へと入る。
『ジーコマリア、どこいくの~?』 と聞けば 「今日は秘密のルート!」 なんだって。
なんかあやしい感じになってきた。しかしパッと視界が開けるとそこにはこじんまりした小網代湾が現れて、みんな一安心。
山上り
しかし… やっぱりあやしいルートだったのだ。湾をぐるっと廻るといきなりダート。それでも最初は走れるくらいの道だったのだが、突然さらに細いダートへと進路を取るジーコマリア。
『ほんとうにここいくの~??』 「ちゃんと道はあるから大丈夫!」
ちゃんと道はありました。。ご覧の通り… 押しては担ぎ、担いでは押しの繰り返し。。
畑の中を行く
シングルトラックのダートは距離が短い(1km弱)ので、押しと担ぎでなんとか乗り切ったけれど、先行きに不安を隠せないメンバー。
「ここから先は普通の道だからね。」
『これでジーコマリアの普通がわかるね』と冗談を飛ばしながら、のんびりした風景を楽しみつつ田舎道をゆっくり進む。畑のむこうには相模湾が見えてきた。
砂浜の海岸を行く
素敵な風景の中を快調に飛ばすと、(本当はまたまたダートがあったりするのだが)和田長浜の海岸に出た。「ちょっと待ってて」と何故か海岸へと下りるジーコマリア。みんなの脳裏に『まさか』という同じイメージが宿った。しかしこれが現実になることは、帰ってきたジーコマリアの笑顔を見た瞬間に、全員が理解した。
それで、またまたこんなことになってしまうのでした。
荒崎
『今日はマウンテンバイクで来ればよかった~』とかなんとか言ってはいるものの、みんなそれなりにダートや砂浜の担ぎを楽しんでいるよう。
短いものの激坂もあり、えっちらおっちら登ると、またまた大根畑に出た。ここで呼吸を整えようとちょっとひと休み状態にはいるが、一人足りないような?
『あれ、サリーナは?』 なかなか現われないサリーナ。この激坂に耐えられなかったプラスチック製のリアスプロケットが崩壊して立ち往生。準備の良いサリーナ、『予備、もってま~す!』---おいおい、そんなの持ってなくていいから、折れそうなら替えてきてよね!--- ともかく、なんとか交換に成功。時間も経って少々お腹の虫が疼き出してきた。
『飯はまだ~』 「もう少しです。」 と言っている間に荒崎に到着。『おお、あの先端から走ってきたのね、遠くに見えるね~』 と城ヶ島方向を見渡す。
ここまでは山かげを走ったのか、あまり風の影響は受けなかったようだがさすがに岬では風がビュンビュン唸っていた。
佐島マリーナへ
『あれ、ここで御飯じゃなかったのね。』とはハンガーノック症候群のサリーナ。 「もう少しです。あそこに見えるのが秘密のランチの場所です。」と指指してみせるジーコマリア。佐島マリーナが見えてきた。『今日のランチは最高よ!』と先頭を引くミワプッチ。「あそこまでなら楽勝だね。」と後ろからサポートするミキーレ。よろよろとハンガーノック寸前のサイダーがなんとか続く。
追い風に乗りランチを目指して快走?。
豪華ランチ
やっと着いた! 佐島マリーナ。ジオポタ始まって以来の豪華昼食だ。『いさき』のポアレまたは牛フィレステーキをメインとしたコース料理と、それだけじゃ足りないねと、しらすと野菜のスパゲティ&ボンゴレ。
ロケーションも素敵。海をバックに窓側に確保されたテーブルでゆっくりと『秘密じゃなくなった』ランチを楽しむ。
松林の中の休憩
豪華昼食で満腹のメンバーが次ぎに目指すのは、葉山御用邸。
一部はR134を通らなくてはならなかったが、この道は巾が狭くて交通量が多いのでちょっと走りにくい。
御用邸となりの公園の松林のなかで一服。ミキーレは、少々お昼が物足りなかったのか水羊羹を買ってくるといって、一人旅に。
裕次郎灯台
そこから森戸神社まではあっという間に到着。裕次郎の碑があるところから裕次郎灯台や江ノ島を眺めながら、ぼんやりと午後の一時を過ごす。しかしミキーレは現われない。ようやく現れたミキーレの手に『水羊羹』はなかったのだ。『む~、こんなに待ったのに~。。』
ここから、逗子駅まではすぐ。今日は追い風に助けられて快適に走りました。
シングルトラックと浜辺での、押しと担ぎも終わってみれば楽しいもの。ちょっぴりきつい坂もあったけれど、変化に富む、まさに『秘密』のコースだったのでした。
最後は逗子駅近くの『桜湯』というひなびた銭湯で汗を流し、そのあとはお決まりの…