0217-1
南会津サイクルトレイン 初日
会津田島駅~湯ノ上温泉
開催日 | 2002年09月28日(土) 曇り |
参加者 | ミワプッチ/サリーナ |
総合評価 | ★★☆ |
難易度 | ~ |
走行距離 | 30km |
地域 | 東北 |
地図:Googleマップ/gpxファイル/GARMIN Connect/Ride With GPS
発着地 | 累積距離 | 発着時刻 | ルート | 備考 |
---|---|---|---|---|
会津田島駅 | START | 発13:00 | 一般道 | 業平橋駅8:38発、会津田島駅12:14着 公園手前1kmほどは林を抜けるダート |
養鱒公園 | 8km | 着13:40 | 一般道 | この辺りから少し上り。黄金色の田んぼが美しい |
猿楽台 | 13km | 着14:00 | 農道 | 一面のそば畑の中を走る。深い渓谷を見下ろす橋も |
塔のへつり | 25km | 着15:00 発15:20 |
渓谷の岩肌がいくつもの塔のように見える | |
湯ノ上温泉 | 30km | 着16:30 | 民宿『紫泉』 |
業平橋駅プラットフォーム
東京の朝は雨! サリーナは自宅から、ミワプッチは上野駅から、それぞれレインウエアを着込んで自転車で東武線業平橋駅へ。駅には買い物用自転車、マウンテンバイク、ロードバイク、リカンベントなど、さまざまな愛車でやってきた人たちが集まっていた。でも相変わらず雨は降り続き、天気予報もよくない。今日は走れるのかな…。
列車内の自転車
いよいよ業平橋駅ホームへ。ホームで自転車を押している人たちの姿は、まるでオランダのようです。我々が乗るのは団体専用列車『たびじ』。スタッフの方々が、車両の半分の座席にシートをかぶせ、網棚にフックを取り付けて順序よく自転車を乗せてゆきます。最後にストラップとゴムバンドで固定。電車は予定通り8:38AMに業平橋駅を出発!
田んぼの中を行く
サイクリングのコースは4種類、私たちは『歴史の道』コース。お昼に会津田島駅に到着したら、何と雨はあがっていて雲の間から青空も。午後1時、いよいよサイクリング開始です。
ここ南会津ではまだ稲刈り前、黄金色の稲穂があふれる田んぼの中を走ります。「来てよかったね~!」 荷物はサポートカーに預け、スタッフが道案内、回収車もあるという到れりつくせりのポタリング。
「これから少しダートですが迂回したい人はできます」とスタッフ。林の中のコースと聞いてサリーナがダートを主張、そして我々小径車組は最後尾で砂利道をず~っと『押し』! 「これからはダートはパスね!」とミワプッチからキツーイお達し(笑)。
畑の中を行く
しばらく上りが続き、上りきったところ一面に白い花を咲かせているそば畑がありました。周辺の山並みもすばらしく、みんなでしばらく休憩して景色を楽しみます。
渓谷
ここから山道を一気に下り、下郷町役場近辺へ。このあたりの川は渓谷になっていて、橋の上から深い谷を見おろすと、浸食された岩肌を木々の緑が覆い、本当に美しい。『塔のへつり』では、そんな岩々が集まりいくつもの塔が折り重なったようなダイナミックな景観を見ることができます。
塔のへつり
すばらしいポタリングを満喫しつつ、しかしお腹はグーグー。路上の栗を見ては「くりごはんが食べたい!」と叫ぶミワプッチ。4時過ぎに湯ノ上温泉に到着し、まずは露天風呂で汗を流し、そしてビール、大宴会! 自転車と旅好きが集まった宴会は大いに盛り上がりました。
0217-2
南会津サイクルトレイン 二日目
湯ノ上温泉~大内宿
開催日 | 2002年09月29日(日)晴曇り |
参加者 | ミワプッチ/サリーナ |
総合評価 | ★★ |
難易度 | ▲ |
走行距離 | 27km |
地域 | 東北 |
地図:Googleマップ/gpxファイル/GARMIN Connect/Ride With GPS
発着地 | 累積距離 | 発着時刻 | ルート | 備考 |
---|---|---|---|---|
湯ノ上温泉 | START | 発08:30 | 一般道 | 塔のへつりと下郷中を経由 |
水抜 | 12km | 発 | 一般道 | ここからつづら折りの上り。標高差は約200m |
中山峠 | 15km | 発 | 一般道 | 中山峠を少し下りた大ケヤキでひと休み 再び上りの後大内宿へ |
大内宿 昼食 |
21km | 着11:45 発13:00 |
一般道 |
茅葺き屋根の民家が整然と並ぶ宿場町 「米屋」でトマト、じゃがいも、こんにゃく等とそば |
湯ノ上温泉 | 27km | 着13:40 | 露天風呂。湯ノ上温泉駅14:59発、会津田島駅15:42着 サイクルトレインに乗り換え、会津田島駅16:00発、業平橋駅20:10着 |
山道を行く
今日は朝から青空。しばらく昨日来た道を戻ります。朝日に輝く黄金色の田んぼや木々の緑、最高の気分です。田んぼのあぜ道を抜けていよいよ山道に入ってきた。
上るミワプッチ
本格的な上りは約2km、7~8%の勾配をみんなマイペースで上っていきます。ススキの若い穂が揺れるつづら折りの山道、上るにつれて少し紅葉も見ることができました。
そしてここが中山峠!(写真) 看板も何もないのね(笑)。
少し下ったところに大ケヤキがあり、そこで役場の方に大内宿の歴史の話をうかがいながらひと休み。みんなよく上ったね~、と満足そうな笑顔。
大内宿
少し緩い上りの後、一気に下って大内宿へ。宿場町中央の道は歩行者専用で自転車も入れないので、裏道から入り民家の裏庭に自転車を置いて、散策。茅葺き屋根の民家が整然と並ぶ町並みは見事。大型観光バスが次々と到着し、中央の道は人、人、人…。おみやげ屋さんが連なる中、本陣を復元した建物を見学。いろりでほっと一息。
お昼は「米屋」というおそば屋さん、まず前菜(?)がすごい! 採れたてトマト、軽く煮たじゃがいも、こんにゃくと卵のおでん、餅。これらがすばらしくおいしい。「家庭料理も出しておもてなししたいと思ったんです」というご主人に感激。そして、しっかりとしたそばも最高。大満足なお昼でした。
お座トロ列車でくつろぐミワプッチ
大内宿から湯ノ上温泉まで、川沿いの快適な山道を下ります。露天風呂で汗を流した後、湯ノ上温泉駅へ。駅には「自然満喫コース」の人たちも集まっていて賑やかです。
ここから会津田島駅までは「お座トロ列車」。先頭1両がお座敷になっているトロッコ列車でくつろぎます。いいねえ~!
会津田島駅でスタッフの誘導の下、順調にサイクルトレインへの乗り換えが進みます。ここで地元スタッフとはお別れ、本当にお世話になりました!
帰りの車両は大宴会状態(笑)。それぞれが楽しかった旅の思い出を語り、盛り上がります。午後8時過ぎ、業平橋駅に到着。ミワプッチとサリーナは東上野で焼肉宴会の後、帰路につきました。
感想 --by サリーナ--
すばらしい『南会津サイクルトレイン』でした。最も感動したのは、「普通に自転車に乗る人に南会津でサイクリングを楽しんでもらいたい」と、ここまで準備したスタッフの熱意です。会津鉄道で何度もイベントを開催して実績を積み重ね、ついに東京都心部から会津鉄道まで乗り入れ車両で初めて実現したとのこと。この記念すべき『第1回南会津サイクルトレイン』に参加できて、本当によかったです。4人掛け車両に自転車をどう乗せるか、そのアイデアはすばらしかったし、サイクリングも自転車での旅を満喫できる練り上げられたすばらしいコース設定でした。締めくくりは露天風呂というのがまた最高! 南会津の地元の方々と、首都圏のサポーターであるベテランサイクリストの方々の見事な連携に、本当に頭が下がりました。ぜひぜひジオポタ企画にもしたいね~ということで、リピーターになってしまいそうです。