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荒川+八丁湖

開催日 2003年11月24日(月) 曇
参加者 ハラッチ/アカンデ/デュエルン
ヒーロー/レナール/サリーナ/サイダー
ビジター ブンブン/オオサワさん/岩崎さん/清水さん
総合評価 ★★
難易度
走行距離 41km
地域 首都圏
埼玉県

八丁湖にて
八丁湖にて

コース紹介

東京近郊の定番コース『荒川サイクリングロード』をメインに『八丁湖』を加えました。上流の荒川は河川敷が広くて川そのものはあまり見えませんが、空が広くて気持ちがいいです。コースの近くにはゴルフコース、モトクロス練習場、軽飛行機のエアポートなどがあり見て楽しめます。なにより楽しいのは行くたびに四季の移り変わりを身近に感じられる土手の草花、畑の作物、田んぼの状況などなど。『八丁湖』ではご当地では全盛と思われる紅葉が見られました。

スライドショウ(02'45" 音声:BGMのみ)

地図ベース:国土地理院 20 万分の1ベース 山旅倶楽部提供 (描画:カシミール3D 他)
地図ベース:国土地理院 20 万分の1ベース 山旅倶楽部提供 (描画:カシミール3D 他)

地図:Googleマップgpxファイル/GARMIN Connect/Ride With GPS

発着地 累積距離 発着時刻 ルート 備考
東松山駅 Start 発10:00 一般道 東武東上線
八丁湖 8km 着11:00
発11:20
一般道
自転車の乗り入れは禁止
一周1kmくらい
糖田橋 13km 着11:45
発11:45
自転車道 これより荒川自転車道
高尾橋
 昼食
19km 着12:10
発13:30
一般道
自転車道
蕎麦『阿き津』
TEL:0485-93-3375
鳥羽井沼 25km 着14:00
発14:15
自転車道 ほんわかお茶や『やじま』
TEL:0485-97-2150
ホンダ
エアポート
31km 着15:00
発15:15
自転車道
一般道
軽飛行機、ヘリの発着が見られる
指扇駅 41km 着16:20
JR川越線

東松山駅から八丁湖へ東松山駅から八丁湖へ

『新人歓迎ポタリングをしよう!』 ということで、コースは定番の荒川に決定。

東松山駅に集ったのは11名、ブンブンをはじめとする計4名がビジター新人として参入。ジオポタ的には大井川以来の一大イベントとなった。

八丁湖への上り八丁湖への上り

今回は今まで訪れたことのない八丁湖を加えてみた。荒川はほぼ平坦なコースだが、東松山駅から八丁湖までの間には少しだけ坂がある。

八丁湖ってどんなところなのかな〜とワクワク、ドキドキしながら坂を登る。ドキドキしたのは坂のせい?

八丁湖付近八丁湖付近

右から今回初登場のブンブン、今日は新人を一人連れてきました〜というヒーロー、この辺りを庭にしている新人の清水さん、ジオポタスーパーメカニックのレナールはしんがりで、みんなを見守りつつ走る。

八丁湖八丁湖

八丁湖の手前の坂を登り切るといきなり『八丁湖』の看板が現れた。その前でとりあえず記念撮影(冒頭写真)。

今日はあいにくの曇り。お天気だったら紅葉も湖ももっときれいに見えたことだろう。

八丁湖を廻るその1八丁湖を廻るその1

地図を見るとどうやら湖の廻りを一周できるらしい。

ではでは、適当に各々思いのまま廻って下さいな。ということで、まず先頭を行くのはブンブン。

八丁湖を廻るその2八丁湖を廻るその2

ここで先頭はビジターの岩崎さんに交代。そしてブンブンがそれに続く。

紅葉紅葉

八丁湖は小さいながらも所によりその趣きを変え、開けた所、高木が覆い被さるようなところ、湿地帯のようなところなどがあり、緑と枯れ草と紅葉に彩られていました。こんな中を走るのはとっても楽しい。

しかし、一周し終わって後ろを振り返ると『自転車侵入禁止』の表示が…  ごめんなさい、気が付きませんでした。

ということで、八丁湖周回路は自転車は乗り入れることが出来ません。御注意を!

糖田橋から荒川サイクリングロード糖田橋から荒川サイクリングロード

ひっそりとした八丁湖を楽しんだあとは、荒川の土手へ向かう。

糠田橋を渡り荒川の左岸に出ると、そこには快適なサイクリングロードが延びていた。

サイクリングロードを行くサイクリングロードを行く

ブンブンとは飛ばせないけれどブンブン行くブンブン。

それに続くは、企て人のサリーナ、前回『東京下町ポタリング』で企て人その4として登場したアカンデ、かっこいいBD-1に乗るデュエルン。

高尾橋へ向かう高尾橋へ向かう

土手のサイクリングロードはほどなく終わり、畑や田んぼの中の小路を行くと、もう冬がま近だという気配を感じる。田んぼには何もなく畑にも大した実りはないらしい。そんな中で、土手の雑草だけが蒼青と今でも茂っているのにはオドロキだ!

次に向かうは冠水橋の高尾橋。冠水橋とは流れ橋など色々な呼び方があるけれど、川の増水時に水没することを前提にした橋のことだ。

高尾橋高尾橋

昼所、蕎麦『阿き津』はこの橋の麓のこんもり茂った林の中にある。ちょっと量が少ないがここの蕎麦はおいしい! なにより河川敷から離れないで食事が出来ることがうれしいね。

ゆったりと蕎麦を食したあとは手すりがロープで出来ている『高尾橋』(写真後方)を渡って次の『鳥羽井沼』を目指す。

廻りを見渡せばもう枯れ果てたススキがそこら中に。そんな中を思い思いに駆け上がります。お蕎麦を食べたから?ブンブンもまだまだ元気!

吉見八景『桜堤』吉見八景『桜堤』

土手に上がり少し行くとダート。これはかなわないと一般道へ降りるが、このあたりは交通量も少なく距離も短いので問題はない。

再び土手に上がるとそこは吉見八景『桜堤』

『うおぉ~、これみんなサクラ?』 『春に来ようよ~。』

そうだね、ここの春の桜は見事だろうね~

桜堤を行く清水さん桜堤を行く清水さん

『どーもです。ここはおいらの庭みたいなところなんですが、みんなで走るとまた雰囲気が違いますね〜』 と初登場の清水さん。

この御仁は野草にも詳しく、このあたりの土手には山菜ならぬ野菜、いやいやノ菜が多く生えているという。

ハラッチハラッチ

桜堤を抜けるとその先で荒川に市野川が流れ込んでいる。そのため荒川の土手をいったん下りて市野川の土手に上る。

ここで先頭を惹くのは前回第三の企て人となったハラッチ。相変わらずチェーンがサビサビのままの登場。

デュエルン&レナールデュエルン&レナール

デュエルン、そして一人おいてレナール。

ヒーロー&オオサワさんヒーロー&オオサワさん

ヒーローとビジターのオオサワさん。オオサワさんはマウンテンバイクに股がる。

岩崎さん、ブンブン&サリーナ岩崎さん、ブンブン&サリーナ

そう言えばもう一人のビジターの岩崎さんもマウンテンバイクだった。

一日に2人もマウンテンバイクの方が参加するのは当会ではかなり珍しいことだ。

市野川の土手その1市野川の土手その1

市野川の土手に上ったところで、にわか野草博士のサイダーが、

『これ、ホース・ラディッシュじゃなかろうか?』 と言うと、

『本当にこれがそうかいな?』 と引っこ抜いてみんなに見せるのはレナール。

サイダー『… 馬なら食えそうじゃな!』と、とぼけてみせるのだが…(汗)

市野川の土手その2市野川の土手その2

これはビジターの清水さんが丁寧に説明してくれたが、ホース・ラディッシュで間違いないらしい。

あ〜よかった。ちなみにホース・ラディッシュの和名は西洋ワサビだそうで、粉わさびやチューブ入りのわさびはほとんどこれから作られているそうな。

鳥羽井沼へ鳥羽井沼へ

ひとしきりホース・ラディッシュや野草の話題で盛り上がったら、鳥羽井沼へ向かう。

茶店『やじま』の前茶店『やじま』の前

快調に飛ばして鳥羽井沼の茶店『やじま』に到着。ここは気さくなおじさんとおばさんがやっていて、どうやらサイクリストのたまり場であるらしい。ここで思いもよらぬ出来事が…

『おおぉ、すげぇ軍団が来た! ちっこいのばっかりだ!』

『BD-1ばっかりだ!』

『ブロンプトンもいる!』

『おおおぉ、すげぇぇ、ヴィッキノだあぁ、動いてんの初めて見た!』

等など、ひどく感心されて10分ほど大いに盛り上がった。

『やじま』で寛ぐ面々その1『やじま』で寛ぐ面々その1

今日はちょっと寒い。ドラム缶の焚き火の廻りに集まって暖まり、熱〜い甘酒をいただくと体もポッカポカになった。

『やじま』で寛ぐ面々その2『やじま』で寛ぐ面々その2

『こんど来る時は電話して来てね、カメラ持って来るから!』 とおじさんたちが言うので、またまた大笑いをしたあと、手を振って見送ってくれるおじさんとおばさん、そして取り巻きのみなさんに別れを告げ、鳥羽井沼を後にした。

ホンダエアポートへ向かうホンダエアポートへ向かう

土手の上のサイクリングロードをどんどん行くとモトクロスの練習場やゴルフコースが広がっている。

モーターバイクのジャンプを見て『ウオォ〜、すげぇ、あんなに飛んじゃうよ!』と喜ぶのは久々に登場のヒーロー。

ホンダエアポートホンダエアポート

『飛行機見に行こうよ〜』とレナールが言うので、ホンダエアポートに立ち寄ることに。到着するとちょうど軽飛行機が離陸するところだった。

『こんなに近くで飛行機見るの、初めてだ〜』と中央のビジター、オオサワさんも感激。その後もヘリコプターのホバリングの練習などを見て楽しんだ。

サイダー、ブンブン、レナールサイダー、ブンブン、レナール

ホンダエアポートのあとは本日の終着地へ向かうだけだが、この終着地は特にどこと決めておらず、適当なところで上がることにしている。ここで、

『足が吊りそう〜』 とスローダウンするはブンブン。ジオポタで年令の話しは本当は御法度なのだが特別に言っちゃお〜。この御仁、実はあと数年で80歳!

『どうしたブンブン、あとちょっとだ、がんばれ〜』と無責任なサイダーが引き、『もっと軽いギアにしたほうがいいですよ。』といたって優しいレナールが後方から見守りつつ、すすむ、進む、ススメェ〜!

ふわりとパラグライダーが舞うふわりとパラグライダーが舞う

ブンブンがきつそうなので、最寄り駅の指扇駅を終着地にした。あと4kmだ。

ここで快適なサイクリングロードをグングン先頭で飛ばすのはいつものデュエルン。今日はちょっと寒いけれど風がなくてよかったね。いつもはこのへんから向い風だからね。

『前方に未確認飛行物体発見!』

土手の上すれすれを飛んでいる。近付いてみるとパラグライダー。でもなんか変、いつまで経っても飛んでいる。よ〜く見るとエンジン付きだった。こんなのも楽しめるのが荒川のいいところ。

指扇駅前指扇駅前

サイクリングロードに別れを告げ、上江橋を渡ると終着地の指扇駅に到着。この駅は河川敷から近いので便利。

駅前で完走を祝い記念撮影。左からマウンテンバイクでがんがん走るオオサワさん、トルクを感じていないと気がすまないヒーロー、シングルトラックも走る岩崎さん、ブンブンゆくブンブン、次も参加したいナ〜とは清水さん、超新人のアカンデ、ぶっ飛ばし屋デュエルン、まだまだ新人の内ハラッチ、ろーとるサイダー、カメラはサリーナ、あれ?一人足りない。レナールは宴会場さがしに駆け回っていた。

空中浮遊空中浮遊

近くの焼肉やに場所を取り、お決まりの大宴会の始まりだ。焼肉をもりもり食べ、ビールをがんがん飲みながら、『ところでブンブン、何ができるの? ダチョウで砂漠越えは?』と囃せば、そのブンブン『わしの得意技、みせたろやないか!』と突然、畳に伏せて空中浮遊をやってのけた!

これにはみんな、ただただ唖然。次々と挑戦するもの現るも、成功するものなし… こうしてブンブン教の教祖さま誕生となったのだった。

完走したブンブン完走したブンブン

空中浮遊とは片手で体を水平に支えること。念のため(笑)。でもこれが出来ないんだな〜、普通は…

『帽子はどんなのがいいのかな』 『ほ〜ぉ、これですかぁ』と脇にあったヘルメットを冠りごきげんのブンブン。『いろいろありますから試してみて下さい』と誰か。『いやいや、わたしはこれが気に入ってしまった!』と毅然とするブンブン。『そっ、そんな〜ぁ』と青くなるのは持ち主のオオサワさん。果たしてオオサワさんが無事ヘルメットを冠って帰宅出来たかどうかは誰も知らないのだった!

企て人 サリーナ

ブンブンがプジョーの折り畳み自転車を買った! そんな話をナオボーから聞いて、いつかぜひ一緒に走りたいなあと考えていました。構想約1年を経て、ついにその日がやってきました。私は荒川上流の広〜い河川敷の風景が大好き。これから自転車を楽しんでみたいと思っている方には、まず最初のポタリングとしてこの安全で楽しい荒川がお薦めだと考えました。そこでこのポタリング、『新歓・荒川ポタリング』と名付けました。ブンブンをはじめ、ジオポタ新人のみんなが参加してくれるといいな〜と期待。

さて当日は開けてビックリ、ジオポタ新人ばかりでなく、ビジター新人も参加してくれて、期待以上の楽しいポタでした。家を出るときには12月中旬並みの寒い気候にガッカリで、『天気予報はいいこと言ってたのに~!』と怒りモードでしたが、みんなと走って面白い出来事に出会って、言うことなし。自画自賛の楽しいポタリングでした。

感想 by ブンブン シャベラール

神戸でナオボーから BD-1 を薦められたのですが、お店にはたまたまそれが無く、同じ型だからと言われてプジョーを求めたのが1年以上前、この愛車を自慢に思っていたらサリーナからポタリングに誘われたという次第です。購入してからまだ遠出はしてなかったので、不安半分、期待半分でした。折畳み方、拡げ方も忘れていて慌てて練習しました。

当日はサリーナ、サイダーが迎えに来て車と服装を点検して出発。東松山での集合ではベテラン揃いらしいので畏れをなしました。平坦なコースと聞いていたのですが登りが無いわけではなく、すぐ息切れし脚も疲れるので無理せず素直に押して歩きました。

生憎曇天で肌寒い天候でしたが、広々とした初冬の風景を眺めつつ走るのは快適でした。サイダー・サリーナはじめ皆さんが気遣い労って下さったので何とか付いて行けましたが、夕方、ホンダエアポートを出る頃から寒さに脚がつりそうになったのです。何とか持ちこたえて指扇駅まで辿り着きました。

翌日になって気付いたのは、腕、とくに右腕が軽い痛みを覚え、箸を持つ指先も不自由になったことです。丁度一日完投したような疲れ、私は素人野球でピッチャーをしていたのです。終日不自然な腕の姿勢で前かがみの体を支えていたからでしょうか。ハンドルが真横に向いていることも、肘が外に向き腕の形を不自然にします。また小径車は普通の自転車とちがい方向がフラフラしやすいので、常にハンドルをしっかり握っていなければならないこともその原因のようです。タテ向きに補助の握りをつけることは出来ないものでしょうか。5日後には漸くほぼ正常に戻りましたが、思わぬところに疲れが出るものだと驚きました。老化のせいでしょうか。

しかしこの広々とした空気の中でのツーリングの気持良さは何ものにも換えられません。いずれまた走りたいものです。ただし登りの少ないコースを。

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uploaded:2003-12