利根川橋脇の土手に出る
快晴。気温もさほど低くはなく無風! ジオポタ日和です!!
栗橋駅から1kmほど行くと利根川に出る。利根川の自転車道は左岸にあるので橋を渡ります。その名も『利根川橋』。歩行者と自転車共用の専用レーンがあるので安心して渡れます。
利根川の左岸に着いたところで体勢を整えます。ここからはずっとサイクリングロード!
ハルハルが行く
利根川の河川敷はひろ~い。このあたりでサイクリングをする人は少ないのかジオポタの独占状態です。
先頭ハルハルが快調にスタートを切ると、ビジター桑田さんは 『ここなら、手放し運転も出来ちゃう!』 と戯けてみせます。真似してはいけませんね~。
ジーコマリアとビジターの清水さん
進行右手に利根川の雄大な流れを望みつつ快調に飛ばすは、事実上の企て人ジーコマリアとビジターの清水さん。
『ここは広いね~。』
『気持ちいいですね~。』
『あっ、見えたよ~、関宿城!』
川の向こうに小さくお城が見えてきた。
関宿城とダート道
利根川に別れを告げ『境大橋』を渡ると関宿城はもうすぐ。ちょっとショートカットしたので道はダート。でもほんの少しの距離だから問題ない。
『大きくなってきた~、あれが関宿城?』
『無料で内部の見学が出来るんです、いろいろな展示物がありますよ~』
このルート、最後にちょっと土手の上まで押して上がることになったのですが…
関宿城にて
関宿城到着。周りは公園になっていて温かい日は家族連れで賑わいそうなところです。
小休止には持ってこいの場所だから陽当たりの良いところに陣取り、ワイワイガヤガヤ。補給食?のおやつが無尽蔵に出てきます。それらを頬張りつつ、『あ~ぁ、いい気分!』
お城の内部は無料で見学できるようですが、時間の関係で今回はパスしました。
江戸川を行くクイールとサイダー
関宿城からは江戸川に入ります。江戸川は千葉側と埼玉側の両方に自転車道があるが、埼玉側の方が土手が高いので川の表情が良く見える。
そんな訳で埼玉側に渡ると、ルンルン飛ばすは新人クイールとロートル・サイダー。
『ここは川が近くて気持ちいいですね~!』 とクイール。
『気持ちはいいけど、はらへったよ~。この前はこのあたりでバーストしたからねぇ。。』 とはサイダー。
清水公園近く
金野井大橋で千葉側に渡り、清水公園を目指す。昼飯時です。川の近くには当然お店などない。このあたりで可能性があるのは東武野田線の駅周辺。清水公園はその駅近くにあり、園内にもその周辺にも食事が出来る所がある。
清水公園も間近。『パシューン』といい音。なんだ~? ありゃりゃ、サイダーがパンク! む~、バーストじゃあないみたいだけど… おいおい、飯がぁ…
なんとか食事にありつき、清水公園を出て野田橋で江戸川に戻ると、このあたりは川面が広く見えるので楽しい。
『はじめまして~、そのバイク、実車みるのは初めて。かっこいい~!』 と流し目(バイクにですよ!)を使うは昨日ドイツから帰還したばかりで無謀にも参加で大遅刻のミワプッチ。
利根運河
少し進むと利根運河の合流点です。見落としそうなくらいに小さな運河が江戸川に合流していました。水位は低く、周りは高い土手で覆われている。
利根川と江戸川を結ぶこの運河、当然土手はそれら両川の土手と同じくらいの高さでなければなならいが、川巾が狭いので特に土手の高さが目に付きます。
このあたりは、運河の巾も広く親水公園風になっているところ。家族連れで水鳥と戯れる人々がいました。ここまでは進行右側を通っていたが、このあとはダートということで左側に移ります。
農道を行く
徐々に運河の巾は狭まりわずか数mとなる。利根川との合流点はもうすぐ。前方に見える鉄橋の少し先にある水門までサイクリングロードは伸びている。水門より少し先が利根川との合流点です。
終点には運河の生い立ちが記された案内板があります。ジーコマリアの説明を聞きながら一服。
さて、利根運河を離れ利根川沿いに入ると程なく、サイクリングロードはなくなり、田んぼや畑の中の農道を進みます。利根川の流域なので視界もまだ広い。
布施弁財天
その農道が急に曲がった先で、『このあたりでは有名らしいんですが、入ったことないんです。お参りしましょうか?』とジーコマリアが案内してくれたのは、布施弁財天。なかなかりっぱなお寺です。ちょっと遅いけど初詣出?
お願いしたのは、ジオポタ交通安全かな。
境内ではもう梅がほころんでいました。
畑の中を進む
弁天様から先の農道は、くねくね、うねうねと真直ぐなサイクリングロードとはまた違った楽しさがあります。露地には作物はないけれど、ビニールの中には蒼青とした野菜が育っているようでした。
手賀大橋を後ろに
さらに裏道をうねうね進むと、これまでと違って住宅が現れてきました。どおやら街中にやってきたようです。裏道を知り尽くしたジーコマリアのおかげで、車と遭遇することもほとんどなく、快適な道でした。
目の前がパッと開けたと思ったら、そこが手賀沼でした。かつては汚染度ワーストだった手賀沼ですが、近年格段に改善され、見る限りではごく普通の沼です。
後ろに見える手賀大橋を渡り、沼を1/4周すると本日の終着点、柏駅です。
手賀沼周回路を行く
手賀沼の周りには自転車道が設けてあり、一周できます。手賀大橋には、広い歩道が設けてあり安心して渡れました。
広々とした自転車道と広々とした風景、水面が近くて、とても気持ちのいいところです。
夕暮れが迫り、太陽光を反射した雲が薄いオレンジになり、それを写す湖面も同色に変わると、臼茶色のススキがさらさらと音をたて始めました。ここまでほとんど無風だったが、『今日はもうおしまい。柏へ早くゆけよ!』 といっているみたいに風がそよそよと後ろから追いかけます。
悠々とした流れの利根川、川巾は狭くなり流れも急になるけれど、なんとなく近親感を持てる江戸川、こんなところに運河?と思わせる利根運河、そして人々の憩いの場となった手賀沼。それぞれに趣が違う、そんな4つの水辺を楽しんだポタリングでした。
感想 by クワタさん
ジオポタ2回目のクワタ(まだハンドルネームがない)です。
当日は天気が良く新春の割にはそれほど寒くなく、また私にとっては何回も走ったことのあるルートだったので、ゆったりと(まったりと?)した気分でスタートすることができました。
と、昼食をはさんで(少し手前でサイダーにパンク発生!)、前半は大半はフラットな川沿いを進みましたが、後半布施弁天から手賀沼を地元ジーコマリアに先導されて地元の人しか絶対に知らないような路地(それもアップダウンの連続!)を一気に進み、手賀沼に着いたらもう薄暗くなってしまい、結局沼を一周することはできませんでした。ちょと残念。でも、ジェットコースタ感覚を擬似体験し大いに満足できたポタでした(笑)。