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利尻・礼文・サロベツ原野

開催日 2004年08月03日(火)-08月08日(日)
参加者 コロンボン/マリー/ミワプッチ/ジーク
ビジター マエダ夫妻/ユヤマさん
総合評価 ★★★
難易度
走行距離 245km
地域 北海道

雄大な利尻富士
雄大な利尻富士

コース紹介

夏の北海道、一昨年単独世界一周を果たしたヨット『LISA号』で小樽港から利尻島まで搬送してもらい、後はフェリーを乗り継ぎながら、利尻島一周、礼文島縦断、サロベツ原野などを巡る5泊6日の旅です。

しかし、台風10号の影響でヨットは出航できず、初日は港で船中泊。2日目は小樽市内を散策の後、初体験の「お座敷列車」で稚内へ移動。3、4日目は天候に恵まれ、北海の島利尻・礼文の美しく変化に富んだ自然を満喫! いつも利尻富士が中心の2日間でした。5、6日目は曇天の下で届かぬ視野にその向こうを遠くに感じながら、稚内から、サロベツ原野、豊富温泉を経て、日本最北端の地、宗谷岬に至ります。北海道ならではの雄大な大自然の中を駆け巡る6日間の旅をお贈りします。

走行地図
地図ベース:国土地理院80万分の1ベース 山旅倶楽部提供 (描画:カシミール3D 他)

day 月日 コース 走行距離 評価 難易度 備考
1 08月03日
(火)曇り
小樽港マリーナ ヨットでの楽しい一夜
2 08月04日
(水)曇り
小樽市内-
稚内〜ノシャップ岬
15km ★★ ノシャップ岬の夕陽が美しい
3 08月05日
(木)晴
利尻島:鴛泊港~沓形港
礼文島:船泊〜スコトン岬
66km ★★★ 利尻島を時計回りに4/5周
礼文の北へスキップしてスコトン岬へ
4 08月06日
(金)晴
礼文島:船泊~知床 47km ★★★ 礼文島を北から南へポタポタ
5 08月07日
(土)曇り
稚内市内- 下沼駅
サロベツ原野〜豊富温泉
46km ★★☆ オロロンラインは南の強風!
南から北上
6 08月08日
(日)曇り
豊富温泉~豊富駅
南稚内〜宗谷岬~稚内空港
61km ★★☆ 宗谷岬。行きはヨイヨイ帰りは怖い!
10数メートルの強風に参る

概要

阿蘇山と大カルデラを望む

小樽港付近をクルーズ

小樽港マリーナ

世界一周ヨットLISA号で小樽港を小航海。小樽から利尻島までの大航海の計画でしたが、台風のためこれは叶わず、小航海と船上パーティー、船泊を楽しみます。

小樽港にて

小樽港にて

小樽市内/稚内~ノシャップ岬

小樽の運河周辺を散策し、お座敷列車の車窓からサロベツ原野を眺めつつ、稚内へ移動。夕焼けのシャップ岬へ急ぎます。北海道は広い!

スコトン岬から利尻富士を見る

スコトン岬から利尻富士を見る

利尻島:鴛泊港~沓形港/礼文島:船泊~スコトン岬

稚内から利尻島を経由して礼文島へ。早朝のフェリーで稚内を出発、利尻島は鴛泊港に入港すれば、隣にはくじらのような形のペシ岬。雄大な利尻富士を眺めながら島を時計回りに4/5周し、礼文島へ渡ったら北端のスコトン岬へ向かいます。

礼文島から利尻島を見る

礼文島から利尻島を見る

礼文島:船泊~知床

礼文島を縦走します。島の北西にある澄海(スカイ)岬からアザラシのいる金田ノ岬を回り、干された昆布を眺めながら東海岸を南下すれば、海の向こうに利尻富士が。桃岩展望台で高山植物と桃のような桃岩、猫岩を眺め、南端の知床まで。

サロベツ原野

サロベツ原野

稚内市内/下沼駅~サロベツ原野~豊富温泉

サロベツ原野とオロロンラインを走ります。フェリーで礼文島から稚内、列車で下沼まで移動し、草原で草を食む牛や馬を眺めつつ、花咲くサロベツ原野の中を進みます。海岸で大風車群を眺めたらオロロンラインを快走し、トロリとした豊富温泉まで。

穏やかな緑の宗谷丘陵

穏やかな緑の宗谷丘陵

豊富温泉~豊富駅/南稚内~宗谷岬~稚内空港

日本最北の地『宗谷岬』へ。稚内から海岸沿いを時速30km以上で快走、牛が草を食む緑の宗谷丘陵に上ります。丘陵のてっぺんから海岸沿いの道まで一気にググ~ッと下れば日本最北の地、宗谷岬に到着。晴れていればサハリンが見えます。

感想 ---by 企画者ジーク---

札幌に住むいとこの健ちゃんに、この春会った時『この夏、利尻・礼文に自転車旅行に行くの・・・』
この一言に、『じゃあ、ヨットで送ってあげよう!』

こんなやりとりから始まった企画です。どんなに素晴らしかったかは、これからのページとみんなの感想を見れば分かるのでそれらに譲るとして、当初は一人旅を考えていたところが6人まで乗船枠を貰い、ジオポタ企画にしたのでした。こんな素晴らしい企画が実現できたのも健ちゃんのお陰。健ちゃんこと大瀧健一キャプテン、ありがとう。クルーの竹田智子さん、 駿河美幸さんにも本当にお世話になりました。心から感謝しています。

台風の影響で小樽~利尻の大航海は実現しなかったけれど、ヨットでの一夜から始まった6日間の自転車の旅は、列車で北海道の大地を縦断し、フェリーで北海の島々を渡り、自転車で駆け巡る! 我ながら素晴らしいの一語に尽きる一大企画でした。久しぶりにうれしい再会のコロンボンとミワプッチ、初対面のまりーのジオポタ女性陣 3名に、私の友人のマエダ夫妻、ユヤマさんを加えて、自転車を共に愛するもの同士がとても初対面とは思えない仲間として旅をしました。この企画に参加できたことを心から喜んでいるみんなを見て、企画者としての幸せも味あわせてもらった、生涯の思い出となる2004年の夏でした。

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uploaded:2004-09