寄居駅近く
快晴の週末、峠に紅葉見に行こう! そんな呼びかけで集まったのは約2名(笑)、サイダーとサリーナ。
東武東上線特急に乗ること1時間、途中から景色は広い平野と周囲に広がる丘陵に変わり、いい感じです。小川町駅で電車を乗り換え、ワンマン車両で寄居まで。ハイキングのグループがいました。自転車の高校生も。どこを走るのかな?
寄居駅は出だしからなかなかの雰囲気。まずは荒川に沿って少し走ります。
荒川
これが荒川。いつも走る荒川より上流なので、林に囲まれた大きめの渓流という感じ。木々がちらほら紅葉しています。
坂道を行く
県道をしばらく走ると、『小さな峠』にさしかかりました。鉱泉『かやの湯』までの上りです。『小さくたって、立派な峠だあー』とえっちらおっちら上るサリーナ。
落合橋付近
次第に雰囲気は山深くなってきました。槻川に沿ってしばらく走ると落合橋に到着。右折すると、ここからはさらにのどかな道になります。
しばらく行くとコンクリート校舎に時計台が乗っかった西小白石分校が見えました。さあ、ここからいよいよ林道、笠山峠までの上りが始まります。
林道入口、柿や紅葉が美しいが目の前には激坂が!
上りが始まる
まずはこの分校の脇が推定10%の激坂。『いきなりこれですか~』とサイダー。でも距離は短いのでクリア。その後はつづら折れの道を少しずつ上ります。
上るサリーナ
静かな林道を、落ち葉を踏み締めながら上っていきます。ときどき視界が開け、紅葉の山並が見渡せるのもいい感じです。
山並みとサイダー
この辺りはハイキングコースにもなっているようで、ところどころダートの脇道があり、道しるべが。『笠山峠→』という道しるべを見つけ、『なあんだ、もう峠に着いたの?』と余裕の表情を見せるサイダーとサリーナ。
色付き始めた紅葉
でも、どうも頂上とは違ったようですね。さらに、行けども行けども上りが続きます。『おかしいなあー』とへろへろ上るサリーナですが、林道の雰囲気はすばらしく、紅葉のトンネルを抜けてマイペースでゆっくり上っていきます。
笠山峠付近の山並み
おお~、こんなに上ったのね! 快晴の澄み切った空に、はるか遠くの山並が顔を覗かせます。林道の脇にはすすき、秋を満喫しながらの走りです。
笠山峠
そうこうしているうちに、ゆるゆる上ってきた峠も、ついに頂上に到着! 視界が開けたところは、東南にかなたまで広がる関東平野が。『やったあ! 笠山峠制覇!』
豪華な景色を前に、持って来たおにぎりで昼食。でも見晴らしのよい頂上だけに、風も強くて結構寒い。そそくさとお昼をすませ、ウエアを着込んで下り体制に入ります。
下るサリーナ
うねうねと曲がって下る目の前に関東平野が見渡せるゴージャスなダウンヒルがしばらく続きます。
民家の脇をすり抜ける
途中、水場があったり小さな集落があったり、そんな道のりをどんどん爽快に下ります。
県道と川
下りを十分楽しんだところで、小川町に至る県道に合流。里に出て来たという雰囲気になり、川沿いを通って抜け出たところは小川町駅でした。何とまだ13時。
『どうしようか? 温泉にでも行く?』と向かった小川町近くの温泉『花和楽の湯』は満員、30~40分待ち! 残念ながら温泉は断念し、駅前の小さなレストランで乾杯して帰路につきました。
ちょっと距離が短かったかな? でも秋の静かな峠を満喫した1日でした。