概要
日吉駅~美山町
紅葉麗しき季節の京都。JR嵯峨野線の日吉駅からのどかな集落を抜け、紅葉の山里を眺めつつ、『かやぶきの里』で知られる美山町北村を経て芦生まで。途中では、真っ赤に染まったもみじが見られ、『かやぶきの里』では古い茅葺きの民家がいくつも。
芦生の森ハイキング
紅葉麗しき季節、ブナなどの原生林が残る京大演習林『芦生(あしゅう)の森』で渓流遡行。沢を渡り、山道を這い上りながら杉尾峠まで。普通に歩くと4時間半くらいですが、ゆっくり沢と景色を楽しみ、お昼をはさんで6時間半ほどかけて歩きます。
『かやぶきの里』→トロッコ列車 →嵐山散策
山の裾野の斜面に肩を並べるようにして茅葺きの民家が建つ、美山町北村の『かやぶきの里』を散策。亀岡からはトロッコ列車に揺られて紅葉の保津峡を下り、最後は嵯峨野・嵐山の紅葉を満喫! 愛宕街道の愛宕神社付近にも茅葺きの民家が見られます。
ひとこと by 企て人ジーク
お天気に恵まれず、企画者としてはいささか残念!
9月末に試走した時はとても良いお天気で、初日のクライマックス『かやぶきの里』が視野に入った時の明るく浮き上がるような風景は、今も目に焼き付いています。
今回はあいにくの曇天の上に到着が薄暗くなる寸前とあって、対照的に沈み込んだような風景だったのは残念。
3日目の本来の予定コースは、由良川沿いを芦生の森から下流のJR山陰本線和知駅へと至る約35km、今回は雨で断念しましたがお奨め!
安掛付近からの九鬼ケ坂はきついので、宮脇を経て静原へ抜ける平坦な迂回路を行くと、途中には『かやぶき美術館』や、木をふんだんに使った美山町の役場や小学校などの魅力的な建築があり、今まで見たことの無い様な木造建築の面白さに出会えるのです。
静原から先は『快走路』とのことで、途中には重要文化財の石田家住宅があり、この茅葺き屋根は必見だそうですよ!
2日目の企画はぺタッチ任せでした!
ズックでジャボジャボ渓流の中を進む勇気なんか持てず、長靴で完全装備したのだけれど、意外やみなさん『濡れてもいい気持ち』だって! 同じ体験が出来ずにいささか複雑。でも『芦生の森』の渓流歩きは、子供の頃の探検のわくわく前進!を彷彿させるような、とても楽しい体験だった。
それにしてもお天気が… 紅葉が陽光に生える瞬間が欲しかった!
雨の多い地方でこその気候と風土に育まれたかやぶき屋根とはいえ、ここは是非是非好天のときに訪れてみたいところです。