鉢形駅付近
今年の冬は暖かい。しかし1月は週末に天気が崩れたりで企画がなく、今回が今年初の企画となりました。鉢形駅を出、民家の間を北東へ向かいます。玉淀大橋の少し下流、大きな水車のある『川の博物館』近くの坂を下ると、川が現れました。
玉淀の白鳥飛来地
『お~、いたいた!』
我らが輪先案内人カビロが指差す先には、確かに川の中に白いもっこりしたものがたくさんあります。河原を進むとその白いものの形が徐々にはっきりしてきました。白鳥です。首を丸めて、羽にぴったり付けているものもいれば、首をのばし優雅に川を滑っているものもいます。(TOP写真参照)
冬の田んぼと遠くの山並み
しばし白鳥の群れを眺めた後は、カントリーロードを荒川下流に下ります。冬の田んぼと遠くの山並みがいい感じでした。
先頭ルビオ
今回は白鳥企画、バードウォッチングとくればこの人、ルビオ参上です。最近また機材を追加して、すばらしい野鳥の写真を撮り続けるルビオですが『今日は自転車だから重い機材はパスね~』 それでも双眼鏡と単眼鏡、一脚を準備してみんなに白鳥のアップを見せてくれます。
畠山重忠像
田舎道をカビロの案内ですいすいと駆け抜けると、休憩にちょうどいい感じの公園に出ました。『畠山重忠公園』で、入り口には畠山氏の銅像もあります。この方は何と、ひよどり越えで馬をかついだすごい奴、馬の輪行をした人(笑)だって。一息入れて出発。次のスポット『川本の白鳥飛来地』はもうすぐです。
ダートを行く面々
『ちょっとだけダートがあります。いいですか~?』 とコースに細かな気配りのカビロ。今日はダート嫌いのレナールはいないから大丈夫(笑) みんなで少しの間ダートを楽しみました。
鹿島古墳群
すると、すぐに荒川の土手に着きますが、その河岸段丘に1kmにわたって広がっているのが鹿島古墳群です。この古墳群は6~8世紀頃のものだそうで、雑木林の間にこんもり小山になっている古墳がいくつも見られました。これまでに確認された古墳は124基、現在残っているのは56基だそうです。春先だったら、ここでお弁当を広げるのも気持ちよさそうだね(白鳥はいないけど)。
川本の白鳥飛来地
古墳群の端にある入り口から荒川の岸に下ると、いるいる、コハクチョウやカモが岸で羽を休めたりのんびり川面を漂っています。
『でも、去年来たときよりコハクチョウはちょっと少ないね〜』
白鳥とたくさんの鴨
その代わり、見学者のロープのすぐ先では足の踏み場もないくらいのカモ。のんびり昼寝しているのもいれば、地面を一生懸命つついているカモ、隣のカモにかみついて大騒ぎのやつらも。『地面をつついて何してるのかな~?』 カビロ説では地面にまかれたお米を探して食べているんだそうですが、真相は?
かわいい鳥を見ていると、なぜかお腹がすいてくるものなのです(笑)。カビロ大推薦のうどん屋さんは日曜日は休みとのことで、次の候補に向かうとそこも休み。『あれ、どうするの~』とマリー。『休みだとわかると急にお腹が鳴ってきたよ~』とサリーナ。『わしは空腹でもうだめじゃあ…』とはサイダー。動じないカビロに引かれてたどり着いたのは江南町の『そば茶房やしろ』 民家の感じのいい内装においしいおそばで、みんな大満足です。実は食いしん坊のジオポタメンバーのためにお店候補を4つも考えてきたカビロだったのでした。すばらしい!
紅梅
ゆっくりお昼を楽しんだあとは、森林公園に向かいます。日差しは暖かく、もう春本番っていう感じです。しかもすべて追い風の絶妙なコース。満開に咲いている梅も見つけて歓声をあげるメンバー。
カントリーロードを行く
ここからのルートはどこも東武東上線の駅に近いので安心です。『じゃあ、沈下橋に立ち寄ってみましょうか』 と先頭をかっとばすカビロ。『今年初ポタだからゆっくり行こうよ~』 としんがりを勤めるのはルビオ、マリー、サリーナ。
都幾川の土手
都幾川の土手を上って一息入れる面々。カビロにぴったり続くのは、年納めポタに続いて参加のビジター・ムカイさん。実は昨日出張先のロンドンから帰ったばかりなれど、時差をものともせず気合いの走りです。
都幾川と越辺川の合流点の沈下橋
細い田舎道を通って都幾川と越辺川の合流点に出ると、そこに沈下橋がありました。床は木造ですが、コンクリートを赤く塗った橋桁で、車も通ります。しばらく橋の上で休んでいましたが、車1台の幅ぎりぎりなので、車が来るとあわてて逃げます。映画スタンド・バイ・ミーの気分だね~
この橋、くの字に折れ曲がった一本の橋かと思いましたが、実は都幾川と越辺川と別々に架かっていて、それぞれ長楽落合橋、赤尾落合橋と言うそうです。
越辺川の白鳥飛来地
土手を越え、民家の脇を抜けて、やってきたのは川島町の白鳥飛来地です。しかし…
『あれれ、いないね~』
カモや他の水鳥は少しいましたが、ハクチョウの姿は見えません。『今日は連休中日だから、どこかへ遊びにいったのかな~』 あとで調べてみたら前日はいたんだそうです。残念!
越辺川の沈下橋
気を取り直してカビロが案内してくれたのは、またまた沈下橋。越辺川にかかる八幡橋です。路面は縦方向に並べられた板、それから上流に向けて流木よけが設置されています。『木の橋の風景ってやっぱりいいねえ~』とご満悦はサリーナ。
土手下のダートを行く
そろそろ日も傾いてきました。ここからは北坂戸駅のゴールめざしてまっしぐら! しかし…
『ああ~パンクしましたあ!』 とムカイさん。土手の中腹でチューブの取り替えです。『いやあ、お待たせしちゃって…』 と出発しようとしたちょうどその時です。『あ、タカだ!』 と空を指差すルビオ。小ぶりなタカがバサバサと翼を翻し、その目指す先には小鳥が。巧みに方向転換したタカは、空中でガシっと小鳥をつかんで雑木林に消えていきました。『す、すご~い』 野生の鳥の決定的シーンにみんな圧倒されています。
『パンクしてくれてよかった~』 とみんなに感謝されるも、一人タカの狩りを見逃してくやしがるムカイさんでした。
駅までは強風向かい風区間もあり、少しへろへろしましたが、無事60kmを走り終えてジオポタの初ポタは感動のうちに終了! 北坂戸駅前で初宴会となりました。
八幡橋にて