吉見百穴の堤
恒例の桜ポタリングです。桜は期間が短くお天気との兼ね合いがあるのでなかなか毎年というわけにはいきませんが、今年はグッドタイミングのようです。
まずは山肌一面にたくさんの穴が掘られた吉見百穴へ。古墳時代の横穴墓群で200以上あるんだそうです。その入り口の土手が本日最初の桜です。家族連れで大賑わい。
カントリーロードを行く
百穴の後はカントリーロードをのんびり行きます。企て人カビロ(左)が珍しく笑顔、いつも笑顔は新人ムカエルでした。周辺の田んぼはまだ手が入れられておらず殺風景ですが、あと一月もたてば水が張られるんでしょうね。
白とピンクのしだれ八重桜?
小川で立ち止まれば小魚と亀が泳いでいます。その脇にはしだれた枝になにやら白とピンクの花が付いています。どおして同じ木に白とピンクの2色の花が咲くのか不思議ですね。ところでこの花は桜? 桃?
吉見の桜堤
行く手に突然、まるで霞のような桜が現れました。有名な吉見の桜堤です。足元では菜の花が満開! この堤は一部区間を除き車は入れないサイクリングロードなのでのんびりできますが、この日はさすがに歩行者でいっぱい。
堤の中を行く
幅一間ほどの堤の中は桜のトンネルで楽しい。ウクライナからはるばるやってきたジェブシカ(missみたいな感じかな?)織雅さんを先頭に進みます。が、そのうち行方不明者が続出!
『わ~、きれい、ここで写真撮りましょう。』 ってな具合で各自が適当なところで立ち止まるものだから… そして企て人カビロも行方不明に… ありゃ、ま~。。
堤の下を行く
しかしなんとか全員合流したところで記念撮影です(TOP写真参照)。堤は中もすばらしいけれど、外から見てもすばらしいです。土手の外の東西から桜を眺めつつ走ります。いつも元気印のマリーに続くは新種の蛙(Vikkino RS)に股がるレナール。
再びカントリーロード
桜堤を過ぎると再びカントリーロードです。花盗人マリーに続くはお久しぶりのイージーライダー・ケロガメさん、その後ろのいかにものんびりムードの赤いブロンプトンは? え~、実は誰も知らない方でした。桜堤でたまたま出会ったので一緒に走ることになった大塚さん。こういうのも楽しい出会いですね。
菜の花畑
高雄で一面の菜の花畑に出ました。日本ではちょっと珍しいくらいに広範囲に渡って菜の花畑です。見事の一言!
ジェブシカ・織雅さんも 『すご~っい~! きれーーっい!』
そこにいらしたおばさま2人組から、デュエルンに声が掛かります。
『あの~~、カメラの使い方教えてもらえませんか?』とデジカメを差し出すおばさま…
『え~っ、写真撮ってって言われたことは数知れずあるけれど、カメラの使い方教えて! ってのは初めてだな~』 とはデュエルン。なんでもこのおばさま達は子どもたちからデジカメをプレゼントされたらしいのだけれど、使い方がぜんぜんわからないんだって。
まあ、そんなこんなでおばさまたちともワイワイガヤガヤと写真を撮ったり撮られたりで楽しく過ごしました。
石戸の堤
その後思わぬアクシデントがあり大幅に時間をロスした私たちですが、なんとか昼食にありついた後、午後の部開始。まず石戸の堤へと向かいました。吉見の桜堤は車は通れませんがこちらは車が通るとあって桜は似たようなものの周辺の様相はずいぶん異なります。自転車が通りにくいのは同じ、ただし吉見では人ごみのせい、こちらは車のせい。
キエフから一時帰還したデュエルン、そしてケロガメさんと続きます。
石戸の蒲桜
そしてこちらが石戸の蒲桜。なんでも日本五大桜の一つとかで、国指定の天然記念物になっているとのことで期待して行ったのですが、現在のものは指定当時の老木の株分けでいわば二代目。そこらにある桜とそんなに変わりません。こうなったら国も指定を取り消せばいいのに。そうじゃないと天然記念物の権威がなくなるよね。まあ、きれいであることはそこらの桜と同じですから愛でるのには問題ありません。
松尾芭蕉の句碑のところにある桜
どんどん行きます。お次ぎは松尾芭蕉の句碑のところにある桜(地図の普門寺のしだれ桜は誤り)。こちらもりっぱな樹で、近くに生える大木の樹ともども見応えがありました。お決まりの記念撮影です。
菜の花の中を行く
さてさて、幅は狭いもののサイクリングロードに出ました。荒川のサイクリングロードはいくつかの支線を持ち、こちらもその一つです。目指すは榎本牧場。アイククリームがおいしい! 久々にビジターで参加のくどうさんが先頭を切り行きます。菜の花いっぱいで香しい。
榎本牧場へ向かう
『あいすくり~~む、アイスクリ~~ム!!』 とやっぱりウクライナ人もアイスクリームは好物? 榎本牧場が近づくにつれ、ジェブシカ・織雅さんがダッシュ! その榎本牧場はサイクリストの格好の休憩ポイントとなっているようで、ロードバイクやマウンテンバイクで来ている方が大勢いました。なぜか子ども達のお遊び用具として何十種類もの自転車が置いてありました。
子供動物自然公園自転車道
榎本牧場でアイスクリームを堪能したあとは鳥羽井沼の桜を愛で、子供動物自然公園自転車道で東武東上線の高坂駅に向かいます。この自転車道はカビロによれば日本一自転車密度の低い自転車道だそうで、確かに一台にもすれ違うことなく進みました。そんな自転車道の脇にもやっぱり桜が。
ウクライナからやってきた織雅さん
さ~て、いよいよ終盤です。はるばるウクライナからやってきた織雅さんも日本のお花見ポタリングに満足の様子。サイクリングロードから土手へ、土手からカントリーロードへ、そして街へと向かいます。途中の土手では野草研究家のカビロの指導で野草摘みなどをします。今の時期のお勧めはなんといっても菜の花だとか。若い菜の花の先っちょのほうは湯がいて食べると美味しいんだって。