0805
開催日 | 2008年05月03日(土)- 05月06日(水) |
参加者 | ジーク/マリー/ケロガメ/ ナオボー/ ピルゼン/サリーナ/サイダー |
ビジター | ミエチャン/トシクン/ベティー |
総合評価 | ★★★ |
難易度 | ▲ |
走行距離 | 255km |
地域 | 四国 |
佐田沈下橋にて
日本最後の清流といわれる高知県の四万十川。その源流から河口までを自転車でのんびり下ります。
前座として、高知市内から坂本龍馬像がある桂浜を経て、海の景色が良い横浪黒潮ラインで須崎まで走ります。この横浪黒潮ラインはアップダウンが楽しいコース。
さて四万十川ですが、大きく逆S字を描くようにして流れるその全長は196km。源流点は、山間の岩場からちょろちょろと沸き出すというより、流れ出す感じです。その流れが徐々に大きくなり、せせらぎから小さな川になり、そこにいく筋もの川が流れ込み、さらに大きなゆったりとした流れになってゆきます。
たくさんある沈下橋、十川の500匹の鯉のぼり、下流域の船遊びなど、見どころもたくさんありますが、なんといっても源流点から太平洋に注ぐ河口までを一気に見られるというのが、今回の最高の楽しみです。
スライドショウ(07'04" 音声:BGMのみ)
地図ベース:国土地理院20万分の1ベース 山旅倶楽部提供 (描画:カシミール3D 他)
day | 月日 | コース | 距離 | 評価 | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 05.03(土) 晴れ |
高知市内~桂浜~横浪黒潮ライン~須崎 → 四万十川源流点 |
65km | ★★ | ▲▲ |
2 | 05.04(日) 晴れ |
四万十川源流点~窪川 | 55km | ★★★ | ▲ |
3 | 05.05(月) 雨のち曇り |
窪川~江川崎~西土佐橘 | 85km | ★★★ | ▲ |
4 | 05.06(火) 晴れ |
西土佐橘~中村~四万十川河口 | 50km | ★★ | ▲ |
日の出05:15 日の入り18:50
四万十川全沈下橋一覧表
沈下橋あれこれ
高知市観光協会
津野町観光情報
四万十町観光協会
四万十市観光情報
四万十川で遊ぼー!
カヌー館
高知市内ではりまや橋や高知城といった見どころを巡ったあと、坂本龍馬像がある桂浜までゆっくりポタリング。海岸沿いを西へ向かい、眺めの良い横浪黒潮ラインで須崎まで快走します。横浪黒潮ラインはアップダウンが多く、ちょっと苦しい道です。
不入山の山奥の岩場から、ちょろちょろと沸き出すというよりは流れ出す、四万十川の源流点から、流れに沿って窪川まで。その流れの上には、現在も生活道路として使われている、かわいらしい沈下橋がひっそりと5つ架かっています。
四万十川の中流域を走ります。窪川からいくつもの沈下橋を巡り、十川では天を泳ぐ鯉のぼりの群れを眺めます。江川崎で広見川が、その先で目黒川が合流すると、四万十は大きくその姿を変え、ほとんど流れていないようなゆったりとした川になります。
大きくゆったりとした流れになった四万十川の下流域、江川崎付近から太平洋に注ぐ河口までを走ります。ここには長い沈下橋がいくつも架かり、屋形船が浮かび、これぞ四万十川、という風景があちこちに見られます。国道の対岸はちょっと山道風で楽しめます。
いつか映像で見た四万十川、そこにはちょっと普通の川には感じられない神秘がありました。いつか行ってみたいと思ってはいたものの、なにせアクセスが悪いので具体的な計画をすることなく過ごしていましたが、ジオポタ恒例のゴールデン・ウィーク企画をボーっと考えているうちに、四万十は自転車でなら最高じゃあないかな、って思い付いたのです。
地図を眺めているうちに分かったのは、四万十川って思っていたより総長が短いってことです。そこでちょっとした野望が出てきて、源流から河口まで行けないかな、って考えだしました。大きな川って、川沿いに道が続いていることはほとんどないのですが、なんとこの四万十川には、源流付近から河口までずっと川に沿って連続した道がある! すばらしい!! これらの道は、上流域は舗装された地方道で中下流域は300番台の国道ですから、ある程度整備されているけれど交通量はさほどないはず。しかも上流域にはありがちなアップダウンもほとんどありません。
この発見で、単なる野望だったものが一気に現実味を帯びてきたのです。高低を考えればもちろん源流から下るのがらくちんに決まっています。ところがその源流へのアクセスが問題です。津野町を通るR197には日に数本路線バスが通っていますが、仮にこれを使ったとしても、船戸からのキョーレツな上りにはちょっと耐えられそうにありません。なんせジオポタ・メンバーの多くは初級者なのですから。
ふと佐渡周遊で車をチャーターしたことを思い出して、車移動で考えてみると、前日の移動も含めてスムースに行くことが分かったので、バスをチャーターすることにしました。頭数があるとチャーターでも結構リーズナブルです。
とにかく、こうして四万十川に乗り込みました。小さな川でも源流から河口まで辿り着くというのは大変なことで、大抵の方が経験したことのないことだと思いますが、この日本を代表する清流は、そんなに難しくなくこれが可能で、噂に違わず、どこでもすばらしい姿を見せてくれます。できるだけ国道を行かずにその対岸をのんびり走れば、四万十川がより身近に感じられることでしょう。
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