八王子駅南口
2014年の新春ポタリングは手軽な多摩です。
八王子駅は北口が古くから開発されてきましたが、南口にも立派なビルが建っていて、駅前ロータリーもしっかり整備されていました。
飲屋街を抜ける
駅前から南にまっすぐ延びる道は古くからあるような飲屋街を抜けて行きます。
京王線の線路を渡り湯殿川を越えると、その先にはこんもりした丘があります。
住吉神社の階段
この丘が片倉城跡公園です。
入口にはいくつも池があり、その間からまっすぐな階段が上に延びています。
住吉神社
この階段を上ったところにあるのは住吉神社です。
まずはここで初詣を。
二の丸広場
この住吉神社は片倉城跡公園の一角にあり、裏手に廻ると本丸広場と二の丸広場があります。
雑木林の北に八王子
その周囲は雑木林になっていて、北側には八王子の街が広がっています。
湯殿川
片倉城跡公園から下り、両側が歩行者自転車道のようになっている湯殿川沿いを西へ進みます。
うしろに見えるこんもりした丘が片倉城跡公園。
丹沢山地
先には丹沢山地が横たわっているのが見えています。
しばらくはこの山並みに向かってどんどこ。
湯殿川沿いの歩行者自転車道
湯殿川沿いは右岸左岸共似たような造りの道で、どちらものんびり行くのに最適です。
この道が北野街道に合流したら、その先の町田街道を北上します。
高尾駅近くの南浅川
高尾駅をかすめて進めば、R20の先の橋の袂から南浅川沿いに歩行者自転車道が始まります。
このあたりはカモが川面に浮かんでいていい感じ。
南浅川の歩行者自転車道
南浅川のすぐ横にはR20が走っていますが、一段下がった川沿いの道からそれは見えず、喧噪を感じることなく走れます。
南浅川の歩行者自転車道その2
うしろには高尾山周辺の山並みも。
八王子市役所付近
道がほぼ90°曲がるところにやってきました。ここで南浅川は浅川に合流し、河川敷が広がります。
浅川の歩行者自転車道
川が広くなっていい感じですね~ とウガンがどんどこ。続くはケンちゃん。
サギ
八高線の高架をくぐりR16八王子バイパスに差し掛かるあたりには、サギの群れが。
平山城祉公園駅付近の浅川
道がUターンすると、先ほど走った湯殿川が浅川に合流します。
湯殿川の小さな橋を渡って東進すると、すぐに長沼橋が架かっています。この長沼橋を渡って左岸を行けば車道を走らなくて済むのですが、うっかり直進してしまいました。
平山橋から見る富士山
戻るのも面倒なのでちょっとだけ北野街道を走って、平山城祉公園駅の手前で川沿いに復帰。
次の平山橋からは富士山の眺めが。
高幡不動駅付近の浅川
高幡不動尊が近づくと川が近くなり、気分よく走れます。
高幡不動尊仁王門
高幡不動尊は初詣の人々でとても賑わっていました。
入口に建つ仁王門と、
高幡不動尊不動堂
その奥にある不動堂は国の重要文化財。
高幡不動尊五重塔
お正月らしい華やかな飾り付けと大勢の人出に、初詣の気分が高まります。
さらに奥には五重塔が建ち、土方歳三の像も立っています。ここは土方の菩提寺なのだそうです。
先にふれあい橋
高幡不動尊にお参りを済ませたら浅川の自転車道に復帰し、さらに東進します。
先に吊橋のふれあい橋が見えてきました。
浅川が多摩川に合流する地点
ふれあい橋を越え、その先で多摩モノレールの高架の下をくぐり抜けると道がUターン。ここで浅川は多摩川に合流します。
私たちはここで川を離れ、百草園に向かいます。
百草園への激坂
百草園は高台にあり、その手前の坂はなんと平均斜度11%、最大は20%を超える激坂です。
ここは速、押しの面々。いや~、ここは本当にきついです!
百草園の寿昌梅と松連庵
百草園は特に梅で有名のようです。
松連庵の前には立派な寿昌梅がありますが、まだ梅には少し早いですね。
百草園の梅
と思ったら、園内に一輪だけ咲いていました。
日本水仙
見頃なのは水仙です。これは日本古来の品種のよう。
ロウバイ
ロウバイはぼちぼち咲き始めといったところ。
庭園
松連庵のうしろは日本庭園で、心字池の廻りには松や藤が植えられています。
見晴台から西の山々を見る
さらにその奥には見晴台があり、西には高尾山あたりから丹沢山地が良く見えます。
見晴台から都心を見る
そして東には新宿を始めとする都心の超高層ビル群が。
百草園下の畑の中を行く
百草園から南に下るとそこは畑の中。
周囲はほとんど宅地開発で住宅で埋まっていますが、この一角にはとても東京とは思えない風景が残っています。
大栗川
この畑からさらに下ると大栗川に出ます。この川沿いも歩行者自転車道のようになっていて安心して走れます。
百草園の坂はきつかったけれど、ここは平らでいいですね~、とベネデッタが飛ばす。
大栗川から旧多摩テックへ
しかしその大栗川を離れると、道はちょっと怪しげに。周囲はのどかでいい感じですが、旧多摩テックまでの上りが始まります。
この上りにめげずにガシガシ行くジーナ。
旧多摩テック南の折り返し地点
細道からr155に出ると勾配が増し、ちょっとあへあへ。ようやく旧多摩テックの角の折り返し地点に到着したと思ったら、その先にも上り坂が続いていたのでした。
ん~ん、ここは一休みするしかないでしょう。
坂の上から西の山並みを見る
日はだいぶ傾いてきています。ここであんまりのんびりするわけにはいかないと、重い腰を上げてもう一踏ん張り。
折り返しから先の坂は200mほどでしたが、最後の方はなんとダートでちょっとよたよた。
落ち葉の下り
ここでようやく道は下りに転じます。
しかし砂利道の上に落ち葉がたくさん積もっているので、慎重に下ります。
北に平山の街
旧多摩テックの縁に沿って進んで行くと、北の斜面の下には平山の街が広がっています。
丘陵地の良さはこうした眺めを得られることですね。
平山城祉公園の遊歩道
東京薬科大学の北に出ると、雑木林の中に遊歩道が延びています。ここはすでに平山城祉公園の一部のようです。
人はだれもおらず、自転車進入禁止にもなっていないようなので、この遊歩道を行ってみることにします。
雑木林の中を進む
斜度がきつかったり、落ち葉やどんぐりが落ちていて滑って走れないところもありますが、ここはとても気持ちのいい散策路です。
雑木林の上から行く手を見る
乗ったり押したり引いたりしながらも、なんとか頂上に到着したようです。
ここは逆光の中の木々がとても美しい。
慎重に下る
下りは滑らないように慎重に。
この小径が終わるといったん車道に出ますが、すぐに小径が続き、平山城祉公園のメインゾーンに入ります。
平山城祉公園くぬぎの道
ちょっと行くと小さな東屋があるところに到着。ここに自転車を停めて、いざ園内散策を、と思ったら、みんなもう充分に散策したからここはいい、といいます。
ということでみんなはここで休憩、企て人のサイダーが責任を取って園内を廻りましたとさ。
平山城祉公園から北西を見る
さて、ずいぶん日が落ちてきました。暗くならないうちに最終目的地の長沼公園に行こうということで、やってきた小径を辿り、車道に出ました。
ところが、予定していたここから南に抜ける道はなんと東京薬科大学の構内で、通行禁止とあります。ありゃりゃ。気を取り直して北に進もうとすると、なんとそこにもゲートが。一体ここはどうなっているの! しかしこちらのゲートは穏やかで、やんわりと、通ってもいいですよ、といっている風だったので通らせていただきました。ありがとうございます京王さん。
フットパスで脱出
その先で東に向かうか西に向かうか迷ったのですが、東はやってきた道に戻りそうだったので西に進んだのが運の尽き。そこからは北に向かう道が発見できなかったので、通り抜けできないと書いてある『野猿の尾根道』を進んでみるも、これは表示のとおりでした。
止むなく引き返し東に進むしかないかと思われし時、ウガンが北に下るフットパスを発見。なんとか人里に下りることができたのでした。それにしてもこの公園、本当にどうなっているのかな。。
長沼公園に上る激坂の途中から北を見る
下った人里はもの凄い斜面に家が建つ超絶階段住宅地で、ちょっと唖然。このあたりは宅地開発で住むところがなくなった狸の話の有名なアニメの舞台。公園へのまともなアプローチも作れないほどに山を削り取って、ここまで住宅を作らなければならないほどだったのでしょうか。
さて、気を取り直して長沼公園への坂を上り出します。
長沼公園の階段
超絶階段住宅地とその先の坂はきつかった。ようやく坂を上り終えたと思ったら、そこには最後の試練が。
長沼公園の東のメインアプローチである平山口はこの階段なのです。ここは一気に担ぎ上げるしかありません。
長沼公園到着の図
いや~、ここに来てこんな難所があるとは知りませんでしたよ、と半分引きつった笑顔の面々なのでした。
長沼公園
長沼公園は高低差がかなりある公園で、鬱蒼とした森といっていいところです。
長沼公園から北西を見る
しかしここは野猿の尾根道の続きなので、途中に見晴らしのいいところもあります。
やっと着いた!
2014年新春企画の最終目的地はここ。長沼公園の一角にある鳥料理やさんです。
あ~、やっと辿り着いたよ~~
囲炉裏を囲んで新年会