2018

秋の新河岸川と荒川

開催日 2020年10月18日(日)晴れのち曇り
参加者 ムカエル/マージコ/サイダー
ビジター リッちゃん
総合評価 ★★
難易度
走行距離 75km
地域 首都圏
埼玉県

新河岸川のコスモス畑
新河岸川のコスモス畑

コース紹介

新河岸川と荒川のサイクリングロードを。新河岸川沿いのコスモス、蛇木河岸跡あたりのコスモス畑、静かなびん沼自然公園、荒川の土手、榎本牧場のアイスクリーム、ホンダエアポート、吉見桜堤、北本のおいしいイタリアン、川幅日本一!

動画(06'22" 音声:BGMのみ)

地図:GoogleマップgpxファイルGARMIN ConnectRide With GPS

発着地 累積距離 発着時刻  ルート 備考
柳瀬川駅 START 発08:20 一般道
自転車道
東武東上線
池袋07:30→07:55柳瀬川/320円
志木市役所 2km 着08:30
発08:35
自転車道 いろは樋(野火止用水)の史跡
コスモス街道2km/今年は植え付け中止
うずら橋 5km 着08:55
発08:55
自転車道
一般道
新河岸川と富士見江川の合流点
びん沼
自然公園
12km 着09:35
発10:00
一般道 鄙びた公園
上江橋
かみごうはし
22km 着10:30
発10:30
一般道
自転車道
荒川と入間川の合流点
榎本牧場 30km 着11:10
発11:30
自転車道
一般道
アイスクリーム
ホンダエアポート 35km 着11:50
発12:00
自転車道 自動販売機
北本 47km 着12:45
発14:15
一般道 昼食:★アドマーニ/048-590-5607
北本
水辺プラザ公園
48km 着14:20
発14:00
一般道
自転車道
間近に荒川の流れが見える

川幅日本一 52km 着14:35
発14:35
自転車道 2,537m/御成橋から630m上流
吹上
パークゴルフ場
59km 着15:00
発15:20
自転車道
一般道
今年は荒川水管橋東の500㎡のみ
コスモスまつり中止
吉見町コスモス畑 68km 着15:50
発15:55
一般道 コスモス8.6ha、750万本
コスモスまつり中止
東松山駅 75km 発16:30
東武東上線
やきとりひびき/050-5570-3283
日の入り17:13/コスモスの咲く散歩道

柳瀬川駅柳瀬川駅

秋の長雨とは良く言ったもので、ここのところずっと雨が続いています。昨日は一日中本降りの上、気温は12月並の12〜13°Cだったらしく、私は暖房を入れてしまいました。来週も雨予報が続きますが、この日曜日だけは曇りマーク。ただし朝方まで雨が残りそう。

そんな時のお助けコースは、都心から近くてアクセスが容易な荒川サイクリングロードです。

柳瀬川柳瀬川

時期的に言えばコスモスの季節なので、何年かに一遍訪れる、新河岸川のコスモス街道と吹上の荒川河川敷に作られた広大なコスモス畑を繋ぐルートにしました。もっともこのいずれも今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、予定されていたコスモスまつりは中止になっており、どの程度コスモスがあるのかわかりません。

新河岸川の支流の柳瀬川が流れる柳瀬川駅から川沿いに志木に向かいます。雨は上がったのですが、あちこちの路面にしっかり水溜まりが残っています。

いろは樋の大枡と登り竜いろは樋の大枡と登り竜

志木市役所の前を通るr36に出ました。これを市場坂上方面にちょっと行くと、いろは樋の大枡と登り竜(復元)があります。

いろは樋は江戸時代に川越藩主の松平(伊豆守)信綱によって作られた野火止用水(伊豆殿堀)を、新河岸川を跨ぎ越して宗岡地区に導いた水路橋です。

いろは樋/現地掲示板よりいろは樋/現地掲示板より

長さ220m、幅と深さはそれぞれ42cm、川面からの高さ4.4mという木製の樋です。なんか凄そう!

柳瀬川に架かる栄橋を渡ると、あれれ、志木市役所がない! 志木市役所はどうやら建て替え中らしく、関根伸夫の彫刻『空相』(1972年)だけが残され、あとは更地になっていました。

この志木市役所の東を流れる新河岸川の両岸には遊歩道が設えられており、例年この時期はこれに沿ってコスモスが満開になります。しかし今年はコスモスは植えられないと聞いていたので、こぼれ種から芽が出ていたらラッキーと思っていましたが、市役所側にそれはまったく見当たりませんでした。

いろは樋の代わりに敷設された鉄管いろは樋の代わりに敷設された鉄管

ふと対岸に目をやると、なんとそこにコスモスが咲いています。ここは向こう側を通るべきでしょう。

新河岸川に架かる『いろは橋』を渡るとすぐ、いろは樋の跡(写真)があります。懸け樋だったいろは樋は洪水によりしばしば被害を受けたようで、時代が下るとその修繕のための木材の入手が困難になってくるなどの事情もあり、明治時代にこれは埋設鉄管に置き換えられました。その長さは272mほどだったようです。この時、大枡も木製から煉瓦製に替えられました。

柳瀬川駅柳瀬川駅

その後の新河岸川の改修に伴い、いろは樋も再度の改修を余儀なくされ、全長109mほどの潜管に替えられました。この時は鉄管の足りない分を鉄筋コンクリート管で補ない、コンクリート製マンホールも増設されたようです。

柿の木柿の木

鉄管が置かれた広場の奥の民家の庭先には、黄色からオレンジ色になりつつある柿の実がたわわに生っています。

秋ですね。

コスモス街道コスモス街道

さて、ここからが新河岸川の左岸上流方向に続くコスモス街道です。

コスモス街道を行くコスモス街道を行く

『お〜、咲いてる咲いてる!』 と、このコスモスを見て感動の面々。

ここは市民ボランティアの方々によってコスモスが植えられていたはず。市がコスモスはないと言っていたのは想像ですが、種の配布はしない、ということだったのかもしれません。

とにかくここは、コロナに負けずにしっかりボランティアの方々がコスモスを咲かせてくれたようです。

コスモス街道のコスモス1コスモス街道のコスモス1

咲いているのはピンク色や白といった伝統色です。

コスモス街道のコスモス2コスモス街道のコスモス2

これは濃い赤。

咲いてて良かった〜の面々咲いてて良かった〜の面々

咲いてて良かったね〜 と喜ぶ面々は左から、このあたりは庭だぜのムカエル、ここは裏庭よのリッちゃん、このあたりには時々来るよ〜のマージコ。

ピンク色のコスモス。ピンク色のコスモス。

今日の天気予報は曇りですが、空にはうっすらと青空が見え、お日様もちょっと顔を出しています。

風速は2〜3mとのことだったのですが、ここは川辺だからちょっときつい冷たい北風が吹き付けており、花がゆれゆれでなかなか丁度いいアングルで写真に入ってくれません。

この土手のコスモスは残念ながら150mほどしか続いていませんでした。でもまあ、ここでコスモスを見られたので良しとしましょう。

新河岸川新河岸川

新河岸川を上流に向かい、次の袋橋で右岸に渡ります。

前方に外秩父の山々が見えてきました。空の青みが増してきて、気分は良好。

鶉橋鶉橋

新河岸川の支流の富士見江川に入りすぐのところにある、鶉橋(うずらばし)までやってきました。

例年はこのあたりまでコスモスがずらりと咲き並んでいるのですが、残念ながら今回は最初に観たいろは橋付近のコスモス以外にはそれを見ることはできませんでした。

さらに新河岸川を行くさらに新河岸川を行く

新河岸川に戻ってさらにその上流に向かいます。

蛇木河岸跡付近のコスモス畑蛇木河岸跡付近のコスモス畑

蛇木河岸跡あたりで新河岸川の土手道は通行止め。下の道を行きます。

すると民家の奥にコスモス畑がありました。伝統三色がびっしり。

中央が白いコスモス中央が白いコスモス

これは中央が白で周辺がピンク色。ちょっとだけ変わっている?

秋の空とコスモス秋の空とコスモス

快晴とはいきませんが、やっぱりコスモスには青い空が似合います。

三色スミレの仲間三色スミレの仲間

土手道が行けないのでこの辺をうろうろ。

すると温室がたくさん並んでいて、その中でこんな植物が育てられていました。三色スミレの仲間のようです。

新河岸川を渡って新河岸川を渡って

コスモスとスミレを楽しんだら新河岸川を離れ、びん沼自然公園に向かいます。

びん沼川付近の田んぼびん沼川付近の田んぼ

首都圏を流れる大河である荒川の周辺には当然ながら田んぼがたくさんあります。

ここはすっかり稲刈りを終え、刈り取られた稲の切り株からまた緑色の葉っぱが生えてきています。

田んぼの中を行くリッちゃん田んぼの中を行くリッちゃん

向かい風がきついですが、日差しが強まってきてうっすら汗をかきはじめました。

びん沼自然公園の湿地帯に生える植物びん沼自然公園の湿地帯に生える植物

びん沼自然公園に到着。

この公園はびん沼川の畔にあり、東側は広大な湿地帯になっていて葦がびっしり生えています。鳥の鳴き声があちこちからするのですが、残念ながらその種類がわかるものは私たちの中にはいませんでした。

展望デッキ展望デッキ

ぐねぐねとうねったびん沼川はかつては荒川の本流だったそうですが、しばしば水害を起こしたため大正時代に河川改修が行われ、現在の荒川が作られました。その結果、びん沼川は堰き止められて遊水池となったのですが、堰き止められて瓶のようになった沼ということで、瓶沼の名が付いたそうです。

びん沼自然公園の散策路びん沼自然公園の散策路

ここは『関東の富士見百景』に選出されているようなのですが、湿地帯の横にある展望デッキに上ってもそれは見えませんでした。富士山の方角を考えると、周囲の木々がじゃまをして空気が済んだ日でも見えないんじゃないかと思います。

富士山は残念でしたが、気落ちのいい芝生広場の間を通り抜け、園内を一周しました。

びん沼川びん沼川

びん沼自然公園を出たらびん沼川に沿って進みます。

ほとんど流れがなくなったびん沼川は生け簀状態になり、釣りのメッカとなりました。道端にたくさん車が停まり、大勢が釣り糸を垂らしています。

びん沼川北端部付近びん沼川北端部付近

治水橋の下を潜って進めば、川岸はちょっとした林で覆われるようになります。

ここは竹やぶ。

荒川の土手荒川の土手

この竹やぶの先に高い土手が見えます。荒川に出たのです。

入間川入間川

入間川と荒川の合流点に架かる上江橋までやってきました。ここからは両川の間を行く荒川サイクリングロードに入るつもりにしていたのですが、これは今改修中で入れなかったため、そのまま荒川を渡ってその東岸を遡ることにしました。

ところが東岸の荒川サイクリングロードも工事中で迂回を余儀なくされます。どうもあちこちで土手の工事がされているようですが、これは去年の台風19号の影響でしょうか。

西貝塚環境センター西貝塚環境センター

1kmほど進んでようやく土手に復帰。ただし土手上は工事中で、土手中の道を進んで行きます。

見覚えのある上尾市西貝塚環境センターの煙突が見えてきたところでようやく土手の上の道に上れました。

狭い赤川サイクリングロード狭い赤川サイクリングロード

開平橋から北の荒川サイクリングロードはとても狭く、歩行者がいたり対向車が来るとかなり気を使いますが、それでも一応サイクリングロードに復帰です。

荒川荒川

この自転車道は荒川のすぐ近くを通っているので、時々その川面が見えます。

荒川は下流の放水路では幅が500mほどありますが、このあたりは通常は50mあるかどうかといったところです。

上尾市畔吉のコスモス上尾市畔吉のコスモス

畑の中の狭い荒川サイクリングロードを進んで行くと、咲いていました、コスモス。

その向こうに見えるのは外秩父の山々。いつの間にか大きくなってきました。

榎本牧場の牛榎本牧場の牛

榎本牧場に到着。

牛さんが二頭、柵の中で寝そべっています。小さな女の子が恐る恐るそこに近づいて行きます。怖いかな〜

榎本牧場入口榎本牧場入口

そう言えばここは去年の台風19号で浸水したそうです。その時の荒川の幅はどれくらいだったのでしょう。あれからほぼ一年。今は何事もなかったかのように営業されています。良かった。

アイスクリームを頂く面々アイスクリームを頂く面々

ここに来たらやっぱりアイスクリームを頂かないとね。

濃厚なミルクで作られたここのアイスクリームはやっぱりそこらへんのものとはひと味もふた味も違います。

樋詰橋樋詰橋

榎本牧場のアイスクリームに満足したら、樋詰橋(ひのつめばし)を渡ってホンダエアポートに向かいます。

今朝方までの雨で、荒川はご覧のように濁っていました。

樋詰橋からホンダエアポートへ樋詰橋からホンダエアポートへ

ここに来て空から青い色が退き、白が支配的になってきました。

今日は落下傘の花が見られるかな〜 雲が多いときは飛ばないのかな〜

スカイダイビング用の飛行機スカイダイビング用の飛行機

ホンダエアポートに到着すると、ちょうどスカイダイビング用の飛行機が離陸して行きました。

かつて空を飛び回っていたマージコによれば、この飛行機にはドアはなく、ネットが張られているだけだそうです。横腹を良く観察してみると、確かにドアではなくネットでした。お〜怖〜〜

この飛行機は高度3,000mまで上昇し、それからダイバーが飛び降り落下傘が開くまでは今から10分程度らしいのですが、お腹がぺこぺこなのでこれは待たずに昼飯処に向かうことにしました。

鳥羽井沼付近の荒川サイクリングロード鳥羽井沼付近の荒川サイクリングロード

太郎衛門橋とR468の高架橋をくぐり抜けると、左手に鳥羽井沼が見えてきました。

この沼の畔にはかつて、おじちゃんとおばちゃんでやっているサイクリスト歓迎の茶店があったのですが、それがなくなってからは足を向けることもなくなりました。

広大な田んぼと外秩父の山々広大な田んぼと外秩父の山々

西を見れば広大な田んぼの先に外秩父の山々が見えます。

あの山の向こう側に秩父盆地があります。

吉見桜堤吉見桜堤

市野川を渡り、土手を乗り換えて吉見の桜堤に入ります。

ここは春には桜と菜の花で見事な風景を作り出しますが、この時期はサイクリストは通るものの、いたって静かです。

桜堤から荒川左岸へ桜堤から荒川左岸へ

桜堤を抜けたら再び荒川の左岸の北本にある昼飯処に急ぎます。

北本の民家北本の民家

このあたりには伝統的な佇まいの農家が残っています。前に畑、うしろに巨大な木が生える屋敷林。

この向かいの家の庭先には、もうすぐ口が開いてルビーのような真っ赤な果肉が見えるだろうザクロの実が生っていました。

アドマーニアドマーニ

本日のランチはイタリアンのアドマーニ。

大抵混んでいるのでちょっと待たなければなりませんが、おいしくて雰囲気のいいレストランです。

北本水辺プラザ公園北本水辺プラザ公園

おいしいランチを頂いたら、北本水辺プラザ公園に下ります。

ここは荒川の流れが間近に見られ、芝生の広場があるので家族連れで賑わっています。

北本から吹上へ北本から吹上へ

北本からは荒川に沿って吹上に向かいます。

ここから荒川の流れは次第に自転車道から離れて行くので、しっかりその流れを見ておきます。

御成橋御成橋

長〜い御成橋を潜ります。

この御成橋の東詰付近には『川幅日本一』の標識が立っています。

川幅日本一のところ川幅日本一のところ

日本で一番川幅が広いところは御成橋から北に630mほど行ったところで、その幅は2,537mだそう。ここがそのあたりなのですが、肝心の荒川は見えないときた。(笑)

まあ、ここで言う川幅は通常実際に水が流れているその幅ではなく、所謂土手と土手の間の距離ですから、あまりピンと来ません。たぶん向こう側の土手は遠くに見える連続して木が生えているところあたりかと想像するのですが、どうもはっきりしません。

川幅日本一付近を走る川幅日本一付近を走る

それはともかく、ここに2.5kmの幅の川が出現する可能性はあるということですね。なんだか恐ろしい・・・

川幅日本一を通過してさらに荒川サイクリングロードをどんどこ行きます。

コスモスアリーナ吹上前のコスモス畑あたりコスモスアリーナ吹上前のコスモス畑あたり

巨大なコスモスアリーナ吹上とその先の荒川水管橋が見えてきました。

このコスモスアリーナ吹上の前の河川敷には、例年なら目を見張る広大なコスモス畑が見られるのですが、今年はコロナで種まきを取りやめたと聞きました。去年は台風の影響でこの畑も被害に合っているので、こぼれ種から花を咲かせるものも少ないだろうとは思っていましたが、淡い期待はありました。

荒川水管橋とパークゴルフ場荒川水管橋とパークゴルフ場

しかしその期待は、、、 なにもありません。完全にまったく。恐ろしいほどの荒野状態。

しかしパークゴルフ場の横に小さなコスモス畑が作られると聞いたので、そこに向かってみました。

パークゴルフ場横のコスモスパークゴルフ場横のコスモス

あちこち見回してようやくゴルフ場の横の駐車場の入口にそれを見つけましたが、そこには多くが未成熟であるコスモスの木と、ほんのちょこっとだけ咲いているコスモスがあるきり。

広大なコスモス畑は作らないことにしたけれど、やっぱりちょっとだけでも作ろうか、と考えたのでしょう。種まきの時期が遅かったので、まだ生育が充分ではないのではないかと思いました。ん〜ん、ここはちょっと残念。

大芦橋から見る荒川大芦橋から見る荒川

午後に入ってからは空に青空が戻ることはなく真っ白なままで、ちょっとうすら寒くなってきました。

そろそろ上がり時かなと、ここからは大芦橋を渡り東松山に向かうことにしました。

荒川右岸の荒川サイクリングロード荒川右岸の荒川サイクリングロード

荒川右岸の吉見町にもコスモス畑があったはず。まだ時間はたっぷりあるので、そこがどうなっているか覗いてみることに。

どこだったかこの辺りで富士山が一瞬顔を出してくれました。天気が良ければなかなかの富士山眺望ポイントです。

川幅日本一付近川幅日本一付近

右岸の荒川サイクリングロードをどんどこ行くと、御成橋に続くr27東松山鴻巣線が近づきます。

このあたりが川幅日本一で、先ほど左岸から見た対岸です。ここからは向こう側の土手はまったく見えず、近くに鬱蒼とした木々が見えるだけです。向こう側から見えた連続して木が生えているところはあそこだったようです。

吉見町のコスモス畑吉見町のコスモス畑

吉見町のかつてはコスモス畑だったところにやってきました。ここの情報はほとんどなかったので、今年はコスモス畑は作られないだろうなと思っていました。そして結果はまさにその通りで、荒れ地が広がるばかり。

こぼれ種から生えたのか、それとも誰かが種を播いたのかはわかりませんが、数本のコスモスがその縁に咲いていました。

田んぼの中を行く田んぼの中を行く

両側を低い丘に囲まれた中に築かれた田んぼに入ると、その入口にある沼でとある一家が釣りをしていました。

子供たちが元気よく『こんにちは』と声を掛けてくれたので、釣りの様子を覗かせてもらうと、鯉や鮒がたくさん釣れていました。餌はでっかいミミズ。最近はこうした生き物を嫌う子供も多いと聞きますが、この子らはそういったことはなく、元気いっぱいに楽しんでいるようでした。

東松山駅東松山駅

リッちゃんによればこのお父さんがヤンキーっぽくて良かったって。彼女のイメージではなぜか東松山ってヤンキーがいっぱいいるところらしい。若いヤンキー父ちゃんに会えてラッキーなリッちゃんでした。(笑)

市野川の東岸には懸造りの岩室観音堂吉見百穴があるのですが、今回はもういいよね、ということで東松山駅に直行。東松山駅の造りはかなり立派で、ヤンキーっぽくなくてちょっと残念かな。

さて、今回はほとんどが自転車道でほぼフラットな初級者向きのコースでした。始めから『ない』とわかっていたコスモスを探す旅でもありましたが、ちょこっとだけでもそれが発見できたので良かったです。見事なコスモスは来年に期待しますが、まあ何よりこの雨続きの天気の中、それなりに走りを楽しめたのが一番ですね。


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