自転車NEWS

自転車とまちに関して、気になる記事やシンポジウム等の動きを編集部でセレクト!
あなたも気になる話題を見つけたら、ぜひ教えてください。


「堺は走る 自転車のまちづくり」

(08.9.28毎日新聞)

概要  堺市は、全国の自転車・自転車部品の約4割を製造・出荷する「自転車産業のまち」であり、市は「自転車を活かしたまちづくり」を前面に打ち出し始めた。 今年1月には同市北区新金岡地区が国の「自転車通行環境整備」モデル地区に指定され、併せて今年度、自転車道整備推進室を設置し、安全性の高い自転車走行環境や自転車道ネットワークの形成を図っていくという。 ソフト面でも、「堺自転車まちづくり・市民の会」が自転車地図の作製や「自転車デー」開催などの活動を展開している。

「燃油高騰で販売快走なのに… 自転車、肩身狭し」

(08.9.22朝日新聞)

概要  ガソリン高騰や環境意識の高まりで自転車に「追い風」が吹く。 国内出荷台数は2007年まで9年連続で前年割れだったが、今年1~6月は前年同期比11%増えた(自転車協会調べ)。 燃油高騰を背にした自転車の「快走」は世界的な動きだが、日本はインフラで見ると途上国。 日本国内で自転車が専用に走ることができる道路(自転車専用道路、自転車車道、自転車レーン等)は全国の道路の0.2%だが、オランダでは17%、ドイツは5%、イギリスは4%。 自転車先進地の欧州では、自転車と自動車の共存を目指す「ゾーン30」やパリで2007年夏から導入されたレンタサイクルシステム「ベリブ」などの取り組みも。 

「3人乗り自転車検討/警察庁、子育て母の声受け」

(08.3.4朝日新聞)

概要  警察庁は今春、自転車の正しい乗り方を定めた教則を30年ぶりに改定し、これまで事実上黙認されてきた3人乗りについて禁止行為と明記する予定だが、日本交通管理技術協会が2006年に実施した全国アンケートでは幼稚園や保育園に通う子を持つ保護者の4割が「子ども2人を同乗させる3人乗りを認めるべきだ」と回答。 警察庁は、3人乗りでも安全に運転できる自転車について検討することを決め、自転車業界団体に試作や実証実験について協力を要請した。 

「自転車レーン 軌道に乗るか」

(08.1.28朝日新聞)

概要  自転車と歩行者のトラブルが増える中、車道に自転車専用帯を設ける実験が東京都杉並区のJR阿佐ヶ谷駅北口の都道で始まった。 杉並区では車道の1車線分を対面通行の自転車専用帯としている。 一方、世田谷区でも昨秋から同様の実験に取り組み、こちらは一方通行で専用帯の幅は45cm。 マウンテンバイク利用者らからは「はみだしてしまう」の声も。

「自転車道 造り方指南/警察庁・国交省 事故減狙う」

(07.5.13朝日新聞)

概要  自転車がからむ交通事故が増えていることから、警察庁と国土交通省は自転車の通行ゾーンの整備指針を共同でまとめる方針を固めた。 指針は、自転車の道路上の位置づけをハード面から明確化するため、道路状況により「車線を削って車道左側に自転車レーンを設ける」「自転車通行ゾーンを工作物やカラー舗装で区分する」など、専門家の意見を聞きながら具体的な内容を詰め、都道府県に示す。 

寿命50年、理想の自転車「愛着持ち長く使うってかっこええ」

(06.1.20毎日新聞夕刊)

概要  「50年乗りたいと思う自転車を」と、大阪の若者が理想の自転車作りに乗り出した。 グループ名を「浪速自転車」と名付け、米屋さんや酒屋さんで使われている「運搬車」をモデルに、本物の良さを追求する。 勉強は手探りで始め、大阪市内のメーカー、部品工場、自転車店などを回り、春には大阪市住之江区に工房を構えて本格的に技術を習得する計画。

自転車マップ「自転車で巡る京都新発見の旅」

(05.12.10 air BE-PAL948号)

概要  京都に画期的な自転車マップ登場。 NPO法人「環境市民」が40名以上のボランティアとともにつくりあげた『京都自転車マップ まちなか版』(環境市民編・せせらぎ出版刊・定価1000円)。 自転車で走りやすい道や坂道、危険な交差点の表示、関連スポット(景観、名所、トイレ、温泉・銭湯、カフェ・レストラン等)、おすすめサイクリングコースも掲載されている。 

シンポジウム「自転車活用で元気な地域づくり」

(04.9.27 (財)日本自転車普及協会・(財)自転車産業振興協会主催)

概要  自転車の魅力や効果、そして自転車を活用したまちづくりをテーマとしたシンポジウム。自転車を活かしたまちづくりの流れに関する基調講演(渡辺千賀恵氏)の後、健康やレジャー、まちづくり等の観点からパネルディスカッションが行われた。

*参加してみました  自転車とまちづくりの歴史を概観する基調講演はわかりやすかった。パネルディスカッションでは、同じ自転車という視点を持つ5人のパネラーから多様な考え方の発言があり、自転車とまちづくりという取り組みの面白さや難しさに思い至った。(サリーナ)

「この3品/自転車に乗る」

(04.9.11朝日新聞be)

概要  東急ハンズで人気の自転車グッズの紹介。 自転車通勤の人も増え、自転車に3本のベルトで固定できA4版書類が入るかばん『N-3リアバッグ』(オーストリッチ)、バックミラー付きヘルメット『RVDLXリアビューヘルメット』(リーブ)、LEDライト『スコーピオンCP-SB200』(クロップス)。

*感想  自転車“通勤”をテーマにしたグッズ紹介が朝日新聞に掲載された。これは相当な自転車利用が進んできたことを意味している。日常的に使う人が増えれば、自転車環境整備にも拍車がかかるはず、と期待します。(サリーナ)

「おしゃれ貸し自転車好評 電動やイタリア製/予約も可」

(04.8.3朝日新聞)

概要  東京都文京区で区役所前にレンタサイクルが利用できる「文の京サイクルステーション」開設。坂道の多い区内、電動自転車を多く揃え、ビアンキ、ルイガノなど外国製のおしゃれな自転車も人気を呼んでいる。駐輪場整備、放置禁止区域指定など放置対策の一方で、もっと気軽に自転車を利用してもらおうと区が整備。管理はNPOが受託、また無料の自転車用空気入れや観光コーナーもある。

レンタサイクル 7:00~20:00、1回500円、1ヶ月前から予約可能 03-5802-2900(春日自転車駐車場)

「自転車で京の風楽しんで/NPOがネット地図作り」

(04.5.3毎日新聞)

概要  NPO法人「環境市民」が、京都の市街地を自転車で走る人向けの「デジタル自転車マップ」作成を開始。インターネット上の地図にお気に入りコースや駐輪場情報などを自由に書き込んでもらう方式。

http://www.kankyoshimin.org/bicycle/map/

「観光地振興に 自転車道活用」

(04.2.8朝日新聞)

概要  国土交通省の「サイクルツアー推進事業」。既存の自転車道や観光施設、親水護岸、港湾緑地などを有機的に結び付け、サイクルツアーを普及させ、地域を活性化させようというもの。モデル地区に指定された15地区では、今年度中に地元で協議会を設置、今夏までに「サイクルツアー推進計画」をつくり、自転車道を延伸したり駐輪場・広場等を整備する。

モデル地区:美濃、宍道湖周辺、新川・夏井川、群馬県央、長野県千曲川、横浜都心部、金華山・長良川、泉州、防府、下関、松山、しまなみ海道、中津下毛、加世田、玉城・佐敷

「放置自転車 新税案 期待と静観」

(03.11.26朝日新聞)

概要  駅周辺に広がる放置自転車。豊島区議会で25日、「放置自転車税」の審議が始まったのを機に、都内各地の現状をみた。池袋駅・放置自転車撤去係員/駐輪場整備のきっかけになれば。国立駅・市交通安全係の担当者/豊島区の動向を見守っている。国立の場合は数年後に線路が高架化され、その下に駐輪場をつくる動きもある。すぐに豊島区を追随することはないだろう。武蔵野駅・市交通対策課/駐輪場をつくっても駅の近くになければ利用されない。(豊島区の税構想について)うまくいけば、研究課題になるかもしれない。

「キミの名は 『丸石自転車/アトラス』」

(03.11.15朝日新聞be)

概要  深緑色のフレーム、30キロの荷物を積める頑丈な荷台等々、1930年代にこの名称で売り出された実用自転車は、いまなお小さな商店の運搬作業などで活躍中。しかし個人商店の衰退もあって、国内メーカーの実用車売り上げは10年前の1/3。需要減とともに悩ましいのが部品難。部品メーカーの廃業や海外移転が続き、代替品探しにも苦労を重ねている。

「自転車運転、安全へPR/板橋区が条例施行」

(03.4.17朝日新聞)

概要  「自転車安全利用条例」を4/1に施行した板橋区。条例は、自転車を利用する人が安全に利用できるような知識の普及とマナーの向上に努め、事故を防ぐことを目的とし、区の責務は「点検整備の促進」や「自転車保険の加入推奨」等の施策実施の他、利用者には安全確保のため、点検整備を行うことを求めている。区は4/25までキャンペーンを行い、その後は小学生向けの運転講習会と「自転車運転免許証」の発行、区内の歩道への「走行マナー啓発標識」の設置等を予定。

「グリーンマップ各地に/アイコンで環境情報」

(03.3.27朝日新聞夕刊)

概要  環境にかかわる情報をアイコンで表した地域地図「グリーンマップ」づくりが日本の各地で始まっている。「グリーンマップ」は、ニューヨークの環境デザイナー、ウエンディ・ブラウアーさんの提唱による活動。自転車との相性もよく、千代田区では「東京を自転車で走る会」のマップづくり活動が進行中。

*参加しています 「東京を自転車で走る会」の活動にはサリーナも参加。千代田区のサイクリングマップづくりのため、毎月1回区内を走ってコースを調査しています。自転車が、歩行者と敵対せず、自動車の危険を感じることもなく、楽しく走れる道路のあり方を提案できるといいですね。(サリーナ) 

東京を自転車で走る会 http://greenmap.jp/tokyo/chiyoda/

「表参道ゆっくり移動/自転車タクシー快走」

(02.12.3 朝日新聞)

概要  環境に配慮した「自転車タクシー」。京都市に本拠を置くNPO法人が京都で5月から開始したのに続き、東京の表参道周辺でも10月中旬から営業開始。三輪車の前に運転手が座り、後ろに3人まで乗ることができる。初乗りは1人500mで300円。利用者は1日平均100人、「東京の風景がいつもと違って見える」と好評。

イベント「南会津サイクルトレイン」

(02.09.28~29 主催/南会津サイクルトレイン実行委員会)

概要  自転車をそのまま電車に乗せて、東武鉄道、野岩鉄道、会津鉄道と経由して都心から南会津まで一直線。そんな自転車ツーリングの初めての試みが開催された。現状では大半の鉄道会社が自転車を車輪をはずすなどして袋に入れる「輪行」を原則にしているが、ここでは南会津のNPO法人が中心となり、会津鉄道で積み重ねてきた実績の下、貸し切り車両で初めて実現することとなった。

*参加してみました 以前アムステルダムで、電車のホームで自転車を押している人を見たときは本当にうらやましかった。出発駅の業平橋はそんな光景で、感動しました。時間帯や曜日を限定して、いろいろなところで実現していくといいと思った。南会津でのツーリングは田んぼや自然がいっぱいでとても楽しかった。(サリーナ) 

講演会「グリーンマップ活動の紹介」+都心の自転車めぐり

(02.07.14 主催/グリーンマップ・ジャパン、東京サイクリング・グリーンマップ、東京を自転車で走る会)

概要  グリーンマップとは、世界共通のアイコン(絵文字)を使って環境情報をあらわすマップづくり活動で、ニューヨークのデザイナー、ウエンディ・ブラウアーによって1992年に提唱されたもの。自転車とはとても相性がいいようだ。この日、午前中はウエンディのグリーンマップの活動を紹介する講演や京都の取り組みなどの紹介、そして午後は3コースに分かれ、日曜日の車の少ない都心をのんびりと自転車でめぐった。

「高齢者は箱に引きこもってはいけない。思いやりや調和の心を行動で伝える力があるのだから」

(02.06.24朝日新聞ASAHI JOB WEEKLY)

概要  国際自転車親善家のスタン・ジャクソンさん(88歳)。1913年イギリス生まれ、49年オーストラリア移住。妻を失った悲しみを癒すため、65歳で自転車による世界冒険の旅を始め今も続けている。環境破壊や貧富の差の拡大、人の心が荒れていくのを目にする中、日本の高齢者が持つ「調和」や「思いやり」の文化を行動に移し、世界に発信すべきと述べる。

「京都で『自転車タクシー』営業開始」

(02.5.19朝日新聞)

概要  地球温暖化防止会議が開かれたことのある京都で「自転車タクシー」の営業運転が始まった。古都を走るのは、流線形のドイツ製“巨大三輪車”。地元のNPOが計画し、一時は自転車の2人乗りにあたるとして実現が危ぶまれたが、府の特例措置により、市中心部での運行が認められた。運賃は6歳以上300円、2~5歳200円、2歳未満無料。

講演会「自転車で街をスイスイ走りたい!」

(02.2.2自転車を生かす街づくりの会(仮)主催、小平中央公民館)

概要  「車中心から人優先の街へ、自転車を生かした街づくりを考える」として、ヨーロッパの自転車政策や日本の現状などを紹介。

「自転車が街の主役になった/遠くを見れば-2010年の???」

(02.1.29朝日新聞)

概要  自動車に代わる交通体系としての自転車とLRT。立川商工会議所新世紀委員長の杉山次男さん(64)は、“立川市内から新横田空港まで自転車で、そこから海外旅行”という2010年の夢を描く。アムステルダム市内のような自転車天国を目指して構想を描くが、放置自転車対策で苦しむ立川の街の現実がある。

「五輪通じ環境問題に生きる/トリノ~北京 自転車で走破計画」

(01.12.8朝日新聞)

概要  長野市に住む倉嶋康さん(68)は、長野冬期五輪後、環境への配慮を呼び掛ける長野市長の親書をソルトレークシティへ自転車と帆船で運んだ。その経験をもとに市民団体「NASL地球環境フォーラム」を設立、自転車を使った環境改善運動を開始。「リ・サイクリング運動」と称し、「06年冬期五輪のあるトリノから08年夏季五輪の北京までの約2万kmを、主に自転車で走破して環境メッセージを伝えたい」と計画。

「正体判明 ちょっぴり熱気冷め/ネットのジンジャー現象」

(01.12.7朝日新聞夕刊)

概要  ニューヨークで3日公表された二輪スクーター『セグウェー』。1年前から「なぞの新発明」として大きな関心を集めていた。しかし、発明家自身がテレビで披露した後、米メディアの反応は「みんなが使うようになった時が本当に画期的」(ニューヨーク・タイムズ)と斜に構えるものが多い。

*感想  ネット現象は全く知りませんでした。写真を見ると、電動二輪(自分の両側に二輪)の上に立つ乗り物のような。高齢者向けの『シニアカー』のようなものかと思ったけど、立って乗るのは危険そうだし、何を目指したものか記事からはよくわからない。そもそも段差が多い日本の街ではバリアが多そうだ。(サリーナ)

「幹線道に『自転車専用道』/新設や拡幅時、設置義務づけ/近く政令改正」

(01.4.13朝日新聞)

概要  国土交通省は、全国の幹線道路を新設、拡幅する際に自転車専用道の設置を義務づける方針を固めた。近く道路法に基づく政令(道路構造令)を改正、早ければ今夏から実施予定。車と自転車、歩行者の共生を目指す道路行政の転換となる。同省は、今年度から公共交通機関への自転車持ち込みを進める自治体等への補助も実施。

「自転車と環境/素材見直し地球に配慮/乗りたくなる街づくり:19モデル都市指定」

(01.1.22朝日新聞夕刊)

概要  自転車をもっと環境に配慮した乗り物にと、日本自転車協会が素材に関する環境基準「ハース(Hearth)」を設け、認定車の普及に取り組む。一方、建設省(現国土交通省)は昨年度までの2年間に福島市、東京都練馬区、静岡市など19都市を自転車活用モデル都市に指定しており、自転車道の整備とネットワーク化などの道路整備を後押ししている。

「折畳み自転車/持ち運びが便利」

(00.12.9朝日新聞夕刊)

概要  今年は折畳み自転車が大流行。自転車全体の出荷実績がここ数年、年間700万台弱と停滞する中、折畳み自転車は1~6月の半年で6万4千台と、昨年1年間の5万9千台を超えた。BD-1、ブロンプトン、ヘリオスなどを紹介。

「荒川区は『自転車税』検討」

(00.12.1朝日新聞)

概要  荒川区は放置自転車対策として、区内で販売される自転車に課税する新税導入を検討する方針を明らかに。新税案は、自転車販売価格に税金を上乗せし、販売店から区に納める制度を検討。税収は放置自転車撤去に充てる方向。都内23区の一斉実施も呼びかける。

*感想  確かに放置自転車対策は大変だと思うし自転車マナーの問題は大きいと感じるが、この新税の考え方は納得しにくい。この税は、放置自転車を少なくすることには何の効果ももたらさないだろう。個人的には、自転車税がかりにあったとしても、安全な自転車路や駐輪場整備に使うとか、自転車教育に使うとか、そういう使い方であれば納得できる。しかし、放置自転車撤去のための自転車税では、いかにも自転車悪人説そのものな気がする。“対処療法”ではなく、環境にやさしい自転車への将来ビジョンを持った上での施策を考えてほしい。(サリーナ)

◆続報  「自転車税を断念/荒川区、業界が反対」(00.12.13朝日新聞)

シンポジウム「脱自動車都市/21世紀・都市はどこまで自動車を減らせるか」

(00.7.16早稲田大学まちづくりシンポジウム実行委員会主催)

概要  「いかに自動車への依存から解放された都市の空間構成と都市交通システムへと再構築していくかが、21世紀の都市づくりに課せられた課題」として、世界各国・各都市のさまざまな取り組み事例の紹介と議論。

*参加してみました  日本や世界の取り組み事例紹介を聞いた。LRTやバス交通といった公共交通システムの話が多かったが、自転車も当然話題になっている。ドイツ・フライブルグ市の中心市街地モール化や自転車専用道の整備で、自転車利用者が非常に増加したこと、修理・オーダーショップが街中に出現してきたことや、アメリカ・ボウルダー市で「自転車通勤デー」を設け、その日は自転車通勤者に朝食無料サービスをしていることなどが面白かった。(サリーナ)

「CO2削減へ生活様式見直せ!!/地域報道2000 自転車優先の街づくり」

(00.5.15毎日新聞)

概要  1997年の地球温暖化防止教徒会議をきっかけとして、自転車優先の街づくりの取り組みが始まっている。各省庁でのさまざまなモデル事業や自治体独自の対策が行われている中、「市民200人がモニターとなって自動車からの乗り換え実証実験を行っている」茨城県古河市と、「中古自転車を再生し自由に乗れるようにするなど町おこしに活用している」秋田県二ツ井町の取り組みを紹介。

「オランダ「自転車王国」復活/CO2追放へこぎ出す」

(00.4.22朝日新聞)

概要  自動車による渋滞、排ガス、騒音等の問題が深刻化していたオランダで、1991年「自転車総合計画」が交通構造計画の重要な柱として登場。「自転車の競争力を自動車並みに」を合い言葉に、全国の自治体を巻き込んで112の事業がスタート。自転車専用道路の整備、公共交通機関との接続利便の向上、駐輪場の増設等に加え、自転車通勤への税控除も始まる。この10年の「自動車から自転車へ」作戦が、多くの人に自転車の気持ちよさを思い出させた、と結んでいる。

「ペダル踏んで東京再発見/皇居前の自転車天国25周年」

(00.3.5朝日新聞)

概要  日曜日の皇居前、車を閉め出し自転車のコースとして解放される「パレスサイクリング」がこの4月で25周年。誕生したのは1975年、社会問題となっていた公害の減少を願って警視庁総監が打ち出した。当初年間6~7千人だった利用者数は、ここ数年4万人台を推移。タンデム車をこぐ視覚障害者の姿も。

「折畳み自転車、快走/軽量・高機能、男性に人気」

(00.2.16朝日新聞)

概要  折畳み自転車が静かなブーム。ユニークな車種が相次いで登場し、話題をさらっているとして、トレンクルやトランジット等を紹介。日本自転車協会によれば、99年の折畳み出荷台数は59,300台で、4年前より約24,000台増加とのこと。コラムニスト泉麻人さん「ハイテクまみれの暮らしの中で、わざとローテクなものを採り入れてみたい気分なのでは」。

*感想  「ついに」あるいは「今頃」と言うべきか、折畳み自転車が取り上げられた! 30~50代男性の購入が目立つそうだ。我がクラブの男女比はほぼ半々なのだが。折畳みが街乗り機として紹介されているが、ツーリングにも向いていることを知ってほしい。紹介車が主に国産車なのは仕方ないか?(サリーナ) 

「環境税の配当、温暖化防止と雇用増と/豊かさ探し3」

(99.12.7朝日新聞)

概要  欧州では北欧4カ国とオランダだけが温暖化対策として環境税(エネルギー税)を導入していたが、そこに今年ドイツとイタリアが参加。ドイツでは、税収を年金等の社会保険料引き下げにあて、会社の負担が減り雇用拡大も同時に期待。写真/90年に環境税を導入したオランダの首都・アムステルダムでは、多くの人が環境に配慮して自転車で通勤。

「自転車道で、ゆったり、のんびり風に吹かれてエコツアー。イギリス/専用道の整備着々と」

(99.10.21毎日新聞)

概要  地球温暖化を防ぐため自転車の活用が進む欧州の中で、散歩好きのイギリス人は歩行者道に自転車の乗り入れを拒み、自転車道の整備は遅れていた。しかし最近は、市民団体「サストランズ」を中心に約1万3000kmに及ぶ自転車道の整備事業が、ミレニアムプロジェクトの一つとして注目されている。

「自転車の修理ビジネスを広げ、未来の交通インフラを変えたい」

(99.10.11朝日新聞ASAHI JOB WEEKLY)

概要  自転車出張修理業を営む飯倉清さん。電話で依頼を受け、現地に赴いて修理。無公害な交通機関である自転車を交通インフラとして機能させるため、おざなりになっていた修理分野の環境整備に着手。自分が成功すれば後継者が現れ修理事業も広がり、自転車利用も増えることが真の狙い、と語る。サイクルメンテナンスTEL.090-3499-0217(新宿・渋谷・中野・杉並全域/港・目黒・世田谷の一部)

シンポジウム「自転車が走るまちづくり」

(99.9.27 いたばし・としま自転車の走るまちづくり委員会主催)

概要  板橋区と豊島区を結ぶ自転車道を整備し、まちおこしにもチャレンジしようとする市民グループが主催したシンポジウム。ヨーロッパの自転車のまちの紹介や、板橋区・豊島区の自転車に関係するセクションの担当者等によるパネルディスカッションが行われた。

*参加してみました  まちづくりに自転車の視点を取り入れた新しい動きとして大変期待できるが、初回ということもあってディスカッションにはなっていなかった。自転車道のコース提案が高速道路の下、というのにはちょっとがっかり。自転車乗りの視点をもっと加えてほしい。(サリーナ)

「自転車が主役のエコロジー都市宣言!」

(日経ECO 21 99.9月号)

概要  「自転車のあるまちづくり」を積極的に行っている事例として、瀬戸内しまなみ海道、鹿児島県加世田市、福岡県久留米市、福井県丸岡市等を紹介。自転車道の整備、自転車利用の推進、放置自転車対策、公共交通機関への自転車乗り入れなど。各省庁での取り組みも紹介されている。町のオリジナル自転車を作った福井県丸岡市の事例などはユニーク。

「街にきらり、自転車がゆく」

(99.6.8朝日新聞)

概要  自転車が最近、街なかで注目されている。スタイルが多彩になり、性能・デザインも向上。長距離通勤や都心散策に自転車を使う人も増えた。環境問題や街づくりでも注目され、建設省では都市部での自転車利用を促進するため新たな道路環境整備等を行うモデル都市を指定し、今年度から事業計画策定へ。

「通勤は自転車でGO!(米シアトル)。環境問題・健康志向が追い風、市民運動にも発展」

(98.12.5朝日新聞)

概要  高校生までがマイカー通学する車社会・米国で、自転車が静かなブーム。車より安上がりで体力づくりも。環境問題にも対応しようと自転車道の整備に力を入れる都市が増加。ワシントン州シアトルでは、今後10年間で通勤者の10人に1人が自転車を利用する市民運動を展開中。

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last modified:2008-09-25