これから小径車を購入される方のために、当編集部がセレクトしたおすすめ自転車のコーナー。
しかしすべてに乗車経験があるわけではなく、一部希望的観測を含みます。
採用したスペックはカタログを参照し他モデルとの整合を図りました。コメント、感想等は当編集部によります。
分類
1 ワールド ツーリング
・急がずに世界を旅したい方へ
選択基準:荷物積載量が多く、100km/日以上が可能
2 ツーリング
・日帰り+アルファのツーリングを楽しみたい方へ
選択基準:起動力に優れ、ある程度の荷物積載が可能で100km/日程度が可能
3 街乗り&ポタリング
・ちょっとそこまでお散歩、帰りにお買い物という方へ
選択基準:買い物かごが付けられて、リーズナブルな価格
4 etc.
・ちょっと変わったやつら
フレーム | クロモリ(カイセイ) |
タイヤ | 17x1.25 inch/ETRTO 32-369 |
サスペンション | 前:リーディングリンク/後:ラバーコーンスプリング |
分割・折り畳み方式 | 2分割 |
輸入代理店 | ダイナベクター |
備考 モールトンでもっともベイシックなモデルで、スペースフレーム構造に前後サスペンション付。
モデル名AMのあとの数値はギア数によるもので、年代によるフレームの変更はほとんどない。 フレーム販売が基本でパーツ構成は選択による。フレームは2分割式だがこれは割と簡単で六角レンチ1本で可能。
◆ SMALL WHEEL BIKEの最高の乗り心地が味わえる。荷物積載も充分に考慮されており、同シリーズでの世界ツーリングの実績も厚い。
フレーム | クロモリ(オリジナル) |
タイヤ | 20x1 1/8 inch/ETRTO 406 |
サスペンション | なし |
重量 | 9.5kg〜(参考値) |
分割・折り畳み方式 | 折り畳み(+分解) |
輸入代理店 | CYCLE-TECH IKD |
備考 堅牢なフレームで作られた名前の通りのツーリングバイクで、同社の中でも特に息の長いベストセラーモデル。折り畳みはリア三角縦軸回転型、シートポストも前方に回転させて倒す。前輪は一般的なクイックレリースレバーによる取り外し式、ハンドルは引き抜き型。分解したバイクを入れるハードケースがオプションであるが、これに収容するにはさらに工具で一部分解が必要。バイクで牽引可能なケースもある。セミオーダーでの発注で上記代理店以外にアマンダスポーツ(東京)、イトーサイクル(大阪)でも扱う。
◆ 走りは定評があるところだが、折り畳み+分解であるため、運搬の機動力については一般的な折り畳み自転車より劣る。
フレーム | 7005T6焼き入れアルミニウム |
タイヤ | 18x1.5 inch/ETRTO 40-355 |
ギア | シマノ ネクサーウ゛インテゴ/内装3x外装8=24段変速 |
サスペンション | 前:コイルスプリング/後:イラストマー |
重量 | 11.8kg(カタログ、ペダル除く) |
折り畳み時間 | 15秒 |
折り畳み寸法 | 810x610x370 |
備考 折り畳み自転車のベストセラーとなったBDシリーズの一つで、リアハブに内装ギアを組み込んだ、内装x外装ギアのツーリングモデル。1998年にストレートフレームで世に出、2006年にモノコックフレームとなった。折り畳みはリア三角とフロントフォークを縦軸方向に回転する方式でかなりコンパクトになるが、機構がやや複雑なので慣れが必要。カラーはネイビーブルーの一色のみ。
◆ 独特のデザインと起動力(折り畳みの簡易さ、所要時間、重量、大きさ)が魅力。BD-1よりギアが多く、ツーリングに威力を発揮する。台湾製
◆ 兄弟車BD-1 重量、色の豊富さ、パーツの載せ変えの可能性で選ぶならこちらか。
フレーム | 7005アルミニウム |
タイヤ | 20x1.35 inch |
ギア | SRAM 8段変速 |
サスペンション | なし |
重量 | 11.2kg |
折り畳み時間 | 15秒 |
折り畳み寸法 | 860X660X380 |
価格 | 7.35万円(完成車) |
輸入代理店 | アキボウ |
備考 折り畳みBIKEのラインアップが豊富なDAHONのなかで、20"モデル中走れてコストパフォーマンスに優れた一台。
泥よけ、リアキャリアはオプション。
折り畳みは極めて簡単。メインフレーム部のヒンジを折り、サドルを下げハンドルを畳むだけ。
◆ コストパフォーマンスの高さとプリモの高圧タイヤ装備が魅力。
スチールフレームモデルIMPULSE D7(4.41万円)がある。台湾製
◆ 重量で選ぶなら MU SL(14.7万円)がある。
フレーム | クロモリ |
タイヤ | 16x1 3/8 inch |
ギア | 英国製 内装3段変速 |
サスペンション | 後 |
重量 | 11.8kg |
折り畳み時間 | 15秒 |
折り畳み寸法 | 600x580x300 |
価格 | 6.7万円(完成車) |
輸入代理店 | ミズタニ自転車 |
備考 ハブ内装の3段ギアだが、見た目からは想像できないほど良く走り、簡単に折り畳んでコロコロして移動できる。折り畳んだのちの寸法は世界最小級で、完全に自立し、フレーム同士を干渉させず、かつバラバラにならない為のロック機構もある。彎曲した優雅なフレーム形状が持ち運びに便利。 折り畳み自転車の一つの究極といえる。
◆ 大きなフロントバッグを付ければ最高の買い物車にもなる。 内装3段x外装2段の6速モデルもある。
フレーム | チタン |
タイヤ | 14×1.50 inch/ETRTO 40-254 |
ギア | 変速なし |
サスペンション | なし |
重量 | 6.5kg |
折り畳み時間 | 15秒 |
折り畳み寸法 | 630x540x310 |
価格 | 17.6万円(完成車) |
メーカー | パナソニックサイクルテック |
備考 JR東日本の開発コンセプト 1.コインロッカーに入る 2.女性にも持ち運べる重量 3.10万円以下 により設計されたモデルのひとつ。重量と折り畳み寸法は世界最軽量・最小級。折り畳みはDAHON同様のフレームセンターバキッとタイプで簡単で、非常にコンパクトになり自立する。
◆ 最大の魅力は重量。10kg台の多い小径車のなかで6.5kgは極めて軽量。輪行も苦にならない重さは評価できる。反面、構造上不安定なポジションとなり安定性に欠ける。ホイルベースが短く、変速ギアもないなどツーリングには向かない。電車での輪行を前提とした開発のようだが、その前提で言うならツーリングモデルとすべきだったと思う。『散歩以上、サイクリング未満』 極めて限定した使い方をする方にだけおすすめ。フロントフォークがスチールのモデル(7.5kg 10.3万円)もある。
フレーム | アルミ |
タイヤ | 16x1.50 inch/ETRTO 40-305 |
ギア | 変速なし |
サスペンション | なし |
ブレーキ | 機械式ディスク |
重量 | 10kg |
折り畳み時間 | 15秒 |
折り畳み寸法 | 1130x720x360 |
価格 | 6万円程度(完成車) |
輸入代理店 | 雙龍ジャパン |
備考 ひょうきんでユニークなデザインが最大の特徴。 折り畳みの簡単さでは世界でトップクラス。ベルトドライブ、方持ちハブ、ディスクブレーキと、開発当時としては先鋭的なパーツが採用されている。
◆ これくらい自転車らしくない自転車は他にないのでは?と思わせる出色のデザイン。組み立てた姿は勿論、折り畳んだ時もとてもユニークで、絶対に?自転車に見えない。姿から想像できるように、がんがん走るのは当然無理だが、意外と走る。トレンクルが『散歩以上、サイクリング未満』なら、こちらは『散歩程度』か! それでも許せるかわいらしさがいい。