先に現地入りするミワプッチとヴェネーノは、ジョイフルトレイン『きらきらうえつ』に新潟から乗り込む。
『きらきらうえつ』は座席指定料の追加だけで乗れるのでオススメ。東北のジョイフルトレインは、他にも『きらきらみちのく』『うみねこ号』『ぐるっとさんりくトレイン号 』『リゾートしらかみ』があります。次の企画はどの列車?
今日の行き先は決まっていない。車内でガイドブックを眺め、羽黒山の出羽三山神社に行くことに。2号車のラウンジカーでは派手に宴会が行われていた。
鶴岡駅で降りた2人。まずは観光案内所で場所を聞いた駅前のお土産店でだだちゃ豆アイスを食べ、郵便局近くの「山王庵」にて『麦きり』を昼食に食べる。『麦きり』とはコシの強い冷やしざるうどん。『はっこいラーメン』もかなり気になったけど次回に。
羽黒山へ向かうと、冷夏のためまだ収穫が行われていない稲穂の向こうに、鳥海山が見えた。
途中、サイクリングロードを発見。これがとぎれとぎれでしかも整備状況がまちまちだったので、まともに使えず。。
走っているうちに、目の前に見えてきた月山公園道路の稜線沿いに走ってみたいね!と気が変わるも、結局途中までの道が工事中らしいので諦めた。
予定のない旅では臨機応変が大事。
参道の入り口である随神門に自転車を置いて、杉並木を眺めながら出羽三山神社へ。観光客の皆さんは、上から降りているみたいだけど、我々は2446段あるという石段にチャレンジ!
垂直にさえ見える階段が現れると、「うそだ!」思わず笑いが出てしまう。それでもどうにか上りきった。
ヴェネーノのSPDシューズがすべるということで、帰りは一般道を歩いていこうと看板にあった道を目指し、てくてく歩く。
すると、神社の関係者の方のマイクロバスが通りかかり、『歩いていくと2時間かかるぞ!』と下まで乗せてもらえた。2時間歩いてたら夜になってしまうところだった。おそるべし略図の看板。
帰りの電車の時間を調べ、どうにか酒田での宴会に間に合うかな?と鶴岡駅へダッシュするミワプッチとヴェネーノ。
急ぎながらも、素晴らしい夕焼けショーについペダルを止めて写真撮影。空が広い。
結局途中でどう考えても電車には間に合わないということが判明。自走・バス輪行を検討するも、結局次の電車を待つことに。
大遅刻の末、酒田のホテルで待機中のサリーナとサイダーに合流し、魚割烹「魚一」へGO! 海の幸をたらふく食べた。
感想 by ヴェネーノ
ミワプッチが一年間暖めていた企画だけあって素晴らしかったです。厳密な計画に沿ったポタリングではなく、臨機応変にその場その場で判断していったのですが、ミワプッチが一年暖めたのは伊達じゃない。頭に詰まった酒田・鶴岡情報を引き出しては、見事に私たちを楽しませてくれました。
滞在型ポタリング企画というのも、荷物もないし時間的にも心配が少なく、良かったです。毎日、お昼寝タイムがあるくらいのんびりできました。
もちろん、ちょっとしたアクシデントがあったりもしましたが、そのたび地元の人が手を差し伸べてくれ、東北の人の優しさを大いに感じました。
最終日の鳥海山アタックは晴天の中、標高があがるほど見えてくる空を映した青い海と海岸線に励まされながら、延々と続く 10% の坂を上りました。海と山と海岸線を楽しめるコースは素晴らしかったです。上って楽しい峠 Best 1 だと思います。
ぜひまた行きたくなるような、そんなポタリングでした。