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観梅・東京西部の公園巡り

開催日 2016年03月05日(土)曇り 暖か
参加者 マサキン/コンタ/マージコ/シロスキー/サイダー
ビジター ミルミル/デニちゃん/シンちゃん
総合評価 ★★
難易度
走行距離 57km
地域 首都圏

代々木公園の紅梅
代々木公園の紅梅

コース紹介

観梅ポタリング。梅の名所として知られる百草園、府中市郷土の森、羽根木公園などを巡り、武蔵野の森公園からは調布飛行場から飛び立つ小型機を間近に眺め、深大寺で蕎麦を食します。武者小路実篤と徳冨蘆花の旧邸巡りも。

動画(05'27" 音声:BGMのみ)

Googleマップでルートを表示ルートデータ(gpxファイル)
総合データ(GARMIN Connect:ルート、高度、速度など)

発着地 累積距離 発着時刻  ルート 備考
豊田駅 START 発08:55 一般道
浅川自転車道
JR中央線:お茶の水07:23→08:07豊田 720円
京王百草園 7km 着09:25
発10:00
一般道
自転車道
300円、09:00-、梅、水仙、椿、福寿草、マンサク
直前に激坂400m平均11%、最大20%超
府中市郷土の森 15km 着10:45
発11:05
多摩川自転車道
一般道
梅、福寿草、マンサク、シモバシラ
武蔵野の森公園 25km 着11:40
発11:55
野川自転車道
一般道
調布飛行場 11:40神津島行
神代植物公園
深大寺
29km 着12:10
発13:35
緑道など 500円、梅、福寿草、ツバキ、マンサク、クリスマスローズ
昼食:深大寺そば/玉乃屋
実篤公園 33km 着13:55
発14:00
一般道 200円、梅
旧武者小路実篤邸
祖師谷公園 35km 着14:10
発14:10
一般道 仙川、ろう梅
蘆花恒春園 37km 着14:20
発14:50
一般道 旧徳冨蘆花邸
羽根木公園 43km 着15:20
発15:45
一般道 梅で有名
代々木公園 48km
50km
着16:15
発16:50
一般道 梅、河津桜
飯田橋駅 57km 着17:30 JR総武線など
味仙楼
日の入り17:41 

豊田駅南口豊田駅南口

時期的に少し遅くなってしまいましたが、観梅を。東京都内の西部地域にある公園を巡りつつ、梅を繋いで行きます。

残念ながらお天気は曇りですが、とても暖かで、日中の気温は20°Cくらいまで上がるとか。

浅川自転車道浅川自転車道

集合場所のJR中央線豊田駅を出て東へ向かうとすぐ、浅川の流れです。

この川の土手には浅川自転車道があり、本日の紅一点のミルミルを先頭に快適に進んで行きます。

ふれあい橋ふれあい橋

川崎街道の高幡橋をくぐり抜けると、歩道橋の吊り橋ふれあい橋が見えてきます。

さらにその先で多摩モノレールが高架橋を走っているのを眺めつつ進めば、

百草園のある丘百草園のある丘

右手に小高い丘が見えてきます。

本日の最初の目的地である百草園(もぐさえん)はあの丘の上にあります。

百草園への上り百草園への上り

浅川と多摩川の合流点から、京王線の百草園駅の横を通り、丘の上の百草園に向かいます。r41川崎街道を越えると上りが始まります。百草園の手前には激坂があると脅かされていたのですが、

『こんな坂なら上って行けそうだね』 と、ビジターのシンちゃん。

いくつか並んだマンションの前を通り過ぎ、90°のコーナーに差し掛かると、道の勾配はグンとアップ。

超激坂突入超激坂突入

『そのうち何人たりとも乗っていられなくなるから、どうぞご安心を。』 と、意味不明のことを言うはサイダー。

その言葉の後、もう一度90°曲がると、そこは激坂。いいや、これは超激坂と言うべきでしょう。サイダーの言葉に頷きつつ、

『ここはとても無理ですね。』 と、シンガポールからやってきたビジターのデニちゃんも自転車を降り、ヨタヨタと押し始める。

百草園百草園

予言のとおり、何人たりとも乗車していられず、全員押しに。この坂、押してもきついのでした。

あへあへしながら押し上げ、なんとか百草園に到着。

梅は残っているかちょっと心配でしたが、下から見上げると、園内にはまだ白梅も紅梅も咲いていました。

白梅白梅

梅は花期が長いのがいいですね。

今年最初の梅を見たのは12月でしたから、二ヶ月以上も楽しむことができるということです。

椿椿

百草園は四季折々の草花が楽しめるところとして有名で、この時期は、こんな椿や、

日本水仙日本水仙

可憐な日本水仙も。

正面階段から梅を見下ろす正面階段から梅を見下ろす

梅は遅咲きのものがちょうど満開。

松連庵松連庵

正門から続く階段を上り切ると、そこには大きな寿昌梅があり、その奥に茅葺きの松連庵が建っています。

福寿草福寿草

寿昌梅はもうおしまいでしたが、その足元には見事な福寿草がたくさん咲いています。

マンサクマンサク

そして松連庵の横にはマンサクも。

この花の花弁は極めて細く、ちょっとちじれたようになっています。これは花が終わった状態かと思いましたが実はそうではなく、これが満開の状態だそうです。この花の色は黄色ですが他に赤いものもあるとか。

満開の梅満開の梅

松連庵の裏手には心字池があり、その周りにも梅がたくさん。

ピンクの梅ピンクの梅

これはピンク。

どなた?どなた?

あなた、どなた?

これは心字池の真ん中にある子育地蔵尊の屋根一面を覆っている植物。苔の一種でしょうか。

松連庵のつるし雛松連庵のつるし雛

三月といえば雛まつり。つるし雛というのをご存知でしょうか。

雛まつりといえば雛人形ですが、それは今でも高価なものです。江戸時代の庶民にはとても手が出るものではなかったそうです。しかし子を思う気持ちは庶民であろうと、みんないっしょ。

三檪庵の雛飾り三檪庵の雛飾り

それで人々は小さな人形を手作りし、持ち寄って吊るしたのがつるし雛のはじまりだそうです。

この飾りは、子供が衣食住に困らないようにとの思いを込めて作られるもので、モチーフの対象は広範囲で、動物や野菜、花、遊び道具など様々です。

しだれしだれ

三檪庵の先にはピンクのしだれ梅も咲いています。

見晴台より見晴台より

心字池の周りを巡ったあとは、その奥にある高台に上ってみます。

この高台のてっぺんには見晴台があり、晴れた日にはスカイツリーも見えるのですが、この日は残念。しかしその分、下の松連庵と満開の梅に視線が集中し、これはこれでなかなかいい景色です。

百草園からの下り百草園からの下り

たっぷり百草園を楽しんだら、大栗川(おおぐりがわ)に下ります。

丘の上にある百草園まではもの凄い上りでしたが、この下りもかなり急で、しかも極めて細い道を行くので、慎重に。

大栗川大栗川

大栗川は八王子市鑓水に源を発し、多摩ニュータウンを抜けて多摩川に流れ込む、15kmほどの短い川です。

この川の両側の道は車の通りが少なく、また河口付近は自転車道になっていて快適。

大栗川と多摩川の合流点大栗川と多摩川の合流点

多摩川との合流点までやってきました。ここは空が広くて気持ちいい。しばしここで休憩していると、デニちゃんがマサキンのブロンプトンのコロコロがないのに気付く。

『あ〜れまぁ、しょうがないから帰りに自転車屋さんで直してもらうことにしましょう。それにしても金喰い虫だな〜』 と、ここのところ愛車の出費に悩むマサキンでした。

多摩川合流点から折り返す多摩川合流点から折り返す

対岸にはこれから向かう調布の「郷土の森」が見えています。対岸に渡るにはちょっと戻って関戸橋を渡るしかありません。ということでここで折り返し、今度は多摩川沿いを行きます。

ガッツポーズのデニちゃん、ミルミル、シンちゃんと続いて関戸橋へと向かいます。

郷土の森公園郷土の森公園

関戸橋は橋の下をアンダーパスすれば上流側の自転車道から歩道側へアプローチできたのですが、しばらく多摩川沿いを走っていなかったサイダーはこれを失念、r18を行って来いしてしまうのでした。いや、みなさんゴメン。

なんとか関戸橋を渡り、多摩川自転車道で「郷土の森」に到着です。かつてここは自転車の乗り込みでき、無料だったのですが、今は自転車は進入禁止、入園も有料のようです。この時は梅の季節だから、特別だったのでしょうか。ということでここは、博物館側ではないその横の無料ゾーンをちょこっとだけ散策。無料な分、梅もちょこっとしかありませんでした。

多摩川自転車道多摩川自転車道

サイダーの言うかつてとは、10年くらい前でしょうか... で、その頃から比べると多摩川自転車道もびっくりするくらい人が多くなっている。

サイクリストはもちろん、ジョガーや散策の人もたくさんで、ちょっと怖いくらい。

多摩川自転車道の下流を見る多摩川自転車道の下流を見る

このあたりにはサイクリングやジョギングに適当なところが少ないから致し方ないところもあるのでしょうが、それにしてもここは超過密状態です。

あっ、写真はなるべく人がいない安全なところで撮影していますから、そんなに過密には見えないかもしれませんが。まあ、ああだこうだありますが、やっぱりこうした大きな川は空が広くて気持ちいいですね。こうした所を走りたくなる気持ちはよく分かります。

味の素サッカースタジアム横味の素サッカースタジアム横

「郷土の森」から向かうは、調布飛行場の北にある「武蔵野の森公園」。郷土の森の出発予定時刻を大幅に遅れた私たちの先頭を引くサイダーは、多摩川自転車道を飛ばす飛ばす。

稲城大橋の先で多摩川自転車道を離れ、住宅地をうねうねと進みます。その先に味の素サッカースタジアムが見えてきました。

武蔵野の森公園プロムナード武蔵野の森公園プロムナード

このスタジアムを廻るようにして進み、武蔵野の森公園のプロムナードに進入。

進行右手に見えるのは調布飛行場です。プロムナード横に建てられた時計の針は11:39を示しています。

展望の丘展望の丘

飛行場を横目に見ながら、その北にある武蔵野の森公園の「展望の丘」に到着。時は11:40。サイダーによればちょうど11:40発の神津島行きの飛行機があるんだそうな。

『なんとか間に合った〜』

神津島行きの飛行機神津島行きの飛行機

数分待つと、小さな旅客機が誘導路を向こうからこちらに向かってきました。飛行機の出発時刻は、飛行機が滑走路に向かい出す時刻なので、この便は定刻に出発したようです。

平行誘導路から90°向きを変え、取り付け誘導路へ入ろうとする飛行機です。このあとこの機は、軽快な音とともに滑走路から無事飛び立って行きました。

オオイヌノフグリオオイヌノフグリ

郷土の森からちょっと飛ばしてここまでやってきた私たちは、神津島行きの便の離陸を見守った後、展望の丘でしばしまったりひなたぼっこ。

この小さな小さな丘には青い小さな花が。これはオオイヌノフグリでしょうか。

武蔵野の森公園を廻る武蔵野の森公園を廻る

この時の気温は20°Cを超えていて、ひなたぼっこというより日焼けサロンにいるような状態になてきました。そこでそそくさと展望の丘を下りて、武蔵野の森公園を廻り始めます。

掩体壕掩体壕

走り出すとすぐ、掩体壕(えんたいごう)大沢1号なるものが現れます。

ここ調布飛行場は、元は帝国陸軍の帝都防空部隊の基地でした。そんなわけでこの周辺には、飛行機を格納し、敵の爆撃から守るための掩体壕が60ほど造られたようです。その中で残る一つがこれで、正面には飛燕という飛行機の姿が描かれ、この横にそれが格納されている模型が展示されています。

野川沿い野川沿い

武蔵野の森公園のすぐ東には野川が流れています。

この川縁の細い道は自転車道になっていて、川でバードウォッチングする人々を横目にのんびり行きます。

深大寺門へのアプローチ深大寺門へのアプローチ

武蔵野の森公園の次に向かうは深大寺。野川を離れ東へ向かうと、すぐにそれらしい森が現れます。

深大寺の参道は、現在はかなり賑やかになっているので、そのうしろに広がる神代植物公園の深大寺門にアプローチ。神代植物公園はかつては深大寺の寺領だったところで、現在は植物公園の名のとおり、様々な植物が見られる公園になっています。

深大寺山門深大寺山門

時はちょうど12時とお昼時。深大寺といえば深大寺そばが有名なので、私たちも深大寺門の近くのそば屋で昼食に。

そして深大寺にお参りです。深大寺はダルマ市が有名だそうですが、それ以外にもこの寺を有名にするものがあるのでしょうか。とにかくここの参道には、周辺のひっそりとした空間には似合わないくらい大勢の人がいます。

緑道緑道

神代植物公園にはもちろん梅園もあるのですが、入園料が500円もするのでここは結局パス。深大寺の境内の梅でいいことにしました。

深大寺からはどこをどう通ったのか、とにかく緑道らしい道をどんどこ行きます。

実篤公園の竹林と池実篤公園の竹林と池

そして着いたのは実篤公園です。

ここは武者小路実篤が1955年(昭和30年)から亡くなるまで、つまり、晩年の70歳から90歳までの20年間を過ごしたところだそうです。

実篤旧邸実篤旧邸

現在ここは細い道路を挟んで二手に別れ、一方には竹林と池があり、もう一方には実篤の旧邸が建っています。

この旧邸はかなりモダンな造りです。実篤は子供の頃から水のあるところに住みたいと願っていたそうで、野川と仙川に挟まれたここはぴったりだったのかもしれません。周辺は現在は住宅地になっていますが、当時はここのような緑豊かな土地であったことは間違いないでしょう。

祖師谷公園祖師谷公園

実篤公園から東へ向かうと仙川の流れに突き当たります。

ここは祖師谷公園で、その中に整備された遊歩道をゆっくり進んで行きます。

千歳台の住宅地千歳台の住宅地

祖師谷公園からは世田谷区千歳台の住宅地の中をとことこ行きます。かつて世田谷は比較的良好な住宅地が多いことで知られていました。

ゆとりある敷地に低層の建物、適度な広さの道が良好な住宅地の条件ですが、土地は相続で分割され、どんどん小型化していき、そのため道路際まで建物が建つようになってきて、どこもかしこもミニ開発の住宅地のようなところばかりになってしまいました。

そんな中で緑が残っているところといえば、公園と社寺くらいしかありません。

蘆花恒春園蘆花恒春園

世田谷区にはいい公園がいくつもありますが、蘆花恒春園(ろかこうしゅんえん)もその一つでしょう。

ここは一般的には芦花公園と呼ばれており、徳冨蘆花が1907年(明治40年)から亡くなるまでの20年間を過ごしたところです。恒春園は蘆花がここに引っ越した時に名付けたものだそうです。

徳富蘆花旧宅徳富蘆花旧宅

こちらが盧花の旧宅で、茅葺きです。

先の武者小路実篤邸がかなりモダンなものだったのに対し、これは晴耕雨読を旨とした盧花らしいものといえるかもしれません。もっとも実篤は明治18年生まれで昭和51年まで生きたのに対し、盧花は明治元年生まれで昭和2年に亡くなったことを考えると、この差もなるほどと思えるところもあります。

極細の緑道極細の緑道

蘆花恒春園でマサキンとコンタが自転車屋に向かうべく離脱。残るメンバーは羽根木公園へと向かいます。

本日のルートの大半は街中を行くものなので、特別面白いものでもないのですが、街中特有の面白さというのはあるかもしれません。それは極細の緑道だったり、

団地内の遊歩道団地内の遊歩道

団地内の遊歩道だったりです。

このあたりの住宅地の道路はどれも細く、大した交通量はないのですが、こうした裏道は人通りさえほとんどなく、のんびり行くには打ってつけなのです。

羽根木公園羽根木公園

世田谷を代表するもう一つの公園、羽根木公園に到着。ここは梅で有名なだけあり、今日は結構な人出です。

ここの梅もかろうじて最後の花びらをいっぱいに開かせてくれていました。

羽根木公園の白梅羽根木公園の白梅

この花はなかなか気品がありますね。

時は三時半。昼頃には青空も見えたけれど、ここに来て空は厚い雲に覆われてしまいました。なんだかすっかり夕方の感じです。

代沢の商店街代沢の商店街

羽根木公園からは本日最後の公園となる代々木公園に向かいます。

下北沢から代沢あたりの商店街を抜け、

井の頭線井の頭線

あれ〜、いつの間にこんな色になったの、という井の頭線の横を下り、東大の中を行こうとしたら、なにやらイベントがあるらしくて、大勢の着物姿の方々が行く手を塞いでいます。

ということでここは構内を抜けるのはやめて、外周路から代々木公園の交番前に抜けました。

井の頭通り井の頭通り

交番前の交差点からはごく当たり前に井の頭通りをちょっと北上し、

代々木公園代々木公園

代々木公園の西門から園内に入ります。

この公園は広大なので、このあたりに詳しいデニちゃんに梅が咲いている所を聞けば、

『はい、案内します。』 とのこと。いや〜、この中でうろうろしなくてよかった。

咲き競う白梅と紅梅咲き競う白梅と紅梅

で、デニちゃんが案内してくれたのがここ。

なんと白梅も紅梅も満開です。ここが本日一番の出来映えでした。

紅梅紅梅

特にこれまで紅梅は終わっているところが多かったので、この見事な咲きっぷりに感激の一同です。さらに河津桜が咲いているところを案内してもらい、一足早い『花見』も。

今日の梅は全体としては終わりかけのところが多かったのですが、最後に盛期の白梅と紅梅がいっぺんに見られて、満足な一日になりました。

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uploaded:2016-03-08