07.30(木)曇 走行距離12km
発着地 | 発着時刻 | 備考 |
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宿 | 発08:15 | Erottajanpuisto |
ヘルシンキ中央駅 | 着08:40 | Baker'sのサンドイッチ15x3=45FIM キヨスクのオレンジジュース0.8L=10FIM |
カウッパトリ(マーケット広場) | 行く途中転ける。 | |
ヘルシンキ中央駅 | 発09:58 | |
セイナヨキ駅 | 着13:30 | ハーパマキ行き/62FIM |
宿 | 着14:00 発15:00 |
学生寮らしい |
都市センター周辺 | 劇場、図書館、市庁舎、教会 | |
アールト博物館 | 着17:00 | |
マーケット広場 | 着18:00 | 夕食:中華レストラン/肉団子チリソース |
宿 | 着19:30 | 泊:Marttilan Kotteeri/340FIM |
スウェーデンのストックホルムから豪華客船で一晩を過ごし、朝8時半にヘルシンキの港に到着です。ナオボーはデッキから、サイダーとサリーナは車といっしょに自転車で上陸しました。ヘルシンキはパラパラと小雨でした。
この港もストックホルム同様にかなり大きく、しかも歩行者の動線ではなく車の動線で動くと、なにかスケール感が違い、少々戸惑います。ナオボーと一旦合流した後、サイダーとサリーナは自転車で宿に向かいました。
宿に荷を解いた後、まず向かったのはヘルシンキで一番有名ともいえる教会です。それは古いゴシックなどのそれとはまったく違う現代的な建築、テンペリアウキオ教会(1969)です。
この建物の特徴は自然の岩盤をくりぬいて造られていることで、当初は内壁は仕上が施される予定でしたが、音響学者や音楽関係者らの意見が取り入れられ、ごつごつとした岩のままとなっています。大きなガラスから入る光が美しく、音響的にも優れたものだそうで、多くのコンサートが開かれるそうです。
このあとフィンランドの建築家でもっとも有名なアルヴァ・アールト(1898 -1976)展覧会を見てから、中央駅(1919)にやってきました。こちらはエリエル・サーリネン(1873 - 1950)の作でアール・ヌーヴォー、ナショナル・ロマンティシズム。赤い国産の御影石の外壁に高い時計塔を持ちます。
ナオボーはここで帰国、バスで空港へと向かいました。サイダーとサリーナは駅でセイナヨキまでの切符を購入。
一夜明けた30日、この日はヘルシンキからセイナヨキまで列車で移動です。8時半過ぎに駅に着くものの便は10時までなかったのでカウッパトリへ行くことにしました。
元老院広場を過ぎ、アスファルトの道が交差点から石畳になったところでサイダーがコケました。昨日の雨で路面が濡れているところに路面電車のレールがあり、うっかりそのレールに乗ってしまったのです。激しく上半身を石畳に叩き付けられたサイダーはうめき声を上げています。そこへ路面電車(写真は別のところ)がやってきてチンチンとベルを鳴らす。ヤバー
なんとか起き上がったサイダーはよろよろと路肩へ寄ります。その脇を路面電車の運転手が『気をつけて行けよ~』という身振りをして過ぎて行きました。
なんとかカウッパトリに着いて、港に浮かぶシリヤラインを眺めながらベンチで朝食。この広場は朝から大勢の人々で賑わっていてとても楽しい。
ヘルシンキの海岸沿いにはたくさん小島があり、とても複雑な地形をしています。シリヤラインが浮かび、賑わうカウッパトリがあるのは南港ですが、そのすぐ近くにある北港を覗いてみました。
こちらにはヨットがたくさん並んだマリーナがあり、大型の帆船が数隻浮かんでいます。
駅に戻るとセイナヨキ行きの列車がプラットフォームに入っています。この数年後にプラットフォーム上にはサーリネンの当初計画にあったガラス屋根が、デザインは変えられたものの架けられましたが、この時は露天でした。
いよいよここからフィンランドのサイクリングのメインイベントが始まります。09:58、私たちと自転車を乗せた列車は中央駅を出発。サイクリングの様子は次ページからどうぞ。
08.07(金)晴 走行距離22km
発着地 | 発着時刻 | 備考 |
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Erottajanpuisto | 発09:30 | Erottajanpuisto 宿探しに |
Hotel Finn | 発10:00 | iへ。アールト邸の場所を聞く |
国民年金協会 | 着10:45 | 図書室が良い |
フィンランディア・タロ | 着11:40 発12:30 |
11:30からの見学ツアーに参加 |
アカデミア書店 | 着14:30 発15:15 |
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エスプラナディ公園 | 昼食:Happy Days | |
アールト邸 | 着14:00 | 入場料40FIM |
オリンピックスタジアム | 着16:00 | 明快できれい |
宿 | 泊:Hotel Finn/400FIM | |
1FIM (フィンランド・マルッカ) = 28円 |
08.08(土)晴 走行距離28km
発着地 | 発着時刻 | 備考 |
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宿 | 発 | Hotel Finn |
タピオラ | 発 | 田園都市ニュータウン |
オタニエミ | 着 | 工科大学 図書館 スポーツホール ディポリ |
宿 | 泊:Hotel Finn/400FIM |
ここからはフィンランドを一周してヘルシンキに戻ってきたところの様子です。
港からヘルシンキの中央を西へ延びる二本の道路に挟まれたところにあるのが、エスプラナーディ公園。ここは地元の人や観光客でとても賑わっています。
自転車を押して歩いていると地元のおじさんが声を掛けてきました。『中国人?、かわいらしい自転車だね。どこへ行くんだい?』 とかなんとか。フィンランド語なのでさっぱりでしたが、気さくで楽しい。
公園の奥にはしゃれたカフェがあったのでここで昼食にしました。魚介のトマトソース、チキンの串刺し、サラダ。ヘルシンキは海辺だけあって魚介は豊富でおいしい。
このあとトーロ湾の畔にあるアールトのフィンランディア・タロ( フィンランディア・ホール1971)を見て、ヘスペリアンプイスト公園を抜け、オリンピック・スタジアムにやってきました。1952年のオリンピックの時の競技場で、72mの真っ白な塔がすくっと建っています。
その塔に上るとヘルシンキが一望にできます。先に見えるのがトーロ湾です。
オリンピック・スタジアムの一角に博物館があり、その中にこんなものがありました。とっても変わった自転車でサドルの脇に大きな後輪があります。
再びカウッパトリです。ここは露店の市場で野菜や果物、生花といったものがところ狭しと並んでいます。すぐ目の前の港には小舟がずらり。その小舟もお店で、魚介や野菜といったものを売っているから楽しい。この広場の周囲には大統領官邸や市庁舎、ウスベンスキ寺院といった立派な建物が建ち並んでいます。
ヘルシンキはストックホルムのガムラスタンのような旧市街がないかわりに、ちょっとした裏道にはこんな民族主義的なやさしい表情の建物がいくつもあります。
人魚の看板に丸いとんがり帽子の赤い屋根がかわいらしい。
これはエリエル・サーリネン設計のウーロフスボリ(Olofsborg)集合住宅・商業ビルディング。