01 ドロマエオサウルス(Dromaeosaurus)
生息地:アメリカ西部、カナダのアルバータ州
生息年代:7,650万~7,480万年前
体格:全長2m、体重15kg
特徴:獣脚類恐竜の属の一つ。ドロマエオサウルスとは『走るトカゲ』の意味。小型の肉食動物で、口には鋭い歯、各足には鋭い鉤爪を備えていた。
02 サウロルニトレステス(Saurornitholestes)
生息地:北アメリカ
生息年代:8,300万~7,000万年前
体格:全長1.8m、体重10kg
特徴:ドロマエオサウルス類に属する恐竜の属の1つ。サウロルニトレステス とは『トカゲ鳥泥棒』の意。小型で敏捷な肉食動物で、足には鎌のような鉤爪が備わっていた。
03 パレオカストール(Palaeocastor)
生息地:北アメリカ
生息年代:3,000万~2,000万年前
体格:全長40cm、体重1kg
特徴:哺乳類齧歯目。小さなビーバーで、栓抜きのようなねじれた形の巣穴を掘って暮らしていた。
04 アトロキラプトル(Atrociraptor)
生息地:カナダのアルバータ州
生息年代:7,210万~6,600万年前
体格:全長2m、体重15kg
特徴:ドロマエオサウルス科サウロルニトレステス亜科に属する獣脚類の恐竜の属。アトロキラプトルとは『野蛮な泥棒』の意。
05 パレオラグス(Palaeolagus)
生息地:北アメリカ
生息年代:3,780万~2,300万年前
体格:全長30cm
特徴:哺乳網ウサギ目ウサギ科。パレオラグスとは『昔のウサギ』という意味。後肢は現在のウサギと比べて短く、跳ねるのはそれほど得意ではなかった。
06 メノセラス(Menoceras)
生息地:北アメリカ南部
生息年代:3,070万~1,970万年前
体格:全長1.5m、体重300kg
特徴:哺乳類奇蹄目サイ科。小型のサイで、オスの鼻先には2本の角が横に並ぶ。メスに角はない。
07 メリコイドドン(Merycoidodon)
生息地:北アメリカ
生息年代:4,600万~1,600万年前
体格:全長1.4m
特徴:哺乳類偶蹄目。メリコイドドンとは『反芻動物の歯』の意味だが、反芻は行わなかったというのが最近の通説。ブタやラクダの仲間にやや近縁の動物と考えられ、拓けた疎林に多数の群れで暮らし、低木の葉等を食べていた。
08 ポタモテリウム(Potamotherium)
生息地:ヨーロッパ、北アメリカ
生息年代:2,300万~1,100万年前
体格:全長1.5m
特徴:以前はイタチ科とされていたが、最近の研究で原始的な鰭脚類(海生哺乳類のグループ、アシカやアザラシなど)だとされた。ポタモテリウムとは『川の動物』を意味し、現代のカワウソと同じく水辺で暮らしていた。
09 デスモスチルス(Desmostylus)
生息地:日本~北アメリカ西岸の太平洋沿岸
生息年代:1,500万~700万年前
体格:全長1.8m、体重200kg
特徴:哺乳綱束柱目。デスモスチルスとは、ギリシア語で『束ねられた柱』を意味し、円柱を束ねたような特徴的な臼歯に由来する。ずんぐりとした体躯と頑丈な四肢を持つ姿はカバに似ており、同様に半水棲であったと考えられる。
10 チャミタタクスス(Chamitataxus avitus)
生息地:北アメリカ
生息年代:600万年前
体格:全長50cm?(未確認)
特徴:哺乳類イタチ科アナグマ属。小さくて見た目はかわいいが、強烈な肉食のハンターで、小動物の首を噛んで捕食した。
11 ケラトガウルス(Ceratogaulus)
生息地:北アメリカのグレートプレーンズ
生息年代:1,500万~500万年前
体格:全長35~40cm
特徴:草食性の齧歯類ミラガウルス科の属。英名"Honed gopher"(角のあるジリス)の通り、鼻から2本の大きな角を生やしていた。
12 カリコテリウム(Chalicotherium)
生息地:ユーラシア
生息年代:2,840万~360万年前
体格:全長2m、体高1.8m
特徴:哺乳綱奇蹄目。カリコテリウムとは『小石の獣』を意味する。体型はウマに似るが、蹄の代わりに鉤爪を持つのが特徴。
13 カストロイデス(Castoroides)
生息地:北アメリカ
生息年代:300万~11,000年前
体格:全長1.9m、体重100kg
特徴:哺乳類齧歯目。巨大なクマサイズのビーバー。歯の長は最大15cm。
14 アメリカンライオン(Panthera leo atrox)
生息地:北アメリカ
生息年代:34万~11,000年前
体格:全長1.6~2.5m、体重350kg
特徴:哺乳類ネコ科。現代のライオンより25%ほど大きく、既知の最大のネコ科動物の一つ。
15 アルクトドゥス(Arctodus simus)
生息地:南北アメリカ
生息年代:300万~1万年前
体格:全長3m、体重900kg
特徴:ネコ目クマ科メガネグマ亜科に属する。北アメリカ大陸においては最も一般的なメガネグマ亜科の属であり、短い鼻面が特徴。雑食性で、現代のクマに比べると足はそれほど速くない。
16 スミロドン(Smilodon)
生息地:南北アメリカ
生息年代:250万~1万年前
体格:全長2m、体重300kg
特徴:ネコ目ネコ科マカイロドゥス亜科に属する。24cmにも及ぶ牙と発達した前肢を持ち、マンモスなどの大型草食動物を狩る最強の虎。スミロドンとは『ナイフの歯』の意味で、サーベルタイガー(剣歯虎)とも呼ばれる。
17 トナカイ(Reindeer/Rangifer tarandus)
生息地:北極圏周辺
生息年代:~現代(レッドリスト危急種)
体格:全長2m、体重300kg
特徴:鯨偶蹄目シカ科トナカイ属。英語では reindeer、北アメリカ大陸で生息する個体はカリブー (Caribou) と呼ばれる。古くから家畜化され、サンタクロースのそりを引く動物として知られる。目の色は普段は黄色だが、冬は少ない光を効率よく取り込むため深い青色になる。
18 ホッキョクグマ(Polar Bear/Ursus maritimus)
生息地:北アメリカ大陸北部、ユーラシア大陸北部、北極圏
生息年代:15万年前~現代(レッドリスト危急種)
体格:全長2m、体重オス400kg、メス200kg
特徴:食肉目クマ科クマ属。北極の生活に適応し、保温性の高い毛皮、分厚い脂肪を持つ。全身が光を透過する体毛で被われ、散乱光によって白く輝いて見える。流氷水域、海岸などに生息し、泳ぎも得意。主にアザラシを食べる。地球温暖化の影響で小型化が進んでいる。
19 シロイワヤギ(Mountain Goat/Oreamnos americanus)
生息地:北アメリカ大陸北部
生息年代:~現代
体格:全長1.6m、体重100kg
特徴:ウシ目(偶蹄目)ウシ科シロイワヤギ属。山地に住み、寒冷地では海岸にも生息する。崖なども巧みに上り下りし、夏は標高の高い場所へ移動する。ペアまたは小規模な群れで生活し、木の枝葉や草、コケ、地衣類などを食べる。ミネラル補給のため岩の表面を舐めることもある。
20 ヘラジカ(Moose/Alces alces)
生息地:北アメリカ大陸北部、ユーラシア大陸北部
生息年代:~現代
体格:全長3m、体重オス500kg、メス400kg
特徴:偶蹄目シカ科ヘラジカ属。英語では、ユーラシア大陸はエルク(elk)、北アメリカはムース(moose)。現生のシカ科では最大種。針葉樹林や混合樹林に生息し、木の葉や樹皮、木の実、水草等を食べる。更新世(258万〜1万年前)には現在よりも広く生息し、日本列島中部まで南下していたとされる。
21 アメリカグマ(American Black Bear/Ursus americanus)
生息地:アメリカ合衆国、カナダ、メキシコ
生息年代:~現代
体格:全長1.5〜2m、体重300kg
特徴:食肉目クマ科クマ属。ヒグマを避けるため木のある環境に生息し、逆にヒグマが減少したり絶滅した地域には分布を拡大する。果実、種子、草、昆虫、魚類、動物の死骸などを食べる雑食で、10月〜翌年5月は冬眠する。
22 ホッキョクギツネ(Arctic Fox/Vulpes lagopus)
生息地:北極圏、スカンディナヴィアの山脈などの高山地域
生息年代:500万年前~現代
体格:体長50cm
特徴:ネコ目イヌ科キツネ属。起源はヒマラヤ-チベット高原にあるという。寒さに圧倒的に強く、-70°Cの世界でも少し寒がる程度。極寒地での生息に適応して深く濃い体毛や足を凍結から守るための対向流熱交換系を持ち、体脂肪を貯蔵し丸い体型をしている。ホッキョクグマの食べ残しや小動物、魚を捕えて食べる。
23 アカギツネ(Red Fox/Vulpes vulpes)
生息地:ユーラシア大陸、北アメリカ大陸
生息年代:100万年前?~現代
体格:体長60cm
特徴:ネコ目イヌ科キツネ属。ユーラシア大陸北部と北米大陸の住民にとって最も身近なキツネ。日本でも『キツネ』と言えば通常アカギツネを指す(ホンドギツネ、キタキツネはアカギツネの亜種)。体色の基調は赤錆色で腹や尾の先端は白い。秋と冬はより厚い冬毛になる。低緯度地域から極北まで幅広く分布し、小動物を食べる。
24 クズリ(Wolverine/Gulo gulo)
生息地:ユーラシア大陸北部、北アメリカ大陸北部
生息年代:~現代
体格:体長80cm、体重15kg
特徴:食肉目イタチ科クズリ属。タイガやツンドラに生息。木に登ったり泳ぐこともある。黒や濃褐色の長い体毛で被われ、肩から体側面・尾基部にかけて明褐色の帯模様が入る。足裏は大型で、体重が分散し柔らかい雪上の移動に適している。小動物や鳥の卵、動物の死骸などを食べる。学名Guloは『大食漢』の意味。