材料 2人分
- 白身魚 切り身 2切れ/鱈、アンコウ、鯛など好みで 食べやすい大きさに切る
- エビ 2尾
- あさり 150g 砂抜き済みのもの
- イカ 1杯 輪切り
- ベーコン 30g 細切り
- ジャガイモ 1個 皮を剥き10mm厚に切る
- 玉ねぎ 1/2個 薄切り
- パプリカ 赤黄色どちらでも 1/2個 厚めの櫛切り
- ピーマン 1個 厚めの櫛切り
- トマト 1個 皮を剥き粗みじん切り
- ニンニク 1片 粗みじん切り
- EVオリ−ブオイル 大さじ3
- 白ワイン 大さじ3
- ローリエ 1枚
- パクチー 4株 粗みじん切り
- カイエンヌペッパー 少々
- 塩・胡椒 少々
下準備
- あさりは砂抜きをする→あさりの酒蒸しの『準備 あさりの砂抜き』を参照
- エビは背ワタを取り、塩と片栗粉(分量外)を揉み込んでよく洗い、軽く塩胡椒を振る
- 魚は水で洗い水気を拭き取り、塩を振って20分置き、軽く胡椒を振る
作り方
鍋に材料のすべてを入れ蒸し煮にする。完成!(笑)
食材をいくつかの階層に分け、重ねて入れるのが現地のやり方。カタプラーナ鍋を使わない場合は、最初に玉ねぎなどを炒めてから蒸し煮にした方がいいでしょう。
- 鍋にオリーブオイル、玉ねぎ、パプリカ、ピーマンの各半量、ニンニクを入れ炒める 弱火
- 玉ねぎがしんなりしたらトマトを加えて炒め、軽く塩を振り水分を飛ばす
- その上にジャガイモ、魚の順に載せる
- 残りの玉ねぎ、パプリカ、ピーマンで魚を覆う
- ローリエ、パクチーの半量を加え、塩とオリーブオイルを振る
- ベーコン、イカ、アサリ、エビを載せる
- 塩、カイエンヌペッパーを振る
- ワイン、オリーブオイルを回し掛け、鍋に蓋をして火に掛け蒸し煮にする 中火10分 →途中、蓋は開けずに鍋を一二度ゆする
- テーブルで鍋の蓋を開け、好みでパクチーを散らし、少量のオリーブオイルを回し掛け、完成!
備考
- カタプラーナ(cataplana)は銅板から打ち出されたポルトガルの蒸し煮用の鍋で、アルガルヴェ地方(Algarve)の郷土料理の名としても用いられ、『〇〇のカタプラーナ』のように材料を伴った表記がされる。魚介類が主だが、肉料理にも用いられる
- カタプラーナは蒸し煮なので、カタプラーナ鍋の代わりに用いる鍋は厚手で蓋の密閉度が高く、汁と蒸気がよく対流する構造ものが良い。圧力釜、無水鍋、丸底鍋などが○。鍋の大きさは材料を入れた時に7割程度になるものが良いが、それより大きい場合は落とし蓋をした上で鍋蓋をすると良い
- 魚介類は2種類以上を用いることで味に深みが出る。種類は好みでOK。冷凍シーフードミックスという手も! 現地では鱈(バカリャウ、Bacalhau)がよく使われる
- 魚と肉を合わせることは日本では少ないが西洋ではそれほど珍しいことではなく、カタプラーナにも魚介類と肉類がミックスされることはよくある。もちろん魚介類だけのカタプラーナもあるので好みで。
- 魚の鮮度が低い場合は、熱湯を掛けて冷水に取る霜降りをした方が良い
- トマトは水煮缶でもOK →イタリアのようにトマトはたくさんは入れない
- 現地でよく使われる辛味に唐辛子(piripiri)ソースがあるが、ここではカイエンヌペッパーにした。赤唐辛子でもOK
- 現地ではパクチー(コリアンダー)がよく使われるが、好みでパセリなどに替えてもOK
- 残ったスープにごはんを入れてリゾット風にしても美味