044 ルイス・デ・ミラン/ビウエラの音楽/フレスノ
スペインの代表的な作曲家をこれまで一人も取り上げていませんでした。
ルイス・デ・ミラン(1500?-1561?)をまず揚げます。 このころのスペインではビウエラという楽器が大ブームだったようです。 ミランの他にもナルバエス、ムダーラといったところが、この楽器の為の作品を多く残しています。 これらは今日、現代のギターでもよく演奏されます。 そう、このビウエラは非常にギターに似た形の楽器で、現代のギターと同様に6コースが標準でした。 しかし、ギターとの違いは弦が復弦であったことでしょう。
ミランという人の曲はどれも、豊かな詩情と幻想に満ちている。 エル・マエストロという曲集からファンタジアを。
このレコードについて
ビウエラでの演奏はあまり多くありません。 ホルヘ・フレスノによるものを揚げます。 僕はこの人のことはあまり良く知りません。 ブエノス・アイレスで生まれ、ギターを学んで19歳からコンサートをやるようになり、そのうちイエペスに見い出されてマドリードに住むようになった。 そこで16~17世紀のスペインの音楽に興味を持つようになり、ビウエラの構造や奏法を研究してマスターした。 その後、L.E.M.Aというルネッサンス音楽のグループを造った。 というようなことが、レコードの解説にある。
ジャケット写真の楽器は7コースで、フレスノが愛用しているものらしい。
レーベル:HISPA VOX
こちらは佐藤豊彦がビウエラで入れたもの。 ミラン他、ナルバエスやムダーラが入っています。 ミランについては曲数が少ないのですが、フレスノよりずいぶんとデリケートな演奏です。 16世紀の楽器のコピーによる7コースのビウエラが使われています。
レーベル:CHANNEL CLASSICS
これはPHILIPSのClassicsから出ていた『佐藤豊彦の芸術』の『16世紀のリュート音楽』と同じ音源によるものです。
