小川町駅から
2005年の関東圏紅葉企画の第二弾は、田舎道コース・スペシャル! 小川町駅に集合したのは5名です。
快晴で暖かい絶好のポタ日和、企て人・地元人カビロの案内で、早速いい感じの田舎道に入ります。畑や雑木林や立派な垣根の民家の脇道は、車もほとんどなく快適、快適。
嵐山渓谷へ向かう田舎道の看板
地図を指して『これから槻川に沿って嵐山渓谷に向かいます』とカビロ。ふむふむ、と一同。地元人カビロが最高の脇道を選んで走ってくれるので、みんなどこを走っているのかよくわかっていません(笑)が、とにかく楽しい素晴らしい田舎道の道のりです。
槻川の橋を渡る
槻川沿いといっても川沿いにずっと道があるわけではなく、ときどき川を渡ったり離れたりしながら走ります。ハイキングの人たちもたくさんいました。紅葉にはちょっと遅かったかな? それでも里山はところどころ赤や黄色に染まっています。
柿をもぎ取る悪ガキ
そして『里の秋』の象徴、たわわに実る柿が。
『よおし、あれ、食っちゃえ!』とジャンプして道ばたの柿をもぎ取る悪ガキ、サイダー。ガブリと一口、一瞬の後『し、しぶい~!』 誰も採っていないだけあって、やっぱり渋柿でした。『かじった一瞬は甘いんだけどね~』
嵐山渓谷にて
いよいよ嵐山渓谷に入ります。ここはダートなので押してたら、反対側からマウンテンバイクの一団が走ってきた。それでは、と我々も小径車ながら再び走り出す。そして出てきたのはこの展望台。ここが『嵐山(らんざん)』の名称発祥の地だって。京都の嵐山(あらしやま)にちなんで名付けられたそうです。
清らかな流れを下に眺めながら日溜まりでくつろぐメンバーは、左からいつもルンルンのマリー、シブガキ隊ワルガキ・サイダー、スーパージモティ・カビロ、そして初参加のビジター・くどうさん。カメラは、展望台に唯一のぼった元気な若輩サリーナでした。
落ち葉を踏み締めつつ進む
『さあ次に行きましょう』とダートの下りを先導する企て人カビロ。ハイカーが多いので、気をつけていきましょう。さくさくと落ち葉を踏み締め、回りの紅葉を楽しみながら押していきます。
槻川の紅葉のトンネル
槻川におりるところは、こんな見事な紅葉のトンネルです。橋では、清らかな渓流と紅葉をバックに記念撮影!(TOP写真)
嵐山渓谷から田舎道を行く
嵐山渓谷をあとにすると、またまた楽しい田舎道が続きます。細くくねくねと曲がる田んぼのあぜ道を快調に走るメンバー。『甘い柿はネットでカバーしてありますね』とくどうさん。『あれ、白菜がはちまきしてる!』とマリー。いろんな発見があっておもしろい。
空が広い農道を行く
まっすぐな農道を駆け抜けます。『空が広いね~』と歓声をあげるメンバー。風景にひたる人、直線コースをとばす人、思い思いに楽しむ道のりです。
嵐山桜堤
槻川と都幾川が合流するあたりに『嵐山桜堤』があります。桜の花の季節はもちろん見事なのですが、秋晴れの時期も自転車には快適です。ゴミを拾うボランティアの方たちがいて、素敵な環境に感謝です。
桜堤を疾走するカビロとマリー。
桜堤を行くサイダーとくどうさん
快適ですなあ、とサイダーとくどうさん。くどうさんは奥様とフランスをツーリングしたつわもの、現在小径車を物色中です。
爽快なコースが続くも、『おなかすいたよ~ お昼はまだですか!?』とサリーナはじめみんなにせっつかれ、あせるカビロ。『あ、あと25分です!』ということでここからは疾走。
木造の落合橋を渡る
これは木造の冠水橋で、都幾川に長楽(ながらく)落合橋、越辺川に赤尾落合橋と二本の橋を渡り、ススキの野原を進みます。
そんな田舎道の一角、ちっちゃな小川の水たまりに集まっているおじさん5・6人。『今の人たち、なにしてたの?』 『タナゴ釣り!』 『タナゴって食べられるの~?』とくどうさん。タナゴ釣りをあなどるなかれ。釣り具その他、奥深い世界がある、と解説するカビロ。どうやら食べる目的のものではないらしい。
お昼はカビロの予告通りの時間であじとみ食堂に到着。おいしい塩ラーメンにみんな大満足です。午後もここから楽しいコースが続きます。
荒川の土手でデュエルンと合流
さて、今日はどこを終着点にしようか? と考えるカビロの携帯電話が鳴った。『デュエルンです!』 しばらく音沙汰なかったデュエルンが荒川を走っているらしい。『じゃあ、合流して志木まで走りましょう!』とカビロ。
入間川と荒川の合流地点で待っていたのは、ピカピカの美しい真っ赤なロードを伴ったデュエルン。『おひさしぶりです~!』
荒川サイクリングロードを行く
ここからは荒川サイクリングロード。広~い荒川河川敷を見下ろしながら、デュエルンとカビロは細いタイヤで飛ばします。
秋が瀬公園
秋が瀬公園に入ると、また紅葉と落ち葉の雰囲気に。日がかげってちょっと寒くなってきました。
『テリトリー最南端』という志木でもカビロの案内はすばらしく、裏道を通って志木駅前に到着したのはちょうど午後4時。楽しい田舎道と紅葉に、カンパ~イ!