長清水の朝日
長清水(ながしず)の宿から夜明けに太平洋を眺めると、朝日がす~っと昇って行きました。昨日とは打って変わって素晴らしお天気。
今日もがんばるよ!
『さあて、今日もがんばるぞ!』 と手を上げているのはビジター・ケロガメさん。早起きして朝8時に出発です。なんといっても今日のコースはアップダウンだらけで、しかもちょっと距離があります。宿を出るとすでにゆるやかなアップダウンが始まりました。
神割崎にて
しかし神割崎まではすぐ。脇道に入りグワ~ッと下るとそこに神様が割ったとの言い伝えがある神割崎がありました。
むかし、むかし、ここに二つの村があったとさ。隣どおしのこの村は村境のことでけんかをしてたとさ。そこにでっかいクジラが打ち上げられたとさ。そんでもってこのクジラを、これはおれんところのだ、いやおらが村のものだ、とまたまたけんかになったとさ。それを見ていた神様はついに怒って、ここの岩を真っ二つにしたんだとさ。ここを見た村人たちは恐れをなして、仲直りしたんだとさ。おしまい。
追波湾を行く
R398は交通量が心配でしたが、あまり車は多くはなくほっとしました。神割崎からはすぐに上りになりますが距離は大したことなく、すぐに下りになります。しかし小さなアップダウンが続きます。追波湾を左手に強い日差しの中をどんどん行きます。まだ午前も早い時間なのに半袖、半ズボンで十分。
相川の漁港を行く面々:ムカエル、ケロガメさん、マリー
グワ~ッと下って標高0mに。小さな漁港の脇をすり抜けるとまたすぐに激坂上り。またまたグワ~ッと激坂下りの後、案内板に引かれての寄り道です。
松島
到着したのは松島というちっちゃな島の前で、ここはその昔、唐舟が着いた所だという小さな案内板がありました。ここで松島を眺めながらちょっと休憩です。
白浜:十三浜トンネルの旧道を下ったところ
松島の後はまたまた上り。(笑) 十三浜トンネルに出ました。ここで野生の勘が復活したらしいサイダーは、『こっち、こっち!』 とトンネルを行かずに旧道を上り出します。
『え~ぇ、なんでトンネル行かないの~。上りはいや~~』 とマリーが叫ぶ。
しかし、そんなことにはお構いなしのサイダーはどんどん上って行きます。上り切ってみればそこからは、追波湾を経て雄勝半島への眺めが素晴らしい、雰囲気最高の道でした。ここの標高差はわずか十数mなので上るのも簡単で、お薦め道です。
旧道の白浜には小さな雑貨店があったので、ここでお茶休憩です。
北上川の新北上大橋付近
白浜から北上川の新北上大橋まではほぼ平坦ですが、橋が近づくにつれ交通量が多くなり、R398の幅員が狭くなるのでちょっと注意が必要です。一本北側のカントリーロードを走る方が快適だと思いました。橋の袂には北上川の有名な葦の湿原が広がっています。
釜谷トンネルへ
さて、橋を渡り終えるとまたまた上りです。この上りは釜谷トンネルまで続きます。釜谷トンネルは1,000mと長い上に歩道がほとんどないに等しいので、釜谷峠を越える旧道を行きたかったのですが、こちらは残念ながら通行止めだったため、止むなくトンネルを通りました。最悪のトンネルですが交通量がほどほどなのが救い。
お昼は採れたてホタテ焼を
雄勝には峠の旧道を通らなかったので少し早めに到着しました。それじゃあちょっとゆっくりお昼をとりましょう、ということでホタテ焼きが激安だというマリー推薦の新田屋に。
『ホタテ焼きの人!』
『は~い。』 『ハイ』 『はいはい!』 とほぼ全員かと思われしも、
『わたしはい~や。』 『おれもいらない。』 とはマリーとムカエル。
ここのホタテは、注文を受けてからご主人が前の海から水揚げするというもので、焼き出してパック~ンと口を開ければ、お母さんが身を剥がして返してくれるというすばらしいもの。じゅじゅじゅじゅじゅ~~、という音とともに香り立つにおいがなんともたまりません。何の味付けなしでも、海の味がします。激ウマ! これが300円なんて信じられません。
『あ~~、最高ォ~!!』 と感激するはジーク。
じゅじゅじゅじゅじゅ~~、という音を聞き、パック~ンと口を開ける音を聞き、香り立つにおいを嗅いだマリーとムカエルの喉が『ゴック~ン』と音を立てた。その後、マリーとムカエルがホタテ焼きを追加注文したことはもちろん言うまでもありません。
雄勝湾を白銀崎へ向かう
お昼に少々時間を費やし過ぎた私たちは白銀崎を含む半島を廻るかどうかちょっと悩みました。一周は無理そうなので白銀崎まで往復することに決定。養殖筏がたくさん浮かぶ雄勝湾を眺めながら白銀崎へ向かいます。
『あ~、おなかいっぱいで走れない~~』 と叫びつつ、先頭マリーが行く。最初のほんの少しの区間だけ平地です。
景色はいいけれど、苦戦のクドールさん
白銀崎までは対岸への眺めにすばらしいものがあるものの、アップダウンの繰り返しが待っていました。
『ひゃー、また上りだっ!』 とは宿泊企画に初参加のビジター・クドールさん。BD-3にお手製のリアバッグを積んで、よっこらしょ!
まだまだ続く上り
今日のコースに平地はないのか? とにかくそんな状況が延々と続きます。上った~、下りた~、上った~、下りた~、上った~、上った~、またまた上った~ …
しかしついに
白銀崎にて
白銀崎の麓に到着です。もうへろへろ!
その白銀崎へは自転車を下りて遊歩道を1kmほど行きます。静かな松林の中をガサッ、ゴソッ、と音を立てるのは私たちだけのようです。神社の鳥居を潜り、どんどん進むとまずはちょっとへんてこりんな文字で白銀神社と書かれた朱色の社に到着です。そこからさらに進むとサーっと視界が開け、ようやく白銀崎。コバルトブルーの海の色と松林の対比がすばらしいところです。
湾を隔てては、これから向かうアップダウンの多そうな対岸がくっきり姿を見せていました。
下りも楽し!
上ったら下る、下ったら上る! 上れば下りも楽しいものですね。関東ではすでに終わった鮮やかなオレンジのボケが満開です。
ぐわ~~、ぐわ~っと下って、上って上って、やっと雄勝に戻りました。
上れ、上れ!
雄勝の対岸に渡ったとたんにまたまた上り! アヘアヘ、セーゼー、ハヒハヒが続きます。そしてここからはこれでもか、これでもかというアップダウンが! もう景色を楽しむどころではありません。ただひたすらペダルを廻し続けます。お~、まいったぜ!!
指ケ浜にてほっと一息
グワッ~と落っこちたところはこの指ケ浜(さしがはま)です。近所のおじさんと一言二言交わします。
『あんたらあぁ、どっからきた~? ほ~、志津川からかぇ。そらぁえらかったの~ぉ。』 とか?なんとかです。標高0mで休憩の図。目的地の女川も標高0mなのでまっすぐ行ったら楽だけどな~。。
しかし… ここからも案の定、上り!
『も~、あきたぁ~あ、上りは!』
『いやぁ~、ここはみやぎ~、下れ~~!!』 と叫んだのは誰だったかな?
女川近くの展望台から
もういいよね、上りは。と思いつつも目の前の現実には逆らえません。(笑)
さ~上れ、やれ上れ!、それでも上れ!!
そんでもってやっとこさ着いたのがここ。女川湾を挟み、日が沈むところに女川の町がようやく現れてくれました。あ~~、やっとここまできたっ!
ひとこと by ビジター・クドールさん
楽しかった! 美味しかった! 皆さんありがとう!
『何しろ脚力がないもので、いつも 皆さんの足を引っ張り続けたのですが・・・』
と ジークにお礼かたがた、メールしたところ
『 それぞれ走りやすい速度が違うということであって、 予定通りの旅行ができたのですから、 足を引っ張ったわけでは無いですよ! お互い良かったです! またご一緒 できる機会を楽しみにしております。』 との返事をいただきました。感謝! 感謝!
宿題をいくつか持って帰りました。
1、 BD-3搭載の携帯袋 初回作品なので問題点だらけ。今回はミシンを使えるようになったのが収穫。来年までまだ時間がたっぷりあるので、ゆっくりと計画を練ります(楽しみます) 。
2、 肩に力が入りすぎる 頭では理解しているのですが、体がついていけないんですね
3、 脚力不足 トレーニングを続けます!!


