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秋バラと荒川のコスモス

開催日 2015年10月24日(土)快晴で暖か
参加者 クッキー/コンタ/ムッチー/サリーナ/サイダー
ビジター リカちゃん/マサちゃん/エーちゃん/ユキちゃん/ヒロちゃん
総合評価 ★★
難易度
走行距離 62km
地域 首都圏

吹上の荒川河川敷のコスモス畑
吹上の荒川河川敷のコスモス畑

コース紹介

埼玉県の伊奈町でバラを鑑賞し、鄙びた綾瀬川の『伊奈ジョギングロード』から広大な田んぼの中を疾走。吹上の荒川河川敷で広大なコスモス畑を眺めたら、荒川自転車道をどんどん下り、牧場のアイスクリームを賞味します。

動画(05'36" 音声:BGMのみ)

地図:GoogleマップgpxファイルGARMIN ConnectRide With GPS

発着地 累積距離 発着時刻 ルート 備考
蓮田駅 START 発09:15 一般道
自転車道
JR東北線:上野08:00→08:33蓮田 670円
見沼代用水から綾瀬川へ
伊奈町制施行記念公園 8km 着09:45
発10:20
一般道
自転車道
バラ園無料
野通川 21km 着11:15
発10:30
自転車道
一般道
コスモス
鴻巣市大芦 32km 着12:15
発13:20
一般道
自転車道
昼食:どんまいじゃん ★ 048-548-5132
コスモスアリーナふきあげ 36km 着13:35
発14:40
自転車道 荒川河川敷にコスモス畑
北本水辺プラザ公園 46km 着15:20
発15:30
自転車道 荒川の流れが見える
榎本牧場 55km 着16:05
発16:30
自転車道
一般道
アイスクリーム
指扇駅 62km 着17:00
ひびき庵 ★ 048-625-1644
JR川越線
日の入り16:56

蓮田駅前蓮田駅前

秋も深まりサイクリングに最適な季節です。この時期の花の筆頭はやっぱりコスモスでしょう。それにバラもいいかな。ということで、今回は伊奈町制施行記念公園の秋バラと吹上の荒川河川敷に咲くコスモスとを見に出かけます。

快適な季節の初級コースということで、埼玉県の蓮田駅前に集まったのは普段よりちょっと多い10名。それに答えるかのように、この日は快晴でとても暖かです。

見沼代用水横の緑のヘルシーロード見沼代用水横の緑のヘルシーロード

蓮田駅を出るとすぐ、見沼代用水の流れに出会います。

その横には自転車道の『緑のヘルシーロード』が続いています。

緑のヘルシーロードを行く緑のヘルシーロードを行く

まずはこの緑のヘルシーロードで北へ向かいます。先頭はちょっと変わったハンドルのブロンプトンに乗る新人ビジターのリカちゃん。このハンドル、複数のポジションがとれるので良さそうですね。

住宅地の中を行き、周囲に畑が現れるようになると程なく、

左に綾瀬川、先に水道橋左に綾瀬川、先に水道橋

左手の視界が開け、綾瀬川が見えてきます。

このあたりは見沼代用水と綾瀬川が並んで流れています。

綾瀬川と伊奈ジョギングロード綾瀬川と伊奈ジョギングロード

水道橋のすぐ先に架かる小さな橋で綾瀬川を渡り、その流れに沿って続く『伊奈ジョギングロード』に入ります。

綾瀬川は、川と呼んでいいのか迷うほどの細い流れ。

伊奈ジョギングロードを行く伊奈ジョギングロードを行く

そしてその横に続く伊奈ジョギングロードもまた、幅2mにも満たない狭い道です。

この狭い道からは、ほとんど自然の状態の綾瀬川と田んぼがいつも見えていて、どこか懐かしい感じがします。

東北新幹線の高架をうしろに東北新幹線の高架をうしろに

住宅地を離れ周囲がすべて田んぼになると、綾瀬川は東北新幹線の高架をくぐり抜けます。

このほとんど何もない空間の中で、そのコンクリートの塊はちょっと異様に見えます。

クリーンセンター横クリーンセンター横

田んぼの先に見えていた白い高い塔がある伊奈町クリーンセンターから綾瀬川を離れ、バラ園がある伊奈町制施行記念公園に向かいます。

伊奈町制施行記念公園伊奈町制施行記念公園

伊奈町制施行記念公園はテニスコートや野球場があるかなり広いもので、園内の木々の中には紅葉しているものもあります。

広場と野球場をかすめ、公園の奥へ進むと、いい香りが。

バラ園到着バラ園到着

本日の第一目的地のバラ園に到着です。

『ひゃあ~、いいにおいがする~』 と、遠くからバラの香りを感じ取ったクッキー。

第一バラ園第一バラ園

バラというと春の花のイメージが強いかもしれませんが、実はこの花は一年中咲くことができ、秋のこの時期もたくさん花を付けます。

第二バラ園第二バラ園

いったんバラ園の中に入れば、バラの香りに包まれます。

これほど強いバラの香りを嗅いだことはついぞなかった、と思わせるほど、もの凄い香りが漂っています。

ピンクのバラピンクのバラ

その品種はいったいどれくらいあるのか、まったく想像できないほどです。

このバラ園は三つのブロックに分れていて、それぞれ100~200種類のバラが植えられています。世界の人々がこの花に掛ける情熱が感じられます。

一重のバラ一重のバラ

改めてバラの花を観察してみると、形は、ほとんど椿のような日本的なものから、えっ、これもバラ?というような小さな一重のもの、大型でひらひらで派手なものと、本当に様々です。

黄色のバラ黄色のバラ

色は深紅のものはもちろん、真っ白、ピンク、紫、斑のようなものが入ったもの、トリミングがあるものと、こちらも様々。

赤いバラ赤いバラ

形も色も合わせて一般にイメージするもっともバラ的なバラは、この写真に見るようなものでしょうか。

このバラ園、春は入場料が必要ですがそれ以外は無料なので、ちょっとお薦めです。

刈り取られた田んぼ刈り取られた田んぼ

バラの香りとその花の美しさに酔いしれたら、バラ園をあとにし、再び綾瀬川沿いを行きます。

田んぼの稲はすっかり刈り取られ、稲藁の三角帽子が並んだ並んだ。

上越新幹線の高架沿いを行く上越新幹線の高架沿いを行く

綾瀬川沿いの伊奈ジョギングロードがなくなったあとは、上越新幹線の高架に沿って進みます。

柿の木柿の木

そして道が元荒川にぶつかったところからカントリーロードに。

今日の前半のコースはほとんど田んぼの中ですが、時折こうした集落を通り抜けます。民家の庭先の赤く熟した柿がおいしそう。

民家の間の細道民家の間の細道

こういった集落の中には、だれのものともつかぬような細道が必ず二本や三本はあります。こんなふうな。

こんなところを通るのが大好きなのですよ。ジオポタは。

ただ田んぼの中を突き進むただ田んぼの中を突き進む

その集落を抜けると、道は田んぼの中へ。

ここはどこまでもただ真っすぐな道が続くだけ。

田んぼの中の地道田んぼの中の地道

しかしその道は突然、アスファルト舗装から地道へと変わるのでした。

『え~、ここ行くのぉ~』 と、ぶちぶち文句を言いながら進むはムッチーでした。

遅れたクッキーとコンタ遅れたクッキーとコンタ

『ダート、超ニガテなんで遅れてしまいましたぁ~』 とナイトのコンタを従えたクッキー。

しかも正面から農作業用の軽トラックがやってきて、二人は田んぼの中に避難しなければならなくなったのでした。田んぼに水がなくてよかったよ。

細い川沿いの砂利道細い川沿いの砂利道

いったん舗装路に出たあと細い川沿いの道に入ると、これもまた砂利道。

『私もダートは苦手なんです~』と、ハンドルを握りしめ、真剣な面持ちで走るリカちゃん。

野通川沿いのコスモス野通川沿いのコスモス

その砂利道が終わり、先に流れる野通川沿いに出ると、そこには満開のコスモスが。

コスモスの前で一休みコスモスの前で一休み

赤、白、ピンクとコスモスらしい色の組み合わせで、きれい。

今回の日程はコスモスには少し遅いかなと思っていたのですが、これなら荒川河川敷のコスモスも期待できそうです。

ぼさぼさ自転車道ぼさぼさ自転車道

まずここで前菜としてのコスモスを味わいました。

そのほんわかした後味が残る中、野通川沿いの自転車道を進んでいくと、これが途中からこんなぼさぼさになってしまうのでした。せっかく造った道ですから、もう少しメンテナンスをしてほしいものですね。

シクラメンシクラメン

掻き分けるようにしてこの自転車道をなんとか突破。

一般道に出ると目の前に赤白ピンクの花が。色は同じでもこちらはコスモスではなくシクラメンで、温室の中の整った姿がとてもきれいでした。

田んぼの中を行く田んぼの中を行く

道はまた田んぼの中を行くようになります。

多くの田んぼの稲はすでに刈り取られていますが、中には今まさに刈り取りの最中であったり、こんなふうにまだ刈り取られる前のものもあります。

ヒロちゃんとクッキーヒロちゃんとクッキー

その田んぼの中で陽気に手を振るのは、神奈川県から東京を跨いではるばるやってきたヒロちゃん。

『私の家の近くにも田んぼはありますが、このあたりは結構広いですね~』

田舎汁そば田舎汁そば

時は12時。吹上近くにやってきたので、コスモスを先に見るか昼食を先にするかと聞けば、全員、花よりダンゴとばかりに、まずは昼食とのこと。

ということで、r66にある蕎麦屋さんへ。埼玉県は蕎麦よりうどん文化が強いようですが、今回の参加メンバーは蕎麦好きなのか、9割が蕎麦を注文。中でも人気が高かったのが田舎汁そばでした。蕎麦ってのは大盛りを頼んでもちょっと食べ足りないということが多いのですが、ここはたっぷりの量で味とともに満足。

荒川の土手へ荒川の土手へ

さて、満腹になったら本日のメインイベント会場であるコスモス畑に向かいます。

先に見えるのは荒川の土手。まずあそこへ上ります。

荒川自転車道荒川自転車道

そこには荒川自転車道が通っています。

この自転車道の下流、東京湾付近は極めて混雑していますが、上流のこのあたりまで来ると、ロードレーサーがちらほらと走っているだけで快適。

水道橋を目掛けて水道橋を目掛けて

荒川自転車道に上ったら、少し下流に架かる赤いアーチの水道橋を目指します。

目的地のコスモス畑はあの水道橋のすぐ先にあります。

ユキちゃんが牽くユキちゃんが牽く

この自転車道がいいのは、空がとてつもなく広いこと。

その広い青空の下、コスモス畑を目指して集団の後方を牽くユキちゃん。

土手下に見えてきたコスモス畑土手下に見えてきたコスモス畑

水道橋をくぐるとすぐ、ピンク色が目に飛び込んできた。

荒川の河川敷に広がるコスモス畑に到着したのです。

一面のコスモス一面のコスモス

『わ~、すごいぃ~~、あれ全部コスモスなんですか~』 という声が。

そう、あれ全部、コスモスですよ。

コスモス畑コスモス畑

さっそく自転車を置いて土手下に下りてみます。

コスモス畑2コスモス畑2

ここのコスモス畑はどの程度の規模なのかわかりませんが、この辺りで最大なのはまず間違いないでしょう。

コスモス畑3コスモス畑3

満開です。

摘んだコスモスを手にした方が歩いています。ここのコスモスはもうおしまいで、今日明日は摘み取りができるのだそうです。すると来週にはこの畑でコスモスは見られないということでしょうか。

コスモス畑4コスモス畑4

赤いです。

コスモス畑5コスモス畑5

ピンクです。

コスモス1コスモス1

赤。

コスモス2コスモス2

白。

コスモス3コスモス3

ピンク。

ジオポタ四人娘ジオポタ四人娘

このほか黄色やオレンジ色のものもあります。

花の色はそれぞれ異なれど、どれもみんなうつくしいじゃあありませんか。。

コスモスアリーナふきあげ付近の自転車道コスモスアリーナふきあげ付近の自転車道

コスモス畑の上の『コスモスアリーナふきあげ』では賑やかにコスモス祭りのイベントが行われていました。

その様子をちらりと覗いて、コスモス畑をあとにします。

河川敷の自転車道河川敷の自転車道

コスモスアリーナからしばらくは土手の上に自転車道が続きます。

しかし武蔵水路を渡った先でこの土手上の道はなくなり、河川敷の中に移ります。

御成橋御成橋

川幅が日本一(2,537m)広いという、春にポピーが咲き乱れる御成橋付近を通り抜け、

北本水辺プラザ公園北本水辺プラザ公園

北本水辺プラザ公園で一休みします。

荒川は河川敷が広く、ここまで自転車道からその流れはほとんど見えませんでしたが、この公園に来て初めて目にするその流れは驚くほど狭い。先ほど川幅日本一というところを通りましたが、川幅というのは水面の幅ではなく、土手と土手の間の距離らしいです。

ここは川の中ここは川の中

水面の幅は変動するし、土手は堤防だからその内側は大水の時には川になりうるということですね。

ということで、その川の中をどんどこ行きます。

うしろに太郎衛門橋うしろに太郎衛門橋

太郎衛門橋をくぐると、なにやらブーンという音が聴こえてきます。

落下傘落下傘

空を見上げると突然、花火のようにパッ、パッ、パッ、っと落下傘が次々に開いていきます。

ここの荒川の対岸にはホンダエアポートがあり、そこから飛び立った飛行機から次々に飛び降りてくるのですが、飛行機から飛び降りるって、考えただけでも恐ろしい~

榎本牧場へ榎本牧場へ

空に咲いた花がゆっくり降りてくるのを眺めたら、アイスクリームを食べに榎本牧場へ向かいます。

自転車道は単調でつまらないこともありますが、この荒川のそれは、土手の上から下へ、そしてあっちへいったりこっちに来たりと変化が多く、飽きません。

榎本牧場榎本牧場

風が出てきてちょっと走りにくくなってきたころ、榎本牧場に到着。

このあたりに来たら、ここのアイスクリームを食べずに帰るわけには行きませんね。みんなでおいしくいただきました。

日暮れ日暮れ

さて、アイスクリームで力を取り戻したら、あとひと踏ん張り。

西の地平線に太陽が沈んでいくのを眺めながら、荒川を下って行きます。

指扇駅指扇駅

何もなかった河川敷にゴルフ場が現れるようになると、本日終了。自転車道から一般道へ出、指扇駅であがりです。

この駅は荒川自転車道から近く、大宮と川越に出られるので比較的便利です。

打ち上げ打ち上げ

もちろんそのあとは、恒例の一杯で〆。

風もなく、暑いくらいのお天気に恵まれたこの日のサイクリングは快適この上なしでした。秋バラの香しい匂いが充満するバラ園は想像以上の花を付けていましたし、吹上のコスモス畑はもう摘み取ってしまうのがもったいないくらいに満開で、これも満足。なにより楽しいメンバーと走れて、すべて言うことなしの一日でした。


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uploaded:2015-10-26