八戸の海岸美を楽しみ、真っ白な八甲田山を眺めつつ小川原湖を廻ったら、奥入瀬渓流を上って十和田湖を一周し、八甲田山に上ります。夏泊半島を廻って下北半島に入り、大間で鮪を食し、霊場恐山に上ったら尻屋崎で寒立馬と遊びます。
GW青森の初日は八戸市。小雨が降り気温4度の凍えそうな気象条件のため、残念ながら自転車を諦め、陸奥湊駅前の市場巡り、みなと食堂名物平目の漬け丼、そして鮫角灯台散策で過ごしました。明日からの好天に期待しましょう。
八戸で蕪島と館鼻岸壁朝市に立ち寄ったら、三沢駅まで電車で移動し、その北に広がる小川原湖をぐるりと巡ります。静かな湖岸を走りながら白い八甲田山の眺めや水辺で遊ぶ水鳥の姿を楽しみ、満開の桜に迎えられつつ十和田まで。
十和田現代美術館を楽しんだ後、八甲田山と八幡平の絶景を眺めながら西へと向かう。いくつもの滝や岩の間の流れが美しい奥入瀬渓谷を上ったら、十和田湖ではリブボートで湖側から火山の創った景色を眺め、瞰湖台を経由して休屋まで。
休屋から十和田湖の残りを一周するはずでしたが、雨予報のため断念。子ノ口に戻り、奥入瀬渓谷の下りを楽しんで焼山へ。雨が降り出したため、周辺の出合い橋などを散策した後は十和田温泉郷でまったりと湯に浸かります。
八甲田山アタック! 十和田湖温泉郷から激坂を上って八甲田山を眺め、雪の回廊の傘松峠まで上り詰めます。酸ヶ湯の千人風呂に浸かり、八甲田ロープウェーに乗ってお山の上からの眺望を楽しんだら、津軽富士の岩木山を眺めて青森まで。
陸奥湾の浅虫から海岸線を北上し、小さな漁港を巡って夏泊崎へ。大島で津軽半島と下北半島を眺め、真っ赤な椿山をかすめて白砂海岸でホタテの貝殻を探します。松島を眺めたら小湊川を遡り、小さな峠を越えて浅虫温泉に浸かります。
下北半島に渡り大間崎から北海道を眺め、日本一有名な鮪、大間マグロを食します。鮪釣り漁船が並ぶ港を巡り、ふのりの養殖発祥の地で青い海を眺めたら、井上靖が『海峡』で『漁り火の見える温泉』と語った下風呂温泉に浸かります。
下北半島の下風呂温泉から津軽海峡と北海道を眺めつつ大畑まで下り、大畑川を遡って薬研渓流を眺めます。硫黄臭が立ち込める恐山に上り、イタコの口寄せと地獄さながらの風景に驚き、激坂の湯坂を上って陸奥湾を眺め、大湊に下ります。
下北半島の大湊からバスで尻屋崎に移動し、尻屋崎灯台から恐山と大間崎、津軽海峡の向こうの北海道、そしてどこまでも広がる太平洋を眺めます。短足でかっちり、ずんぐりむっくりの寒立馬と遊び、尻屋崎周回路をサイクリングします。
◆ひとこと by 企て人サイダー
恒例のゴールデンウィーク企画、今年は10連休なので遠出ができる。そう思って計画した某所は宿が確保できずに断念。にわか計画の青森は、弘前が桜の名所で、この時期はそれ目当ての観光客が多いということを見落としていたため、実はここもかなり苦戦したのですが、ぎりぎりなんとかなりました。
全体としては天候に恵まれず計画通りには走れませんでしたが、小川原湖から見る雪を被った八甲田山は素晴らしかったし、その八甲田山の傘松峠越えは雪壁の中を延々と上って行くのですが、普段雪景色を見ていない私には新鮮な体験で、その後の長い下りとともに印象深いものとなりました。
笑っちゃうほど強烈な嵐のような夏泊半島は、もうこの風だけで一生忘れられないコースとなったし、大間崎ではジオポタの歴史に残る忘れ物事件が発生するはで、爆笑もの連続! ひょんなことから行くことになった尻屋崎は景色も寒立馬も素晴らしかったです。
とにもかくにも、楽しい仲間に乾杯!